見出し画像

タイプロの話⑤timeleszPROJECTはオーディション番組最大の弱点○○を無くした、新しい「オーディションドキュメンタリー」

オーディション番組の歴史

日本のオーディション番組史において一番大きく歴史を動かした番組、それは「スター誕生!」だろう。70年代から80年代にかけて放送された人気番組だ。オーディションを全国のお茶の間に向けて公開し一般人の中から「スター」を発掘する至ってシンプルな番組だ。ちなみに私は生まれていないのでリアルタイムで見てはいない。昭和の女性アイドルが好きなので知っている。

平成になるとデビューオーディションとはまた違った「AKB選抜総選挙」が流行った。シングルの選抜メンバーを総選挙で選び、1位はセンターになるという仕組みだ。

近年のオーディション番組では「TWICE」が生まれたオーディション番組「SIXTEEN」に続き、「NiziProject」や「PRODUCE101」が世間を賑わせた。オーディション参加者と視聴者の距離が縮まった事でより多くの人がサポーターとして熱を上げたのだ。

浪費型エンターテインメント

オーディション番組の魅力とはなんだろうか?努力の過程が見えるところ?素の姿が見えるところ?展開がわからないスリル?自分も番組製作に関われるところ?

私はオーディション番組はとても残酷な企画だと思う。人の努力を見世物にしてお涙頂戴し、見ず知らずの他人が指先一つで他人の人生を左右する。多数決は間違った物事を真実である事に出来てしまうのだ。
もちろんオーディション参加者はそれを理解してる。むしろそれを武器に戦うのがオーディション番組なのだ。

軍師 菊池風磨

菊池風磨は自身がオーディションの企画を提案する為にこれまでのオーディション番組を見て研究したのだという。
timeleszPROJECTが発表された2024年4月1日時点ではまだどこで配信するかも決まっていなかった。発表されるまでその事を知っていたのはtimelesz、SexyZoneの元メンバー2人、timeleszのスタッフチーム、お世話になっている演出家だけだったのだ(もちろん事務所の社長や幹部は知っていただろうが)。

公に発表されたのは8月4日。Netflixで日本に留まらず海外でも配信されることが発表された。応募総数19822件。前代未聞のオーディション番組が動き出した。

弱点

オーディション番組の弱点。
それは「視聴者投票」だ。
厳密に言えば「多数決」で物事を決めることがどれほど危険か、という話だ。
オーディション番組の醍醐味であり最大の弱点「多数決」をtimeleszは排除することにしたのだ。

MY HOME

突然ですがSexyZoneを「家」に例えます。
想像してみてください。

5人で暮らしてきた大きな家です。最年少のマリウスは11歳の頃からその家で暮らしてきました。11歳に合わせた部屋が与えられました。ほかのメンバーもそれぞれ自分に合った部屋や家具が用意されました。
時は過ぎ最年少のマリウスは「世界中を旅しながら生活をする」と、最年長の中島は「一人暮らしをする」と家を出る事を決意します。

3人は大きな家に残りました。家の表札を「timelesz」に変えて。思い出の家を手放して引っ越すのも一度取り壊して作り直すのも3人は望んでいませんでした。
しかし、ぽっかり空いた部屋を見るとやはり寂しい。現実的な話、3人で折半してこの家に住み続けるのはいつか経済的に厳しくなると予測できる。

風磨くんは思いつきます。「新しい入居者を募集しよう」と。しかし空き部屋は2つ。2つとも違った形の部屋です。その後3人は話し合いを重ねます。「このままだと生活しにくいのではないか」「部屋を交換するのはどうか」

3人は一大決心をします。
「「「リノベしよう!!!」」」

土地と地盤、玄関と水周りの位置はそのままにリノベーションをすることにしたのです。
新しい家の形は大人になった自分たちで決めよう!そして新しい入居者を招こう!
リノベーションにはお金は掛かるけど誰かが住みたくなる家にしたら、あとからみんなでローンを返そう!
家を出た2人にも説明をした。「そうか、わかった。」「たまに遊びに帰るね。」
そうしてリノベーション計画と入居者募集が始まったのだ。

timeleszのファンが投票できない理由

「自分たちがずっと応援してきたグループなんだからファンに投票権があるべきだ!」という声が上がっている。否、不可能である。なぜなら責任が取れないからだ。

私自身投票権をもって誰かに投票しても、勝利担だ。一生変えるつもりはない。風磨くんも聡ちゃんも大好きだ。写真も全種類買うぐらいには大好きだ。必ずしも「担当」を作らないといけない訳では無い。ただファン全員がメンバー全員を同じ熱量で応援しろと強制することは不可能だ。既存のファンが投票してその人がデビューしても結局3人のうち誰かを応援する、なんてことになるからだ。風磨くん、勝利くん、聡ちゃんの3人のファンが選んだ所で風磨くん、勝利くん、聡ちゃんのファンのままでいる事がほとんどだろう。

候補生のファンが投票できない理由

落ちたらtimeleszのファンにすらならない。
通った所でこの先本当に応援していくかがわからない。どの道誰も責任を取れないのだ。

____________________

日プ女子の上位11名の
最終合計投票数(4回目)は「7288506票」
1位と2位の差は「416411票」
1位と11位の差は「564113票」
1人最大で1日2回投票できる。(※投票サイトが二種類ある)
そして1人が1人に入れるのではなく11人を選ぶのだ。さらに最終回放送中の投票は倍の2票カウントになる。
他にも死票問題などがあり全てが応援したい気持ちで入れた純粋な1票であるか定かではないのだ。
____________________

解決策

「どうしても投票がしたい」となった時、これらの問題をカバーするにはFC会員を5年契約にすることぐらいしか思いつかない。投票した候補生がデビューした場合必ず5年間FC会員でい続ける。CDなども定期購入契約をしてもらうのだ。

誰もやりたくないだろう。

仲間探し

今までのオーディション番組はゼロから作っていくものだったがtimeleszPROJECTは違う。既に50ぐらいからのスタートなのだ。メンバーは3人決まっていて既に持ち曲もある。約200曲ある。

今までのオーディション番組は家の大きさを決めて土地だけ買って地盤補強工事から始まる家造りだ。
timeleszPROJECTは既に家が建っている状態から入居者が増える、リノベーション計画なのだ。

PARTY

我々が投票した場合何を重視するだろうか。
ルックス、スキル、キャラクター性(性格)。

本当に大事なのは「timeleszが仲のいいグループになる」ことと「メンバー全員に確実にファンがつく」ことだ。
我々には到底選んで決めることが不可能なのだ。
勝手に入居者を決めることなんてできない。
仮に3人と新しい入居者1人が仲良くなれても入居者同士が仲良くなれなければ意味が無いのだ。リノベーションには限界がある。ある程度住む人間側が順応していかなければならない。それがわかるのは住んでいる人だけだろう。つまり全ては3人にしかわからない。
ただそれだけの事なのだ。

あかりの灯る大きなお家

結局一番仲の良いグループが一番愛されるのだ。Episode3でSnowManの渡辺翔太くんが言っていた通り「ファンは仲がいいところが一番見たい」これに尽きるのだ。
ファンは歌やダンスの上手さ以上に「全員の歌声でできた曲」と「揃ったダンス」を求めているものなんです。

どんなグループになるかはわかりません。
ひとつだけわかるのは3人がこれからずっと一緒にいたいと感じた人が新しい仲間になるということだけ。


寒い寒い冬を超えて、

いいなと思ったら応援しよう!