🏫桜美咲シリーズ【学校編】第7話 学校の創立90周年記念式典に推しがくる!?居酒屋いろどり緊急会議
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※本作品はフィクションです。
登場する人物・学校名・団体名などは、すべて架空のものです。
実在の人物・学校・団体とは一切関係ありません。

登場人物のご紹介
左から 桜美咲 30歳 総務課主任
井川つむぎ 23歳 総務課
西野花音 25歳 総務課
伊藤真央 25歳 養護教諭
【前書き】
いつも桜美咲シリーズを読んでくださりありがとうございます。
今回は、学校の運営会議から始まる少し特別なお話です。創立90周年記念式典の説明の中で、思わぬ名前が飛び出しました。
まさかの「推し」が学校に来る。
会議中は仕事モードの美咲たちですが、金曜日の夜、いつもの居酒屋「いろどり」に集まると空気は一変します。
推しの話で盛り上がるつむぎ。冷静にツッコミを入れる花音。そして家族と合流する真央先生。
仕事を離れた先生たちの、ちょっと賑やかで温かい夜。そんな時間を楽しんでいただけたら嬉しいです。
それでは、第7話をお楽しみください。
本文
新校舎建設に関する説明会よりも大事なこととは。
ある日の運営会議。
出席者は、校長、教頭、美咲、各学年主任、そして司会役の花音。
今回からは議事録作成のため、つむぎも参加していた。
花音が資料を確認しながら口を開く。
「それでは、運営会議を開催いたします。校長先生、お願いいたします」
校長はゆっくりと資料をめくった。
「本日は、9月に開催予定の本校創立90周年記念式典の詳細と、新校舎建設の概要について説明いたします」
会議室の空気が少し引き締まる。
「本校は9月1日、神戸マリンホールにて記念式典を開催します」
「特別ゲストとして…」
校長は一度言葉を区切った。
「グループアイドルの石野星也氏をお迎えすることになりました」
その瞬間。
美咲
「えっ、まじで」
つむぎ
「やばっ」
思わず声が漏れた。
校長が首をかしげる。
「桜さん、どうかされましたか?」
美咲は慌てて姿勢を正した。
「いえっ、すみません。続けてください」
校長は少し微笑みながら続けた。
「石野氏には講演をお願いしております。事前の打ち合わせを、総務課と一緒にお願いしたいと思います」
美咲は思わず身を乗り出す。
「は、はいっ。ぜひ」
花音も落ち着いた声で答えた。
「承知いたしました」
校長はさらに続ける。
「また、ご来賓として県知事、市長にも出席いただく予定です」
その後も説明は続いたが…
美咲の頭には
石野星也の名前しか入ってこなかった。
そして説明が終わる。
「以上で、記念式典の概要説明でした」
花音が慌ててまとめる。
「校長先生、ありがとうございます。嬉しいです……あっ、いえ」
少し照れながら言い直した。
「続きまして、教頭先生から新校舎建設の概要についてお願いします」
教頭が資料を開く。
「新校舎建設に関しては、来週教職員向けの説明会を実施します」
「そこで司会を総務課の桜さんにお願いしたいのですが」
「桜さん、いかがですか?」
美咲はまだ半分ぼんやりしていた。
「えっ、私ですか……記念式典の司会?」
隣からつむぎが小声で言う。
「校舎建設の教職員向け説明会の司会です」
美咲は慌てて答えた。
「承知いたしました」
花音が会議を締める。
「本日はありがとうございました。以上をもちまして運営会議を終了いたします」
会議が終わった瞬間。
美咲が小声で言った。
「やばいって」
「今日さ、臨時ミーティングやろ」
「場所はいつもの居酒屋いろどりで」
つむぎが苦笑する。
「美咲さんの気持ちわかります」
「珍しく話、途中から聞いてなかったですよね」
美咲は頭をかいた。
「恥ずかしい話やけど、途中から入ってへん」
「帰ったらICレコーダー聞き直す。これは反省や」
花音も苦笑した。
「私もボロボロです」
「嬉しいですとか、訳わからんこと言ってましたよね」
美咲はスマホを取り出した。
「ちょっと真央先生に電話するわ」
「真央先生、今大丈夫?」
「保健室、生徒いる?」
真央の声が聞こえる。
「今は大丈夫ですよ」
美咲は声を弾ませた。
「9月の記念式典のゲスト知ってる?」
真央は普通に答える。
「県知事と市長ですよね」
美咲は笑った。
「確かに有名人やけど」
「超有名人くるねん」
「誰やと思う?」
真央は少し考える。
「グルアイな訳ないし……」
「プロ野球の神戸スターズの選手とか?」
美咲がニヤリとする。
「プロ野球ではないけど」
「スターズの名前、ちょっと近いかも」
真央が息をのむ。
「えっ……」
「うそ」
「グルアイの星也くん?」
美咲
「正解」
「しかも真央先生の推しやん」
真央
「やばい……倒れそう」
美咲は笑いながら言った。
「今日さ、急やけど」
「居酒屋いろどりで緊急ミーティングしようかな思ってん」
「急すぎるよね」
真央は少し考える。
「夫に電話してみてからでもいいですか?」
「もちろん。無理なら別の日でもええし」
数分後。
真央から電話がかかってきた。
「夫が行ってきなって言ってくれました」
美咲が聞く。
「ご主人の食事は?」
少し考えてから言った。
「もしよかったら、家族で来てもらっていいよ」
「ご主人の食事、私が出すし」
真央は驚く。
「本当にいいんですか?」
また少しして返事が来た。
「明日休みだし、行ってみようかなって言ってます」
「子どもは離乳食持っていきます」
美咲は嬉しそうに言った。
「ありがとう」
真央は少し照れた声で答えた。
「こちらこそ……ちょっと恥ずかしいけど、よろしくお願いします」
電話を切ると、つむぎが言った。
「旦那さん、初めてやね」
花音もうなずく。
「私も初めて会うわ」
「優しそうなイメージやね」
美咲はスマホを見ながら言った。
「ほな、お店に予約入れるわ」
こうして
星也くん来校という衝撃ニュースを語るための
緊急ミーティングが決定したのだった。
場所はもちろん。
いつもの居酒屋
いろどり。
この先、有料ゾーン
ここまで読んでくださりありがとうございます。
このあと物語は、いつもの居酒屋「いろどり」での夜へと続きます。会議で飛び出した“あの名前”に動揺する美咲たち。
推しが学校に来る、その衝撃のニュースに、つむぎは大興奮。花音は冷静なツッコミ。そして真央先生は家族と合流。
仕事を離れた先生たちの、ちょっと特別な金曜日の夜。笑いあり、推しトークあり、そして少しだけ心が温かくなる時間が始まります。
この続きは有料部分でお楽しみください。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
このあと物語は、いつもの居酒屋「いろどり」での夜へと続きます。会議で飛び出した“あの名前”に動揺する美咲たち。
推しが学校に来る、その衝撃のニュースに、つむぎは大興奮。花音は冷静なツッコミ。そして真央先生は家族と合流。
仕事を離れた先生たちの、ちょっと特別な金曜日の夜。笑いあり、推しトークあり、そして少しだけ心が温かくなる時間が始まります。
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