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第339話 露腸亭日乗 Kindle Unlimitedでゴルゴ13を一気読み 

先日までAmazonでゴルゴ13が読み放題だった。(Kindle Unlimited)
暇にあかせて第1巻から読み始める。
85巻までダウンロードしたところで、読み放題期間が終了。
一度にダウンロード出来るタイトルは20。
10巻ほど読んだら利用を停止し、次の10巻をダウンロードする、の繰り返し。
さすがに全タイトルの読破は出来なかった。
でもまあ、1巻500円として85巻だから42000円くらいはタダ読みできたわけである。

ジャンルとしてはアクションなのだが、それに止まらず政治経済や近代史の知識までが得られてしまう大変お得な作品なのだ。
当時の多岐に亘る世界情勢(冷戦、経済戦争、麻薬、軍事技術や南北問題etc)が理解できるliberalArtsの教科書と言ったら言い過ぎだろうか。
85巻まで読むと1970年代後半から1980年代の世界情勢や政治経済が“わかった気がする”

85巻までの最高傑作は、
第213話『2万5千年の荒野』であろう。
発表は1984年6月。

ヒントはスリーマイルズ原発事故なのだろうが、なんとチェルノブイリ事故の2年前である。

原発事故のメルトダウンをゴルゴが防ぐ、というお話。
水素爆発や冷却水が供給されない場合のクライシスが描写されている。

作品の最後の登場人物の
「我々はどうしたらいいんでしょう」
という問いの答えを人類は出せないまま、
25年後に福島でほぼ同様な事象が起きてしまった。

ゴルゴに対し依頼人たちは概ね“秘密裏”に暗殺を依頼する。
理由は色々だが、少なくとも真っ当な政治家や官僚、経済人たちは自分の行為が許されないことを自覚している。

現実がフィクションを凌駕する、という言葉がある。
最近の世界では悪い意味で実際に起こってしまっている。
腸大国の最高権力者が、おおっぴらに正規軍を使って敵対する国の元首・指導者を拉致したり暗殺する。
20世紀に比べ、21世紀の政治家とそれを選ぶ国民は劣化しているのであろうか。
そうではなく、選ばれた個人の資質の問題であると思いたい。
2人の大統領はもう一線を超えてしまったので、残りの主席には理性的な行動をお願いしたい。

現在ゴルゴ13は213巻まで発売されている。
あと128巻購入するかどうか迷ってる。
さすがにコミックに一度に六万円使うのは逡巡する。しかし半分近くまで読んでるので残り読まないのは気持ち悪い。
きっと買っちゃうんだろうなぁ。

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