かわいいライト買ったよ〜【アマノ文筆クラブ】
ケンちゃんが帰宅すると、さつきが嬉しそうに紙袋から何かを取り出した。
「見て!ケンちゃん!
かわいいライト買ったよ〜」
と言って、有名テーマパークの動物のキャラクターが、満面の笑みで片手でランタンを持ち上げているライトを机の上に置いた。
「おお…
こら、えらいかわいらしいライトやなぁ…。
ほんで、ええ笑顔しとるやん!
ベッドサイドに置いたらええんちゃうか?」
と、ライトをつけたり消したりしながら、さつきに言うと
「そやねん。
ベッドサイドに置こうと思って買うてん。
ええ夢、見れそうやろ〜」
と、ニコニコして言うので、早速、ベッドサイドに置かれた。
数日後、ふとそのライトを見ると、ランタンを持ち上げていた手が、下に降りていた。
ケンちゃんが
「腕、可動式なんか…。」
と、ライトの動物の手を上にあげるも、徐々に下に降りていく。
「腕、疲れてもうてるやん!」
と、さつきと一緒に笑って、そのまま腕を降ろしておくことにした。
その日の夜、ケンちゃんがベッドに行き、ベッドサイドの動物のライトをつけて、のんびりと本を読み始める。
後から部屋に入ってきたさつきが、ライトをジッと見て
「……なぁ、ケンちゃん…。
このライト、なんや、ちょっと怖ない…??」
と、言い始めた。
ケンちゃん、本を閉じでライトを見る。
ランタンを持った手が下に降りているため、動物の顔が下からライトアップされているのだが、ライトに照らされた満面の笑みが、どこか不穏な雰囲気を醸し出していた。
「……明るいところで見た時より…ちょい不気味に見えるな…。」
ケンちゃんとさつき、黙り込んだままライトを見つめる。
すると、さつきが
「ケンちゃん……このキャラクター、なんやこっち見てるように見えへん?」
って言い出し、そう言われたらそうかも…?と思い始めて背中がゾクリとするケンちゃん。
「……変なこと言うなや…。
……はい!!寝よ!!
寝るで〜、明日も早いで〜!!
馬車馬のように働くで〜!!」
とガバッと布団をかぶって目を閉じた。
さつきも布団に入り、ライトを消して目を閉じる。
次の日、2人は寝不足で、ふらふらだった。
そして、ライトは押入れの奥にしまわれた。
おしまい。
【アマノ文筆クラブ】さん企画に参加しました!
チャットさん(ChatGPT)にライトの画像を生成してもらいました。

……なんか、こっち見てへん…??
今回も、楽しく書けました😊
ありがとうございます‼️
