着々と“裏切り準備中” #国民民主党に騙されるな
地上波テレビがこぞって視聴者の目をW杯に向けさせている間に、国会は憲政史上先例のないほど異常な事態となっておりますが、いったいどれだけの人が、この事実を知っているでしょうか。
6月30日、衆議院本会議では、憲政史上もっとも愚かな法律とも言うべき「国旗損壊罪」法案が野党が欠席するなか与党の賛成多数で、無理矢理可決されました。これだけでも十分に異常なのですが、この法案の共同提出者である国民民主党と参政党までもが、この採決に欠席。これはさすがに前代未聞でしょう。
高市政権の横暴はこれまでも続いてきましたが、今回の異常事態にフォーカスすれば、この採決から約1週間前の6月24日、自民党と日本維新の会が衆院議員の定数削減法案を提出したことから、経緯を見ていく必要があります。
この「定数削減法案」とは、人口減少への対応と「民意の集約」を理由として衆議院議員の定数を1割削減することを目標とするものです。具体的には、与野党協議会で1年以内に結論を得ることを定めつつ、結論が得られない場合は比例代表を45削減(現行176人から131人に)する自動条項が盛り込まれています。(小選挙区は維持)
万が一にでもこの削減が現実化してしまえば、少数政党すなわち少数派の意見は大きく削減されることになりますから、「民意の集約」という名のもとで「声の大きな者たちだけの独裁国家」へと突き進んでいくことは必至。まさに民主主義の破壊法案ともいうべき大改悪です。
民主主義を破壊し強引な独裁国家を作りたい自民維新の連立政権は、6月26日、委員会委員長の職権を使って審議入りを強行。
これに、立憲民主党、共産党、社民党、れいわ新選組、中道改革連合の野党5党は一致して審議に応じない方針を打ち出しました。
ここまで見ると「野党が一枚岩で抵抗している」と見えるかもしれません。ですが、事態はより複雑です。与党の真の狙いは、じつはこの野党の「見かけの一枚岩」を崩すことにあるのです。なぜなら、野党の内部には大きな亀裂がすでに存在していたからです。
さて、そこでポイントになってくるのが国民民主党の動きです。
玉木雄一郎代表は7月1日、Xに長文ポストを発表。「国会正常化に向けた政府・与党の協力を求める」というメッセージを出しています。
【政府・与党に国会正常化に向けた協力を求めます】
— 玉木雄一郎(国民民主党) (@tamakiyuichiro) June 30, 2026
政府(総理)の答弁拒否などが原因で、国会が不正常化しています。政府・与党には、自らが招いた不正常な状況を早く元に戻してほしいと思います。… pic.twitter.com/6Psgi79Dqy
一見、与党の強行姿勢に対する野党側の正当な抗議やに見えますが、彼らを信用して良いのでしょうか。
いやいや、信用どころか「裏切る気まんまん」でしょうよ、というのが今回の記事のテーマです。
この「定数削減」にかんして言えば、立憲・共産・社民・れいわは原則的に反対です。しかし国民民主は違うのです。
ここから先は
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?
