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傷むのを待たない、まだ捨てない、修理してもう1度使う!

先日も担当しているクローゼットの整理収納のセミナーで、参加者の方が言っていたこのフレーズ。

「ただ捨てるのはもったいないからできない。
 だから「早く傷め~~」と祈りながら服を着ている」

この発想。
訪問しているクライアントでもいらっしゃいます。

捨てるのはもったいない。
でも壊れてたら使えないから、捨ててもいい。
早く捨てたいから、早く壊れたらいいのに。

あなたは、どう思いますか?

私はいただき物の食べ物が好きではなかった時に、早く賞味期限が過ぎたらいいのにって思うことがあります。ごめんなさい。

ワールドリペアデイとは何か?

ワールドリペアデイ(International Repair Day・国際修理の日)は、毎年10月の第3土曜日に、世界中で「修理すること」の価値を問い直す日として設けられています。主催は Open Repair Alliance(オープン・リペア・アライアンス)で、リペアカフェ、Restart Project、Fixit Clinic など複数の団体が連携しています。


2024年は40カ国以上、2,000件を超えるイベントが実施され、過去最多規模となりました。

ちなみに、2025年のテーマは “software obsolescence”(ソフトウェアの陳腐化)で、10月14日にMicrosoft がWindows 10 の無償サポートを終了することから、ハードとしてはまだ使用できるPCが廃棄されてしまう問題にも光を当てようという意図があります。

この日は、地域での修理ワークショップ、持ち寄り修理会、技術共有セッション、オンライン発信などさまざまな形で“直す”を祝う活動が行われます。

私が住む札幌でも、先日ユニクロでイベントが開催されていました。


なぜいま「修理」をこんなにも重視するのか?


昔の日本では何でも直して使っていた記憶があるけれど、最近は資源回収拠点に行ってみても服、家電、家具…とにかく大量に捨ててあります。

私も経験したことがありますが、今の日本では修理を身近に感じにくい側面もあります。

  • 修理コストが新品購入と比べて高い印象

  • 物によっては部品調達や技術継承が難しい

  • 消費文化・買い替え前提のマーケティングが強い

  • 法制度的・流通的な整備が十分ではない

個人で一番意識するのは「新品買った方が安いじゃん!」ということ。

でもよく考えたら不思議なことです。

物をつくり出すコスト(素材採掘、製造、輸送など)は、製造時に最も高くなるはずなのに、ほんの一部が故障している(ほとんどの材料も揃って組み立ててある状態)時の方が高くなる。

この辺が葛藤で。
以前の私からしたら、

  • 修理先を探す時間がもったいない

  • 修理を依頼して見積りにきてもらう時間がもったいない

  • 結局修理が高額になる


など、自分が新品を購入する正当化された理由を考えていました。

まずは、修理してみることに

依頼すると高額になる…のであれば、まずは自分でできる範囲の修理をしてみればいいのでは。

0か100ではなく、まんなからへんの妥協できるところでハードルを下げて実行しやすくしてみます。

傷だらけの靴を直しました

毎年積雪&アイスバーンですっころばずに無事過ごせるのは、Dr.Martenのおかげ。ただ、白を愛用しているため傷だらけになりました。
検索してみると、このサフィールの商品を使用してリペアできるということで挑戦しました。


左BEFORE   右リペア後

よく見るとえぐれた傷跡が残ってしまっているし、色ムラもあるのですが。このくらいであれば足元なのでOKとしましょう。

これで今年も引き続き履ける!

穴の開いた靴下もリペア

家の中が寒くなってきて、足をしめつけない毛糸の靴下が不可欠になってきたのに、踵に穴が…。ということで、家に万が一のために(子供の突然の工作用)残していた刺繍糸を用いて穴をふさいでみました。

左BEFORE  右AFTER

私はとにかく細かい作業、裁縫が大の苦手なのでできれば避けたかったけれど、背に腹は代えられない状況。

でも、これでお風呂から出た後、寝るまでも暖かく過ごせます。「寝る前に足を冷やさない」はよく眠るためにも絶対に譲れないことなので、このリペアも(下手なお直し跡は足の裏で見えないし)結果として挑戦してよかったと思えました。


「直す」選択を少しずつ日常へ

ワールドリペアデイは、ただ「修理をしよう」という日ではないそうです。

日本でも少しずつ広まっていますが、物を長く使い、人との関わりも含めて暮らしを調整し、文化を育てるきっかけになる日だそうです。

「修理文化」はスキルの共有とコミュニティづくりにも力を持ち、地域のリペアカフェ(Repair Café)は、修理だけでなく人が集まり、技術を学び合い、関係性が生まれる場です。オランダ発祥のこの運動は、単なるモノの修復を超えた「関係の修復」でもあるとされています。

こうした色々な視点が揃い、関係が広がっていくならば、安易に安いから「買い替える」ではなく「修理・再利用」が選択肢として当たり前になっていくのかもしれません。





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