【読書記録/思考ノート#12】言葉は人生を設計する道具になる:三浦崇宏『言語化力ー言葉にできれば人生は変わる』
こんにちは、大沢農園です。
ご訪問ありがとうございます。
このnoteは、2026年4月に公務員を辞め親元就農したぼくが、
FP2級と約20年の投資経験を活かし、
畑のこと、働き方、お金のこと、本から学んだことなど、
「これからの生き方」を記録・発信している雑記帳です。
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さて、曜日ごとにテーマを決めて記事を執筆していますが、木曜日は【読書記録/思考ノート】です。
今回読んだのは、三浦崇宏さんの『言語化力ー言葉にできれば人生は変わる』です。
「言語化」は才能ではなく技術
三浦さんは広告会社GOの代表を務めるクリエイティブディレクターで、数多くの企業や商品のブランディングに携わってきた方です。
本書では「伝わる言葉」の作り方だけではなく、言葉が人生や仕事、人間関係をどう変えていくのかまで踏み込んで語られています。
最近では至るところで「言語化」が叫ばれ、売れ筋のビジネス書でも「言語化」をテーマに扱ったものが、書店では多く見受けられます。
本書を読んでいると、言葉は磨くことができる技術であり、日々の積み重ねで誰でも伸ばせる力なのだと、
三浦さんが現場で磨いてきた経験から語られていてとても説得力を感じます。
今回は、その中でも特に印象に残った4つの言葉を紹介しながら、自分なりに考えたことを書いてみます。
共感を生むのは飾らない言葉
言葉が持つ最大の機能は「共感」と「速度」だ。映像や画像よりも速く、情報流通の波に乗せ、誰かに共感を届ける。これができるのは言葉だけだ。
そして、その共感を得るためには、一般の人の言葉を拾ったほうがいいというケースが増えている。「言葉の技術」を複雑にこねくり回してもどうにもならない。普通の人が自然体で使う言葉だからこそ共感が集まる。結果として人を動かす。まさに効く言葉になっている。そういうことが増えてきている。
この一節を読んで、noteを書き始めてから少しずつ感じていたことが、そのまま言葉になっているような感覚がありました。
以前からぼくは、
「うまく書こう」
「知的に見える文章を書こう」
と、考えすぎている気がします。
もちろん文章の技術は大切です。
ただ、それ以上に「誰かが普段使っている言葉」で書かれていることが、読む人の頭の中にすっと入ってくるのでしょう。
最近はAIでも文章を書ける時代です。
だからこそ、最後に差がつくのは「その人自身が何を感じ、どう表現するか」なのだと思います。
その人の経験や温度が乗った言葉には強い力があります。
その温度こそが共感を生み、人を動かす力になる。
本書を読みながら、自分もこれからは「うまい文章」より「伝わる文章」を意識して書き続けたいと改めて感じました。
努力の方向を間違えない
もう1回言うが、戦略って、「努力しないで勝つ方法を考えること」なんだ。戦を略すと書いて戦略。だからぼくは、どうやってその戦いから前向きに逃げて勝つか、ということを常に考えている。
努力をしないための努力を、めちゃくちゃしてほしい。そうすれば、どんな相手だって倒せるし、どんな仕事だって面白くなる。
この言葉は少し挑発的ですが、とても本質を突いていると思いました。
努力は量より方向。
どれだけ時間をかけても、間違った方法では成果は出ません。
逆に、仕組みや考え方を工夫すれば、同じ結果をもっと少ない労力で得られることがあります。
農業でも同じです。
毎日気合いで長時間働くよりも、作業導線を見直したり、便利な道具を取り入れたりするほうが、生産性は変わってくる。
体力を削ることだけが努力ではありません。
投資でも、毎日株価を見続けるより、自分に合ったルールを作って淡々と続けるほうが成果につながることがあります。
ぼくは慎重に考えてから動く性格ですが、この一節を読んで、
「どうすれば無駄な戦いを避けられるか」
それを考え抜いてから動いた方が、最終的に勝て確率があがるのではないかと思いました。
要らぬ努力をしなくて済むように、戦略を考え抜く努力をめちゃくちゃする。
その発想は、これからの仕事にも人生にも取り入れていきたい考え方です。
良い言葉を貯めておく
伝わる言葉、わかりやすい言葉に、人生においてたくさん出会っておくと、自分が何かを話すときにそれらの言葉を引っ張ってきたり、それらの言葉のエッセンスをうまく抽出して使うことができるので、結果としてわかりやすい言葉、強い言葉を使うことができるようになる。
この一節は、ぼくが読書を続けている理由そのものです。
本を読んでいると、
「この表現はわかりやすい」
「この比喩は印象に残る」
と感じる文章があります。
その瞬間は覚えていても、すぐに自分のものになるわけではありません。
しかし何冊も読み、何度も触れているうちに、同じような考え方だったり共通した核は、自分の言葉・哲学として自然と形になっていきます。
なので、ぼくは気に入った表現があれば、そのページをドッグイヤーしておきます。
そうして言葉を「貯めて」いるのです。
読書は知識を増やすだけではなく、「言葉の引き出し」を増やす行為でもあります。
良い言葉との出会いは、自分の財産になる。
そして、その財産は誰かに何かを伝えたいと思ったときに、必ず力を貸してくれます。
これからも本を読み、それを使うことで、少しずつ自分の言葉にしていきたいと思います。
言葉は人を救い、人を傷つける
言葉というのは危険なものでもある。言葉の威力に怯えなくてはいけない。ぼくたちは全員ナイフを持って、振り回しながら生きている。それくらいのイメージでいたほうがいい。言葉によって人は死ぬ。言葉によって人が生かされるということもある。本当だよ。だから疎かにしない。気を抜いた、考えていない言葉なんて吐けるわけがない。
本書の中で、最も強く印象に残った一節でした。
何気ない一言に救われたこともあれば、逆に何気ない一言で落ち込んだことは誰でもあるでしょう。
言葉を発することは、責任が伴います。
SNSでは短い文章が一瞬で広がる時代です。
だからこそ、勢いで発信するよりも、一度立ち止まって
「この言葉は相手にどう届くだろう」
と考える時間が必要なのでしょう。
一方で、慎重になりすぎて何も発信しないのも違います。
相手を思いながら選んだ言葉なら、きっと誰かの背中を押すこともできます。
読んだ人が少し前向きになれたり、「読んでよかった」と思える言葉を届けられる人でありたい。
そのためにも、自分自身が言葉を大切に扱い続けたいと思わせてくれる一冊でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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【執筆:大沢農園】
38歳・元学校事務。
公務員を辞め、親元就農という形で農業の世界に入りました。
FP資格と約20年の投資経験活かし、畑のこと、働き方、お金のこと、本から学んだことを綴り、
「これからの生き方」を模索しながら発信しています。
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