【怒りより虚しさが勝った日】キレる元気すら残っていなかった件
妻との距離を縮めたくて、ひとりでジタバタしてる中年モンスター・・・オットモンです。
本編に入る前に初めての方はこちらをご覧ください。
オットモンはこんな記事を書いています👇
それでは本編はこちらです👇
無音期の感情って、だいたいこう思われがち。
・怒っている
・拗ねている
・不満が爆発寸前
たしかに、最初はそうだった。
でも、ある日を境に、
怒りよりも、虚しさの方が大きくなった。
あの日のことは、
今でも妙に鮮明に覚えている。
怒る理由なら、いくらでもあった
正直に言う。
当時の僕には、
怒る理由なら山ほどあった。
・話しかけても反応が薄い
・LINEは業務連絡のみ
・こちらの気遣いはスルー
・感謝も特にない
「なんで自分だけ我慢してるんだよ」
「ちょっとは察してくれよ」
頭の中では、
何度も言い返していた。
でも。
その日は、
その怒りのスイッチが入らなかった。
怒りが湧かないことに、逆に戸惑った
その日は、
ちょっとしたすれ違いがあった。
本当に、些細なやつ。
いつもなら、
心の中でイラッとする場面。
でも、
なぜか感情が動かなかった。
「あ、そうなんだ」
それだけ。
自分でも驚いた。
怒らない自分は、
成長したわけでも、
悟ったわけでもなかった。
ただ、
怒るエネルギーが残っていなかった。
怒りの奥にあったのは「期待」だった
あとから振り返って分かったことがある。
怒りって、
実はかなり贅沢な感情だ。
・分かってほしい
・変わってほしい
・反応してほしい
こういう期待が、
まだ残っているからこそ怒れる。
でもその日、
僕の中で何かが切り替わった。
「もう、分かってもらえないかもな」
この諦めに近い感覚。
怒りが消えて、
代わりに残ったのが、
静かな虚しさだった。
「どうせ伝わらない」が口癖になりそうだった
その頃の僕は、
こんな思考に支配されていた。
・言っても無駄
・どうせ響かない
・余計に空気が悪くなる
だから、
何も言わない。
言わないことが、
一番安全に見えた。
でもその安全地帯は、
とても冷たかった。
怒らない。
期待しない。
踏み込まない。
それはもう、
心を閉じる準備だったのかもしれない。
虚しさが勝った瞬間、人は壊れない。でも…
怒りが爆発するより、
虚しさが広がる方が、
見た目は穏やかだ。
・声を荒げない
・揉めない
・表面上は平和
でも、
内側では確実に何かが削れていく。
その日は、
テレビを見ながら、
笑う場面で笑えなかった。
「あ、俺、今、何を期待してたんだろ」
そんなことを考えていた。
怒りよりも、
この無感情の方が、
よっぽど怖かった。
それでも、完全に諦めなかった理由
じゃあ、
そのまま心が死んだかというと、
そうでもなかった。
虚しさの底に、
まだ小さな感情が残っていた。
「本当は、まだ話したい」
怒りは消えても、
願いは消えていなかった。
これが、
無音期のややこしいところだ。
怒りがなくなる=終わり
じゃない。
むしろ、
怒れなくなったあとに、どうするか
そこが分かれ道だった。
怒りより虚しさが勝った日は、終わりの日じゃなかった
あの日、
怒りより虚しさが勝った自分を、
少しだけ情けなく思っていた。
でも今なら分かる。
あれは、
関係を壊さないために、
必死で感情を抑えていた状態だった。
怒らなかったのは、
どうでもよくなったからじゃない。
まだ、失いたくなかったから。
もし今、
同じように虚しさを感じている人がいたら、
伝えたい。
それは冷めた証拠じゃない。
まだ望んでいる証拠だ。
無音期は、
感情が消える時期じゃない。
感情の形が変わる時期だ。
怒りが虚しさに変わったあの日も、
僕にとっては、
確かに再構築の途中だった。
不格好だけど、
ちゃんと、途中だった。
