2025年11月26日(水)の執務
連合熊本会長来訪
連合熊本の山本会長が来訪され、八代市でも公契約条例を制定してほしいとの提言をお受けしました。
公契約条例とは、地方公共団体が発注する公共工事や業務委託などの公契約において、契約の相手方となる事業者に対し、そこで働く労働者の賃金や労働条件に関する一定の基準を満たすことを求めるもので、全国で91の都道府県、市、特別区、町が制定しています。
熊本県内では、熊本県と熊本市のみが制定している状況です。
私は、わが国において、フェアな契約を行うことがいかになされていないかということを常々感じてきました。大手企業が発注先に自社の部品の在庫を保管しろ、などと契約外の事項について強要するなど、枚挙にいとまがありません。
正当な見積もりに対して適切な契約内容を履行しなければ、受注企業は適正な利益を出すことができず、その結果従業員に十分な給料を払うこともできなくなります。こういうことが続くことにより、「給料が上がらない」「正当な努力によって生産性向上を行おうとしない」日本経済がずっと続いてきたものと思います。
公契約条例は、まず公共事業においてそのようなアンフェアな状況が生まれないようにしようとするもので、意義のあることと思います。もっとも、現在制定されている公契約条例の過半は「理念型」といって、賃金条項を明記せず、公正性、適正な労働条件の確保、地域経済の振興など、公契約のあり方そのものを定めたものにすぎませんが、まずは理念を打ち出すことも大切だと考えています。
八代生活環境事務組合議会定例会開会
八代市は氷川町と共同で3つの事務組合を作っています。一つが消防、もう一つがこの生活環境事務組合で行う水道事業・ごみ処理事業・斎場事業、さらにもう一つが中学校運営です。
生活環境事務組合の議員は、八代市および氷川町の議会議員から選出されます。組合の管理者は、慣例により氷川町長が、副管理者は八代市長が務めます。
生活環境事務組合の最大の課題は、水道事業です。氷川ダムの水を氷川町および八代市の一部地域に送水するのですが、人口減少による利用料の減に伴う収入減に加え、配水管などのインフラの老朽化による管理コスト増により、経営の持続性が厳しくなっています。
当地域の水道料金水準は他地域と比べ中位にありますので、当面は利用者負担の増をお願いするというのが現実的な方策となりますが、構造的な問題がありますのでそれにも限度があります。
将来的にはコンパクトな地域に向けた再編成というものも必要になってくると思いますが、地域の理解を進めながら行わなくてはなりません。わが国の地方が抱える共通した問題にどう対処していくか、今から議論をしていく必要があると考えています。
自衛隊熊本地方協力本部来訪
自衛隊熊本地方協力本部の矢野本部長が来訪され、防衛白書についての概要のご説明をいただきました。
また、八代地域での自衛官募集についての状況も伺いました。この人手不足の時代ですので、自衛隊も募集には苦労している様子がうかがえました。国において措置された自衛官の処遇・勤務環境の改善に加え、若者に魅力を伝える施策も重要だと思います。
10月に八代港で行われた「みなとフェスタ」では、わざわざこの祭りのために横須賀から艦船が派遣されましたが、これもその一環だと思います。
氷川町及び八代市中学校組合議会定例会本会議
生活環境事務組合議会の項で触れましたが、こちらは氷川町と八代市で共同運営する「氷川中学校」について審議する議会です。
2つの自治体で組合を作って運営する学校という形式は珍しいですが、現在八代市民の子どもがこの中学校に通っているのは2名程度ですので、実質的には氷川町の学校といってもよいと思います。
氷川中は独自の教育を頑張っておられ、生徒の成績も県内でも優秀な位置にいるということです。また、野球部が九州大会でも活躍するなど、特色ある教育、活動を行っています。
これからも小規模ならではの、創意工夫を凝らした学校運営を続けていただきたいと思っています。
八代市総合計画策定について
本市の総合計画策定について、企画政策課との打ち合わせを行いました。
就任直後、計画だらけの行政を変える、と宣言しましたので、各課でもそのような形で次期計画の作業を進めていただいていました。
そして、計画策定に当たっては、その過程で市民からのご意見を募集し、参考にさせていただくことも申し上げていましたので、その手続きを進めることについて報告を受けました。
さまざまな方からの幅広いご意見も伺いながら、よりよい計画ができるよう努力していきたいと思います。
