結婚式の新婦はなぜ両親への手紙で泣くのか
どうも、結婚相談所 俺婚の岡です。
日本にお父さんを増やす仕事をしています。
結婚式!
といって、私がいちばんに思い出すのは、黒澤明監督の映画『悪いやつほどよく眠る』です。
政治汚職を扱った、サスペンス娯楽大作です。
黒澤明というと時代劇をイメージする人が多いのですが、こういう現代劇も最高に面白いんです。
この映画のオープニングが圧巻で、結婚披露宴のシーンから始まります。
結婚披露宴での会話で登場人物を把握させ、バックストーリーを把握させ、人間関係を把握させ…、とんでもない仕掛けです。
そこで物語に引き込まれたらもう終わりです。
上映時間150分。ポップコーンを食べている暇はありません。

ところで、現代の結婚披露宴で定番は、花嫁の手紙朗読です。
この文化ってそんなに古くないみたいです。
花嫁の手紙のマニュアル本が登場したのは1995年(平成7年)。『結婚披露宴 花嫁から両親への手紙』(横田京子著/ナツメ社)
引用元の記事に寄れば、だいたい2000年くらいから花嫁が手紙を読むスタイルが定着してきたみたいです。
ここ25年くらいの披露宴の定番なんですね。
なぜ?
なぜ披露宴で花嫁は両親への手紙を読むようになったんですか?
両親への感謝を伝えるため。
いや、そりゃそうなんですけどね。
それだけじゃない理由があるはず。
私の仮説。
花嫁が泣くから。
なんてったって、花嫁が泣けば披露宴が盛り上がります。
感動のシーンに涙は必須。
映画だって登場人物が泣いていれば、観客も感情移入して心が動くというものです。
花嫁の涙は披露宴最大の演出です。
ちなみにこちらの写真は手紙を読んでいるのに全く泣く気配がない我が妻の様子です。

じゃあもう一歩踏み込んで。
なんで泣くのに両親への手紙が必要なんですか?
これがすごく重要です!
花嫁に涙を流させるには両親への手紙じゃないとダメなんです。
新郎新婦のストーリーじゃ泣けないんですよ。
いやむしろ、新郎新婦のストーリーで感極まって泣いちゃうカップルは不健全なんです。
恋愛モノの映画で、主役のカップルが二人で泣くでしょう。
なぜ泣くのか。
それは、恋愛感情が理由で泣くわけです。
結婚式で新郎新婦二人で感極まって泣いていたら、その二人は恋愛真っ最中ってことです。
それって、夫婦になってないですよね。
夫婦に必要なのは涙が流れるような激しい恋愛感情ではなくて、落ち着いて地に足の付いた信頼関係です。
信頼関係のできている二人が感極まって泣くなんておかしいでしょ。
健全に夫婦になれるカップルは、恋愛感情で感極まって泣けたりしないんです。
だから、花嫁の手紙がいるんですよ。
お父さんお母さんありがとうという家族愛、感謝の気持ち、長くお世話になった思い出で泣くんです。
卒業式で泣くのに近いですね。
そして、新郎はもらい泣きするわけです。
結婚式の新婦はなぜ両親への手紙で泣くのか?
それは、ちゃんと恋愛が必要なくなった証拠です。
健全な夫婦の証拠です。
恋愛感情は性的な魅力がなくなれば、遅かれ早かれ消えます。
一緒に暮らしていって恋愛感情がある方がヘンです。
恋愛感情に頼った結婚をしたら離婚が目の前なのは理屈通りで何の不思議もないことです。
恋愛感情で泣いたりしない人と結婚してくださいね。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。
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