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<読書>水車小屋のネネ

やはり、気が付けば4月。
念頭に目標としてあげているものの
進捗率はどうでしょうか。
2つくらいは7割クリアでしょうか?
新年度も無理をせずに楽しんで
目標達成していきたいと思います。

今日の本は
水車小屋のネネ 津村記久子著
2023年本屋大賞 2位だったような気がします。
図書館予約からようやく読むことができました。

物語が始まるのは姉が18歳と妹8歳の時。
少し胸の痛くなる設定からの二人の人生の轍が
40年分綴られています。
時間の流れはページ数にも反映され
読みごたえがありました。

この先どうなるの?
とドキドキしながら思ってページをめくっても
粛々と生きる二人にサタンの爪は襲い掛かりません。
安心して二人の成り行きを見守ることができました。
温かい飲み物がゆっくりと体を潤す感じでした。

二人の共通の生き方は激しくないのですが、
生きていくうえで何かヒントになるような気がしています。

誰かに親切にしなきゃ 人生は長くて退屈なものですよ

水車小屋のネネ  津村記久子著

「情けは人のためならず」という言葉を思い出すほど、
二人は損得勘定なしにまっすぐに仕事をして、
自分にできることは人助けもする。

もちろん、そういう風に生きたところで必ずしも幸せになるとは
限らないこともこの歳ではわかりますが、自分以外の人のことも
きちんと考えられる「ゆとり」がある人は美しいものだと思いました。

謙虚さを表すこの表現が心に残りました。

自分が元からもっているものは何もなくて そうやって 出会った人が
分けてくれたいい部分で 自分はたぶん生きているって

水車小屋のネネ  津村記久子著

出会いって大事です。
悪い方にも良い方にも舵を切るきっかけになってしまうことも度々
あると思います。
新年度でスタートをきった方々にも良い出会いがありますように。

そして、私も出会えた人に分けてあげることができる
「いい部分」を少しでも増やせますように。

と願いながら、482ページの最後の扉を閉じました。
ちなみに、ネネは何か?
水車小屋は何か?はあえてお伝えしません。

興味がありましたら、ぜひ手に取ってご覧ください。
きっと後悔はしないと思う温かい本です。


~お読みいただきありがとうございました~

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