人の行く裏に道あり花の山
東海ラジオのブログに書いたように、きょう、わたしはナゴヤ球場へ行ってきました。
ネタ、仕込んできました。でも、きょうはその話をnoteに書くわけではありません。ドラゴンズの1軍は小牧でオープン戦、2軍はタマスタ筑後で開幕戦、わずかな残留組しかいないナゴヤ球場へなぜ行くのか?
人の行く裏に道あり花の山
これは株式投資の格言です(わたしは投資関係とは無縁です)。「他の人とは逆の行動をとったり、注目を集めていないことに注目したりすることで利益を得る」という教訓です。きょう、ナゴヤ球場にいた記者はわたしひとり。この状況でこそ、本当の「取材」ができると思っています。
わたしはもう27年、ナゴヤ球場に来ていますので(笑い)、立っているだけで多くの関係者に声をかけてもらえます。石橋康太選手には「小牧に行かなくていいんですか!?」と驚かれ、渡辺博幸コーチには「スーツ着てどうしたの?」と質問され(ここは真面目に『営業との兼任なので』なんて答えは不要と判断し、『スーツの方がかっこいいからです』と堂々と答えてひと笑いを起こす)、昇竜館館長・平沼定晴さんからは「4階の洗濯機が壊れてね」という館長ならではの話を聞きました。向こうから声をかけてもらえるようになると、あとは事前に準備してあった質問をぶつけるだけです。
先日、他局の若手アナウンサーから「大澤さん、すごいですよね。向こうから話しかけてくれて取材できるなんて」と褒められ?ましたが、これは長くやっているからということと、「ひとりでいるから」なんです。わたしが尊敬する新聞記者はみんな一対一に持ちこみます。株式会社NGO長尾隆広社長の記者時代もそう、CBCテレビ若狭敬一アナもそう。一対一にもちこむチャンスを狙い、そのチャンスを活かした取材者が、放送や原稿で人の心を惹きつけています。「きょうは誰もいないだろう」と思って球場に行くと、若狭アナがいた。そんなことは何度もありました。若狭アナもわたしも、いまや野球に専従できない立場だからこそ、一層その時間を求めるようになっています。AIにはできない、人対人の勝負のようなものです。
松木平優太選手。怪我をしてもいつもニコニコあいさつしてくれます。きょうもゆっくり話を聞かせてくれました。

駿太(後藤駿太)選手。


「SHUNTA」の文字がかっこいい。やはり似合っています。
若手選手たちからしてみれば、わたしなんて知らないオジサンなわけです。下手すれば父親より年上になります(そういえば岡林勇希選手の父親はわたしと同い年のはず。岡林選手23歳、我が子8歳)。だから、初めて話しかける時はめちゃくちゃ緊張します。まずは名乗って、敬語で話を聞く。これが第一歩。その積み重ねしかありません(そもそも誰にでも話しかけられるような人間ではありません)。本当はみんなに声をかけられればいいのですが、「まあいいか」という悪魔の囁きに負けてしまう自分もいます(その点、NGO長尾社長は偉かった)。
2軍が開幕しました。「SHO-TIME」がまもなく始まります。そしてプロ野球開幕。どんなネタでもいいんです。「大澤さんだから話します」という関係を選手、関係者と築きあげ、わたしだからできるアナウンサー像を作り上げていきたいです。
