【アマノ文筆クラブ】七転び、やっと起き

元旦の朝のこと。

ケンちゃんお疲れの様子で、なかなか起きられない。

一旦起きて、体を起こすが、またパタリと布団に倒れ込む。

しばらくすると、手をニュッと伸ばして、枕元にある読みかけの本を取り、読み始めるも、持ったまま寝ている。

ハッと目を覚ましたケンちゃん、布団の中でストレッチを始めたが、深呼吸しながらそのまま寝る。

ようやく起きてきた、と思ったらパタリとソファに倒れ込み寝る。

しばらくすると、喉が渇いたようで、ノロノロとキッチンに行き、お水をゴクゴク飲んで、ソファに戻り、またゴロリ。

ソファで目を閉じたまま、クッションを触っていたが、急にムクリと起きてトイレに行く。

スッキリした様子でトイレから出てきたのでさつきは

「目ぇ、覚めた?なんか食べる?」

と聞くと、ケンちゃんさつきの手を引いて

「さつきもゴロゴロすんで。」

と言って、そのまま一緒に寝かされた。

眠たないのに!!と思うさつきだが、気持ち良さそうに寝ているケンちゃんを見ているうちに、ウトウトし始める…。

さつき、爆睡。

遠くで物音と、出汁のいい香りがしてきて、目が覚めるさつき。

一緒に寝ていたケンちゃんは、いつの間にかキッチンで鼻歌を歌いながら何やら料理をしている。

起きてきたさつきを見て

「おう、さつき。
 ええところで起きてきたやん!
 腹減ったから、鍋、作っててん。
 一緒に食べるで〜」

と、テーブルの上にカセットコンロを置いて、鍋をドンと置く。

さつきは美味しそうに鍋を食べるケンちゃんを見て

(充電完了やな。やっと起きたで…。)

と思いながら、鍋をつつく。

しめのラーメンを堪能した2人は、そのまま初詣へと出かけた。

今年も良い一年になりそうだ。

おわり。


あけましておめでとうございます🎍🌅✨
アマノ文筆クラブさんの企画に参加させていただきました!
ちなみに我が家のしめは、ラーメンではなく蕎麦が多いです。
今年もよろしくお願いします🙇

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