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「重いオタク」は本気で人を好きになれる人。愛着心理学で紐解くオタ活の処方箋。

「毎日現場に通わないと落ち着かない」
「周りが引くくらいチェキを積んでしまう」
「推しのSNSを四六時中監視して、一喜一憂してしまう」

そんな自分を振り返って、「私ってオタクとして重すぎるのかな……」「メンヘラで性格がおかしいのかな……」と、一人で落ち込んでいませんか?

周りからの「重い」という一言に傷ついたり、自分を責めたりしているあなたへ、まずは声を大にして伝えたいことがあります。

「あなたは、何もおかしくありません」

むしろ、それだけ誰かを本気で好きになれて、膨大なエネルギーを注げるというのは、誰もが持てるわけではない、純粋で素敵な「才能」なんです。


性格ではなく「愛着行動」


なぜ、そこまで行動が「重く」なってしまうのか。

これを心理学(愛着理論)の視点で見ると、全く違う景色が見えてきます。

人間には、大切な存在(心の拠り所)に近づこう、繋がろうとする本能的な欲求があります。これを「愛着行動」と呼びます。

毎日通うのも、チェキを積むのも、SNSを見るのも、すべては「大好きな相手と強く結びついていたい」という、人間として至極正常で、ピュアな防衛本能。あなたの性格が歪んでいるからでも、おかしな人間だからでもありません。

では、なぜそれほど純粋な愛着行動なのに、やっていて自分が辛くなってしまうのでしょうか?

問題は、あなたの「重さ」そのものではありません。

その行動のベースが、「好き」から「不安」に変質してしまっていることにあります。

  • 最初は:「好きだから会いたい!」「もっと応援したい!」(純粋な愛着)

  • 気づけば:「行かないと忘れられるかも」「積まないと他のオタクに負ける」「SNSを見ないと嫌われたか不安」(不安ベースの確認行動)

「好きだから会いに行く」のではなく、「嫌われていないか、見捨てられていないかを確認するために行く」という生存戦略になってしまっている状態。 これこそが、あなたの心を擦り切らせている本当の正体です。


「重くて不幸なオタク」と「重くて幸せなオタク」の決定的な違い

勘違いしないでほしいのは、「重さを捨てて、ライトなオタクになりましょう」ということではありません。

「重いオタク」と一言で言っても、実はその中身は2つのタイプにパッキリ分かれます。それが、「重くて不幸なオタク」と、「重くて幸せなオタク」です。

自分のエネルギーの矛先がどちらに向いているか、次の表でチェックしてみてください。

✕ 重くて不幸なオタク

行動の基準がすべて「推し」にあります。「推しが喜ぶか」「推しに嫌われないか」。一見、推し思いに見えますが、実は「推しの言動によってしか自分の幸せをチャージできない状態」です。そのため、相手のちょっとした変化でメンタルがジェットコースターのように振り回されてしまいます。

◯ 重くて幸せなオタク

どれだけ毎日通っても、チェキを限界まで積んでも、彼らは最高に幸せです。なぜなら「私が好きで、私がやりたくて、私の意志で積んでいる」から。推しのリアクションがどうであれ、「推しのために全力を尽くしている自分、マジで最高!」と、自分で自分を幸せにできている状態です。


重いまま、幸せなオタクになるために


繰り返しますが、あなたのその熱量は素晴らしい才能です。

変えるべきは「重さ」ではなく、エネルギーの「矢印の向き」だけ。

「推しにどう思われるか」という外側に向いた矢印を、「私はどうしたいか」という内側の矢印に戻してあげる。

これだけで、あなたの「重さ」は、自分を傷つける刃から、推し活を最高に充実させる最強の武器へと生まれ変わります。

じゃあ、どうやって矢印を自分に向け直せばいいのか。今日からできる簡単なワークをひとつ、お伝えします。

【今日からできる1ステップ】

次に「チェキを積もう」「SNSに張り付いて見よう」とした瞬間、3秒だけ胸に手を当てて、自分に問いかけてみてください。

「今のこの行動、私は『好き(自分軸)』でやろうとしてる? それとも『不安を確認するため(他人軸)』にやろうとしてる?」

これだけでOKです。行動を無理に止める必要はありません。「あ、今私、不安ベースになってるな」と気づくだけで、脳の暴走は少しずつ落ち着いていきます。


その不安、一人で抱えなくていい

大切な人を全力で愛せるあなたのエネルギーは、本当に素晴らしいものです。だからこそ、その純粋な愛を、不安や恐怖で塗りつぶしてしまうのはもったいない。

「気づく」ことは一人でもできますが、長年染み付いた「不安な思考のクセ」を解きほぐし、矢印を自分に向け直していくのは、一人ではどうしても限界があります。どれだけ心理学を学んでも、自分のこととなると、人間どうしても視野が狭くなってしまうものだから。

だから、その不安を一人で抱え込む必要はありません。

あなたの素敵な愛が、あなた自身を幸せにするものでありますように。


「もっと心を軽くして、純粋に推し活を楽しみたい」
「重くて幸せなオタクにシフトしたい」
そんな方は次の記事を参考にしてください。
私の経験について紹介しています。

「次は言葉の使い方も変えたい」
そんな方はこちらもどうぞ。


「おたくは聞き方が9割」聴き方の極意はこちら

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