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《有料・冒頭試読》【オリオンズ&マリーンズ・背番号の系譜「16」(2026)】トレード移籍投手の系譜

(写真 中央・16を引き継ぐローテ投手24代種市篤暉、左上から・左腕でフル回転した4代三平晴樹、広島から移籍したサイドスロー11代望月卓也、右上から・新人王を獲得した19代久保康友、FA移籍し投手陣けん引した23代涌井秀章)


「16」トレード移籍投手の系譜

 背番号16は投手の系譜。池辺巌が2年、塀内久雄が1年、背番号を変更して継いだが、それ以外は21人(西三男は2代)の投手が継いできた番号だ。ただ、準エース的な活躍をした投手もいたが、概ね短命に終わる投手も多かった。また、トレードに関連する選手が多い系譜でもある。23人が継いだが、トレードで他球団に移籍した選手が10人、トレードで入団して継いだ選手が6人と多い。それが24代と継いだ選手が多くなっている要因でもある。
 現在の背番号16の種市篤暉はメスを入れて復活した。25歳と若いだけに、背番号16を新しいステージまで引き上げてもらいたい。

----- 現在の背番号「16」 -----

 ★《24代》2020(R2)年~・26(R8)年は7年目 種市 篤暉(たねいち あつき) 投手(2025年は在籍10年目)

  1998(H1)年9月7日(入団時18歳)、右投右打
  青森・八戸工業大第一高(–)–千葉ロッテ(17〜)

 【種市 篤暉 背番号変遷】63(3) ⇒ 16(7)
 2020(R2)年に4年目を迎えた種市篤暉が背番号を63から空番だった16に変更した。3年目の前年19(R1)に一軍に定着し、17試合の先発マウンドに上がり、23イニング連続奪三振を記録していた。
 20(R2)年はコロナ禍で延期されたが、6月の開幕からローテーション入り。7試合に先発し完封勝利も挙げた。しかし8月初旬にヒジの違和感で離脱。9月にはメスを入れ、このシーズンは3勝2敗で終えた。
 翌21(R3)年はリハビリに専念し登板なくシーズンを終える。
 22(R4)年は二軍で登板を重ね、8月11日のソフトバンク戦で740日ぶりに復活。この試合は勝敗はつかず再び抹消。このシーズンは1試合の登板に終わる。
 23(R5)年にようやく完全復活。キャンプから慎重に調整を重ねて開幕からローテーション復帰。結果も順調に上げ、初のオールスター出場を果たす。9月末にヒジに炎症を起こして抹消されたものの、最終的に23試合に先発し、自身初の二桁となる10勝7敗、僅かに規定投球回に届かなかったものの、防御率は3.42だった。ポストシーズンには復帰し、ファイナルステージで登板した。
 24(R6)年は2年連続で開幕ローテーション入りも安定感を欠くスタートとなる。それでも徐々に安定感を取り戻し、5月22日の西武戦では4年ぶりの完投勝利を記録する。以降、ローテーションを守るが7月20日の日本ハム戦で打球が左ヒザを直撃。そのままマウンドに立ったが9失点降板。次の先発でも打ち込まれるも8月には復調。再び安定したマウンドを見せる。ところが9月1日に右足内転筋の筋損傷を発症し、約1ヶ月離脱。シーズン最終盤に復帰し、23試合の先発し自身初の規定投球回に到達も7勝8敗、防御率3.05と好不調の波が激しいシーズンとなった。
 25(R7)年も開幕からローテーション入り。2試合に好投してシーズン初勝利も挙げる好スタート。しかし以降は好不調の波が激しく5月1日に抹消。14日に復帰するも右ヒジの違和感で再び抹消された。再復帰は28日だったが、ここからは種市らしい安定したピッチングを見せる。ところが打線とかみ合わない。好投すると打線が沈黙、打線が先行すると種市が踏ん張れない。結局6月の再復帰後は7試合で先発し、防御率は3.60ながら0勝3敗だった。3勝目を挙げたのは7月19日。7回無失点と好投して約3ヶ月ぶりの白星だった。8月からは安定感を増し、9試合に先発して5連勝を含む6勝1敗、9・10月には自身初のタイトルとなる月間MVPを受賞した。最終的に2年連続で規定投球回に達し、24試合の先発で9勝8敗、防御率リーグ9位となる2.63だった。
 26(R8)年はWBC日本代表に選出され中継ぎとして貢献する。その影響でシーズン初登板はチーム19試合目の4月17日となったが7回無失点で初勝利をマークする。2度目の先発となった25日のソフトバンク4回戦(熊本)では初回2死から一塁のベースカバーに走った際に左アキレス腱を断裂。長期離脱を余儀なくされた。

 (2025(R7)年 シーズン終了時)
 ◆在籍時通算成績<111試合、37勝31敗、防3.30、0S、2H、102先発、1完封、672奪三振>
 ◇初登板、初先発登板<2018(H30)年8月12日・オリックス20回戦/R(京セラD)/先発/6回2失勝敗なし>
 ◇初完投<2018(H30)年10月2日・ソフトバンク22回戦/R(ヤフオク!D)/先発/8回4失●>
 ◇初ホールド<2019(R1)年4月14日・日本ハム3回戦/R(札幌D)/2番手/1回0失>
 ◇初勝利<2019(R1)年4月29日・楽天6回戦/R(楽天生命)/先発/5回2失>
 ◇初完封<2020(R2)年7月25日・西武10回戦/R(メットライフD)/先発/9回0失>

 ※在籍時に達成した主な記録
  ◆23イニング連続奪三振(2019年6月13日~8月4日)同一シーズンでは球団記録

 ※在籍時に選出されたタイトル
  ◇月間MVP(2025(R7)年9・10月/投手部門)

----- オリオンズ&マリーンズ「16」の系譜 -----

 ★《初代》1950(S25)年~1953(S28)年途中(移籍日不明)・3年 上野 重雄(うえの しげお) 投手(在籍4年)

  1923(S8)年3月25日生(入団時27歳)、右投右打
  熊本・(旧制)九州学院中(–)–京城医学専門学校–大連満州倶楽部–門司鉄道局–毎日(50〜53途中)–東急(53途中〜54)

 【上野 重雄 背番号変遷】16(3+途中)
 球団創設時に社会人・門司鉄道局(現JR九州)から入団した上野重雄が、初代背番号16を背負った。
 1年目からリリーフと先発の谷間を埋める活躍を見せる。球団創設5戦目に初登板を初先発。9回に1点を失い完封を逸するも完投で初勝利を記録。12試合に先発し11試合にリリーフ登板。7勝6敗、防御率は3.89でチームのパ・リーグ初代制覇を支えたが、日本シリーズでは出番がなかった。
 翌51(S26)年も12試合に先発、8試合にリリーフ登板し6勝5敗、防御率は2.83と安定したピッチングを見せた。52(S27)年はさらに登板を増やし、17試合に先発し14勝6敗と自身初の二桁勝利をマーク。防御率も3.20だった。
 53(S28)年は4月1日に先発し、2試合にリリーフ登板した後離脱。その後シーズン途中に東急へ移籍した。

 ◆在籍時投手成績<79試合、27勝17敗、防3.38、42先発、6完封、111奪三振>
 ◇初登板、初先発、初勝利、初完投<1950(S25)年3月18日・近鉄2回戦/H(後楽園)/先発/9回1失>
 ◇初完封<1950(S25)年4月12日・東急4回戦/R(後楽園)/先発/9回0失>
 ◆在籍時通算打撃成績<79試合、打率.248、121打数30安打、1本塁打、14打点、0盗塁>


 ★《2代》1954(S29)年~1957(S32)年・4年 和田 勇(わだ いさむ) 投手(在籍6年)

  1934(S9)年2月6日生(入団時18歳)、右投右打
  香川・丸亀第二高(–)−毎日/大毎(52〜56)

 【和田 勇 背番号変遷】61(2) ⇒ 16(4)
 1952(S27)年に香川・丸亀第二高校から入団し、3年目を迎えた和田勇が1954(S29)年に背番号を61から16に変更した。
 1年目から一軍のマウンドに上がり、前年は15試合に登板し1勝5敗だった。
 背番号を変更した3年目の54(S29)年は開幕から一軍マウンドに上がり、11試合に先発し18試合にリリーフ登板し、自身初の100回を超える109.2回を投げ、6勝4敗で防御率は2.95と安定感を見せた。
 しかし、翌55(S30)年から登板数を減らし、その55年は7試合(2先発)、56(S31)年は5試合(2先発)。そして57(S32)年は一軍登板なく終わり、そのシーズン限りで引退した。

 ◆在籍時投手成績<78試合、11勝12敗、防2.99、30先発、1完封、149奪三振>
 ◇初登板、初先発<1952(S27)年3月27日・東急3回戦/H(後楽園)/先発/4回1失勝敗なし>
 ◇初勝利<1952(S27)年4月27日・近鉄2回戦/R(藤井寺)/2番手/3回3失>
 ◇初完投、初完封<1952(S27)年9月5日・近鉄16回戦/R(大阪)/先発/9回0失>
 ◆在籍時打撃成績<78試合、打率.135、74打数10安打、1本塁打、4打点、0盗塁>


 ★《3代》1958(S33)年~1959(S34)年・2年 滝 良彦(たき よしひこ) 投手(在籍4年)

  1929(S4)年6月30日生(入団時22歳)、右投右打
  愛知・名古屋商業学校(–)−名古屋外国語専門学校(現南山大)−愛知トヨタ自動車−毎日(52〜53)−高橋(54〜56)−大映(57)−大毎(58〜59)

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