【読了】 #114 『津田日記』
『津田日記』
著:ダイアン 津田 篤宏
最初に思ったのは、「津田さん、思ったよりずっと津田さんだった」ということだった。
テレビで見るダイアン津田は、いつも大声でツッコんでいて、ゴイゴイスーをやっていて、いじられている。
でも日記を読んでも、やっぱり津田さんだった。
むしろテレビより津田さんだった。
この本が面白いのは、出版するために書かれた文章じゃないところだと思う。
本当に書いていた手書きの日記。
だから整っていない。話が飛ぶし、同じことを何度も考えている。
そしてめちゃくちゃゴルフに行く。本当にびっくりするくらいゴルフに行く。
読んでいる途中から、「また行くんかい!」とツッコみたくなった。
あと面白かったのは、ところどころに見える「これは吉本的にNGだったんだ」という痕跡。黒く塗りつぶされてるところが多くて面白い。
本来の日記はもっと生々しかったんだろうなと思うと、それすら面白い。
日記って本来、人に見せるためのものじゃない。
だからこそ、削られた部分があることまで含めて日記らしかった。
読んでいて驚いたのは交友関係の広さだった。
次から次へと芸人仲間が出てくる。後輩も先輩も同期もいる。
気づけばいろんな人とご飯に行き、ゴルフに行き、飲みに行っている。
それを見ていて思った。そりゃ愛されるよな、と。
津田さんって、決して格好つけない。
自分を大きく見せない。
失敗したことも書くし、情けないことも書く。
いじられた話もそのまま書く。
でもだからこそ周りの人たちも遠慮なく津田さんをいじるし、楽しそうに関わっている。
日記を読みながら、「ああ、この人はみんなに愛されているんだな」と思った。
最近、エッセイや日記を読む機会が増えた。その中で改めて思う。
面白い日記って、特別な出来事が書かれている日記じゃない。その人自身が書かれている日記だ。
『津田日記』には、ダイアン津田という人間がそのままいた。
格好つけない。取り繕わない。ありのままを書く。
だから面白い。だから愛される。
そしてやっぱり、思った以上にゴルフが好きだった。
全部含めて"ゴイゴイスー"
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