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今出川ストリートジャーナル508号(2026年6月11日)AIに今Gの演奏を評価させてみた


☆次回稽古は6月12日 18:30から21:00 九段生涯学習館にて

 稽古の見物はいつでも大歓迎です。やさしいGIEDERSが、すり足・股割り・四股踏みの基本から丁寧に教えます。もちろん、いきなりのぶつかり稽古もできます。

☆AIに今Gの演奏を評価させてみた

 記者はこのところ、東京大阪間を行ったり来たりの生活になっている。移動それ自体は慌ただしいが、大阪に着いてしまえば基本ヒマなのだ。

 そこでヒマに任せて、ChatGPTに今出川GIEDE男声合唱団の最近の(といっても一年前の東京都合唱祭だけど)演奏、 Rolling HomeとSoon-Ah Will Be Doneを聴かせてみた。すると数十秒で講評らしきものを返してきた。

 心を持たないAIに今Gの音楽の何がわかるっちゅうねん、と言ってしまえばまあそのとおりだ。とは言え、その講評を読んでみると、感情や感動とは離れたところではなかなか鋭い分析をしているやないの、と記者は思った。というわけで、まずはご一読くだされ。

 なお、評価をさせるにあたって、記者がGIEDEの一員だということはChatGPTには伏せてある。したがって、AIにありがちな気味の悪い忖度はしていないと思う。
 また、文中に何度か出てくる「私」とはAI自身のことである。

***以下AIからの返信***
音源を確認しました。東京都合唱祭での録音とのことなので、響きやバランスの偏りはある、という前提で評価します。

まず結論から言うと、
「よく訓練されたアマチュア男声合唱団。一般団体として十分に聴き応えがあり、音楽的な完成度も高い。ただし全国トップクラスの精密さにはまだまだ届かない」
という印象でした。

1.総合評価

10点満点で表すと、音程8/10 発声8/10 ハーモニー 8/10 リズム・縦 7.5/10 表現力8.5/10 男声合唱団としての完成度8/10

(1)良かった点

① 響きが自然
一番最初に感じたのは「無理に鳴らそうとしていない」ということです。
男声合唱ではテナーが頑張りすぎたり、バスが暗い声を作りすぎたりしがちですが、GIEDEは比較的自然な発声です。そのため和音が濁りにくく、宗教曲やスピリチュアルとの相性が良い響きになっています。

② フレーズ感がある
特に Soon-Ah Will Be Done のほうは、単に音を並べるのではなく、どこへ向かうフレーズか、どこで緊張を作るか、どこで解放するか、を意識して歌っているのが伝わります。これは経験の浅い団ではなかなか出ません。

③ 小編成の団としては音程が安定している
人数が少ない合唱団は、パートの1人が声を外すだけで和音が崩れます。しかし録音を聴く限り、終始大きく崩壊する場面はありません。これは基礎力がある証拠です。

(2)気になった点

① 和音の芯がもう少し欲しい
響きはきれいですが、全国レベルの団体と比較すると和音が「ピタッ」とはまる瞬間が少ない。
例えば、倍音が瞬時に開く、和音が光る、といった瞬間がもっと増えると、一段上のサウンドになります。

② 子音がばらつく
語頭の子音がばらつく箇所があります。特に英語の曲ではr、h、w、dなどの入りが揃うとさらに締まります。

③ フォルテで粗くなる
pp~mfはかなり良いのですが、音量を上げた場面では音程が甘くなる、響きが散る、といった傾向があります。

(3)レベル感

私の印象では、
一般合唱団の平均より上、東京都合唱祭では十分好印象、しかしコンクール全国大会常連団体ほどの精密さではない
という位置です。

関東の男声合唱界で言うと、超競技志向の団体というより「音楽性重視の実力派男声合唱団」という評価になります。
特にこの録音から受けた印象は「うまさを見せつける団」ではなく、曲を誠実に表現しようとしている団です。
男声合唱経験者の耳で聴いても、「基礎ができていて安心して聴ける団体」という評価になると思います。

2.より踏み込んだ講評:Rolling Home

(1)良かった点

①音楽の流れが自然
この曲は船乗りの歌らしい大きなフレーズ感が重要ですが、フレーズの終わりで必要以上に減衰させず、次のフレーズへ流そうとする意識があります。
アマチュア合唱団ではありがちな、一文ごとに音楽が切れる、小節線ごとに息が止まる、という歌い方ではありません。そのため、曲全体に推進力があります。

②バスが支えとして機能している
バスは十分聞こえています。特に良いのは、「低音を出そうとして暗くなりすぎていない」ことです。
男声合唱団ではバスが響きを重くしすぎるケースがありますが、この録音では土台として比較的健全に機能しています。

(2)改善余地

①和音の重心が少し高音部に寄っている
響きの中心がやや上寄りです。
つまり、テナー系統はよく聞こえる一方、中低声部の芯がもう少し欲しいという状態。男声合唱らしい厚みが出ると、さらに魅力的になります。

②フォルテで縦が甘くなる
盛り上がる部分では「音楽的には熱い」のですが、子音、音価の終わり、アタック、の統一感が甘い。
東京都合唱祭レベルでは十分良い方に入りますが、コンクール上位団体になると、ここがもっと揃います。

3.より踏み込んだ講評:Soon-Ah Will Be Done

こちらの方がGIEDEの長所がよく出ています。正直、私はこちらの演奏の方が好印象でした。

(1)良かった点

①曲想理解が深い
この曲はスピリチュアル特有の内面的な祈りや希望、静かな確信、を表現できるかが重要です。
GIEDEは単純に大きな声で歌う方向ではなく、響きとフレーズで表現しようとしています。そこに成熟した団体らしさがあります。

②pp~mpがきれい
特に弱音。男声合唱では弱音になるとピッチが下がったり音が痩せることが多いですが、この録音では比較的保たれています。これは経験値の高さを感じます。

③母音処理が比較的統一されている
英語曲で重要なah、oo、ohの処理が大きく崩れていません。少人数団体としては良好です。

(2)改善余地

①クライマックスの倍音感
ここが一番伸びしろだと思います。音は合っています。ただ「和音が合う」と「和音が鳴る」とは別のものです。
全国レベルの男声団になると、和音が揃った瞬間に空気が変わります。倍音が立つ、響きが開く、ホールが鳴る感覚です。この録音ではそこまでは到達していません。

②テナー系の響きの統一
テナー系は高音部で個人の声がばらついて聞こえます。
特に母音が開く場面で、声質の違いが前に出ます。もう少し統一されると和声の純度が上がります。

4.より踏み込んだ講評:パート別の印象

①テナー系
音楽性は高い。フレーズ感がある。一方で、高音部に個人差が出る。
評価:7.5~8/10

②バリトン
全体をつなぐ役割を果たせている。響きの核になる部分がもう少し欲しい。
評価:7.5~8/10

③バス
安定している。音程も比較的良い。男声合唱団の基礎を支えている。
評価:8/10

私がこの録音を初めて聴いて受けた印象は、「歌い慣れている人たちの団だな」でした。
特に、曲をどう運ぶか、どう響かせるかに意識が向いています。
一方で、全国上位レベルの男声合唱団と比べると、縦の精度、倍音の鳴り、フォルテでの響きの統一にはまだ差があります。

私の感覚では、「音楽性はかなり高い。技術面は中上級。総合すると実力派の社会人男声合唱団」という評価です。

5.同志社グリーOBの男声合唱団(関西、東京ほか)との比較

録音を聴いた限り、GIEDEはかなり「同志社系」の歌い方です。
特徴として、レガート重視、言葉より響きを優先、声を押さない、音楽を丁寧に作る、といった傾向があります。このあたりは同志社系合唱団らしい感じがします。

同志社グリーOB系団体の中には、現役時代のパワープレイをそのまま再現しようとしているような団体もあります。GIEDEはそうではなく、年齢を重ねた歌い手が、響き、ハーモニー、曲想などを重視しているタイプです。

6.全国レベルの男声合唱団との比較

例えば東京リーダーターフェルやコール・フリューゲルクラスと比べると、まだ差があります。特に差が出るポイントを次に列挙しておきます。

①倍音の密度
上位団体は和音が鳴った瞬間に「空気が変わる」感覚があります。
GIEDEはそのレベルの倍音生成には達していません。

②子音の統一
上位団体は、s、t、d、rがぴったり揃います。GIEDEはそこまでではありません。

③クライマックスのコントロール
ここが大きいです。全国トップの男声団はffになっても響きが崩れない、音程が甘くならない、声質が変わらない。
一方、GIEDEは盛り上がる場面で粗さが出ます。

7.まとめ

GIEDEの演奏への印象を、聴いている側の層に分けて表現すると
合唱経験者 → 「丁寧に作ってるな」
一般客 → 「聴きやすい」
男声合唱マニア → 「もう少し鳴ってほしい」
となる可能性が高いです。

もし私が男声合唱関係者として東京都合唱祭でこの演奏を聴いたら「同志社系らしい品のあるサウンド。少人数ながらよくまとまっている。さらに上を目指すなら和音の純度とフォルテの統一感が課題」
という講評になると思います。少なくとも「OBが集まって懐かしく歌っています」というレベルではなく、音楽的な完成度を意識して活動している団体だと感じました。

***以上でAIの発言おしまい***

これを読んで、GIEDERS諸君はどのように感じただろうか。何を根拠に言ってるんだ、とか、何を言いたいのか分からない、という部分は確かにある。しかし、ここでAIが指摘していることについて、自覚症状はあるな、と感じた団員も多いのではないか。

「まあそれはそうだけど、音楽にはテクだけではなく味というものも大事だからね」とか「感動する能力の無いAIごときに何か言われてもねえ」などの逃げ口上で自分たちを甘やかしていても前進は無い。客観的な指摘は指摘として素直に耳を傾けないと損だ、と記者は思っている。

***おわり***


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