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あなたの知らないジュニアタッグの世界〜最強外国人達が繰り広げるハイフライバトル〜

はじめまして

どんたくシリーズにてロビーイーグルス、藤田晃生を倒し新王者となったYOH、マスターワトが持つ新日本プロレスIWGPジュニアタッグについてのお話です。

一番好きなシリーズはワールドタッグリーグの筆者ですが一番好きなベルト戦線はジュニアタッグかなと最近気付きました。
そんな中でその魅力に気付かせてくれた2010年代中盤のジュニアタッグ戦線を簡単ではありますが振り返っていきたいと思います。

遡ること今から12年前、彼らがIWGPジュニアタッグ王者となって以降新日本プロレスのジュニアタッグ戦線は加速したと考えております。

そう、その年にバレットクラブに加入したROHを主戦場としていたヤングバックスです。
ヤングバックスがスーパーJrタッグトーナメントを初出場ながら初優勝し、当時鈴木軍のTAKAみちのく、タイチが持っていたIWGPジュニアタッグに挑戦。
そこで圧倒的なチームワークで初戴冠を果たすところからです。
なので厳密にはこのnoteでは2014年のイッテンヨン以降からの振り返りとなりますね。
是非お付き合いください


2014年

イッテンヨン〜魅惑の4WAY〜

Power Struggleにてヤングバックスが戴冠した後、当時CHAOSのフォーエバーフーリガンズ(ロッキーロメロ&アレックスコズロフ)が挑戦表明、そしてKUSHIDAが現れパートナーのアレックスシェリーと共にタイムスプリッターズも挑戦を表明します。
そこに敗北したタイチも前王者としてのリマッチを主張
タイチは帰れ!チャントが響き渡る中ジュニアタッグ戦線は混沌としていきます。

新日本プロレスが下した結論
それは史上初の4WAYによる王座戦でした。

タイチ以外の7選手が空中殺法をこなせるジュニアらしい躍動感ある攻防の中でひと際存在感を放ったのが前王者のタカタイチ
序盤は小狡く隠れ、ちゅうばんではTAKAの宇宙人プランチャと戦況をかき乱します。
しかしそれでも崩れないのが王者ヤングバックス
タイチにインディーテイカーを決め、TAKAにはダブルのスーパーキック
トドメはタイチにモアバングフォーユアバックとフォーエバーフーリガンズ、タイムスプリッターズに割って入る隙すら与えませんでした。

しかし翌日のイッテンゴにて同じカードが組まれ、タイムスプリッターズがタカタイチを撃破
その勢いのまま挑戦表明となります。

NEW BEGINNING〜アレックスシェリーとヤングバックス〜

NEW BEGINNING OSAKAでは王者ヤングバックスに対してKUSHIDA、アレックスシェリーのタイムスプリッターズが挑戦します。
アレックスシェリーとヤングバックスといえばかつてTNAでモーターシティマシンガンズ(アレックスシェリー&クリスセイビン)vsジェネレーションミー(当時のヤングバックスのタッグ名)が行われており、シェリーはパートナーを変えて新日本プロレスで本隊に至宝を取り戻すべく腰の負傷からの病み上がりながらも気合いを入れます。

試合ではヤングバックスに負けない連携でタイムスプリッターズが優勢に攻め、OUTATIMEもカットをされる
腰を痛めていたシェリーを中心的に攻めるヤングバックス、インディーテイカーもKUSHIDAの懸命なカットでカウント2
ハンドスプリングエルボーで勝機を掴もうとするKUSHIDAにはダブルのスーパーキックで排除するとモアバングフォーユアバックをシェリーに決め完勝を収めるのでした。
そしてバックステージでは東京ドームで登場した謎のマスクマン、エルデスペラード相手に防衛を果たした飯伏幸太を相手に挑戦表明

ニックはシングルにも照準を合わせつつタッグでは飯伏幸太を指名。そして飯伏が選んだパートナーであるエルデスペラードに対して春の両国国技館、INVASION ATTACKで防衛戦を行います。

INVASION ATTACK〜Who is the REAL?〜

迎えたINVASION ATTACKシリーズ、後楽園大会では飯伏がニック相手にIWGPジュニアのシングルを防衛

しかし何度も修羅場を乗り越えてきたヤングバックスの兄弟の絆は揺るぎません。

ダブルの雪崩式フランケンシュタイナーやギターラデラムエルタなど個々では強力な技を見せる飯伏&デスペラード
しかしヤングバックスは2人が合体技を狙った瞬間に突き刺すようなスーパーキックを決め飯伏をKO
インディーテイカーをデスペラードに決め、飯伏にはダブルスーパーキック
最後はモアバングフォーユアバックとお決まりの必殺コンボで3度目の防衛を果たすのでした。

レスリングどんたく〜フォーエバーでノリノリな男たち〜

続く台湾大会にて王座不在の中、獣神サンダーライガー&タイガーマスクvsフォーエバーフーリガンズ(アレックスコズロフ&ロッキーロメロ)のナンバーワンコンテンダーマッチが組まれます。
そこに勝利したフォーエバーフーリガンズがレスリングどんたくでの王座挑戦を決めます。

小気味よく攻めるロッキーとコズロフに苦戦はするもインディーテイカーをロッキーに決め、スワンダイブ攻撃を狙ったコズロフにダブルスーパーキック
最後はロッキーにモアバングフォーユアバックと全く寄せつけない磐石の勝利を見せました。

また続くROHと新日本プロレスの合同興行GLOBAL WARSではヤングバックスvsフォーエバーフーリガンズvsタイムスプリッターズの3WAYが組まれます。
そこでもスピーディな攻防が繰り広げられるもそうとなればヤングバックスの独壇場
フォーエバーフーリガンズを下し防衛を果たします。

DOMIMION621〜バレットクラブ王座総取りのために…!〜

DOMIMIONでは創設メンバーであるバッドラックファレがメインイベントにて中邑真輔の持つインターコンチネンタル王座に挑戦
アンダーソンとギャローズも棚橋弘至、真壁刀義を相手に防衛戦
IWGP王者のAJスタイルズに加えて石井智宏の持つNEVER無差別級王者に照準を合わせたバレットクラブ唯一の日本人メンバー、高橋裕二郎がいる事からヤングバックス、ファレ、裕二郎次第ではタマトンガ以外の全選手がIWGPジュニアヘビー級王座を除く全てのタイトルを戴冠する事となるのです。

そんな2人の前に現れたのはBOSJにて両者が開幕戦で共に敗れたKUSHIDA、アレックスシェリーでした。

その年のBOSJにてKUSHIDAは決勝進出(決勝戦でリコシェに敗北)、シェリーも予選通過(負傷により辞退)を果たすなど好調な結果を残したタイムスプリッターズ
しかしシングルでうまくいったとしてもタッグではヤングバックスの連携が猛威を振るいます。
ヤングバックスはシェリーがBOSJで痛めた左肩に集中攻撃
常に数的優位で試合を進めますがKUSHIDAのコンディションの良さに苦しめられます。
必殺のモアバングフォーユアバックをかわすとホバーボードロックでタップアウト勝ち
手負いのシェリーを庇った上でタッグのベルトまで奪い去るのです。
新日本ではタカタイチ以来約半年ぶりに日本人のジュニアタッグ王者が誕生したのです。

またその日、BOSJを優勝したリコシェ相手に飯伏幸太が王座を防衛した後、G1クライマックス参加選手の紹介VTRが流れます。

するとそこにはBOSJに出場しなかったIWGPジュニアヘビー級王者の飯伏の名前が
その状況に激怒したエルデスペラード、KUSHIDAが挑戦者としてバックステージに現れました。
更にはこのVTRにてG1クライマックス決勝の西武ドーム(ベルーナドーム)にてROHのキングダム(アダムコール&マイクベネットwithマリアケネリス)、reDRagon(カイルオライリー&ボビーフィッシュ)の参戦も発表されました。

⬇過去に書いたキングダム紹介

新日本プロレスによるreDRagonの紹介映像

また先述した飯伏、KUSHIDA、デスペラードの話ですが

KUSHIDAシリーズにて飯伏vsKUSHIDAのIWGPジュニアヘビー級王座戦、そしてBOSJで因縁があるデスペラードvsアレックスシェリーのシングルマッチが組まれます。
(2014年のKIZUNAシリーズは高橋裕二郎vs石井智宏のNEVER無差別級王座戦以外はワールドにないの寂しいですよね……。)
また結果としては

KUSHIDAがホバーボードロックにて飯伏から勝利しIWGPジュニアのシングルとタッグの二冠王となりました。
またシェリーも同日にデスペラードから丸め込みで勝利も試合後に敗れたデスペラード、そして無関係なはずの鈴木軍のTAKAみちのくと共闘
メインイベント終了後には鈴木軍入りをしたデスペラード、それを止めに来た田口隆祐と

KUSHIDAを中心にシングル、タッグ共に進んでいきます。

G1CLIMAX24〜埼玉に現れし赤き竜〜

G1クライマックス決勝の日にreDRagonのカイルオライリー、ボビーフィッシュがタイムスプリッターズに挑戦する事が決まりました。

この2人がどれだけ凄いかを簡単に言うと当時ROH世界タッグ王座とIWGPジュニアヘビー級タッグ王座の二冠王であったヤングバックスから真っ向勝負でROH世界タッグ王座を奪い取っているくらいには強いです。

その際にreDRagonのセコンドについていたのはNJPW STRONGではお馴染みのトムローラーでした。
彼がセコンドについたことから分かる通りreDRagonは関節技や打撃を武器とした武闘派の2人です。

打撃、関節技を中心に組み立てる2人に対しG1期間でフル回復したシェリーと二冠王となり勢いに乗るKUSHIDAが抗う図式
試合終盤にKUSHIDAがオライリーのフロントネックロックを抱えた所にシェリーがダイビングフットストンプで解除、フィッシュにはスライスブレッドで排除と復活したシェリーが大暴れ
痛みに耐えるオライリーにはKUSHIDAがナチュラルヒールっぷりを発揮する腕への蹴りからホバーボードロックと容赦ない腕責めにてタップアウト勝ち
苦しみながらも初防衛に成功したタイムスプリッターズ
KUSHIDAはシングルとタッグの二冠王として東京ドームに繋がる道を歩き始めます。

DESTRUCTION&KING OF PRO WRESTLING〜チョベリバでオーマイ&ガーファンクル!?〜

DESTRUCTIONシリーズ、シリーズ始まって早々に二冠王KUSHIDAへの新たな挑戦者が現れます。

ヘビー級では棚橋弘至vs柴田勝頼、中邑真輔vsバッドラックファレ、オカダカズチカvsカールアンダーソンなど夏を起点にしたカードからYOSHI-HASHIのNEVER無差別級王座(vs高橋裕二郎)、IWGPタッグ王座(vsカールアンダーソン&ドクギャローズ パートナーはオカダ)と話題に尽きなかったシリーズ
対してジュニアはというと先述した後楽園大会にて鈴木軍の襲撃を止めに来た田口隆祐がシングルのベルトに挑戦、そしてシェリー、KUSHIDAと因縁が続くタイチとエルデスペラードがタッグ王座に挑戦となりました。

これまでは真面目なイメージが強かった田口隆祐が"ふざける"という謎の言葉を発したこのシリーズ

そう、なんとこの2014年のDESTRUCTIONシリーズにて第69代IWGPジュニアヘビー級王者の田口隆祐が誕生したのです。

こちらが第69代王者の田口隆祐のとんでもないバックステージコメントが見れる貴重な公式素材です。

その2日後にはタイムスプリッターズがタイチとエルデスペラードを相手に防衛戦
KUSHIDAは王座を失い、シェリーも鈴木軍にイス攻撃で足を痛めつけられ満身創痍の状態
そんな中で入場時から攻撃するタカタイチッペ(セコンドのTAKAも攻撃してる?まあいいじゃん、そういうの)
それに対してタイムスプリッターズも怒りの反撃
そのまま王座を防衛するとプチ抗争中だったヤングバックスとフォーエバーフーリガンズがそれぞれリングに
自らこそがナンバーワンコンテンダーと主張する両者にKUSHIDA、シェリーはまとめてぶっ倒す意思を見せます。

王者の望み通り、3WAYにて王座戦が組まれます。
余談ですがNWAのサープ社長から送り込まれた刺客であるあのチェーズオーエンズが新日本プロレス初参戦を果たします。

それに対してまだ本隊のジュニア戦士であったBUSHIが討伐に名乗りを上げました。

迎えた3WAYの王座戦
序盤からシェリーが巧みにヤングバックスをいなし、タイムスプリッターズが優位に進めようとした所にロッキーがタッチ
これが3WAYの戦いづらい所だと言われる理由でもありますね。
その後も3チームが代わる代わる試合権利を得るもヤングバックスのコンディションの良さが他チームより優れており、試合のペースを握ります。
しかしKUSHIDAが試合権利を得るやいなや試合の流れが一変
王座を失った直後とは思えぬ切れ味鋭い攻撃で4人を1人で蹴散らします。
その後もジュニアヘビー級らしいスピーディな攻防が繰り広げられる中アクシデントが
トペコンヒーロを狙ったコズロフの足がロープに引っかかりエプロンに頭を強打
思わずレフェリーが脱出に手を貸してしまうほどのアクシデントでヤングバックスはコズロフにターゲットを定めます。
挑戦者同士でも決着がつけば試合が終わる3WAY
シェリーとKUSHIDAは2人がかりでカットをします。
その後もコズロフへ集中攻撃を続けるヤングバックスのモアバングフォーユアバックに入る瞬間にKUSHIDAがタッチ
ホバーボードロックに上手くいけないと判断するとすぐさま丸め込みに切り替えて王座防衛に成功
最後の最後までヤングバックスが攻めた中でのタイムスプリッターズの王座防衛
シングルのベルトを失ってもKUSHIDAは強しというところを見せつけました。

POWER STRUGGLE〜激変のジュニア戦線!クリーナー襲来!?〜

秋の両国決戦でシングルでは田口隆祐がエルデスペラードを相手に防衛、タッグもタイムスプリッターズが3WAYを生き残り、王座自体は動かないままジュニアタッグのトーナメントへと移ります。
今ではリーグ戦となったこのシリーズも当時はトーナメント形式といいチームでも初戦の1試合しか見れないなんてケースがありました。

ヘビー級を見ても両国にて同郷の盟友棚橋弘至を救出に現れたヨシタツとその棚橋にIWGPヘビー級王座を奪われたAJスタイルズの一騎打ち

そして新闘魂三銃士として因縁深い中邑真輔と柴田勝頼の一騎打ち

そんな中でもジュニアタッグトーナメントは開催されます。

このトーナメントの注目の試合としては、

シングル王座を狙うタイチと現王者田口の一戦

そして夏以来の参戦となるreDRagon
そうして迎えたジュニアタッグトーナメント

一回戦から波乱の連続
シングル王者の田口はタイチの雪崩式ブラックメフィストにて敗北
そして何度も王座を防衛してきたタイムスプリッターズもフォーエバーフーリガンズに敗北
それに伴いヤングバックスvsタイチ&デスペラード、reDRagonvsフォーエバーフーリガンズが2回戦
それを勝ち抜いたreDRagonとヤングバックスによる決勝戦
ROH世界タッグを争った両者による試合を勝ち、タイムスプリッターズへの挑戦を決めたのは

初出場ながら優勝したreDRagon
手にはROH世界タッグ王座のベルトを携え、二冠王を目指します。

迎えた大阪大会、ジュニア関連の試合が4試合組まれます
第一試合にフォーエバーフーリガンズvsヤングバックスvsTAKAみちのく&エルデスペラードのジュニアタッグトーナメント四強のうちの3チームが争い(タイチがシングルの王座戦のためタカペ出陣)、第三試合ではチェーズオーエンズの持つNWA世界ジュニアヘビー級王座に獣神サンダーライガーが挑戦、第五試合ではジュニアタッグトーナメント優勝のreDRagonがタイムスプリッターズに挑戦、そして第六試合にはタイチvs田口隆祐のIWGPジュニアヘビー級王座戦とジュニア戦線が活気づいていました。

第一試合ではヤングバックスが電光石火のモアバングフォーユアバックでTAKAみちのくを料理し、フォーエバーフーリガンズとバチバチに視線を交わします。
そしてreDRagonとタイムスプリッターズも後に名勝負を幾度となく見せるKUSHIDAとオライリーのライバル関係が会場を盛り上げます。
オライリーとフィッシュはシェリーの腕に狙いを定め、KUSHIDAはシェリーを救うため躍動します。
試合終盤、フィッシュがトップロープ超えのセントーンでシェリーを排除し、勝敗はオライリーとKUSHIDAに択されます。
KUSHIDAのペレキックに対してオライリーのナイジェル(ロープリバウンドラリアット)、ブレインバスターからアームバーの連続コンボ
そして耐えるKUSHIDAを救うためにフットストンプでシェリーが強制解除
KUSHIDAが大変な時はシェリーが救い、シェリーの危機はKUSHIDAが支える
タイムスプリッターズがこれまで何度も折れずに戦ってきた二人の絆を打ち砕くのは赤き竜
雪崩式のフィッシュアロー(ファルコンアロー)からチェイシングザドラゴンを決めてreDRagonの初戴冠

reDRagonはROH世界タッグ、そしてIWGPジュニアタッグの二冠王となったのです。
しかし喜ぶ隙も与えられません
第一試合を勝ったヤングバックス、そしてジュニアタッグトーナメントでタイムスプリッターズに勝ったフォーエバーフーリガンズが現れます。
では、ここで各チームの状況を整理しましょう
reDRagon▶新王者
タイムスプリッターズ▶前王者。リマッチしたい!
ヤングバックス▶第一試合で勝った!挑戦させろ!
フォーエバーフーリガンズ▶タイムスプリッターズに勝った!挑戦させろ!

と、それぞれ理には適っているんですよね。

更に直後に行われた田口vsタイチではテーブルへのゴッチ式パイルドライバー、パワーボムと猛攻に次ぐ猛攻を見せたタイチへ怒りの田口がセコンド含めて鈴木軍3人を壊滅させて王座の防衛に成功
しかし試合後、バレットクラブが大勢で入場
まるで何者かを隠すように最前にファレ、ギャローズを置いてアンダーソンがマイク
バレットクラブの新メンバーをアンダーソンが宣言
そのメンバーこそ、新日本プロレスと契約をしたケニーオメガだったのです。

日本語を封印し、真っ黒となったケニーオメガ
そのオメガの登場に大阪は驚きを隠せません。

やはりAJスタイルズ期のバレットクラブはスタイリッシュですよね……。
ジェフジャレット、スコットダモール含めてこの時期のメンバーは多くのメンバーが世界中で活躍し、新日本に残ったファレと裕二郎も各ユニットで核として根強く生き残っているのですからケニーオメガの加入が10年も前の出来事とは思えないですよね

ケニーオメガがジュニアの暴君をしていた頃は様々な挑戦者が現れていた時期なので、今後どこかのタイミングで書きたいなとは思っています。

さて、ジュニアタッグ戦線に話を戻しましょう。
4チームの思惑が重なる中、新日本プロレスが下した答えは4WAY

4WAYの前哨戦としてIWGPジュニアタッグ新王者のreDRagonと前王者のタイムスプリッターズによるROH世界タッグ王座戦がROHの年間最後のPPV FINAL BATTLEにて行われます。

こちらの試合は調べたところROH公式サブスクのHONOR CLUBにしかないはずなので是非入りましょう
月額9.99$と円安のせいでかなり出費がかさむサブスクですが過去の名試合がたくさん見れます。(現在の試合はたまにいいものが見れます。)

ここでもまたシェリーを集中攻撃する二冠王組
分断してKUSHIDAにも連続攻撃を重ね、必殺のチェイシングザドラゴンもKUSHIDAがキックアウト
しかし動揺しながらもオライリーがアームバーから足をとりアルマゲドンにてタップアウト
二冠王として調子の良い所を見せつけます。

2015年

WRESTLE KINGDOM〜4WAY再び!日本人はKUSHIDAのみ!?〜

かくしてイッテンヨンは王者組のreDRagon(カイルオライリー&ボビーフィッシュ)に対してヤングバックス(マットジャクソン&ニックジャクソン)、フォーエバーフーリガンズ(ロッキーロメロ&アレックスコズロフ)、そして前王者のタイムスプリッターズ(KUSHIDA&アレックスシェリー)が挑みます。
前年はタカタイチ、KUSHIDAと約半数が日本人であったことに対して今年はKUSHIDAのみとワールドワイド化していくジュニア戦線の象徴となっていますね。

コズロフがひたすらreDRagonとヤングバックスに攻められ続け、その後はジュニアらしい飛び技が飛び交う空中戦、そして4WAYならではの目まぐるしい戦いが繰り広げられます。
コズロフ、シェリーが抱えた所にロッキーがダブルのドゥームズデイデバイスを狙うも着地したヤングバックスがスーパーキックパーティーin東京ドームを開催し、リングを支配します。
最後は孤立したコズロフに対していつの間にか優勢に立っていた王者組がチェイシングザドラゴンを決めて3カウント
熾烈な4WAYの中、reDRagonが生き残りました。

続く翌日の後楽園のNEW YEAR DASHでは王者組のreDRagonとフォーエバーフーリガンズがタッグマッチで、そして新ジュニアヘビー級王者ケニーオメガとヤングバックスが田口隆祐&タイムスプリッターズと6人タッグで激突。

王者組はコズロフへチェイシングザドラゴンと二夜連続の3カウント
そして6人タッグではヤングバックスに対してKUSHIDAがジャーマンスープレックスとジャパニーズレッグホールドを掛け合わせた技で2人まとめて3カウント
試合後怒りが収まらないヤングバックスはタイムスプリッターズをKO

これを受けて2月のNEW BEGINNINGシリーズでは現王者のreDRagonに対してヤングバックス、タイムスプリッターズの3WAYが決まったのです。

NEW BEGINNING〜ハイレベルの3WAYの結末は…!?〜

このシリーズではreDRagon、ヤングバックス、タイムスプリッターズがそれぞれ巡業に参加
ヤングバックスとタイムスプリッターズは主に田口隆祐vsケニーオメガの前哨戦パートナーとして6人タッグでよく当たりました。
reDRagonも慣れない日本での生活の中で新日本プロレスマットに更に適応を見せます。
迎えた大阪決戦、三組のハイレベルな3WAYマッチが繰り広げられます。

図式としては"フォーエバーフーリガンズが負けたから"ヤングバックス、タイムスプリッターズ共に挑戦権利があるという主張
ROH世界タッグ戦ではヤングバックス、タイムスプリッターズ共にreDRagonに負けているがジュニアタッグ王座戦ではreDRagonは4WAYで防衛したのみ
ヤングバックスはこの年よりバレットクラブに加入したコーディーホール(元nWO スコットホールの息子)をセコンドに携えて臨みます。
新日本プロレス、ROHと日米で幾度となく戦ってきた3チームはそれぞれがそれぞれの技をカウンターしていきます。
KUSHIDAのムーンサルトを三角絞めで捕らえたオライリーをアシストするフィッシュのニードロップ、マットジャクソンがエルボードロップでアームバーに移行したオライリーを解除、マットにはシェリーがダブルフットストンプ、ニックがオライリーに450スプラッシュと3WAYならではの目まぐるしい戦いが繰り広げられます。
シェリーが巧妙にreDRagonを同士討ちさせる中、ニックがスワントーンでシェリーを排除しその勢いでKUSHIDAへトペスイシーダ
KUSHIDAへインディーテイカーを決め、フィッシュ、オライリー、シェリーにそれぞれスーパーキックパーティー
最後はぐったりとしたKUSHIDAへモアバングフォーユアバックを決めて3カウント
挑戦者同士の決着となりましたがヤングバックスは全チームを真っ向から蹴散らしての王座戴冠となりました。

INVASION ATTACK〜ノリノリな男再び!?ナカスゾコノヤロー〜!?〜

ヤングバックスが新王者となった翌月、3月中旬のROHのツアーにて謎のタッグが生まれます。

その名もロッポンギヴァイス
NEW YEAR DASHにて新日本プロレス離脱を示唆したアレックスコズロフに代わるロッキーロメロのパートナーとなったトレントバレッタ
そんなロッキーとバレッタの新たなタッグがROHにてデビュー。
バレッタのROHデビューとなった試合ではディケイド(BJホイットマー&ジミージェイコブス)をバレッタのランニングニーから新技ストロングゼロで倒し、
ROH、そして新日本プロレスのタッグ戦線に自分達の存在感を示し始めます。

翌日には前IWGPジュニアタッグ王者かつ現ROH世界タッグ王者のreDRagonを相手に戦います。
この試合ではProving Groundマッチとして行われ、もしロッポンギヴァイスが勝つもしくは引き分けるとROH世界タッグ王座への挑戦権が与えられるのです。
この試合で新技ストロングゼロが炸裂し、エクストララウンドとして試合後すぐに王座戦が始まります。
王座戦では惜しくも敗れ、2連勝とはいかなかったもののノンタイトルながら前IWGPジュニアタッグ王者、そして現ROH世界タッグ王者に勝利は実績として十分
その勢いのまま試合後のマイクでロッキーとバレッタは日本でヤングバックスを相手にIWGPジュニアタッグ王座への挑戦を表明しました。

それを受けて新日本プロレスもカードを決定
挑戦表明としてノリノリな映像もぶちかまします。

シリーズ合流した名古屋大会にてストロングゼロでロッポンギヴァイスが勝利、そして最後の前哨戦の後楽園大会ではファレのアシストもあり、インディーテイカーでバレッタをヤングバックスが下すなど一進一退の様相を見せる両者
迎えた両国ではダブルスーパーキックを使ったリングアウト勝ちを狙ったり、エプロンのロッキーへスーパーキックを放つなど常にバレッタを孤立させる動きを見せる王者組
しかしバレッタは得意のスプリングボードトルネードDDTで活路を見出しロッキーがフォーエバーラリアットで逆襲
ノミスギニー(ダブルジャンピングニー)から宙吊り状態のニックへドロップキック、そしてスライディングニーの連携で息のあったノリノリな攻めを見せます。
対してマットもForever Suck It攻撃でおちょくる
ナカスゾコノヤローと一喝し、雪崩式フランケンを狙うロッキーをニックが耐えてそこにマットがスーパーキック
そのままインディーテイカーもバレッタが長身を活かしてカット
そんなバレッタをダブルスーパーキックで排除しロッキーにモアバングフォーユアバックを決めようとしたその瞬間
バレッタが長いリーチを活かしてこっそりとロッキーにタッチ
試合権利が移った事に気づかずコーナーに登ったマットにバレッタが雪崩式ジャーマン、ロッキーもニックにトペスイシーダと分断に成功
その勢いのままストロングゼロを放ち王座奪取に成功
ロッキーロメロは3人目のパートナーにして5度目の王座戴冠を果たすのです。
しかしヤングバックスもすぐさまリマッチを要求
2組の戦いは続くどんたくに……と順調に物事は進みませんでした。

レスリングどんたく〜鯉のぼりならぬ竜のぼり!?〜

レスリングどんたくにて組まれたIWGPジュニアタッグ王座戦は王者ロッポンギヴァイス、そして前王者のヤングバックス、更には前々王者のreDRagonの3WAYとなったのです。

前々王者だけどなぜいきなりreDRagon?となる方もいるかもしれません。
ここで各チームの直近の対戦成績を整理していきましょう
ロッポンギヴァイス→ヤングバックスに勝利(INVASION ATTACK)、reDRagonに敗北(ROHツアー)
ヤングバックス→ロッポンギヴァイスに敗北(INVASION ATTACK)、reDRagonに敗北(ROH周年興行)

となるとつまり、reDRagonは現王者のロッポンギヴァイス、そして前王者のヤングバックスに"ROH世界タッグ王者"として勝利を収めているのです。
単純な勝敗実績だけで見た場合この3WAYで最も有利なのはカイルオライリーとボビーフィッシュのreDRagon
しかし自チーム以外の決着により王座陥落の憂き目にあった2人に慢心はありません。
試合はトペの際にダブルスーパーキックを食らったバレッタをreDRagon、ヤングバックス共に責め立てる展開
フォーエバーフーリガンズ時代からロッキー組はこういった場面で常に受けに回る印象がありますね。
reDRagonを振り切りピンチを脱したヤングバックスがバレッタを無理矢理自軍コーナーに連れてきてタッチ
そのまま体力十分の2人がreDRagonに連携攻撃
その後もヤングバックス、フィッシュ、ロッキーがキャリアを活かした読みと知恵で優位に立とうと3チームで争い合います。
オライリーがバレッタへロープを使った腕十字を見せ、フィッシュがマットとロッキーにセントーンアタック、ニックもオライリー越しのコークスクリュープランチャからオライリーへダブルのスーパーキックと各チームが平然とスゴ技を見せつけます。
更にはバレッタがマットを場外への雪崩式ブレインバスターで投げつけます。
各選手だけでなくセコンドにいた小松洋平、田中翔、ジェイホワイトもろとも巻き込む大技でロッポンギヴァイスが混沌に持ち込みます。
混戦の中、両国と同様にモアバングフォーユアバックを決めようとしたマットへタッチをするバレッタ
ロッキーもトペでフィッシュを排除
ここまでは両国と同じでしたが今回は3WAY
フィッシュにトペした隙に回復したニックがストロングゼロのために飛び込んだロッキーへスーパーキック一閃
バレッタにも放ち、マットがコードレッドのような状態でフォール
危機一髪の状況もオライリーが体ごとカット
そんなオライリーがナイジェルを狙ったところ、ロープの外には狙いすましたように控えるマットが
それもそのはず
ヤングバックスはナイジェルを狙ったオライリーに対して場外でインディーテイカーを突き刺したのです。
そして最後はグロッキーのバレッタに対してモアバングフォーユアバック
またしてもreDRagonはフォールを奪われずに王座を逃し、ヤングバックスは3WAYの隙をついて勝利したのです。

続くBOSJシリーズでは異例となるIWGPジュニアヘビー級王者であるケニーオメガ不在のシリーズ

しかもシングルの王者に加えてタッグの王者もニックのみしか参戦しない事に
この年は小松洋平、デビッドフィンレーが初めてBOSJに参戦した年ですね。(田中翔はノアのジュニアリーグ戦に出場)
アレックスシェリーが負傷で不戦敗となったもののジュニアタッグ王者のニックは同組であるロッキー、フィッシュに敗北
更にはBOSJ決勝でKUSHIDAvsカイルオライリーの名勝負が繰り広げられている裏でロッキー相手にニックが連敗とreDRagon、ロッポンギヴァイス共に王座挑戦からは避けられなくなり、どんたく以来の同一カードによる3WAYが行われます。

DOMINION in OSAKA-JO HALL〜ナンバのヨルもノリノリだぜ〜!〜

こうしてBOSJが終わり、ジュニアが活気づく中でスーパージュニアに参戦したデビッドフィンレーが新日本プロレス入団

そしてドミニオンを控えたKUSHIDAとケニーオメガの前に

突如現れて挑戦表明をするリコシェ
そんな中で王者ヤングバックスに対してはBOSJで強さを示した準優勝者のカイルオライリー擁するreDRagon、シングルながら王者に連勝したロッポンギヴァイスとの3WAYマッチに臨みます。

またしても同じ組み合わせ?となるかもしれません。
しかしこの3WAYに関しては"ニックジャクソンがBOSJで負けたせい"と王者が自業自得で招いてしまった事なのです。

マット以外の5選手はBOSJ明けという中々ハードなスケジュールの中、各選手がジュニアの中心に立つべくアドレナリン全開で向かい合います。
特徴的だったのはコーナーでボーッと立ってるだけのコーディーホールですね
名選手の息子とは思えないほど間の悪い選手でしたね……。彼に比べれば海野翔太さんはようやっとる

オライリーの打撃のコンビネーションにロッポンギヴァイスがノミスギニー、それすらもダブルのナイジェルで返す。
ニックにはDDT&スープレックスで攻めてロッキーには雪崩式フィッシュアローとreDRagonの攻めが猛威を振るいます。
フィッシュのヒールフック、オライリーのフロントチョークもマットとニックが同時450スプラッシュでカットと世界最高峰の超次元な戦いをこれでもかと見せつけます。
ヤングバックスが蹴りと膝で各選手をフラフラにさせ、ロッキーには対空ダブルスーパーキック
ふらつくオライリーにフィッシュをツームストンの状態で抱えさせるや否や両膝にスーパーキックを当てて実質ジャンピングツームストンパイルドライバーからそのままダブルのスーパーキックでreDRagonを排除、そのままロッキーへモアバングフォーユアバックを決めてヤングバックスが初防衛に成功
なんと!2月のNEW BEGINNINGでヤングバックスが戴冠して以降、王者が初防衛を果たしたのは今回が初めてです。
目まぐるしく変わるジュニアタッグ戦線、ひとつ言えるのは"またしてもreDRagonは負けずして王座を取れなかった"という事ですね。

G1クライマックス〜正々堂々!2vs2〜

ドミニオンにて王座防衛を果たしたヤングバックス
G1期間に入り、ヤングバックス、ロッポンギヴァイス、reDRagonはROHに参戦します。
AFTERSHOCKツアーではドミニオンの追撃戦として組まれたヤングバックスvsロッポンギヴァイス

このツアーではロッポンギヴァイスが食らいつき、誤爆の隙をついてストロングゼロにて勝利も続くTV放送では

メインイベントに組まれ、モアバングフォーユアバックでヤングバックスが完勝
試合後はアディクション(クリストファーダニエルズ&フランキーカザリアン)&クリスセイビンがヤングバックスを襲撃するもROH世界タッグ王座戦線の話なのでここでは割愛。

そんな中でヤングバックスの次なる防衛戦が組まれます。

2015年に入りジュニアタッグ王座戦に4度出場しながらも"一度も負けていない"reDRagonの2人です。
今回は4WAYや3WAYではなくヤングバックスと真っ向から戦う通常のタッグマッチ形式です。

しかし2vs2とは言えない試合です。
それはヤングバックスのセコンドにコーディーホールがいるためです。
場外戦の動乱の中でコーディーホールがオライリーをファイヤーマンズキャリーで担ぎバックステージへ爆走
数分後に戻ってきたホールは1人涼しい顔で戻ってきました。
そう、オライリーはバックステージに置き去りにされたのです。
フィッシュは1vs2いや、実質1vs3で戦う中で孤軍奮闘
巧妙に同士討ちも企てながらなんとか攻撃を受け流します。
そうする中で連れていかれたコーナーとは別の入口からオライリーが颯爽と現れ再び2vs2に
reDRagonは連携攻撃に苦しみますがモアバングフォーユアバックの隙に活路を見出します。
カミカゼをしようとしたその瞬間にフロントチョークで対抗、フロントチョークをツームストンに置き換えられるもフィッシュがインディーテイカーを防ぐ好連携
そこからトルネードダブルアームスープレックス連発、DDT&スープレックスで一気に形勢逆転
マットをグロッキー状態としてニックへはナイジェルをぶち当て、ブレインバスターからアームバー
オライリーがBOSJで見せつけた必殺のアルマゲドンに繋ぐ所をマットがエルボードロップで解除
レフェリーを囮にした隙にニックがローブローからベルト攻撃連発となりふり構わぬ形で試合を決めに行きます。
コーディーホールも必死にターミネーター調でエプロンを叩く中でインディーテイカーもフィッシュがキックアウト
唾を吐き捨て、徹底抗戦を見せるオライリーにはコーディーホールが羽交い締めにし、ダブルのスーパーキックを誘います。
しかし狙いすました蹴りはホールの顔面に
オライリーのダブルドラゴンスクリューでマットを再び排除
ナイジェルをインディーテイカーで切り返される所もフィッシュがニックをバックドロップで投げ捨てて回避
大阪の借りを返す場外チェイシングザドラゴンで今度こそマットを戦闘不能に
孤立したニックに雪崩式フィッシュアロー、チェイシングザドラゴンと畳み掛けて新王者誕生
reDRagonが2vs2のタッグマッチで、2vs3と数的不利な状況で再びジュニアタッグのベルトを掴んだのです。
reDRagonといえばBOSJ準優勝のオライリーというイメージが強かったですがこの試合では孤軍奮闘しひとりで戦況を支えたボビーフィッシュの底力が大きく賞賛されました。

DESTRUCTION&KING OF PRO WRESTLING〜心臓を捧げし熱き男、再び!〜

灼熱の夏を経て、王者がreDRagonとなった激動のジュニアタッグ戦線にあの男が帰ってきます。

BOSJを負傷により欠場となったアレックスシェリーが復帰
そして彼のパートナーのKUSHIDAと共にIWGPジュニアタッグに挑戦する事になったのです。

タイムスプリッターズvsreDRagonの王座戦が決まる中、不満タラタラな男がいました。
アメリカにてヤングバックスに勝利をしたロッキーロメロとバレッタのロッポンギヴァイスです。
2人が不満を言うのを無視されるが如く2チームの前哨戦は盛り上がり、決戦の神戸を迎えます。

黒髪となりよりイケメンとなったシェリーと、G1決勝でリコシェを破るもこのシリーズでケニーオメガ相手にベルトを奪われてしまったKUSHIDA
王座陥落と復帰、それぞれリスタートを切りたいタイムスプリッターズが絆を活かして攻め立てます。
シェリーのオートマティックミッドナイトからKUSHIDAが蹴りを合わせるタイムスプリッターズ式チェイシングザドラゴンを見せるもカウント2
シェリーのスーパーキック連発もオライリーがナイジェルからのブレインバスターで巻き返す
奮戦するシェリーをKUSHIDAが助け続けるもトルネードダブルアームスープレックス連発からDDT&スープレックスの合体技でKUSHIDAを排除し、ひとり残されたシェリーへ必殺のチェイシングザドラゴン
reDRagonが盤石の初防衛を果たしたのでした。

しかし試合後、あのアブナイ2人が現れます。
タイムスプリッターズの絆と奮戦を握手で称え、シェリーがフィッシュに、KUSHIDAがライバルのオライリーにベルトを巻いて4人で称え合う中でロッポンギヴァイスのロッキーロメロ、バレッタが登場
ロメロがオライリーに握手をする中でニーアタックからバレッタもタイムスプリッターズを襲撃

ベルトの上へストロングゼロを敢行し次の王者こそは自分達だと示します。
そしてロメロは会場の神戸にあわせてロッポンギヴァイスサイコウヤ!ノリノリヤデ〜!とマイクでチョーク攻撃をしながらアピール

この襲撃を受け、reDRagonも黙っていません。
バックステージにてreDRagonが次の両国国技館でのKING OF PRO WRESTLINGにてロッポンギヴァイスを挑戦者として逆指名
ストロングゼロとチェイシングザドラゴンのどちらが優れた技か決めると意気込みます。

打撃を活かしてreDRagonが攻めるとロッポンギヴァイスもヒールムーブを織り交ぜてチェンジオブペースを図る。
また憎いのがなんでも出来る男ロッキーロメロ
フィッシュに対して雪崩式アームバーを決め、reDRagonの十八番を奪うバックブリーカー&ニードロップを決めていきました。
フィッシュをノミスギニーで排除、オライリーにもノミスギニーを狙うとオライリーもナイジェルでなぎ倒す
四者四様でふらつきエルボー合戦に入り、神戸の奇襲とは一転、真っ向からぶつかり合います。
しかし勝負が決まったのは一瞬
reDRagonがDDT&スープレックスを決めてバレッタをカバー
ロッキーがカットしたように見えましたがレフェリーのタイガー服部の判断は3カウント
本来の必殺技のチェイシングザドラゴンではない決まり手で決まってしまい、キックアウトしていたのでは?とロッキー、バレッタ共に怒り心頭
2人にとっては誤審で負けたようなもの
しかしプロレスにVARはありません。
VARなんてあったらマズいユニットが色々ありますので……。
敗れたロッポンギヴァイスは再戦して王座を取る強い覚悟を見せました。

POWER STRUGGLE〜💎He is the newest member💎〜

秋の両国決戦が終わるとRoad to 東京ドームの季節、POWER STRUGGLEがやってきます。
2015年もこれまで通りトーナメント形式にて開催されるジュニアタッグトーナメント
出場者がこちらです

IWGPジュニアタッグ王者組のreDRagonには新日ジュニアの伝説ライガー&タイガーが挑み、田口隆祐、そして期間限定で新日本プロレス所属となったマスカラドラダ(初代:元WWE グランメタリック)が前IWGPジュニアタッグ王者ヤングバックスに挑みます。
神戸の敗北から復活を目指すタイムスプリッターズはジュニアタッグ戦線初参入のリコシェ&マットサイダルと対戦。
リコシェはG1決勝でKUSHIDAに、サイダルは秋の両国でケニーオメガに挑戦しシングルプレイヤーとしての実力を示しました。かつてDRAGONGATE年間最大のビッグマッチ、神戸ワールド大会にて当時マッドブランキーの土井成樹&YAMATOのツインゲート王座にも挑戦した事のある2人の戦いに注目が集まります……が!!!!
今回のトーナメント最大の謎はロッポンギヴァイスvsケニーオメガ&チェーズオーエンズです。
そう、チェーズオーエンズ
あのチェーズオーエンズです
NWAのサープ社長が送り込む刺客として新日本プロレスに参戦したあの男がヌルッとケニーオメガのパートナーとしてバレットクラブに加入しました。
実は現在も在籍しているバレットクラブメンバーでは数少ない、AJスタイルズがエース、カールアンダーソンがマイク役を務めていた時期からのバレットクラブを知る男なのです。(残りはオリジナルメンバーのファレ、そして2014年のどんたくで裏切りの東京ピンプスを見せた高橋裕二郎)
reDRagonへの再戦を目指したいロッキーロメロとバレッタにとって一筋縄ではいかないクセモノが現れました。

今考えると非常に勿体ない話にはなるのですが、トーナメント形式だとこんなに強そうな8組も後楽園ホールでの1大会で半数が消えるんですよね
タイムスプリッターズとリコシェ&サイダルの片方が一回戦落ちってとんでもない質の高さですよ

迎えた一回戦、初戦を飾るのは王者組のreDRagonとライガー&タイガー
ジュニアのレジェンド二人の経験と底力が生む攻めに王者組は一時苦しめられるもライガーをトータルエリミネーションで排除し、タイガーにはチェイシングザドラゴンと油断も隙もない安定した勝利を見せます。
試合後はジュニアのレジェンド2人に対して歓声を煽り、深々と頭を下げてリスペクトを示す
裏を返せば"余裕がまだある"状態での勝利でした。

次の試合では疑惑の3カウントで王座奪取に失敗したロッポンギヴァイス、そして新メンバーのチェーズオーエンズと共に現れたIWGPジュニアヘビー級王者のケニーオメガ
試合はケニーがゴミ箱でロッキーを奇襲するところから始まります。
しかし優勝に向けて気合いの入る2人は反撃を見せ、追撃のためにロッキーが勢いに乗ってトペを連発したところにケニーのゴミ箱ガード、バレッタが追従してトぺを見せるとセコンドのコーディーホールがバレットクラブの旗で妨害
更に気を取られたバレッタに対してオーエンズがエプロンでパッケージパイルドライバーを決めるなど序盤はラフ殺法を活かしたバレットクラブが優位に進めます。
その後も大ダメージが残るバレッタを2人がかりで集中攻撃
やっとの思いでバレッタもロッキーと交代し、勢いそのままフォーエバーラリアットでペースを掴みます。
試合終盤、ケニーをノミスギニーで蹴散らし、デュードバスターとパッケージパイルドライバーを巡る攻防から最後に勝ったのはロッポンギヴァイス
チェーズオーエンズに対してストロングゼロを決め、試合後のマイクでは決勝の開催地である大阪に合わせてドウトンボリヴァイスが優勝すると怪気炎を上げました。
この大会のセミファイナルとして組まれたのは田口隆祐&マスカラドラダvsヤングバックス
年始でケニーオメガに王座を奪われて以降あまりタイトルに絡めていない田口と新日本プロレス所属の間に勲章を得たいドラダ、お互いが気合十分の中で前タッグ王者に向かっていきます。
お互いがお互いの決めポーズを真似し合いながらもルチャを織り交ぜ小気味よい攻防が続く
田口に合わせて若干のコメディムーブをヤングバックスが挟みながらも要所要所では即席タッグを分断とタッグのスペシャリストっぷりを見せつけます。
対して本隊タッグもドラダが縦横無尽に動き回り、ヤングバックスだけでなくセコンドのコーディーホールすらをも翻弄します。
しかし解説席に座る中邑真輔を前にギタってしまいケツイェを狙った田口がドラダに誤爆
ヤングバックスがその隙を逃すわけもなく、メルツァードライバー(現トニーカーンドライバー)で3カウント

豪華なタッグが揃ったトーナメントではありますが、セミファイナルまで終わってみれば準決勝進出タッグはreDRagon、ロッポンギヴァイス、ヤングバックスとこの年のジュニアタッグの中心にいたタッグばかり
メインイベントのタイムスプリッターズvsリコシェ&サイダルに期待がかかります。
試合は本隊タッグ同士らしくシェイクハンドから始まるクリーンな展開
先発となったシェリーとサイダル、クラシカルな攻防を見せ、それぞKUSHIDAとリコシェにタッチ
両者は夏のG1決勝にて戦い、その時はKUSHIDAが勝利しリコシェのIWGPジュニアヘビー級王座の戴冠を阻みました。
軽やかに空を舞うリコシェに後楽園ホールは大リコシェコール
しかし、そんな姿を見てこそ燃え滾る男、それがナチュラルヒールとまで言われるKUSHIDAですね。
シェリーと共に腕を攻め、必殺のホバーボードロックへの布石を打ちます。
対するリコシェもタイムスプリッターズ2人をまとめてDDT&ネックブリーカーで倒しサイダルへ交代
サイダルもリコシェに負けず劣らずのハイフライヤーでWWE時代は後に何度も切り抜かれる名場面を残した選手
新日本プロレスでも同様に、KUSHIDAのハンドスプリングエルボーをリバースフランケンシュタイナーでカウンターなどド派手に会場を沸かせます。
アウトアタイム、オートマティックミッドナイトでも試合が決まらず、I-94を狙ったところにリコシェのジャンピングハイキック&サイダルのリバースフランケンが炸裂
最後はサイダルのエアーサイダル、リコシェのシューティングスタープレスのWシューティングスタープレスで3カウント
かつてタッグ戦線の中心を走り続けたタイムスプリッターズがリコシェとサイダルの鮮やかな空中殺法の前に完敗とも言えるほどの大敗を喫したのです。

その結果、準決勝のカードは両国の再戦となるreDRagonとロッポンギヴァイス、そして新顔リコシェ&サイダルとヤングバックスの組み合わせとなったのでした。

翌週の後楽園大会にてセミファイナルでリコシェ&サイダルvsヤングバックスが組まれます。
入場時でポーズを決める2人にコーディーホールが奇襲
サイダルがローンバトルで攻められるもニックとマットのバックドロップをどちらもバク転で着地
その勢いのままリコシェにタッチ
しかし交代したリコシェもヤングバックスのスーパーキックと連携の前に苦しめられます。
バックルボム&延髄斬りをハリケーンラナで誤爆させ、 動揺したニックにサイダルが断崖式のハリケーンラナ
リコシェもマットにノーザンライト&ブレインバスターからAJスタイルズばりのスプリングボード450スプラッシュ
勝利を確信したリコシェですがニックがレッドシューズ海野の足を引っ張り妨害
辺りを見渡すリコシェにセコンドのコーディーホールがディスカスラリアット
会場が大ブーイングに包まれる中、連携技の波状攻撃をリコシェはどうにかキックアウトします。
サイダルの機転もあり、窮地を脱したリコシェ
トレイン攻撃からキャノンボールを狙うかと思いきやコーナーポスト超えのトペコンヒーロでニックとコーディーホールを戦闘不能に
リコシェに負けじとサイダルも得意のHereWeGoドライバー(鷹木信悟のメイドインジャパンと同型)を見せ、最後はリコシェのベナドリラー2.0とサイダルのリバースフランケンをマット、ニックにそれぞれ決めて一回戦同様にダブルのシューティングスタープレス
初出場ながら決勝進出一番乗りを決めました。

続くメインイベントには両国の再戦でreDRagonとロッポンギヴァイスが激突
フィッシュのバックドロップを一回転着地しようとしたバレッタが着地の際に左脚を負傷
オライリー、フィッシュは共にそこを起点に攻め続けます。
ロメロの奮闘もあり、ロッポンギヴァイスが巻き返すも攻めに転じようとした瞬間、フックの狙いすました蹴りがバレッタの左足に
オライリーのシャープシューターに対してロッキーがカットを試みるもフィッシュのフライングニーで排除
満身創痍のバレッタに対し、雪崩式フィッシュアローを狙うもバレッタが気合いで耐えて背中へのダブルフットストンプ
そこからストロングゼロを狙うもデュードバスターの体勢のバレッタをヒールフックで締め上げる
痛む膝を庇いながら丸め込み、デュードバスターもいずれもカウント2
足が痛むパートナーのためにロッキーロメロが漢を見せ、張り合いでオライリーに打ち勝ち、ノミスギニーからのトペスイシーダでフィッシュを孤立させることに成功
勢い100%で放ったストロングゼロは2人を決勝に、ドウトンボリヴァイスに導く起死回生の一手となったのです。

こうして決勝はロッポンギヴァイスvsリコシェ&サイダル
どちらが勝っても初出場初優勝となる中で試合後のマイクでロッキーはトーナメントの優勝、そしてタッグ王者になる事を宣言
ナカスゾ!シバクゾ!とリコシェとサイダル相手に意気込みをし、サイコー!と連呼し喜びを爆発
左脚を責められ続け寸前の所で耐え抜いたバレッタにも大バレッタコールが響き、サイコー!と興奮気味に叫び後楽園ホールを後にしました。

この結果を受けて大阪決戦のカードが決定

チェーズオーエンズを新たに加えたバレットクラブ四人衆に対してタイムスプリッターズ、reDRagonが合体
ケニーオメガとKUSHIDAの前哨戦とも呼べるこの試合は序盤のターミネータートペやKUSHIDA&オライリーの合体腕殺しにシェリーのダブルスライスブレッドなど各選手が決勝に負けてたまるかと見せ場を作ります。
試合終盤にフィッシュ、シェリーがプランチャを見せ、リング上にはKUSHIDAとオーエンズ
ホバーボードロックで締め上げる中エプロンに上がったケニーオメガをライバルであり友でもあるオライリーがロープを使ったアームバーで押さえつける
ケニーはパートナーが締め上げられる中で何も出来ずバレットクラブにとっては屈辱の敗北となったのでした。

トーナメント決勝では道頓堀でノリノリな1日を過ごせるよう気合十分なドウトンボリヴァイスロッポンギヴァイスの2人
対するリコシェとサイダルは笑顔で入場
その笑顔とは裏腹に試合が始まるや否やバレッタの左脚を責めます。
準決勝のreDRagon戦で痛めた箇所がたったの一週間で良くなる訳もなく、どこまでも勝利に徹した非情なる攻撃がロッポンギヴァイスを襲います。

ロッキーの奮戦もあり、ロッポンギヴァイスがストロングゼロを狙うもなんとリコシェが空中コードブリーカーでカット
そのままサイダルも場外のロッキーへ三角飛び式スタンディングシューティングスターアタックプランチャを決めます。
最後はリバースフランケン&ベナドリラー2.0からダブルシューティングスタープレスで3カウント
リコシェの多彩な攻撃にサイダルが的確にアシストする
恐ろしいタッグですね

試合後にreDRagonへの挑戦表明もロッポンギヴァイスもreDRagonに勝ってるから挑戦させろ!と言い、ヤングバックスも前王者としてリマッチさせろ!と言います。
それを受けたボビーフィッシュはまとめてやってやると徹底抗戦
東京ドームに向けて各チームの争いは加速していきます。

2016年

WRESTLE KINGDOM〜またしても4WAY!日本人はサトケンだけ?!〜

王者組が呼応したこともありドームでの王座戦は4WAYに決定
組み合わせとしては2015年の4チームからタイムスプリッターズが外れてリコシェ&サイダルが加わった形
新日本プロレスジュニアのレベルの高さが出ていますね。

試合は各選手が限られた時間で飛ぶわ蹴るわと大暴れ
その中でも大きく存在感を放ったのがセコンドのコーディーホール
奇襲を見せてヤングバックス以外を蹴散らし、トペコンヒーロを狙ったリコシェを妨害して実父スコットホールが得意としていたレイザーズエッジでリング外の選手に投げ飛ばす
日本人ジュニア選手の台頭がとても求められていた時代でしたが、世界のハイレベルな外国人が集うこの景色もとてもいいものですよね
またドーム4WAYの皆勤賞のロッキーロメロがオープニングマッチを最高潮に盛り上げるフォーエバーラリアットで6人全員を倒すスーパームーブを見せて東京ドームは大盛り上がり
しかしその勢いも長くは続かず、ストロングゼロを狙ったところにリコシェがロッキーへベナドリラー2.0、サイダルもコードレッドでバレッタをフラフラに
得意のダブルシューティングスタープレスに繋ごうとしたところにサイダルの足に何者かが触れます
そう、これは4WAYマッチ
マットジャクソンがこっそりとタッチをしていたのです。
シューティングスタープレスを喰らい戦闘不能となっていたロッキーにモアバングフォーユアバックを炸裂させ、漁夫の利を得る形で王座を奪取しました。
またしても王者reDRagonは負けずしてベルトを失いましたね。

一夜明けたNEW YEAR DASHではリコシェとサイダルがまだヤングライオン時代、若き日のジェイホワイトとデビッドフィンレー相手に快勝し王座への再挑戦をアピール
またこの大会は前日、中邑真輔に敗れたAJスタイルズをケニーオメガがバレットクラブから追放したり、後に"恥男"と呼ばれた後藤洋央紀がオカダカズチカへ挑戦表明をしたりと

新日本プロレスが大きく変わった日でしたね。

またこの翌日には中邑真輔、AJスタイルズ、カールアンダーソン&ドクギャローズのWWE移籍も大体的に報じられるなど新日本プロレスに激震が走りました。

そんな激動の中で行われるNEW BEGINNINGシリーズ、新王者ヤングバックスの前には誰が現れるか?

NEW BEGINNING〜大阪の夜空の流れ星〜

中邑真輔ラストマッチにアイアムX棚橋弘至vsケニーオメガ、オカダカズチカvs後藤洋央紀など新時代を感じさせる展開が予感させられるこのシリーズ、ジュニアタッグはいつもと変わらぬ安定のカードです。

東京ドームでピンフォール負けを喫したロッポンギヴァイスを除く3チームによる3WAY戦
前年も同じ図式でフォーエバーフーリガンズがいなかった?
まあいいじゃん、そういうの

試合は各チームが打撃(reDRagon)、飛び技(リコシェ&サイダル)、連携技(ヤングバックス)と強みを活かした息付く暇もない白熱した戦い
試合終盤、ナイジェルを狙ったオライリーをコーディーホールがパワースラムで抱え上げてバックステージへ爆走
G1決勝の夏と同様にバックステージへオライリーを連れて行ったのでした。
ヤングバックスが一気に優位になった中で、サイダルへモアバングフォーユアバックを狙います。
しかしリコシェがショットガンのように強烈なドロップキックからベナドリラー2.0
最後はサイダルと2人でダブルシューティングスタープレスを決めて3カウント
王者ヤングバックスから小細工なしの王座奪取を勝ち取ったのです。

INVASION ATTACK〜王座総取りへノリノリだぜ〜!?〜

春の両国、INVASION ATTACKでは中邑真輔という大きな柱を失ったCHAOSが2人の新戦力を招き入れます。
まず1人はこれまでCHAOSからは挑戦者が少なかったIWGPジュニアヘビー級のシングル戦線を担う男

イギリスの若き天才ハイフライヤー、ウィルオスプレイです。
そう、UNITED EMPIREとして2024年に新日本プロレスを去ったオスプレイは元々CHAOSのジュニア戦士としてオカダに招かれたのです。

そしてもう1人はヘビー級で中邑真輔の代わりを担えるかもしれない、そんなポテンシャルを持った男です。

混沌の荒武者、後藤洋央紀CHAOS加入

2月のNEW BEGINNINGシリーズでオカダに白塗りメイクで敗れ、NJCでも内藤哲也に決勝で敗れた後藤、半分おちょくりながらCHAOS加入を提案していたオカダに握手し応えます。

それにより新戦力を獲得したCHAOSはベルトの総取り、まずはジュニア戦線の制覇から始めようとします。
KUSHIDAが持つシングルの王座にはオスプレイが、リコシェとサイダルの持つタッグ王座にはロッポンギヴァイスが挑戦
バレッタが前哨戦にて痛めた脇腹にガッチリとテーピングを巻きながら登場したロッポンギヴァイス
一年前のこの両国国技館で初挑戦初戴冠を決めた再現を行いたいところ
試合はリコシェ、サイダルのスピーディな攻めにロッキーがやり返し、バレッタも食らいつきます。
試合終盤にはリコシェとロッキーの2人でノミスギニー、ベナドリラーの攻防が繰り広げられるもキレッキレのロッキーが上回り、それをチャンスと見たバレッタもアシストし2人でノミスギニーをリコシェに叩き込みます。
最後はロッキーがサイダルをトペで分断からストロングゼロで3カウントとまずはロッポンギヴァイスが王座を戴冠し、後に続くオスプレイ(vsKUSHIDA)、オカダ(vs内藤)に繋ぎます。
オスプレイはKUSHIDAに敗北し、オカダもSANADAの介入&LIJ加入もあって負けたんですけどね

レスリングどんたく〜制御不能な玄界灘をノリノリでスイスイだぜ〜?!〜

CHAOSの王座総取りに失敗したものの結果としてジュニア戦線にまたロッポンギヴァイスが頂点に立ったアフターINVASION ATTACK
レスリングどんたくシリーズではやりたい放題の制御不能な新王者の会見後にカード発表が行われます。

もうこれも10年近く前なんですね……。
かくしてロッポンギヴァイスの持つ王座への挑戦者はどうなったか

前王者のリコシェとサイダルです。
当初2組の対戦は熊本大会にて予定されておりましたが、地震発生に伴い大会が中止となりました。

それに伴い、熊本大会にラインナップされていた主要カードはどんたくへとスライドされ、ジュニアタッグ王座戦も同様にカード変更となります。

左肩にガッチリとテーピングを巻いたロッキーロメロ
序盤に腕を責められると逃げるようにバレッタに代わるなどとても痛そうに見えますが、それとは裏腹にキレッキレの動きを披露
実況解説ともに三味線なのでは……?と疑う中、うまくロッポンギヴァイスはリコシェとサイダルを分断していきます。

しかしリコシェも630セントーンやサイダルとの連続ジャンピングニーなどギリギリの所で踏みとどまります。
ノミスギニーからトペスイシーダとロッポンギヴァイスの得意のパターンに行こうとしたところにロッキーをリコシェがファイヤーマンズキャリーで確保、驚くバレッタにリング外から現れたサイダルのリバースフランケン、更にはロッキーに合体ベナドリラーと逆に挑戦者組がダブルシューティングスタープレス
そして3カウントで王座が交代

1年間で9回王座が変わり、年始から初防衛をしたチームがいないという異常事態に新日本プロレスは完全決着の舞台を用意します。

DOMINION in OSAKA-JO HALL〜完全決着!ジュニアなのにオーバーザトップ!?!?〜

 BOSJ決勝の日にて、KUSHIDA&マットサイダル&リコシェvsボラドールジュニア&獣神サンダーライガー&タイガーマスクと豪華な6人タッグの試合後、このチーム達が現れます。

負けずして王座を失ったreDRagonが試合後に大阪城ホールでの挑戦表明、そしてロッポンギヴァイスも現れバレッタの契約書にリマッチの権利が書いてあると主張
そして王者のリコシェも3WAYでの試合を提案し、DOMINIONでの王座戦はほぼ確定となるのでした。

しかしそれに黙っていない男たちがいました。

ドームで王者となり、NEW BEGINNING大阪大会にて王座を失った前々々王者のヤングバックス
なんと彼らはピンフォール、サブミッションだけでなくオーバーザトップロープも含んだエリミネーション戦にて無理矢理挑戦表明をします。

それを受けて新日本プロレスもドミニオンのカードを発表します。

選ばれた試合形式はヤングバックスが提案したエリミネーション4WAYでした。
ざっくり言うと
・ピンフォールを取られたら脱落
・サブミッションでタップしても脱落
・リングアウトしても脱落
・オーバーザトップロープで脱落
・最後に残ったチームが王者!全チーム相手に勝ち!

・オーバーザトップロープで脱落

はい、ジュニアにもかかわらずトペコンヒーロ、トップロープ超えの場外ダイブを決めた時点で脱落です。

またこの試合は
NEVER無差別級6人タッグ王者のヤングバックス(もう1人はケニーオメガ)
ROH世界TV王者のボビーフィッシュ(前王者は石井智宏)
IWGPジュニアヘビー級タッグ王者のリコシェ&マットサイダル
と8人のうち5人がベルトを持っているととてもレベルの高い選手が集まった試合となります。

OTRがあるのにサブミッションでのタップアウトを狙うカイルオライリー、エリミネーションだからと相手チームの消耗を狙うヤングバックス、トペスイシーダで制約を回避するロッポンギヴァイスなど各チームの特性がよく出る試合運び
その中で最初の脱落者が現れます。
フォーエバーラリアットでペースを掴んだロッキーロメロ、そしてパートナーのバレッタが観客に鼓舞してアピールする中でヤングバックスが後ろからすり寄りオーバーザトップロープ!
解説からは"ロッキーは褒めた途端にコレ"と言及される実にロッポンギヴァイスらしい幕切れ……。
またそのヤングバックスに対してreDRagonが攻める中、エプロンとロープ際の攻防の中でリコシェとサイダルがオライリー、フィッシュをオーバーザトップロープ
最後の2チームがヤングバックスとリコシェ&サイダルとなったものの、脱落の腹いせにreDRagonが乱入
リコシェ相手にチェイシングザドラゴンを決めて大ブーイングの中、退場をしていきました。
reDRagonの蛮行で息絶え絶えとなったリコシェに対してヤングバックスは猛攻を続け、観客はリコシェコールを送り続けます。
そんな中で王者組は脇腹を負傷したニックに狙いを定めます。
しかし兄のマットも大事な弟のピンチに爆速で助け、スーパーキックで再び流れを掴みます。
四者ともに満身創痍な中、ロープに振ろうとしたサイダルをクルッとツームストンにマットが持ち替え、ニックがスワントーンの形で飛んでいく
実況ではインディーテイカーと言われましたが彼らの奥の手、メルツァードライバー(現トニーカーンドライバー)が炸裂し新王者が誕生したのでした。
それによりヤングバックスは5度目のIWGPジュニアタッグ王座戴冠となったのです。

SUPER J-CUP〜真のライバル!モーターシティマシンガンズ来襲〜

5度目の王座戴冠を果たしたヤングバックス、その後のKIZUNA ROADにてヤングバックスは小島聡、リコシェ、マットサイダルにNEVER6人タッグ王座を奪われたことにより

2冠王者は一ヶ月も経たずに終わるのでした。
この小島聡の戴冠で"G1に俺の名前がないやんけぇ!"と怒りの猛牛となった天山に彼自身のG1出場権が譲渡された年がこの時ですね。

ええんかコジでお馴染みのアレです
この年の天山狂い咲きで内藤哲也に一泡吹かせたのはものすごくカッコよかったですね。

話は逸れましたが、この年、日本のプロレス界ではあのSUPER J-CUPが復活しました。

エントリーしたのはこの選手たち

新日本プロレスからはライガー、KUSHIDA、田口らお馴染みのメンツに加えてCHAOSの頃のオスプレイ、更には当時はケンオーハラで大原はじめとタッグを組んでいた拳王、ACHと組みスーパーなタッグを組んだ石森太二のノア選手だけでなく全日本プロレスからは

まだ若手時代の青柳優馬
そしてDRAGONGATEからは

当時OVER GENERATIONに所属し、ドラゴンキッドと師弟関係であったEitaが参加
まだヴェルセルクでもアンチアスでもR.E.Dでもノアのジュニアエースでもない頃のEitaとなるとかなり遠い昔に思いますね?

また余談ではありますが、彼ら2人は決勝の有明大会にて新日本プロレスのデビッドフィンレーとトリオを組んでいたこともあります。

そんなSUPER J-CUPはもちろんジュニアタッグ王座にも関係がしてきます。
決勝の有明大会ではGHCジュニアヘビー級タッグ王者、桃の青春タッグ(原田大輔&小峠篤司)が石森太二&ACHの挑戦を受け、
IWGPジュニアタッグ王者のヤングバックスも同大会で防衛戦を行うこととなります。
しかしヤングバックスはreDRagonもロッポンギヴァイスもリコシェ&サイダルもタイムスプリッターズも全て倒してきました。
KUSHIDAとサイダルはそれぞれ有明大会にて準決勝があるからダブルヘッダーになるためそもそも出来ないが
そんな彼らの相手こそ

PWG、TNAから長く続くライバル関係
宿敵とも呼べる相手
アレックスシェリーとクリスセイビンのモーターシティマシンガンズ(MCMG)

タッグのスペシャリスト4人の戦いをタッグのスペシャリスト外道が解説する極上の空間
モーターシティマシンガンズはかつてプリンスデヴィット、田口隆祐のApollo 55とIWGPジュニアタッグ戦線を加速させた頃となんら変わらないキレキレの連携を見せ続けます。

しかしシェリーがかつてタイムスプリッターズで活動していた事もあり、2人でのタッグはこの年にセイビンがROHにてアディクション(クリストファーダニエルズ&フランキーカザリアン)を裏切って再結成と若干のブランクがある事もあり常に2人で戦い続けたヤングバックスがうまくその隙をついていきます。
ヤングバックスの連携攻撃に苦しむセイビンとシェリーも個々の力で局面を巻き返し、3カウントは許しません。

ヤングバックスのモアバングフォーユアバックをカウンターしたMCMG、矢継ぎ早にスカル&ボーンス、メイドインデトロイトと合体技を繰り出すもいずれもカウント2
そのままドロップキック式のダブルインパクトを狙うもマットが一回転して着地
ダブルスーパーキックでシェリーを黙らせるとセイビンにモアバングフォーユアバック
観客の諦めに近い反応もシェリーが決死のカットでカウント2
ダウンするセイビンのためにも孤軍奮闘するシェリー
しかしそれこそがヤングバックスが得意とするシチュエーション
エプロンのシェリーにスーパーキックを決め、なんとそのまま倒れ込むところをツームストンで捕獲
プランチャのような形で場外インディーテイカーを炸裂
大の字で全く動けないシェリーを心配するセイビン
パートナーの為にも自分を奮い立たせるように吠え、ダブルのラリアットでヤングバックスをなぎ倒します。
フィニッシャーのクレイドルショックを狙うもスーパーキックで妨害を受け、そのままクルッとツームストンに抱えられてのメルツァードライバー

宿命のライバル対決ではあったものの終わってみればヤングバックスの快勝
この試合後、タマトンガ&タンガロアのGuerrillas of Destiny、高橋裕二郎&ハングマンペイジとバレットクラブの仲間たちを二タテしてIWGPヘビー級タッグ王座を奪われている中でのブリスコ兄弟にジュニアタッグ王者でありながら挑戦表明をしました。

まとめ

この後は鈴木軍がプロレスリングノア侵攻から帰還したり、タグチジャパン(田口隆祐&リコシェ)やROPPONGI 3K(YOH&SHO)や鷹木信悟&BUSHIなど少し毛色が変わってくるため今回はこの辺りで一旦区切ろうかなと思います。
これからも将来の自分が"ああ、この時はこんな事があったなあ"と新日本プロレスワールドやHONOR CLUBなど各種サブスクを片手に振り返って懐かしがれる(もしくは当時を見ていなかった人が新発見に出会えるような)自己満足を大量にやっていきたいなと思います。

おわり

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