映画『おしり前マン~復活のおしり前帝国~』感想
おしりが前にある、ごく普通のサラリーマン・前尻(まえじり)。
しかし彼の正体は――街の平和を守るヒーロー・おしり前マンだった!
おしりが前にあるため街の平和を脅かす者を許さないおしり前マンは、日々巻き起こる様々な問題を、新たな仲間との出会いや過酷な試練を乗り越えて解決していく。
そんな中、不穏な動きが…。かつて存在したと言い伝えられている"おしり前帝国"を復活させ、人々を支配しようとする邪悪な影が、世界を覆いつくそうとしていた。
SNSを見ていたら、ふいに流れてきた映画告知。
『おしり前マン』というタイトルと、人間の生物学概念をゆがませるビジュアルをした「おしり前マン」というキャラクター。
一瞬、卑猥ポストが流れてきたのかと疑ったが、目が離せなくなってしまった。
「ちょっと待って。ヤバい。これ好きかもしれん。」
私の嗅覚が鋭く反応した。
即YouTubeチャンネルを検索し、資料を開く。
そこにはテーマも意図も謎のアニメ動画が並んでいる。
ひとつひとつ検証してみる。
「何を見せられているんだろう。」と思いながら、再生クリックする手が止まらない。そして、「なぜ今までこの作家、作品を知らなかったのだろう。」と後悔していた。
はっきり言う。
どの動画を見ても、意味など見いだせない。
ただ唯一無二であるという、奇妙な衝撃だけが残る。
映画を観る前に、一度世界観に入ってみることをオススメしたい。
「これを78分やるのか」という脅威を感じながらも、抜けられないと思う。
谷口崇さんYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@%E8%B0%B7%E5%8F%A3%E5%B4%87-v6i
息子に「なあ…変なやつ見つけてん!」と布教する私。
日頃、「💩やチ〇チ〇、連呼するな」と指摘している親の立場は。
もはや映画を観なくてはいけない衝動にかられ、地元上映がないにもかかわらず、少し遠方にある劇場のチケットを取っていた。
ラ◯ュタ並みの壮大なスケール。
正義と優しさ。
人生哲学まで、おしりから感じさせられるとは。
そして終始、うっすらと確実にボケているのに誰もツッコミを入れない
微妙な空気のまま物語が進む。
ひたすらしんどかった。
実はその時、私と息子を含めて観客が10人だったのだが、皆ふくみ笑いだったのか、我慢していたのか、妙な静けさがあった。
多分、ジワジワとした笑いだったのだと思う。
でもやっぱり何を見せられたのか?という余韻が残る。
現在は口コミで話題になっており、上映を延長している劇場もあるよう。
私はタイミングを逃さないよう公開翌日に鑑賞したので観客は少なかったが、その10人は絶対にハイセンスだと思っている。
気づいたら、クリアファイルと息子希望のキーホルダーを買っていた。
息子は友達に「おしり前マンやで!」と自慢していた。
繰り返すが、何を見せられているのだろうと思うけれど、激推ししている。
