[りす]元中堅社員と統計③ 〜 統計検定2級との関係(シリーズ最終回)
皆様こんにちは。
学習担当、りすです。
前回の続きを。
まずは前回宣言した自分の中の統計用語理解レベルに関する定義をおさらいしておきます。
1. 聞いた事も見た事も無い言葉
2. 聞いた事はある言葉
3. 聞き慣れた言葉 👈 今ここ
4. なんとなくニュアンスがわかる言葉
5. 意味はわかる言葉
6. 道具として使える言葉
前回の記事はこちら↓
続・いざ統計の世界へ向けて
レベル4を目指す
さて、前回はレベル3に到達したところまででした。ここまでくれば、体内に統計の血が流れ始めている事を実感できるのではないでしょうか。街中のポスターにグラフがあればゼロから始まってるか確認するとか、台風がくれば予報円が70%信頼区間なんだよと近くの人に教えたくなってるはずです。私の中にも同じ思いが湧き起こっていました。
そこで!
同僚相手に、統計基礎勉強会を開くことにしました。
元々教科書(統計検定オフィシャルの本)を読み、インターネットで情報を集め、その他の図書類で培ってきた自分の記憶の整理整頓のために、つたないパワーポイントにまとめていましたので、これを教材にします。この資料を作成、見直し、推敲、再構成、勉強会で共有、勉強会の手応えに応じて作り替え、また見直し、、、と言う作業の中で、統計で使われる言葉のニュアンスについて噛み砕いていく事ができました。もうこれはレベル4と言っても過言ではないでしょう♪
同時に周囲の人にも情報を共有し成長することができる、一石二鳥の大変お得な作戦でした。
この時始まった小さな勉強会は、徐々に大きな流れにつながっていくのですが、それはまた、別の機会に。
いよいよ3級受験を!
、、、
まだレベル4なのですが、、、
この辺りのタイミングで、3級受験日を迎えてしまいます。なんと言う計画性でしょうか。
でも、その日はやってきます。仕方がないデス。
早朝、職場の有志と共に試験会場近くの駅から出発します。某有名大学の門をくぐり抜け、いざ試験会場へ。
(今は受験会場が大学ではなくなってしまいましたね、、、個人的には少し寂しいです。)
QC検定に似たような違うような、不思議な雰囲気です。
試験開始から終了までは、あっという間でした。試験の途中で退席して行く人がいましたが、世の中には、「3級などただの通過点ですよ」的な人もいるんでしょうね。この人がそのような考えを持っているかは不明ですが、そりゃそうです。いろいろな人がいて然るべきです。
私は制限時間いっぱいを使って試験に向き合い、最終的には空欄を埋めようとサイコロを転がし?退室しました。
後日。
大きな白い封筒に入った通知が届きました。今回もギリギリですが合格できました♪まずは一安心です。職場の有志も無事に合格したようです。
私にとっても、試験会場で途中退席した人とは違う意味?で、この合格は通過点です。まだまだレベル4の私は統計とは何かを考えるためにさらなる上を目指します。3級の箔がついたのですが、勉強の中で検定に関する知識が欲しくなったので教科書を持ち替えます。次は2級対応の帯がついたこちらの「統計学基礎」です。
再び、(仕事とゲームの隙間時間で?)鉛筆片手に統計を丸呑みする日々が始まります。念願の?仮説検定の話も載っています。最初のページから音読し、聞いた事ない言葉に丸をしながら読み進めます。
さすが2級、とてつもないちんぷんかんぷんな内容に、今回も教科書が丸で埋め尽くされていきます。と、同時に知った事柄はパワーポイントにまとめていき、2ヶ月ほどかけて読み通しました。
頭の中にバラバラに存在していた色々な言葉や考え方が、ようやく関連づけられて統計処理の流れとして理解し始めていきます。
この頃になると、周囲の「統計を気にしてこなかった人」たちからは、「統計の人」的な認識をされており、私は全くの素人であるにも関わらずいろんな質問を持ちかけられるようになります。その中で特に大きなテーマだったのが、何かをする際の「標本の数」の決め方。いわゆるサンプルサイズ設計です。
基本的に、持ちかけられた質問は一度受け取る事にしています。職業病というのか、技術者のサガなのかは分かりません。ただ、この大きな相談をきっかけにさらに違う2つの教科書に手を出します。一つ目は「検定力入門」、二つ目は「JIS Z 9015-0 計数値検査に対する抜き取り検査手順」です。
2級の教科書ではカバーできなかったと言うのもありますが、抜き取り検査にはもともと疑念を抱いていたので、JISベースで読み込みました。そして、もっとも私の根幹にある、監査員の言う「95%の確率」はこの抜き取り検査の中で登場している事に気がついてしまいます。ただ、ここでこの二つの話を書くには長くなりそうなので別の機会にしますが、これらには効果量や検定力(検出力)、OC曲線など個人的なお気に入りワードが登場します。
質問を受け、調べ、パワーポイントにまとめて、伝える。この活動を繰り返す中で知り会った統計に詳しい人に間違いや誤解を指摘され修正して行くうちに、統計用語の意味はある程度理解できたと言えそうです。
つまり、そうです。レベル5達成という事にします!
そうこうしているうちに、統計検定2級の受験が迫ってきます。
2級との対決 ザ・ファースト
教科書に書いてある事を全て飲み込み理解するには、私のキャパシティが足りません。このまま試験に挑んでも敗退する可能性が高いです。
そこで、ポリシーに反しながらも、計算問題トレーニングを繰り返します。せっかく受験するのですから、合格したいと言う欲求が抑えられません。なんならSランクを!(棚ぼた精神)
今後はきっと役に立たないであろう、ひたすら電卓を使って答えを導く技術を磨きます。
この頃時折忘れ気味になっていましたが、そもそも統計を知ろうとしたのは、監査員の領域に近づくためで電卓で、p値を算出するためではありません。しかし、今はそんな事は言ってられない。ひたすらトレーニングです。そして3級受験から約1年後、再び某有名大学の門をくぐります。
統計検定から得た事
数日後、ギリギリ合格通知が届きました。まぁ、こんなものかと思いつつも、一応統計検定2級合格という箔はつきました。と同時に、2級に合格したからと言って、統計を使えるようになった気は、さっぱりありません。
受験前の努力は計算問題を解けるようになるためで数学の延長のように頑張っていた感覚でした。一方、課題や問題を前にして仮説を立てて検証することが重要である事、推定は全て確率であり確定する未来ではない事、これらに気付けた時、私は求めていたものを手に入れた確信は有ります。計算はパソコンに任せればいいのです。当たるも八卦当たらぬも八卦ですが、科学を根拠に当たる確率を上げるのです。
次に目指すのはさらなる統計検定の高みではなく、ここまでに手に入れた知識を道具として使いこなせる状態になる事です。ですので 私が次に定めた目標は、次の二つです。
・ 統計処理ソフトを探索し使える状態になる事
・ 勉強用パワーポイントをブラッシュアップする事
最後に
レベル6を目指すのに選んだものは、統計検定1級合格でも、2級の学び直しでもなく、統計処理ソフトでした。そして、1人で統計について考えていても、仕事の仕方は変わらないため、これまで作成してきたパワーポイントに整理整頓を重ね、これを用いて職場で勉強会を開催し「統計リテラシー」の底上げに挑戦するのです。
と言うわけで、「統計検定」との関係はここまでです。後に再び統計検定を受験することになりますが、その話はまたいつの日か。一度本シリーズを終了し、次回からは統計ではない学びの世界へ踏み出した記録に挑みます。
統計の世界の入り口をくぐり
統計検定を終えての所感
統計検定3級は諸々の基礎(当時)
統計検定2級で検定を理解する(当時)
統計は多くの道具を提供してくれる
道具の選択ミスは誤った結果につながりかねない
推定の結果は確定した未来では無い
学んだ事を皆で共有する事で理解が深まる
作った資料は糧となる
共有すると周囲の中には興味を持つ人もいる
効率よく「統計」を利用するには電卓以外の道具が必要
受験は面白い
追伸
バナーの写真は、今年福岡の繁華街で撮った一枚です。奈良・京都に並ぶ?歴史を持つ福岡ですが、大きく歴史に登場する事がないのは政治の中心にならなかったと言うのが大きいのかなぁと、思いを馳せながら光り輝く川を眺めていました。食べ歩いた記録なども書きたいですが、私には文才がなさそうなので旅行記は難しそうですね。
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ありがとう♪新しい教材に活かします!