再設計したい!見間違え易いもの選手権
世の中には、絶対に見分けなければならないのに、異様に形が似通っているものが多い。
例えば製造業の現場では、稼働ボタンと停止ボタンが似ていると事故に繋がりかねないので、停止ボタンが何より大きく分かりやすくなっていることが多いのだが、残念ながらそうなっていないものが世の中にはたくさんある。
今回は見間違えやすく、事故に繋がり兼ねないため、是非とも再設計したいと思ったものを紹介していきたいと思う。
「開」と「閉」

エレベーターにあるこれだ。
同じ門構えで非常に似ている。古いエレベーターや設備だと、文字がつぶれてよく見えなくなっているものが多い。
事故に繋がり兼ねないものだ。
ただ実際のエレベーターでは、これの対策として、
ひらく、とじるとひらがなでかかれていたり、マークになっていたりする。既に対策が取られていることが多い。

「♮」と「♯」

楽譜に出てくるナチュラル♮とシャープ♯。特に臨時記号として登場する場合はこれがめちゃくちゃ形が似ていて見間違えることが少なくない。
しかし、元々の音の高さとなる♮と半音上げる#を間違えて音を出したら、その瞬間にそれまで積み上げて来た音楽は一瞬でぶち壊しになる。
元々は、ナチュラル、シャープ、フラット、いずれも「シ」の音の半音変化を区別するために生まれた「b」の記号が、長い歴史の中で簡略化・変形されて、現在の形になったと言われているので、ルーツが同じなのが似ている理由なのかも知れない。
まだフラット「♭」は少し形が違うので見間違えることがないが、ナチュラル♮とシャープ♯は本当に似ているので、小さい楽譜だとめちゃくちゃ見間違える。
再設計が許されるならこれは絶対に見間違えることがない記号に直したい。
「私立」と「市立」

なんでこんなに分かりにくいねん!最初にこれ考えた奴、もうちょい考えてくれ!と子供ながらに思ったのがこれだ。
「シリツの学校に行くことにした」
え?どっち???
となる。
これの対策として、ワタクシリツ、イチリツなんて言い換えが存在するくらいだ。
最初から見分けられるようにしておいてくれ・・・
赤い塗料で書かれた文字だけ消えた看板
公園などでこのような看板を見たことがないだろうか

「自分のゴミは自分で持ち帰りましょう」
と書いてある。
しかし、赤い塗料の方が紫外線に弱く、長期間の設置により色が消えてしまっている。
結果、重要と思って書かれた部分だけが消えて、意味の分からない文字だけが残っている。
制作時点での見やすさも大事だが、長期間使用するもであれば、耐久性も考慮して作成すべきだった。
EtherNetとEtherNet/IP

製造業で目にするもので、混同しがちなのがEtherNetとEtherNet/IP。
EtherNetとは、LANのコネクタの形状と通信速度の規格。
EtherNet/IPは、EtherNetを使用して行う産業用ネットワークの通信規格。
EtherNetというハードを使ってEtherNet/IPというソフトを動かすという説明をされることが一般的のようだ。
”EtherNet/IP”という名前がまた分かりずらい。
ここで出てくる"IP"は、TCP/IP の Internet Protocolのことではなく、Industrial Protocolの略らしい。
ぐぬぬ、TCPIPと全然関係ないものとは、これは知っている人からしたら常識なのかも知れないが、非常に紛らわしい。
道路標識

道路標識も分かりずらいものは多い。
当然免許を持っているのだから知っている前提だと言わんばかりだ。
これは左から
・車両通行止め
・駐車禁止
・車両進入禁止
だ。
車両通行止めと駐車禁止は形が似すぎだし、車両通行止めと車両進入禁止は日本語にしてもその違いが分かりずらい。
駐車禁止のマークが直感的ではないのも問題だ。
それぞれルーツがあるのは分かるが、見る人が分かりずらく事故に繋がり兼ねない
断っておくが、それぞれのマークの形には意味があり、ルーツがあることも承知はしている。
しかし、これらが分かりずらいことを起因として、なんらかの事故が起こってはいけないとも思う。
将来を見据え、誰か再設計してほしい。
