トンデモ超能力入門
題名に「トンデモ」と付いていますが、内容は、トンデモではありません。
いたって真面目に、「超能力」について、書かれた本です。
人間には、未来に起こることを予知したり、壁の向こう側にある物を透視したり、手を触れずに念力で物を折り曲げたりする、「超能力」があるのでしょうか?
そのような「超能力」を、真面目に研究している学問があります。それが、超心理学です。
超心理学者は、日本では、とても少ないです。本書によれば、三人くらいしかいないそうです(^^;
その三人のうちの一人、石川幹人【いしかわ まさと】さんと、懐疑的に超常現象を見ることで知られる皆神龍太郎【みなかみ りゅうたろう】さんとが、本書で、対談しておられます。
本書を読めば、「超能力」研究のそもそもの始まりから、その歴史、現在の「超能力」研究の実態までを、知ることができます(^^)
頭から超能力を信じこむ態度と同様、頭から超能力を否定する態度も、科学的とは言えません。
本書を読み進むうちに、「科学的であるとは、どういうことか?」、「あるかないかわからないものを研究するには、どうしたらいいのか?」が、わかってきます。
超能力にさほど興味がなくても、科学に興味があるなら、本書は、一読の価値があります。
超心理学の最前線では、人間に超能力があるのかどうか、どこまでわかっているのでしょうか?
その答えは、ぜひ、本書をお読み下さい(^^)
以下に、本書の目次を書いておきますね。
はじめに
プロローグ
第一章 超能力を研究している学問がある!?
1 「超能力を科学する」ってどうするの?
超能力+心理学=超心理学?/建設的な議論ができるヤツ、出てこいや!
2 自称「超能力者」はホンモノなの!?
超心理学者は鑑定士じゃない!/ユリ・ゲラーについて書かれた論文がある/
スプーン曲げは疑惑のデパート?
3 「心理学」と「超心理学」の関係は?
超心理学は心理学に切り捨てられた!?
4 超能力研究の実験方法 PART1
「超能力」にも種類がある/大きく分けると超能力は3種類/
100人に1人「センシティブ」がいる?
石川先生のワンポイントレッスン(1) 超能力が出るとき・消えるとき
5 超能力研究の実験方法 PART2
いつまでもカード当てだと思うなよ!/最もポピュラーな実験はガンツフェルト/
離れた場所を見たり動物を使ったり……/重要なのはインチキの排除/
ESP系を分けて観測できる実験がある
6 超能力研究の実験方法 PART3
念じて0をたくさん出す/『おくりびと』にPKが働く!?/
動物の本能を利用するにもコツがある
石川先生のワンポイントレッスン(2) 「念力」にもさまざまな種類がある
第二章 超能力研究の歩みを学ぶ
マンガ ハイズビル事件
1 超能力研究の歴史 世界編 PART1
きっかけは幽霊で商売する姉妹/超能力研究に革命を起こした人物がいる/
「超心理学の父」の経歴は?/
など
2 超能力研究の歴史 世界編 PART2
アメリカ軍が超能力を研究していた!/念力だと思ったら予知だった?/
懐疑論者との議論にも長~い歴史がある/
など
石川先生のワンポイントレッスン(3) ガンツフェルト論争とは?
マンガ 千里眼事件
3 超能力研究の歴史 日本編 PART1
東大助教授が超能力実験を行った理由は?/
実験は厳密にやらないとねぇ……/念写は日本のお家芸?/
福来友吉は心理学の歴史から抹消されている
4 超能力研究の歴史 日本編 PART2
学者が超能力に触れることはタブー/
日本の国民性が超能力研究を遅らせている/
結局はスキャンダルになって終わった
第三章 現代の超能力研究を知る
1 超能力研究の現状は?
超心理学者になるのはどんな人?/超心理学者は日本に3人しかいない/
未来に回答が引っ張られる?
2 超心理学の問題点
学者がいろんな方向を向いている/
これから超心理学は日本が中心になる!?/オカルトとの分離も難しい
3 なぜ超能力研究は認められないのか
超心理学はかわいそう!?/引きは強いのに認知度が上がらないのはなぜ?/
超能力はどんどん効果が小さくなっている/
など
あとがき
