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【第3回】勝つ身体は食事で仕上がる― 高校球児のための食トレ戦略 ―第1章:土台(意識・エネルギー)「アスリートの食事量とは何か」

「どれくらい食べればいいですか?」ここで初めてこの問いに向き合います。第2回でお伝えした通り、「食べているつもり」では身体は変わりません。ではどれくらい食べればいいのか。まず大前提として、アスリートの食事量は一般の人とはまったく違います。
・授業
・練習
・トレーニング
これだけのエネルギーを使っている以上、 “普通の食事”では足りません。

ここで一つの目安として、
「タンパク質:体重 × 2〜3g」
これは、筋肉をつける・維持するための基本的な基準です。
例えば体重70kgであれば、
「140〜210g」
ここで一度考えてみてください。今の食事でこの量は取れていますか?おそらく多くの選手が足りていない状態です。

タンパク質は、肉・魚・卵・乳製品・大豆製品などに多く含まれています。まずは、「何に含まれているか」を知ること。ここからがスタートです。
例えば、メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手は、1日にゆで卵を9個食べていると言われています。卵1個あたり約6〜7gのタンパク質とすると、それだけで約60g前後。これはあくまで一部であり、他の食事と合わせて1日の必要量を満たしています。

大切なのは、同じことをやることではなく「そのレベルの量が必要だ」という基準を知ることです。さらに重要なのは、 “一度に食べる”のではなく“分けて摂る”ことです。
・朝
・昼
・間食
・夜
1日を通して積み上げる。これがアスリートの食事です。
ここで大切なのは 「どれくらい摂れているかを把握すること」基準を知っていても、実際の摂取量が分からなければ調整はできません。まずは
・何を食べているのか
・どれくらい食べているのか
“知ること”からスタートです。

ここまで読んで、「この量は難しい」と感じた方もいると思います。その場合、プロテインパウダーなどを“補助”として活用する方法もあります。ただしサプリメントはあくまで“補助”です。食事で土台を作り、足りない分を補う。この考え方が重要です。

そしてもう一つ。食事量を考える上で大切なのが、「総エネルギー量」です。どれだけタンパク質を摂っていても、エネルギーが足りなければ身体は作られません。つまり、「何を食べるか」と同時に「どれくらい食べるか」この両方が必要になります。
エネルギーの考え方については、次回詳しく触れていきます。

ここまでのまとめです。
・食事量は“感覚”ではなく“基準”で考える
・タンパク質は体重×2〜3g
・食事は1日で積み上げる
・足りているかは把握する
ただし、ここで一つ大切なことがあります。数値は“目安”であり、すべてではないということです。身体は人それぞれ違います。だからこそ、自分の身体の変化を見ながら調整すること。これが最も重要です。

食事は、「知ること」ではなく「変えること」です。



体は、日々の選択の積み重ねでできている。



今日の食事で、どれだけ積み上げられていますか?

※現場での栄養講習を通して、選手の変化をサポートしています。

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