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贔屓のこと

贔屓っていうのは、特に応援しているジェンヌさんのことで初めて会ったヅカオタとの会話は「何担? 贔屓は?」で始まることが多いです。(ちなみに、何担?は何組応援しているの?という意味です)
でも、私は「全組観るし、好きなジェンヌさん多いです」
って答えることが多いです。これは本当で私は全組コンスタントに見に行くし、各組に好きなジェンヌさんがいます。
花組なら ひとこちゃん、マイティ、つかさくんが好きだし、月組なられいこさんとうみちゃん、ちなつさんにやられちゃうし、星組ならことなこときわみしんに悶絶するし、雪組はのぞ様まあやご卒業後はあがたに目が行くし、かせきょー気になるし、宙組はキキさん、そら君、じゅっちゃん好き好き~だし、あげていけばきりがないんですね。
気になる娘役さんなども多いし、好きな方はいっぱいいてタカラジェンヌ全員好きかもなんですよ。だから、どなたか一人を応援する「会」には入らない主義でお茶会なども敬遠している「お一人様ファン」なのです。
そんな私が、私の贔屓は○○さんです。と言える人になるなんて……人生意外な出会いがあるものです。

宝塚歌劇団宙組の琥南まことさんが、私の贔屓です。

琥南まことさんは2014年初舞台の100期生です。だから、私が30年ぶりくらいにぽつぽつと宝塚を見始めた第二次ファン時代突入の頃の入団ですね。久しぶりに観たので最初の内はトップスターですら誰が誰やらわからない状態。(だって、大地真央さんくらいからあと観てないブランクだから)
でも、やっぱり好きだなあと少しづつ観劇の回数が増え、スターさんの名前がわかるようになり、少しづつ下級生が気になるようになった頃、出会ってしまったんですね。
ウエクミマジックにかかったんですね。「神々の土地」の任官式のシーン。真っ赤な大階段を黒の軍服で降りてくる近衛兵達。剣舞のあと、銀橋でずらずらっと並ぶ近衛兵。
「神々しいまでに美しい近衛兵がいた」こんな時は、まあさまにスポット当たって見えないですね。みさちゃんにスポットが当たって見えちゃったんですね。イナズマドドーン!この子誰!美!
琥南まことさんだとわかってからお手紙出そうかどうか相当迷いました。
だって、ずっとお手紙なんて書いてなかったのだもの。
この年のおばちゃんがどうする?どうする?でも、久々に伝えたいこの想い。で、お手紙を書きましたらお茶飲み会のご案内など頂くようになりまして、不安だけど参加してみたらとても楽しくて、お取次ぎをお願いするようになりましたら何か父兄になったような気分になってしまって、どうにも愛おしい存在になってしまいました。
贔屓に対する感情って不思議なものです。
美しい男役姿にはきゅんとしてしまうし、自分に目線やウィンク飛んできた日にゃ、おおおっとなってるから恋愛に近い感情かと思いきや、違う。だって恋愛だったら自分の好きな人を誰かが好きだなんて言っていたら、むしろジェラシー感じるでしょう。でも、贔屓のことを誰かが好きだと言ったら、嬉しくて「どうもありがとう」って気持ちになるんですよ。好きだと言う人が増えれば増える程嬉しい。やっぱ、母かババの気分なのかな。でも舞台の上の贔屓を見ていると口元がにやにやとだらしなく緩んでいるわけです。
そこは母でもババでもない気がしますので、全く贔屓という存在は不思議な存在です。

昨日、宙組公演見てきたのですが、出番表を頭に叩き込んでオペラで必死に追うのが楽しくて仕方がない。
スーツ姿の市民姿を拝んだら、黒燕尾の優雅な動きにうっとりして、武器工場では狂気を纏った表情に崩れ落ちもう、こういっちゃなんですけど、みさちゃんに被るスターさんがちょっと邪魔に思えてしまう自分が怖いです。
ショーでも、様々な笑顔を見ることができて、楽し気に踊っている姿を見るともう、たまりません。
ああ、贔屓がいるってなんて幸せなんだろう。
また、観に行くからね~


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