#67-2 大阪には中央市場が3つある? ~大阪市中央卸売市場と大阪中央卸売市場~
前回は卸売と仲卸の違いや市場流通の流れをまとめました。今回は大阪の市場を詳しく見ていきます。
大阪中央卸売市場と大阪市中央卸売市場
卸売市場には、国が政策的に設置した「中央卸売市場」と当初から民間経営をしていた「地方卸売市場」があります。
大阪には中央卸売市場が4か所、地方卸売市場が18か所あります(2024年3月時点)

そしてややこしいことに、中央卸売市場の中に、「大阪府中央卸売市場」と「大阪市中央卸売市場」があります。
それぞれ、運営管理者が府と市で異なる他、卸売業者も異なっています。

取扱量が一番多いのは野菜、果実ともに大阪市中央卸売市場(本場)でした。
ダイカ?ホンジョウ?市場に関するよく聞く略称
大阪で農業関連の仕事をしていると、市場関係でよく次の単語を聞きます。
「ホクブシジョウ」「ホンジョウ」「トウブシジョウ」「ナンブゴウドウ」「キタカ」「ダイカ」「トウカ」「チュウセイ」
これらは、何を指しているのでしょうか。
市場の呼称
北部市場(ほくぶしじょう):茨木市にある大阪府中央卸売市場のこと。
本場(ほんじょう):大阪市福島区にある大阪市中央卸売市場(本場)のこと。
東部市場(とうぶしじょう):大阪市東住吉区にある大阪市中央卸売市場(東部市場)のこと。
南部合同(なんぶごうどう):堺市にある大阪南部合同青果地方卸売市場のこと。もしくはその市場の卸売業者である大阪南部合同青果(株)のこと。
卸売業者の呼称
北果(きたか):大阪府中央卸売市場内にある大阪北部中央青果(株)のこと。
大果(だいか):大阪府中央卸売市場、大阪市中央卸売市場(本場)にある大果大阪青果(株)のこと。
東果(とうか):大阪市中央卸売市場(本場)にある東果大阪(株)のこと。
中青(ちゅうせい):大阪市中央卸売市場(本場)にある大阪中央青果(株)のこと。
このように、似たような呼称が多数存在しているので、略称を覚えておかないと話がわからなくなりますね。
まとめ
今回は大阪にある市場についてまとめてきました。
中央卸売市場が4か所、うち青果を扱う市場は3か所、地方卸売市場は18か所あり、中央卸売市場のうち取扱量が最も多いのは本場でした。
※今回も各自治体や市場のホームページを参考に書いてます。もし誤りなどあればコメントで指摘いただけると幸いです。
