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世界は羊が回してる。映画『ひつじ探偵団』“THe SHeeP DeTeCTives” を観たら

『ひつじのショーン』を観ていたので、羊というものが見かけの印象よりずっと賢くて、人語を解し、人間の目が届かないところではあれやこれや楽しんだりドタバタしたりする動物だということはよく知っていました。それぞれ個体差はありながらも。
この映画も大体そんな羊コメディでした。

『ひつじ探偵団』

羊たちをこよなく愛する羊飼いジョージ(ヒュー・ジャックマン)。夕暮れ時には羊たちにミステリー小説を読んであげるのが習慣です。
ミステリー小説ばかり読み聞かされた羊たちは小説の中の殺人犯人についてあれこれ推理します。中でも一番賢い羊リリーは推理力抜群で犯人を当ててしまいますが、他の羊は見当はずれで、前に読まれた本の犯人を挙げたり、メイドが犯人だと言い張ったりします。
ちょっと風変わりですが、羊たちもジョージも、穏やかなに幸せに暮らしていました。
ところがある日、ジョージが死体で発見されます。何者かに殺されてしまったようです。

というわけでリリーを中心に羊たちが殺人犯人を見つけ、捕まえるためにあれやこれや行動を開始します。
リリーたちはミステリー小説のセオリーを頼りに推理を進めていきますが、町で一人きりの警察官は皆から「間抜け」と呼ばれている男で、じれったいったらありゃしません。リリーたちは彼に捜方法のヒントを与えます。

リリーたちは間抜けを誘導し、間抜けが思う通りに動いているか通りに立って警察署を見張ったりしますが、羊って、ただ立ってこちらを見ているだけでなんかおかしいんです。一匹だったり二匹だったりで、黙ってこちらを見つめているシーンが何度も出てきます。その「間」が絶妙で、何度も笑ってしまいました。

羊たちの活躍で事件はスッキリ解決。ハッピーエンドで(殺人が起きていますが)心温まる要素もあるコメディ映画でした。良心的っていうんですかね、誠意や愛が報われるこういうの。心地いい映画でした。

それにしても羊。
羊って何か特別な動物なんでしょうか?
『ひつじのショーン』はもちろん、小川一水のSF小説『天冥の標』シリーズには宇宙存在(だか何だか)に遺伝子操作されてDNAが通常の羊の50倍の長さになった羊が出てくるし、ドラマ『エイリアン:アース』では宇宙生物に寄生されて目玉がとんでもないことになってる羊が出てくるし、「羊文学」なんて人たちもいるし。きっと世界を回しているのは羊なんでしょう。我々の知らないところで。

映画『ひつじ探偵団』公式サイト

原作小説はこちら↓

ひつじ探偵団〔新版〕


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