宝塚歌劇月組公演GUYS & DOLLSを見て、ふと、思ったこと
宝塚歌劇月組公演がムラで千秋楽を迎えました。
いや~ 本当に素晴らしい公演で、気づけば7回も観てしまった!!
いつもの公演は2~3回なので、いつもの倍以上観たってことになります。
我ながら驚き!!!
一度目の観劇はなんと!友会一階SS席!
マイ初日の感想はこちら。
舞台感想 宝塚歌劇 月組 GUYS AND DOLLS|おとぼけ男爵
二度目以降の観劇は、
二階A席、二階B席、二階S席、一階A席、二階S席、二階S席と様々な場所、様々な角度から観ることができました。
客席降りのある一階席は、通路側ですと後方のA席でもジェンヌさんが走ってきてタッチしてくれるという尊い瞬間を味わうことができました。
立ち見のお客さんにまでタッチして、風のように去っていくジェンヌさんの後姿が愛おしい~ なんというサービス精神!


遠いけれど、遮るものがなく、見やすい。
公演にちなんだ、食事も楽しく、色々頂きました。
くすのきの幕の内すみれ~月~
・小鉢 落花生豆腐 枝豆の明太白和え 水茄子の生ハム巻き 牛肉とこんにゃくのしぐれ煮 豚肉と豆苗のもずく和え 冬瓜のそぼろ煮 とうもろこしのかき揚げ
・造り 鱧ちり 梅肉ポン酢
・煮物 ハマグリの和風冷製クラムチャウダー
・組肴 太刀魚とポテトの蒸し焼き香味ソース 長芋 出汁巻き玉子 甘酢蓮根 アスパラ唐墨
・食事 白御飯
・吸物
・甘味 マンゴープリン

下 ボヌールの公演デザート ICE AND DULCE(アイス アンド ドゥルセ)
マイ楽は、フェリエでエトワールランチ~REVUE~を頂きました。
・オードブル 「ローストポーク トマトのラヴィゴットソース」
・メイン 「太刀魚のスパイス焼き 海苔ソース」
・パン
・デザート 「ベイクドチーズケーキ」とコーヒー
公演の中でチーズケーキが出てくるので、デザートはベイクドチーズケーキだそうです。
「ミンディでは、チーズケーキとシュトルーデルのどちらが売れているか?」ってネイサンがスカイに賭けを持ちかけるシーンね。
でも贅沢いえば、シュトルーデルが食べたかったかな。
シュトルーデルってどんなの?って思いながら見ていたから……


本当に楽しい作品で、観る度に「くるぞ、くるぞ~」と笑いのスタンバイまでしてしまいます。
それに、音楽! 全部良い!
幕間にお隣の方が鼻歌歌ってて「歌っちゃいますよね~」ってなりました。
家に帰っても、いや今でも色んな曲が頭の中を巡り、気づけば口ずさんでいたりします。
ハッピーで大好きな作品!
あみちゃんとみちるちゃんのどちらのアデレイドも素晴らしくって、みちるちゃんダイジェストじゃなくて通しのブルーレイも欲しいな~と思いますけれど……スカステ放送しないんだからさ、二種類出してもいいのに~
初演からずっと見ておられる方は、昔の演出の方が好きな方もおられるようで、人の感じ方は色々だなあと思います。
ちなみに私は、今回の演出の方が好きです。
この作品、ブロードウェイの初演が1950年という古~い作品なんですよね。
宝塚版でも1984年ですもの。
昭和の常識ならなんの違和感も感じないお話ですけれど、令和の時代になると「ん?」と感じる部分がなきにしもあらずです。
だから、若い人たちはどう感じるのかしら?って思ってしまいました。
例えば「結婚」に対する意識ですかね……
アデレイドが「結婚」することにこだわるからこそ、母親に嘘をつくのも理解できるし、それがおかしくって大笑いしますよね。
女の幸せが「結婚」だと思われた時代に作られている作品だから、アデレイドもサラも結婚して、やんちゃな男が年貢を納めたっていうハッピーエンドになるのもわかります。
わたしは昭和の人間だから、まったく違和感なくそんなストーリーを受け入れて大笑いしたりするわけですけれど……
今の若い方は「結婚」が女の幸せだと思っていなかったりするのでは?
それなら、受け止め方は私と違うかもしれないなあ~って感じます。
たまたま、GUYS & DOLLSの男尊女卑的な部分に不快感を感じておられる意見を目にしたのですが、その時ふと思いました。
最近の世の中って「正しすぎる」なあって……
もちろん、現実の世の中は「正しい」方が良いのでしょうね。
現実では、自ら進んで法を破る悪人に関わりを持ちたいとは思いません。
が、「物語」の中でも「けしからん」ってなるのは怖いな~って感じます。
だって、強引な男のキスを「不同意わいせつ」なんて言い出したら、壁ドン胸キュン物語なんて成立しませんものね~
でも、時代の変化で「物語」でも非難されることってあるじゃないですか。
私の大好きな映画「風と共に去りぬ」がアメリカでは黒人差別を肯定していると言われて上演されなかったり、配信ラインナップから削除されたりしているというニュースを聞いて、ショックを受けたことがあります。
古い時代に古い価値観で作られた作品が「間違っている」と言われて葬り去られるのは怖いなあって感じます。
古い時代に古い価値観で作られた物語は「間違った価値観が含まれていることを理解した上で」楽しむことができる世界であって欲しいな~って感じます。名作をなかったことにはしないで欲しいな~って。
だから、こういう古い作品を観ていると、新しくこういう作品を作ることはできないかもしれないなあ~と思いながら、
でも、こういう作品見ているの好きなんだよな~と思います。
小説でも、映画でも、舞台でも、
故意に誰かを傷つけようとすることは許されないと思います。
でも人の感情って色々じゃないですか。
そして、人の経験も様々ですよね。
私にとってすごくハッピーな物語でも、何かを思い出して悲しくなる人もいると思うんですよね。
誰一人傷つかない「物語」なんてこの世に存在しないのじゃないかしらって思うと「物語」の世界は「自由」であって欲しいな~と思います。
私は色々な「物語」を楽しみたいなと思います。
何を感じるかは人それぞれ、そこにある正義や不正義を含めて楽しめる余裕を持ちたいと思います。
古い物語を観ながら、ふと、そんなことを感じたのでした。
過去の舞台感想はこちら
宝塚歌劇 舞台感想まとめ|おとぼけ男爵 (note.com)
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