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あなたの知らないライバルの世界〜みんなのこけしと狂乱のBAD BOY〜

はじめまして

いきなりですが、2016年
そう聞いてあなたは何を考えるでしょうか

多くのプロレスファンは内藤哲也のロスインゴベルナブレス旋風、中邑真輔の新日本プロレス退団、AJスタイルズのバレットクラブ追放&WWE参戦などが出てくるでしょうか

よく彼らの離脱を穴を埋めたのは新たなバレットクラブリーダーとなったケニーオメガやNEW JAPAN CUP優勝から怒涛の勢いで人々を熱狂させた内藤哲也だと言われていますが私は逆張り人間なのでここでは彼ら2人については深く触れません。
では2016年、誰について深く話すのか
タイトルにある通り、"こけし"でお馴染み本間朋晃とそのパートナー、真壁刀義からなるG.B.Hとバレットクラブ生え抜きメンバーであるタマトンガ、そして彼の弟のタンガロアによるGuerillas of Destinyです。

2016年はAJスタイルズと中邑真輔の退団ばかり語られてきた印象ですが実はもう2人、大きな柱を失っています。
カールアンダーソン、そしてドクギャローズです。

彼ら2人については一時期アンダーソンがNEVER王座を持ちながらもWWEと契約したりギャローズが矢野通相手にマヌケな所を晒したりとあまりいいイメージを持っていない人もいるかもしれませんが
当時の2人の状況を書いていきます。

・IWGPタッグ王座3度戴冠
・2014年イッテンヨンでの戴冠から2015年イッテンヨンまで防衛をし続ける
・2015年二度タイトルを失うも次の王座戦で即奪還
・2014年1月〜2016年2月まで彼らは全てのIWGPタッグ王座戦にラインナップ(常に王者or挑戦者)

文字通りタッグ戦線の絶対王者だったのです。

そんな彼らを失った新日本プロレス、その穴も埋めなくてはなりません。
そこで冒頭で話したG.B.HとGuerillas of Destiny(以下GoD)です。

そんな彼らがライバルとして切磋琢磨してタッグ戦線を盛り上げた時代を今回振り返りたいと思います。
気になった方は新日本プロレスワールドにてこの2チームの試合を是非見てくださいね
今では怖さを見せる場面が多くはなくなった本間朋晃と真壁刀義、そしてWWEでは批判をあびる事の多いタンガロアがどれだけ素晴らしい選手だったか伝わると思います。


Ep.0-1 本間朋晃がピープルズチャンピオンになるまで

本間朋晃といえば今ではこけしが決まるかどうか、ガラガラ声の人といった"あまり勝率には繋がらずとも一生懸命みんなを盛り上げる人気者"といったイメージがついている人もいるでしょう
そんな彼が負傷により今はあまり見る機会も多くなくなったトップロープからのこけしを狙って解説陣から「遅い!遅い!早く登って!」とせかされる場面がたくさん見れた時期の話をこれからしていきます。

本間朋晃は2014年、ある選手の代打でG1に出場

全敗に終わるも気合いの入った戦いで大ブレイクを果たしました。

そんな本間朋晃、王座戦でも代打出場を果たします。

盟友真壁刀義が2015年の東京ドームで手にしたNEVER王座をインフルエンザにより返上
王座返上に伴う新王者決定戦に代打で出場
真壁欠場にショックの声があがった冬の仙台を場外へのこけし(大こけし)などを繰り出し熱く盛り上げました。

与えられたチャンスで結果は出せずとも活躍を見せてきた本間
その年のG1クライマックスにも出場。
今度は正規エントリーでの出場を果たします。
前年史上初の全敗フィニッシュながらも出場を決めた彼の支持率の高さを伺えるエピソードのひとつですね。
そのG1クライマックスでも連敗スタート
連敗は最終的に7まで伸び、G1デビューからなんと17連敗となるのです。
そんな彼がいつ初勝利を手にしたのか
2015年8月12日、後楽園ホールのメインイベント
相手は何度も叩き潰されてきた石井

そんな石井からこけしで3カウント
試合後は「みんなの力で勝つことが出来ました」と絶叫。
誰よりも苦しかった17連敗
試合後でただでさえガラガラな声がさらにガラガラとなってしまったが心で伝えた締めマイク
本間「こけし is happy!」
観客「しあわせになろうぜ!」
が後楽園に響き渡りました。

そしてアフターG1で彼は唯一勝利をあげた石井智宏が持つNEVER無差別級王座に挑戦。

(試合は映像トラブルか何かで新日本プロレスワールドにない可能性あり:AJスタイルズ&バッドラックファレvs矢野通&YOSHI-HASHIが連続)

この試合でもシングル王座に届かなかった本間
彼の次なる目標
それはタッグです。

真壁刀義と共に出場した本間
開幕から連敗スタートを喫するも怒涛の勢いで勝ち進む
諦めない本間と彼の闘志に引っ張られて真壁もギラつきます
得意技は相手を肩車した真壁に本間がコーナートップからロケットこけしを叩き込むこけしインパクト
こけし、キングコングニードロップと2人の絆で掴んだ決勝進出です

一方反対ブロックからはこの夏、新技デスティーノを引っ提げてひとりロスインゴで棚橋弘至、AJスタイルズを撃破
秋にはEVILがパレハとして加入し、このWTLではBUSHIが加入とますます勢いに乗る内藤哲也率いるロスインゴベルナブレス

開幕戦でIWGPタッグ王者のカールアンダーソンとドクギャローズを倒し、最終戦では前年度覇者の後藤洋央紀&柴田勝頼をBUSHIの毒霧やNO LIMITを連想するOUT OF CONTROL(NO LIMIT時代はリミットレスエボリューション)といった制御不能な戦いを見せた彼らに対し、最後は東北の地でEVILからこけしで3カウント
何度もあと一歩の所で夢を掴めずにいた本間朋晃が自分の手で結果を手繰り寄せたのです。
そんな2人の目標はIWGPタッグ王座
東京ドームでカールアンダーソン&ドクギャローズに挑戦する事となったのでした。

Ep.0-2 バレットクラブの"旗振り役"タマトンガ

タマトンガといえばバレットクラブ創設メンバーのうちの一人として知られていますね

ただそれ以外について知っている人は多くはないかもしれません
なぜならバレットクラブ結成以来新日本プロレスのタイトルを彼が戴冠はおろか挑戦すらしていないのです。
バレットクラブは当時持っていたタイトル全てを保持(ヘビー級は全て同時保持の経験あり)していた事があるのですが、そのタイトルホルダー達を見ていきましょう
IWGPヘビー級王座:AJスタイルズ
IWGPインターコンチネンタル王座:バッドラックファレ
IWGPタッグ王座:カールアンダーソン&ドクギャローズ
NEVER無差別級王座:高橋裕二郎
IWGPジュニアヘビー級王座:ケニーオメガ
IWGPジュニアヘビー級タッグ王座:ヤングバックス

そう、バレットクラブのメンバーで新日本プロレスのベルトを戴冠した事がないのはヤングボーイのコーディホールや活動期間が短い初代ボーンソルジャーやジェフジャレット
そしてタマトンガです
G1にも出れず王座にも挑戦出来ず
そんな彼にも転機が訪れます。

2015年、新日本プロレスは新たな王座を設立します。
NEVER無差別級6人タッグ王座です。
矢野通と抗争をしていたバッドラックファレ、高橋裕二郎、そしてタマトンガ
彼らに対抗するため矢野通が連れてきたダブルX
それは

ジェイブリスコ&マークブリスコのブリスコ兄弟
彼らの6人タッグが初代NEVER無差別級6人タッグ王者決定戦へと変更されるのでした。

Ep.1 動き出した物語 ひとりの勝者とひとりの敗者

2016年1月4日、本間朋晃とタマトンガはそれぞれ王座戦に出場する事となりました。
本間は真壁刀義とIWGPタッグ王座に挑戦
タマはファレ、裕二郎と共に初代NEVER無差別級6人タッグ王者決定戦へ

2人の東京ドームでのタイトルマッチは対照的なものとなりました。

まずは第2試合に登場したタマトンガ

いつものようにフェイスペイントをし、盟友ファレ、裕二郎、そしてこの日の裕二郎ガールのSHIORIちゃんと4人で入場
バレットクラブに語り継がれる"迷彩コスチューム"での出陣です。

試合も矢野通のペースで進む中、タマトンガは孤軍奮闘
フラッブジャックなどを見せ、ブリスコ兄弟を追い詰めるも分断された裕二郎&ファレの援護が届かず、最後は矢野通のイス攻撃からドゥームズデイデバイスを喰らい初代王者には届きませんでした。

一方IWGPタッグ王座戦に参戦した本間朋晃
手にしたWORLD TAG LEAGUEのトロフィーを掲げながら堂々と東京ドームの花道を歩くのでした。
WORLD TAG LEAGUEでは対戦がなかったアンダーソン&ギャローズ
純白のコスチュームを身にまとい、ギャローズの妻(当時)であるアンバーギャローズを従えリングに現れます。
(※ギャローズのフード付きガウンをアンダーテイカースタイルと言うほどの余裕も見せる)

コンビネーションに優れた王座組の前に満身創痍のG.B.H
こけしから流れを変えようとする本間にもリバース3D、ブーツオブドゥームですぐさま勢いを沈めるアンダーソン&ギャローズ
ガンスタンを狙うアンダーソンに対し、その場飛びのこけしロケット、大男ギャローズには真壁が持ち前の根性とパワーでなぎ倒します。
真壁が苦しい時は本間が助け、本間の苦境に真壁が現れる。
これまでの2人の歴史が詰まった戦いからアンダーソンに対しこけしインパクト、ギャローズには本間のボディスラムからこけし、そして真壁のキングコングニードロップで3カウント
東京ドームがこけしで幸せになった瞬間でした。
大歓声と抱き合う新王者
退場の際には口々からおめでとうと祝福の声があがる幸せな王座奪取劇が繰り広げられたのです。

Ep.2 物語は続く激動のイッテンゴとNEW BEGINNING

一夜明けたイッテンゴ後楽園ホール
この日の最大のイベントとしてはAJスタイルズのバレットクラブ追放、そしてケニーオメガのリーダー就任が真っ先に浮かぶでしょうか

そんな日にバレットクラブは試合が組まれます。
対戦カードはカールアンダーソン&ドクギャローズ&高橋裕二郎&タマトンガ&キングハクvs真壁刀義&本間朋晃&天山広吉&小島聡&KUSHIDA
昨日のアンダーソン&ギャローズvs真壁&本間の因縁がまだ残るまま行われたこの一戦

キングハクのパイルドライバーで本間が絶体絶命の中、真壁が暴れて盤面を返そうとするもガンスタン炸裂
ひとりでアンダーソンを倒そうとロケットこけしを狙った本間に迎撃式のガンスタン
そこからマジックキラーと文句なしの3カウントを喫したのでした。
新王者組から華麗に勝利を強奪した前王者
狙うはもちろんベルトの奪還です。

そうして迎えたNEW BEGINNINGシリーズ
新日本プロレスに激震が走ります。

中邑真輔退団

イッテンゴにてAJスタイルズが追放される直前、ケニーオメガは中邑真輔から直接ピンフォールを取っていました。
AJに続き、中邑も離脱
新日本プロレスは大丈夫なのか?と心配される中、NEW BEGINNINGシリーズのカードは発表されるのです。

タマトンガは高橋裕二郎、バッドラックファレと共に大阪でNEVER無差別級6人タッグ王座戦に挑戦
本間朋晃は長岡にてアンダーソン&ギャローズを迎え撃ちます。

迎えた大阪決戦

この日もバレットクラブはお揃いの迷彩コスチュームを着用し、裕二郎ガールもSHORIちゃんが務める。
試合終盤、ドゥームズデイデバイスを狙ったマークブリスコを裕二郎がビッグブートで蹴り飛ばし、ファレがジェイブリスコにグラネード
残すは矢野通となった所に裕二郎とファレへローブロー
またしても矢野通にしてやられるのか
しかしこの日のタマトンガは一味違いました。
金的をぶち上げ、ヴェレノで3カウントを奪ったのでした。
タマトンガ、新日本プロレスのベルトの初戴冠

このコスチューム、とても好きなんですよね。

そして本間朋晃は中邑真輔が去った後のインターコンチネンタル王座をI am Xとして狙う棚橋弘至、そして盟友真壁刀義と共にケニーオメガ、カールアンダーソン、ドクギャローズと最後の前哨戦に臨みます。
王者としてもう負けられない本間
そんな彼の重いとは裏腹に事態は最悪の方向へ進みます
こけしロケットをガンスタンで返され、真壁にはマジックキラー、棚橋もKOされる中、ヘビー級に転向したケニーの片翼の天使を喰らい屈辱の3カウント
試合後はバレットクラブ総出で棚橋弘至を痛めつける中、本間と真壁は救出すら出来ずにいました。

そして迎えた新潟決戦

タマトンガはまたしても矢野通、ブリスコ兄弟と王座戦を迎えます
お揃いの迷彩コスチュームで王者として入場したバレットクラブ
試合後、彼らの腰にベルトはありませんでした。
合体攻撃を狙ったところにタマ&ファレがジェイ&マークにより足を引っ張られ、それを見ていたレフェリーの隙をつく矢野のローブローから裕二郎が3カウントを奪われます。
文字通りの三日天下
タマトンガの次の行動はいかに?

そして本間はやられ放題だったアンダーソン&ギャローズに復讐を遂げるべく王座戦に臨みます。

かつての友、プリンスデヴィットを思い出させる熱い入場
彼ら2人の"覚悟"は決まっていたのでしょう

真壁と本間は入場するや否や挑戦者組に襲いかかるも相手は百戦錬磨のアンダーソン&ギャローズ
あっさりと場外で逆転
中盤までは常に本間が攻められ続ける苦しい展開が続きます。
そして本間は140kgをも超えるギャローズにブレインバスターを決めて真壁に交代
本間の熱さに真壁が応え、王者組も盛り返します

真壁に乗り遅れるまいと本間も小こけし、ブロックバスターでアンダーソンを攻め立てるも王者組の前に跳ね返されます
リバースガンスタン、スイングガンスタン、ギャローズのパワーボムにアンダーソンのブラディサンデーと大技を何度も喰らうも根性と気合いでキックアウト
真壁に支えられるだけの王者ではない
本間の強い気持ちがこもったダブルのこけしロケットから真壁のダブルラリアット
張り手で真壁が本間に気合を入れる
こけしインパクトでアンダーソンをなぎ倒し、キングコングニードロップからこけしと東京ドームとは異なり、"本間朋晃がIWGPタッグ王座戦で"3カウントを取ったのです

長岡はこけしisハッピーで包まれたのです
真壁が攻めるのではなく、本間が耐えて、真壁が支え、本間が攻めて本間が決める
G.B.Hは真壁刀義と子分の本間朋晃ではなく、真壁刀義と本間朋晃ふたりが対等なタッグであると最強の挑戦者を退けて見せつけたのでした。

そして試合後、王者組に新たなる挑戦者が現れます。

タマトンガがIWGPタッグ王座に挑戦表明をしました。
そのパートナーは今まで苦楽を共にしたファレかと思われたが"新たなバレットクラブメンバー"とだけ告げます。

試合後はCore4の4人でお互いを称え合う
バレットクラブの歴史を感じる1枚ですよね

アンダーソン、ギャローズは翌月のROHとの合同興行、HONOR RISINGにて盟友タマトンガ、バッドラックファレ、そして後楽園ホールと新日本プロレスに別れを告げました。
最後の後楽園はアンダーソンコール、ギャローズコールがこだまする感動的な空間となったのです。

そんな2人の最後もタマトンガを奮起させるには十分なものでした。

Ep.3 タマトンガ大躍進〜倒れぬこけしと"兄弟"の絆〜

迎えたNEW JAPAN CUP

タマトンガの相手はタッグ王者のひとりでもある真壁刀義
旗揚げ記念日にて開催された一回戦、真壁刀義をタマトンガは真正面から撃破しました。
それもガンスタン▶ヴェレノとかつての仲間アンダーソンの武器を用いて自身をアピールしたのでした。

決勝戦の日、行われた6人タッグではファレ、裕二郎と共に棚橋、真壁、本間を相手にするも本間に対してトップロープへのガンスタン、ヴェレノとKO
そして試合後4月の両国大会にて改めて王座挑戦を表明
そして試合後"バレットクラブの新メンバーは弟のタンガロア"だと明かしました。

INVASION ATTACK、懐かしい大会名ですよね
そんな中で前哨戦も行われ、迎えた後楽園ホールではバレットクラブvs本隊の5番勝負が実現
マイケルエルガンvsコーディーホール
ジェイホワイトvsケニーオメガ
棚橋弘至vs高橋裕二郎
本間朋晃vsバッドラックファレ
そして
真壁刀義vsタマトンガです

後楽園のセミファイナルで行われた2人のシングルマッチ
シリーズ名通りINVASIONが行われたのです。

キングコングニードロップを狙った真壁にタンガロアが突如乱入し襲撃
ゲリラウォーフェアにて真壁をKOします
そしてタマトンガは試合後、GoD
Guerillas of Destinyとチーム名を名乗るのでした

そして迎えた両国大会
この大会はSANADAのLIJ入り、内藤のIWGP戴冠が印象的な出来事でしょうか

そんな大会で本間とタマは王座を争うのです。
真壁のパワーで王者組が優勢に進めるも兄弟の息のあったコンビネーションで巻き返すGoD
両国には"こけし"コールが響き渡る中、本間とタマによるエルボー合戦
フリーとして真壁刀義を支えてきた本間と野毛道場に住み込みで研鑽を積み闇に堕ちたタマトンガ
何もかもが繋がらない、でも諦めずに前に進み続けた2人の対決を制したのは本間朋晃
こけしロケットからセカンドロープからのこけしロケットと勝負を決めに行くもフィニッシャーのこけしはタマが回避
ダブルのラリアットを狙った真壁にはロアがWWE時代に得意技としていたサモアンドロップ&ネックブリーカーで排除
そして本間には合体DDT(合体ヴェレノ)と呼ぶべきゲリラウォーフェアで3カウント
初の王座戦で抜群のコンビネーションを見せつけ、新王者となったのでした。

Ep.4 七転び八起き〜諦めないこけしのどんたく〜

王座を失った本間
そんな彼の前に再戦の舞台は用意されます

バレットクラブ誕生の地、福岡での再戦です。
バレットクラブとして何度も仲間達が輝きを見せてきたこの福岡でタマトンガは弟ロアと共に王座を守れるか?
前哨戦ではケニーオメガの持つIWGPインターコンチネンタル王座に挑戦するマイケルエルガン、本隊のエース棚橋弘至、そしてバレットクラブハンターを自称し始めたヨシタツらと共に戦うG.B.Hと一進一退の攻防を見せ続けました。

どんたくでの試合、前哨戦で頭を切った真壁の頭部には包帯がグルグルに巻かれています。
在りし日の真壁を思い起こさせるスタイルですね

本調子ではない真壁を庇い、走り回る本間
時間差ロープワークでタマトンガをも上回る機動力を見せた本間
真壁も自慢のパワーでロアを駆逐
ひとりとなったタマに向けてこけしインパクトをぶち当てる
ここまでくるとG.B.Hの必殺コンボキングコングニードロップ&こけしと思いきやロアが真壁のチェーンで殴り倒す
更には手負いの真壁にエプロンパワーボム
タンガロアのパワーはまだまだ発揮されます
本間に向けてパワーボム&リバースガンスタンを決め、なおも孤軍奮闘する本間にはガンスタンからゲリラウォーフェアで3カウント
必死に手を伸ばす真壁も届かず無情にも王座が防衛されたのでした。

前哨戦で真壁を痛めつけ優位に立ち、防衛戦では本間を集中攻撃する
終わってみればGoDの完勝でした。

Ep.4.5 進むそれぞれの道とG1クライマックス

続くドミニオンにてタマトンガは因縁のブリスコ兄弟にIWGPタッグを奪われ、本間もタイトルには絡めませんでした。

しかし彼らは上半期の活躍が認められ、ブロックは別でしたがG1クライマックス出場を果たすのです

またG1前最後のシリーズであるKIZUNA ROADシリーズでは本間が柴田勝頼の持つNEVER無差別級王座へ挑戦(結果は敗北)

それぞれの思いを秘めてG1に臨むふたり
この年のG1クライマックスはケニーオメガの初優勝やYOSHI-HASHIの初出場、棚橋弘至vsオカダカズチカの引き分けにより棚ぼた決勝進出後藤洋央紀など記憶に残るシーンが多かったですが個人的に未だに忘れられないのが最強のオカダカズチカを子供扱いして完封した当時の丸藤正道の完成度の高さですね。

そんなG1クライマックスで2人は確かな爪痕を残します
開幕戦で柴田に勝利し連勝スタートをした本間、棚橋と石井をガンスタンで喰らったタマトンガ
2人とも負け越したとはいえ下半期に向けて勢いを見せるのでした。

下半期ではタマトンガはブリスコ兄弟と死闘を繰り広げ、バレットクラブ総出(高橋裕二郎&ハングマンペイジ、ヤングバックスが既に敗れる)で流出したIWGPタッグを奪還しました。

この年のタマトンガの防衛ロードで非常に印象深いのは11月に行われたGoD vs CHAOS(石井智宏&YOSHI-HASHI)戦ですね。

この年のG1で大ブレイクしたYOSHI-HASHIの新たなフィニッシャーであるカルマをガンスタンで返したその姿はタマトンガ自身がベストフィニッシャーとして選ぶほどでした。
カールアンダーソンより受け継いだ技をタマトンガが持つ身体能力で更に進化させ、より技を高みに導き強い王者として存在感をアピールした
そんな素晴らしい試合でした。

対して本間は新日本内では特にタイトルに絡むことなく(矢野通&丸藤正道のGHCタッグには挑戦あり)、二連覇、そしてIWGPタッグ奪還を目指しWTLに真壁刀義と共に出場します。

Ep.5 WORLD TAG LEAGUE 2016〜幸せを運ぶこけし〜


反対ブロックには王座を奪われたタマトンガとタンガロアがいる中、彼らにリベンジを果たすには決勝に進むしかありません。

王者組のGoDは天山小島以外には全勝の圧倒的成績で勝ち上がりを決めたのと対照にG.B.Hは苦しい展開でした。
初戦を勝利したものの、ハンタークラブ(ヨシタツ&ビリーガン)、柴田勝頼&永田裕志組に連敗し1勝2敗と決勝進出にはもう負けられない展開に
その後は破竹の連勝を見せて最終戦の石井智宏&後藤洋央紀組を倒したことで5勝2敗の10点に到達
10点で並んでいたEVIL&SANADAを当該戦績で上回ったことで首位通過を獲得

苦しみながらもお互いを信頼し続けた真壁と本間の絆が二連覇へのチャンスを手繰り寄せました。
絆という意味では父にキングハクを持つタマトンガ、タンガロアも負けないところ

試合序盤ロアがテーブルを構えラフ殺法に持ち込みます。
しかし本間は元デスマッチファイター、真壁も東京ドームでNoDQマッチでバッドラックファレを打ち倒すなど危険な試合はもってこいの2人

そんなアブナイ4人で繰り広げられる試合、本間は花道でのトンガンツイストによる頭部からの出血に耐えながらも真壁を信じ続けます。
真壁もそれに応えるよう、本間に託します。
血濡れの頭でこけしを当て、今では想像がつかないほどの高速ロープワークでタマトンガと渡り合います。
信じられますか?頭部から血が出て視界がハッキリしていない中で高速ロープワークをするんですよ
そんな本間の気合と根性に彼の地元山形から近い仙台の会場に集ったファン達は声援を送ります。

しかしそんな本間の心を折るような攻撃を王者組は見せます
テーブルへのパワーボム

リングに1人残された真壁にはマジックキラーも決死のキックアウト
真壁刀義が真壁刀義たる雑草魂を見せつけます。
真壁はそんな攻撃を食らった本間がきっと戻ってくれる
そう、強く信じて気迫を込めたラリアットを叩き込み続けます。
しかし気迫の面ではバレットクラブを背負い続けたタマトンガも負けません。
キングコングニードロップに対して対空ガンスタン
更にはゲリラウォーフェアで試合終了

そう思われてました。
重傷を負った本間がすんでのところでカットに入るのでした。
本間朋晃と真壁刀義、2人の諦めない心が3カウントを阻止し続けます。
真壁へのパワーボムを狙ったロアには本間が足にしがみついて喰らいつく。
本間に苛立ちを見せるロア、彼本来のパワーファイターの部分を見せ続けます。
しかし本間には真壁が、真壁には本間がいました。

雪崩式ブレインバスターを喰らいかけた本間をパワーボムで無理矢理カット、邪魔をしてきたタマトンガにはエプロンでのロケットこけし
タフなロアに対してもラリアット合戦で真壁が打ち勝ち、前年の優勝を掴み取ったこけしインパクトを再び決勝の舞台で見せます。

こけしインパクトとくればあとはこけし、そしてキングコングニードロップです。
雪の降る東北に幸せを運ぶこけしとキングコングが訪れたのです。

史上初のWORLD TAG LEAGUE二連覇
ギリギリの所を諦めずに立ち向かった2人、最大のライバル達に自分達の覚悟を見せつけたのでした。

抱き合い感動を分かち合う2人の雑草

王者として優勝を目指したタマとロアは失意のまま、東京ドームでのリベンジを胸に誓っていました。

そして本間と真壁はIWGPタッグ奪還を宣言
2組の最終決着は東京ドームで


となると思ってました。

GoDとG.B.Hの前哨戦に突如現れた矢野通
ゴングを叩き王者を挑発します。
東京ドームお馴染み矢野通のXシリーズ。過去には丸藤正道&TMDKや先述したブリスコ兄弟などがいましたが、2017年イッテンヨンの東京ドームのXこそは矢野通自身であると宣言
タッグ王座戦への無理矢理な乱入を示唆しました。

翌日もパートナー宣言をした石井智宏と共に乱入した矢野通
G.B.H、GoDもろとも攻撃しIWGPタッグのベルトを持ち去ったのです。

それに伴い王座戦は3WAYに変更

今でもこれは本当に納得がいきません。
タマトンガと本間朋晃、タンガロアと真壁刀義
それぞれで紡がれてきたライバルストーリーが崩されたのでした。

まとめ

もう一度、もう一度でいいから本間朋晃と真壁刀義がIWGPタッグ王座戦に出場しているところを見たいです!!!!!!

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