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月と街のAidade ライブレポ[第三章] なぜ今小沢健二なのか②

なぜ今小沢健二なのか②

何かが好きだってとき理由が分からないことってありますよね。そもそも分からなくても良いんだけど。けどなぜ小沢くんが好き?って訊かれたら、敢えて答えるなら、若い頃になかった魅力が詰まってるからって言うかな。若かった小沢くんでは今のような集積がなかった。それゆえの今、と思ってます。

コンサート、ライブだって別にこんなレポにすること自体、野暮かもしれません。その時の瞬間に楽しめてれば良いんじゃないかと思う。あー楽しかった、最高!でじゅうぶん。ただ、せっかくこの年になって見れるようになった小沢くんのことを記憶しておきたいが故に書いています。今回などはご本人がレポ読みたそうなので尚更。

そして小沢くんがこっちに投げてくるもの=宿題が多すぎて、つい勝手にこねくり回してしまいます。ちょっと小難しい表現や、気になる言いまわし、知らない単語などがひとつのライブでもたくさん出てくる。小沢くん自身が歴史上の人物であり(私にとっては)、Aidadeでは自身のアーティスト人生を振り返る節も見られ、さらにやってきた客に課題を課してくるため、ファンダムとしてはつい深堀ってしまう。・・・これ、仕方なくない?ああ楽しかった〜けどあれってどういう意味?が異常に多い。本人だって「ライブ終わってからもずっと続くといいな」みたいに言って、持ち帰らせる意図はあるからそりゃそうなる。

さて、ここに来てオザ熱にうなされる大きな要因が、小沢くん自身が親になったことだと思っています。共感してくれる人まあまあいるのではないでしょうか。守るものができた故の包容力、寛容さ、自他への肯定感、社会と協働したい意欲、迷惑かけてごめんけどよろしくね的な謙虚な気持ちなどなど、を、なんか共有できると思ってて。それは小沢くんの語る言葉にも歌にもすべてに表れています。自分も親になって前とは違う自覚がありますし。そして、小沢くんの年齢もあるかもだけど、本当に子煩悩だと思ってる。そして若い頃から、老若男女関係なく誰にでも届く音楽を作りたいと言っていました(確か)。いま2人の男の子に恵まれ、その子供たちともまったく“同じ時代を生きる人間同士”として接しているように見受けるのです。たかが百年くらいじゃ人間変わらないと思うと言っていた小沢くん。もしそうなら、帰国し結婚し子供ができて、いま本来の資質がやっと自然に出せているだけなのかもしれないね。その、肩の力を抜いた育児、子供との向き合い方を見ていてこちらも学ぶものがあり、自分が少し楽になった面もあります。そうか同じ人間同士って思えばいいのか!と。

小沢くん、毎日お弁当作ってるっぽいですよね。ライブ終わった翌日運動会の弁当作って観戦行ってたりするし。実際私が見たライブにもお子様がよく出てくる笑。Monochroの時はスチャダラパーがいて、Boogie back, shake it up!か、Play it back, boogie back!みたいなの?(どっちが正解か分かりません)兄弟が歌っていて、あの時いっしょにゲバたんもいたような。。。?奇しくもぼーちゃんと同時期に親になりお子さま同士仲良さそうだよね。今回のライブでもあまにゃんに会えましたし。

ゲバたんで思い出したけど、小沢くんってBOSEさんのあの明るさ、前向きさに救われてきてるんじゃないかと勝手に思ってます。ぼーちゃんって平和主義者というか、確か前に、適材適所がいちばん良い!一人でも多く幸せな人を!みたいなことラジオで言ってたんですよ。そのひとことを聞き、あーこの感じで繊細な小沢くんを包み支えてきたのかなーって想像しました。渡米する前の様子を間近で見ていて心配だったとも言っていたし、親友だからわかることってあるんじゃないかな。小沢くんはアンテナ感度高すぎて、なんでも拾っちゃうからアメリカくらい遠いとこ行かないと無理って、ぼーちゃんだったら解っていたのでは。そのぼーちゃんは優しいけどどっか図太そうだし、なんかバランスの良いお二人だなといつも見ていて思います。ちょっと繊細でメンタルやられがちな彼女を支えるしっかり者の彼氏みたいな。そんなイメージ。しかしゲバたんのゲバは、チェ・ゲバラから取ってるんだよね、なんか凄くない??

きちんと食べて、きちんと生活してを心がけるということはつまり、以前そうしてこなかったことへの裏返しでしょうから、やはり高級ホテルに住んでそこから撮影に行く生活なんて“間違い”だった、ということなのかな。具体的にわからないけど。こちらは想像でしかものが言えないから、こんなレポ読んで小沢くん「残念!違います!」とか思ってんのかな。

ともかく小沢くんの心は日本にもまだ向けられていたのかと驚いたんですが・・・でもよーく考えてみれば、小沢くんくらい日本で大成した人こそ、日本じゃないとできないことがたくさんありますよね。現実がうまく書けなくなるほどになって一旦離れたことで、やっと日本や日本にいるファンのありがたみが分かったのではないかな。日本人同士でないと分かり合えない事柄って大いにあるし、日本語という言語の深みもあるし。偉そうに書いていたらごめんなさい。私の目にはそんなふうに映りました。そして帰ってきた(っぽい)小沢くんに、さっと心を奪いさられました。マーク外す飛びこみで。

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