見出し画像

第367話 キングルマの伝説

猿と狐と兎が菩薩行の修行をしていたときのお話です。
ある日三人の前にみすぼらしい修行者の老人が現れ、飢えと疲労で倒れてしまいます。

猿は木の実を集め狐は魚を捕って老人に与えます。
兎だけは何も採れず、己の無能を嘆きます。
そこで兎はバニーガールに変身、
「アタシを食べて」
とお尻をフリフリします。



ことが終わり賢者に転職した老人は自分の煩悩を暴かれたことに怒り、猿に柴を集め、狐に火を焚くように命じます。
「お前のような××××は焼いて食ってしまう」
と兎を火の中に投げ入れ、レアの兎の丸焼きを猿と狐の3人で美味しく頂いてしまいました。

その後、満腹して平常心が戻り
「兎が可哀想だったかなぁ」
と思った老人は帝釈天に頼んで兎を月に昇天させます。
月に映る兎の影を永遠に人々が見えるようにし、その徳を思い起こさせるようにしたのです。

そして、自分の煩悩を深く恥じいった賢者の老人は煩悩の根源である一物を切り取って、
兎を焼いた焚き火の中に投げ捨てました。

焚き火の跡のタマを捨てたあたりからウサギギクが生えてきました。
それなのでウサギギクの別名を

キングルマというのです。

ちなみに少し離れたところに落ちた“棒”の方から生えてきたのは、


もちろんチングルマです。

秋田駒ヶ岳のムーミン谷に咲くチングルマ
撮影:露腸亭主人 2026/6/25
見出し画像のウサギギクも同日


いいなと思ったら応援しよう!