第354話 露腸亭日乗 ストマ記念日
26/4/24
2年前の今日、人工肛門をつくった。
チンコからウンコが出てきた、とか経緯は散々書き散らしたからもういいだろう。
どうしても知りたい、という方はプロフの固定記事を読めば概ね解るし、マガジンもある。
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人工肛門のことをストマ、あるいはストーマと言う。
「この場所がいいわ」とナースが言ったから
4月20日はストマ記念日
※手術は4/24なのだが、人工肛門の位置決めは20日。
もちろん「サラダ記念日」に寄せたわけである。
人工肛門に関わる“苦労”は術後3週間ほとでクリアし、1か月後の5月末には福島の安達太良山に登山に行って温泉も入ってきた。
ウンコが出る場所が変わっただけで日常生活はほとんど以前と変わらない。
この辺は、
「人工肛門でもほとんど支障なく生活出来ます」
という情報があったのが大きかった。
お陰で術後の体力回復を積極的に行う気になったり、精神的に落ち込まなかったのだ。
真逆の大変な苦労があった、という体験をされた方もいる。
が、“個人差がある”ということで片付けさせていただく。
昨年の6月の人工肛門閉鎖まで一年ちょつとのお気楽オストメイト(人工肛門保有者のこと)であった。
人に自慢?できるレアな体験だった、で済ましてしまおう。
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先日、旅先で地震に遭遇、一晩足止めとなった。
オストメイトであったら焦ったと思う。
今回の地震は大きな被害もなく、次の日には無事帰宅できた。
足止めが長期になり、もしオストメイトだったら避難所生活を送ることになると困ったことが発生する。
人工肛門から出てくる排泄物を溜めておく、腹部に装着(糊付)する袋をストマパウチという。
粘着力が弱くなると隙間ができて中身が漏れたり外れてしまうので、数日に一度新しい物に交換しなければならない。
ストマと周辺の皮膚の状態は個人により千差万別なので、ストマパウチは既製品だが各人によりカスタマイズが必要なのだ。
自分の場合、3日ほどの旅行でも交換用のパウチを2個持参していた。ほかに交換時に使うアイテムがある。詳細は省略。
2個あれば、2週間ほどは対応できるが、装着に失敗すると1週間になってしまう。
ストマパウチがないとどうなるか?
人工肛門からウンコがダダ漏れになってしまう。
避難所にはいられない。
腸から出てくる“物”は消化液を含んでいるので、ストマ周辺の皮膚が荒れる。
最悪、糜爛から潰瘍になってしまう。
自治体でストマパウチを保管しているが、自分に適合するかは不明なわけですね。
地震による人的・社会的被害に比べれば何ということではないかもしれない。
4/20の地震で「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発信されている。
天災は人の力では如何ともし難い。
巨大地震が起こらないことを切に願うしかない。
