見出し画像

AIと一人会社を作って1週間。自動売買Botを動かし始めた話

「AIに会社経営を手伝ってもらったら、一人でもどこまでやれるんだろう」

それが出発点だった。

僕は普段エンジニアとして働いている。コードは書ける。でも、投資戦略を考えて、マーケティングして、経営判断して……全部一人でやるのは物理的に無理だ。

会社って普通、複数人で回すものだ。得意分野が違う人間が集まって、それぞれの領域を担当する。一人でやると、必ずどこかが手薄になる。

じゃあ、その「複数人」をAIで代替したらどうなるか。

CTO(技術責任者)、CMO(マーケティング責任者)、CIO(投資責任者)。Claude Codeに役割を定義して、それぞれの専門領域で意思決定を任せる。人間の僕はCEOとして最終判断だけする。

本気でやってみないとわからない。だから本気で始めた。

何を作ったのか

最初のプロジェクトとして選んだのが、FX/暗号資産の自動売買Bot。

なぜこれを最初に選んだかというと:

  • 結果が数字で明確に出る(曖昧さがない)

  • 24時間動くので「AI経営」の恩恵が大きい

  • 僕自身がAPIを叩く開発が得意

構成はこんな感じ:

  • 取引所: GMOコイン(APIのドキュメントが充実していて開発しやすい)

  • 稼働サーバー: Oracle Cloud Infrastructure(OCI)の無料枠

  • 言語: Python + Docker

  • 稼働形態: 24時間365日、サーバー上で常時稼働

そして面白い実験をしている。Botを2つ同時に走らせている。

  1. ルールベースBot — テクニカル指標(移動平均やRSIなど)に基づいて、事前に決めたルール通りに機械的にトレード

  2. AI CIO Bot — Claude(AIエージェント)がリアルタイムの市場データを見て、その場で判断してトレード

同じ資金、同じ取引所、同じ期間。条件を揃えて「ルール vs AI判断」を正面から比較する。

どちらが勝つか、僕にもわからない。だから面白い。

今どうなっているか

5月18日に稼働開始して、今日で5日目。

正直に言うと、まだ何も語れる段階じゃない。5日間のデータで「この戦略が優れている」なんて結論は出せない。統計的に意味のある比較をするには、最低でも数週間は必要だ。

今の時点で言えるのは:

  • 2つのBotとも、24時間止まらず動いている

  • サーバー費用は月額0円(OCIの無料枠に収まっている)

  • 致命的なバグやシステム停止は今のところ発生していない

  • Bot自体は正常に取引を実行している

「ちゃんと動いている」。地味だけど、自動売買の最初の壁はここだったりする。動かし始めた初日にバグで止まる、APIの認証が切れて取引できない、サーバーがメモリ不足で落ちる。そういう落とし穴をクリアして、まず安定稼働を確認できた。

これからどうするか

短期的には:

  • データを貯める。最低8週間は淡々と動かし続ける

  • 週次でBot同士の成績を比較して、経過報告を書いていく

  • 問題が起きたら正直に共有する(バグも損失も隠さない)

中長期的には:

  • 「AI vs AI Trading Battle」として結果を可視化する

  • 累積損益カーブ、勝率、最大ドローダウンなどを比較するダッシュボードを作る

  • 十分なデータが貯まったら、詳細な分析レポートを公開する予定

まだ始まったばかりで、華々しい成果は何もない。

でもBuilding in Publicの趣旨は「プロセスをリアルタイムで共有すること」だと思っている。うまくいくかもしれないし、全然ダメかもしれない。どちらにしても、ここに記録していく。


興味があれば、フォローしてもらえると更新が届きます。週次の経過報告や、AI経営で気づいたことを定期的に書いていきます。

いいなと思ったら応援しよう!