<読書>ありか
お天気がすっきりしないとなんだか体も
どんよりしてしまいます。
ついに2025年も上半期、残すところ
1か月。
近頃、児童文学や絵本に手を出してみたり、
なかなか混沌としているonshiであります。
本日の紹介の本は
「ありか」瀬尾まいこ 著
2019年本屋大賞受賞作
「そして、バトンは渡された」など
厳しい現実にも光を見出すような
温かいまなざしのお話を造りだす
作家さんだとお見受けしております。
今回の「ありか」もしかり。
シングルマザーで一人娘を
育てている主人公。
呪いのように
「育ってってやったんだから」と
執拗に絡んでくる母親。
なかなか人とかかわる勇気がもていない主人公。
それでも、いきがいである一人娘や
まわりの人の温かい支えの元
だんだんと強くなっていく様は
読んでいて気持ちの良いものでした。
私の母もどちらかと言おうと
「大変だった」とか懐かしむのではなく、
愚痴として?言っていたような気がします。
しかし、いざ自分が子供を持って育ててみると
子どもを育てるのは大変なのは前提であって
「大変だった」
という気持ちは理解できないことに気づきました。
この本でも主人公が感じているのと同じく。
もちろん、病気もするし実際大変だったのですが。
親も子供もそれぞれです。
相性もあると思います。
子育てに得手不得手もあっても仕方ないと思うし
色々なパターンがあっていいと思います。
ただ、肝心なのは親も子も幸せになる権利を
それぞれがもっているとうこと。
子どもは親の所有物ではないので、個人として
生きていけるまでは保護することは最低限守られる
ことだと切に思います。
今のこの時も悩んでいるお母さん、お子さん
いると思うので、
少しでも追いつめられることなく、
差し出された手には遠慮なくすがっていいと
むしろ、すがるべきだと思います。
せっかく、奇跡のように生まれてきた命なのだから
未来につないでほしい。
と、暗いニュースを見るたびに思います。
少し見方を変えると
きっとそばに救いの手は残っているはずだから。
この本はきっと、子育てや母娘関係に行き詰まった
環境にいる人に響くところがあるのではないかと
思いました。
愛はここにある。幸せはここにいる。
行き詰まるとどうしても見えにくくなっている
愛や幸せは逃げていない。そこにあるのだということを
気づいてほしいと切に願う作品でした。
~お読みいただきありがとうございました~
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