サンドイッチに亀裂の刃
また家族が新聞記事に反応した。
「インゲンとツナのポテサラサンドイッチ」を作ってという。
8枚切り食パンを使ったポテトサラダサンド。パンにポテサラとレタスをのせてくるんと折りたたみ、ラップでキュッしている。
似た食材使用、計量しない、切り方と味つけを変えてよければ作ってみようか。一体何を参考にしているの。
1回目

(レシピはゆでる。にんじんは粗みじん切り)

(レシピは玉ねぎのみじん切り+調味して使用)

(レシピはインゲンを切ってからゆでる)

(レシピは食パンにマスタードマヨネーズを塗る)

(レシピは8枚切りにレタスとポテサラinで折りたたむ)
まずはいつものサンドで。
ボリュームが少なくて見慣れぬ断面に「どうした!」と声をかけたくなる。
2回目

(レシピもこれくらいの量?)
今まで一体何回6枚切りでサンドしただろうか。厚さのメリットデメリット、質感やクラムのしなやか具合などは、回数を重ねるとなんとなくわかってくる。
だから数秒後に訪れる異変は、偶然ではなく読めるからこそ、ちっとも悲しくないあきらめだ。


厚みがあるから折りたためない。
具材のサイズが大きいから障害になる。
量はやや多かったか。
サンドイッチを作る人ならわかりそうな無謀そのもの。
でも、この目で、この瞬間を見届けたかった。

メキメキメキメキー!
亀裂の刃。
新聞記事が8枚切り指定かつ具材を細かく切らせるのは、それ相応の理由がある。
結局、何のために折りたたんだのか、ラップで包んだのかよくわからないポテサラサンド風へと姿を変えた。
記事を書いた記者さんの勝ち。レシピを出すってそういうことなのだ。もし次があれば、大人しく8枚切りでレタスも敷いて具は小さく少なめで、亀裂も刃もないサンドイッチに会おう。
