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224 8.8m

2026.03.03.photo byるる

8.8mと聞いて  ピンと来るヒトとなら
美味しいお酒が飲めそうです!

さらに
冒頭の画像に  思わず  "ニンマリ"  する方とは
朝まで  語り尽くせそうです!

このひもは  真田紐(さなだひも)
北海道の  とある酒蔵にて
デッドストックとして  
なぜか売られていました

⭐️古さを感じない  配色の妙

(蔵人)   こういうのが好きなんですね
    長さはどのくらいにしますか?

(るる)    では  8.8mで  お願いします!

(蔵人) ???  ハッテンハチメートル?!
                ずいぶん長いですねー
    何かに使うんですか?

(るる)     あ はい使うというか何というかー汗


言えない!目黒寄生虫館に展示されている世界的に有名な日本海裂頭条虫の標本と同じ長さの真田紐を買うというこのディープなおもしろさをわかっていただけるお方とは見たところ思えない…!


日本海裂頭条虫  通称  "サナダムシ"

そのホンモノが  わたしの手元にあります

⭐️こんなかんじ…

拡大すると→

⭐️ふしぶしのひとつひとつに
なにやら色の濃い部分が…

色の濃い部分は  
なんとすべて生殖巣(卵巣+精巣)!

節の数は  一体のサナダムシに
4000-5000もあります
ということは  4000-5000の精巣と卵巣から
たくさんの卵と精子が放出されるわけで
もうこれは  

全身生殖器

と言えるしくみになっているわけです
すごい生存戦略…
ちなみに消化管は存在しません
全身から栄養を吸収するという…

なんだかわたしたちとは
まったく違うスタイルですね

なお  あたまの先は細くなっており
そこにはこんなものが→

⭐️キミはいったい…

ヘタなイラストでスミマセン
わたしの持つ標本は  ぶつぶつ千切れており
肝心の頭部が欠損しているのです(ザムネン!)

…目かな??

そう思うことと思いますが  実はこれ

吸盤

なんです!  すごい!

なお  髪の毛のようなモノは  鉤(かぎ)です
これらで  ヒトの小腸内壁にくっついて
流されないようにしながら  成長を続け…

と  これでは話が長くなりすぎるため
続きはまた  改めて…!


⭐️追伸:ヒトの小腸内壁に…と書きました
そうなんです  この寄生虫
最終的な  "終の住処"  となるいきものは
ヒト!なのです
(終宿主といいます早口ことばみたい)
シューシュクシュシューシュクシュシューシュ…


⭐️追伸2:このサナダムシ
Sさんからいただきました  

平成10年(1998年)の夏のこと
当時  わたしの勤める夜間高校に
働きながら通う  Sさんの姿がありました

Sさんは  当時20代の私よりずっと年上で
マチの病院で  看護師長として
多忙な日々を  過ごされておりました

かつて高校生活を送れなかったというSさん
学びたいという一途な姿に
いつもわたしは  励まされていたのです

そのSさんから
あの夏の日にいただいた  小さな容器
中には  病院で廃棄を免れたという
サナダムシが入っておりました

その後も
異動して回った  全道各地の高校で
授業に大活躍してきたサナダムシ

ときは流れ  2026年3月3日
サナダムシの  入れもの抱えて
今日も  教室へ向かいました

取り出すたびに
Sさんらと過ごした  夜間定時制の日々が
懐かしく思い出されます

⭐️2016.10.19.東京・目黒寄生虫館
憧れの8.8mサナダムシ標本との
ツーショット💕
まだヒゲを生やしたスーツ姿の頃

※いきものの"寄生"については
 こんなつぶやきもあります→

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