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サウナ教授はn回目【せりふ三題噺】

「これしか勝たんのよ」
 その言葉を残して、教授は大浴場へと消えていった。というのも我々がどうして温泉にいるのかというと、教授がサウナに入りたかった。ということだ。あくまで我々は巻き添えを喰らっているということだ。

「あれ?教授まだ戻ってこないのか?何時間経った?」
 先輩が心配そうに声をかけてきた。
「もう3時間以上経ちますよ」
「倒れているかもしれないから、探しに行こうぜ。パジャマも貴重品も置きっぱなしだ」
 先輩と大浴場に向かったら、教授は外気浴の真っ最中だった。心配しただけ、損したかもしれない。
「教授は何回サウナに入ったんですか?」
「n回だ。まだ足りないくらいかな。水風呂はn -1回で外気浴はn+1回くらいにしているかな」
 少しわざとらしく、先輩が声をかける。
「本当はもっと多いんじゃないですか?頬骨見えてますよ」
「n!回くらいかな」
「えーっ……」
「普通じゃないか? これくらいは」
 ちょっと教授の考えは理解ができなかった。

nは自然数とする。

以下の企画に参加させていただきます。


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