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【童話アレンジ#30】舌切雀(生成プロンプト付き)

 かつては農業系YouTuberの先駆者として名を馳せた「おじい」こと木下正一は、今やすっかり落ち目。ありのままの農業を紹介する彼のチャンネルは、初めこそ都会では目にすることのない新鮮な情報に登録者が殺到したが、後出しYouTuberたちによる効率重視、派手な演出の類似動画に人気を奪われ、登録者数は減る一方。全盛期の配信収入に味をしめた、同居の妻の浪費癖にも頭を悩ませていた。

 ある日、正一は自宅の畑で怪我をした小鳥を見つける。手当をしてやると、小鳥は驚くほど美しい声で鳴いた。正一は小鳥を「チュン」と名付け、大切に飼うことにした。
 数日後、正一がいつものように、去年と同じ、地味、と低評価だらけの動画をアップロードしていると、チュンが突然人間の言葉を話し始めた。
「おじいさん、いつもありがとう。私にできることがあれば、何でも言ってください」
 驚く正一に、チュンは自分が実はVTuber(バーチャルYouTuber)の「言ノ葉スズメ」だと明かす。言ノ葉スズメはチャンネル登録者数100万人を超える人気VTuberで、その愛らしい声とキャラクターで多くのファンを魅了していた。
 今はバーチャル・バケーション、と称して配信を休止している。実際は、中のスズメであるチュンが過労で喉を痛めてしまい、現実世界で療養という名のぶらり旅をしていたのだ。
「バケーションには違いない!……チュン。あの時は、久しぶりに長く飛んでいたら、疲れてしまいまして。ふらふらと木に突っ込んでしまったのです……」

 チュンは恩返しとして、正一のチャンネルでコラボ配信を提案する。正一は半信半疑だったが、チュンの言う通りにしてみることに。すると、コラボ配信は大成功!チュンのファンが正一のチャンネルに押し寄せ、スパチャ(投げ銭)が雨のように降り注いだ。
 久々の大金に、妻は狂喜乱舞。チュンにもっと配信させようと、豪華な鳥かごや高価な餌を用意し始める。さらに、チュンがどこかへ行って正体がバレてしまうことを恐れた妻は、なかば監禁するように家の中から出そうとしなかった。
「おじいさん、助けて!」
 チュンの悲痛な叫びを聞き、正一は妻を止める。
「もうやめてくれ!チュンの自由を奪うようなことはしたくない!」
 激怒した妻は正一に離婚届を突きつける。正一は迷わず離婚を選び、チュンと共に家を出た。

 その後、チュンは正一に二つのプレゼントを差し出した。一つは、大企業の広告案件と莫大なスパチャが入った巨大な金庫。もう一つは、古びたノート。ノートには、コラボ配信を見てくれた視聴者からの温かいメッセージがびっしりと書き込まれていた。
「おじいさん、どちらを選びますか?」
 正一は迷わずノートを選んだ。
「俺は、金よりも大切なものを見つけたんだ。視聴者との繋がり……それが、俺の新しい宝物だ」
 チュンは微笑み、自身が所属する事務所へ向かって飛び立った。正一はノートを胸に抱きしめ、新しいチャンネルを立ち上げる。

 チャンネル名は「おじいだチュン」。




原作

 舌切雀

原作の要約

 昔々、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは心優しいけれど、おばあさんは欲張りで意地悪でした。
 ある日、おじいさんは怪我をした雀を助け、家に連れて帰って手当てをしてあげます。雀は元気になり、おじいさんにとても懐きました。
 しかし、おばあさんは雀が嫌いで、雀が糊(のり)を食べてしまったことに腹を立て、雀の舌を切って追い出してしまいます。
 おじいさんは、雀がいなくなって悲しみ、雀を探しに山へ入っていきます。
「舌切り雀のお宿はどこだ」と呼びながら歩いていると、雀たちが現れ、おじいさんを雀の宿へ案内してくれます。
 雀たちは、おじいさんを大歓迎し、ごちそうや踊りでもてなします。帰り際、雀たちはお土産に、大きな葛籠(つづら)と小さな葛籠のどちらが良いか尋ねます。おじいさんは、遠慮して小さな葛籠を選びます。
 家に帰って葛籠を開けてみると、中にはたくさんの宝物が入っていました。
 これを見た欲張りなおばあさんは、自分も宝物をもらおうと、雀の宿へ行きます。おばあさんは、雀たちに乱暴な態度で接し、帰りには大きな葛籠を選びます。
 しかし、おばあさんが重い葛籠を開けてみると、中から出てきたのは、お化けや妖怪、ムカデなどの恐ろしいものばかりでした。おばあさんは、驚いて腰を抜かしてしまいます。
 おばあさんは、自分の欲深さを反省し、心を入れ替えました。そして、おじいさんと共に、仲良く幸せに暮らしました。

プロンプト

“したきりすずめを現代風にアレンジしてショートストーリーを執筆します。プロット案をあげて”
“2の案で執筆して”
“おじいのかつてを農業系YouTuberの先駆者に変更。今は後出しの、もっと人の目を引くYouTuberたちに人気を奪われすっかり落ち目。
スズメは恩返しとして、以降をチュンは、に修正”
“しかし、チュンの正体が・・・のくだりを、さらに、チュンがどこかへ行ってしまわないように、なかば監禁するように家の中から出そうとしなかった、という意味の場面に修正”
“舌切雀の要約”
“現代版舌切雀の挿絵を作成。
中央に農家を営む、近代的な家を配置。家は農地に囲まれている。家の主人であるおじいさんが庭に立っている。おじいさんのところへ、空から一話の雀が飛んできている。watercolor”

#生成AI #プロンプト #ショートストーリー #毎日投稿

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