恋人たちの甘い夜【3つのお題に空想のひらめきを】
しれっと遅刻して、先週のファンタジーにチャレンジしました🤭
1,000字ほどの作品です!
よろしくお願いします🙇
🎈お題①:「オーロラの駅」
🐾お題②:「星降る丘の時計台」
⏳お題③:「朝焼け色の汽車」
🎈お題①:「オーロラの駅」
今夜のオーロラ駅は、見事なオーロラが夜空を飾っています。
オーロラ職人たちが、オーロラの一部をハサミでチョキチョキと切り取り、クルクルと巻いて早速売り出します。
「今日のオーロラ布は発色も良くて、質もええでぇ〜!
おっ、そこのお嬢さん〜。
この布でワンピース作ったら、どんな男性もイチコロやで!
今なら20%オフ!!」
その声に、女性たちはこぞってお店に集まります。
オーロラ店は大繁盛です。
🐾お題②:「星降る丘の時計台」
さて、オーロラ駅から少し歩くと、「星降る丘」と呼ばれる丘があり、そこにある時計台は、たくさんの恋人たちが訪れるデートスポットなのです。
今日もたくさんの星が降り、時計台には、その星を眺める恋人たちがたくさん集まっていました。
そして、丘の上には星取り職人たちが、降ってきた星を次々と網で取ります。
取り損ねた星は粉々に砕けてしまうけれど、かき集めて小瓶に入れると、綺麗な星屑の砂になるのです。
取った星は加工してアクセサリーにします。
出来上がったアクセサリーや星屑の砂は、時計台の出口で売り出されます。
「今日の思い出に、星アクセサリーはどうですか〜。
星屑の砂は持っていると幸せになると言われてるで〜。
今日の星は色も質もええし、お買い得やで〜!
今なら20%オフ!!」
その声を聞いて、恋人たちは、ウフフ、キャッキャと星アクセサリーや星屑の砂を買っていきます。
星降るお店は大繁盛です。
⏳お題③:「朝焼け色の汽車」
朝焼け色に染まった汽車の中。
1人の乗客が、朝日の中で膝の上の品物を二度見しました。
採れたてはあんなに綺麗だったオーロラ布や星のアクセサリーが、朝の光の下では、すっかり輝きを失い、ただの「くすんだ布」と「その辺の石ころ」に戻っていたのです。
(……あんなにウットリしながら『一生の宝物にするね❤️』とか言ってたのに……はっずぅ〜!!)
(オレ……『この星にかけて君を守る』とか言ってもうた……ただの石ころやんけ!!
家の前にも落ちてるわ、こんな石……)
夜のロマンチックな魔法とテンションがすっかり冷め、車内のそこかしこで「昨夜の甘い甘いセリフ」を思い出して赤面する恋人たち……。
そして、魔法が解けた車内は、悲鳴……ではなく、乗客たちの爆笑の渦に包まれました。
「なぁ、この布でワンピース作ったら、イチコロになる?」
彼女が少し照れながら言うと、彼氏もはにかみながら言います。
「この石ころネックレスつけてたら、イチコロやわ!!」
「ほな、結果オーライやな!」
車内はまた笑いに包まれ、現実へと帰っていくのでした。
めでたし、めでたし?
