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【2027年度(令和9年度)最新】同志社大学文学部の編入試験を徹底解説|募集人員・試験科目・配点・英語外部試験・面接・難易度まで完全網羅

同志社大学文学部(英文学科・哲学科・美学芸術学科・文化史学科・国文学科)への3年次編入を考えているあなたへ。この記事では、2027年度(令和9年度)入学の公式「転入学・編入学試験要項」をもとに、5学科それぞれの募集状況・試験科目と配点・英語外部試験の扱い・出願資格・日程・検定料までを、初めての方にもわかるように整理しました。「英語はどの資格が使えるの?」「哲学科だけ英語スコアが要らないって本当?」「口頭試問では何を聞かれるの?」が、この1記事でつかめます。


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最初に、いちばん大事な事実からお伝えします。同志社大学文学部の第3年次転入学・編入学試験は、2027年度(令和9年度)入学において、英文学科・哲学科・美学芸術学科・文化史学科・国文学科の全学科で「実施されます」。これは2026年6月発行の公式要項で正式に公表された内容です。同志社は学部・学科ごと・年度ごとに「実施/不実施」が変わる大学ですが、文学部は2027年度も全学科で編入の門が開いています

【30秒サマリー|2027年度(令和9年度)】

  • 対象:文学部 5学科(英文学科/哲学科/美学芸術学科/文化史学科/国文学科)※全学科とも第3年次編入を実施

  • 募集人員:各学科とも若干名

  • 試験日:2026年12月5日(土)/会場:今出川キャンパス(京都)

  • 出願(登録):2026年9月28日(月)〜10月9日(金)/書類郵送:10月5日〜10月9日消印有効

  • 合格発表:2026年12月11日(金)(本人へ速達郵便)

  • 英語:英文学科・美学芸術学科・文化史学科・国文学科は英語外部試験のスコア提出が出願資格(英検・TOEFL iBT・TOEIC L&R・IELTS)/哲学科はスコア提出不要(当日に「外国語文献読解」を受験)

  • 試験内容:学科ごとに 論文(小論文)+口頭試問 を軸に、学科により 英作文・外国語・漢文・国語 が加わる

  • 面接(口頭試問)は全学科であり(配点あり)

  • 検定料:35,000円

  • 倍率(志願者数・合格者数):大学は網羅的に公表していません(非公表)

この記事を書いた人|オンライン編入学院
大学編入試験専門予備校のオンライン編入学院が監修・執筆しています。募集人員・試験科目・配点・日程・倍率は、各大学が公表する募集要項・入学者選抜実施結果を確認したうえで、合格者から寄せられた体験談など編入指導で蓄積した知見もふまえて記載しています。大学が公表していない項目は、推測で補わず「非公表」と明記しています。


同志社大学文学部の編入はどんな試験?(まず制度の全体像)

同志社大学には、第3年次転入学・編入学試験という制度があります。これは、

  • 大学に2年以上在学して修了した人(いわゆる「2年次修了」)

  • 短期大学を卒業した人

  • 高等専門学校(高専)を卒業した人

  • 専修学校の専門課程(専門学校)を修了した人(文学部は対象)

が、同志社大学の3年生(第3年次)として入り直すための入試です。

💡 「転入学」と「編入学」って何が違うの?
ざっくり言うと、いまほかの4年制大学に在学している人が移ってくるのが「転入学」短大・高専などを卒業(または卒業見込み)で入ってくるのが「編入学」です。同志社では2つをまとめて「転入学・編入学試験」と呼び、同じ試験・同じ出願資格で受け付けます。どちらも合格すれば3年生からのスタートになります。

文学部は、この制度を2027年度も全学科で実施します。同志社は法学部・経済学部・社会学部などが年度によって「不実施」になることがある一方で、文学部・神学部・商学部・理工学部は2027年度の実施が確定しています。「同志社の文系で編入の門が開いている数少ない学部のひとつ」——それが文学部だと考えてください。


① 2027年度(令和9年度)の実施状況(ここが結論)

同志社大学が公表している「2027年度 転入学・編入学試験 実施状況」の一覧によると、文学部の各学科の扱いは次のとおりです。

  • 文学部:学科 英文学科 / 第3年次 転入学・編入学 ○(実施)

  • :学科 哲学科 / 第3年次 転入学・編入学 ○(実施)

  • :学科 美学芸術学科 / 第3年次 転入学・編入学 ○(実施)

  • :学科 文化史学科(日本文化史/西洋・東洋文化史) / 第3年次 転入学・編入学 ○(実施)

  • :学科 国文学科 / 第3年次 転入学・編入学 ○(実施)

この表の記号の意味は、要項の凡例どおりです。

  • = 2027年度の転入学・編入学試験を実施します

  • × = 転入学・編入学試験の制度は設けているが、定員の充足状況により2027年度は実施しません

  • (空欄) = そもそも制度を設けていません

文学部は5学科すべてが「○(実施)」です。なお、同志社では第2年次転入学試験は2027年度は全学部で実施されないため、文学部で受けられるのは第3年次(3年生スタート)の編入のみです。

「来年(2028年度)も実施される?」は要項で確認を
要項には「理工学部以外は、定員の充足状況等により2028年度入試以降の試験を実施しない場合があります。2028年度の実施の有無は、2027年6月発行の入学試験要項で正式に公表します」と明記されています。つまり文学部も「毎年6月に発行される最新要項で、その年の実施が確定」する仕組みです。2028年度以降を狙う人は、毎年6月に同志社の公式「転入学・編入学試験」ページで最新要項を必ず確認してください。ただし2027年度に関しては、上のとおり全学科で実施が確定しています。


② 学科構成と「学科ごとに試験がまるで違う」という特徴

文学部の編入で最初に知ってほしいのは、同じ文学部でも、学科によって試験科目も配点も出願資格もはっきり違うということです。「文学部だからこの対策」と一括りにはできません。まずは5学科の性格を押さえましょう。

  • 英文学科:学べる中心テーマ 英語圏の文学・語学・文化 / 試験の“味つけ” 英作文+論文+口頭試問。英語力を最重視

  • 哲学科:学べる中心テーマ 哲学・倫理学・思想 / 試験の“味つけ” 外国語文献読解(英・独・仏から1つ)+論文+口頭試問

  • 美学芸術学科:学べる中心テーマ 美学・芸術学(美術・音楽・演劇など) / 試験の“味つけ” 外国語または漢文+論文+口頭試問

  • 文化史学科:学べる中心テーマ 歴史・文化史(日本文化史/西洋・東洋文化史) / 試験の“味つけ” (日本文化史は漢文+)論文+口頭試問

  • 国文学科:学べる中心テーマ 日本文学・日本語学 / 試験の“味つけ” 国語+論文+口頭試問

💡 自分の学科を「入口」で決めるのがコツ
文学部の編入は、論文(小論文)と口頭試問という2本柱はすべての学科に共通しています。そのうえで「英語で戦うのか(英文)」「外国語文献を読むのか(哲学)」「漢文・国語などの専門素養を見せるのか(美学芸術・文化史・国文)」という“味つけ”が学科ごとに違います。まずは学びたい分野で学科を選び、その学科の科目に的を絞る——これが遠回りしないための第一歩です。

なお、この編入は 第3年次編入(=3年生として途中入学する制度)です。入学後は原則2年間在学して卒業を目指します(単位認定の結果によっては在学年数が延びることがあります。詳しくは⑧で解説します)。


③ 募集人員と日程(2027年度・公式)

  • 募集人員各学科とも若干名

  • 編入年次第3年次(2027年4月入学)

  • 出願情報の登録期間2026年9月28日(月)〜10月9日(金)(インターネット出願)

  • 出願書類の郵送受付2026年10月5日(月)〜10月9日(金)(10月9日消印有効・簡易書留速達)

  • 受験票の取得可能日2026年11月18日(水)15時〜(出願サイトから印刷)

  • 試験日2026年12月5日(土)

  • 試験会場今出川校地(今出川キャンパス) ※京都市上京区

  • 合格発表2026年12月11日(金)(本人に速達郵便で通知。電話等での照会は不可)

  • 検定料35,000円

「若干名」って何人?
「若干名(じゃっかんめい)」は、あらかじめ合格者の人数を決めず、その年の状況に応じて少数を合格させるという意味です。同志社文学部の編入は各学科ともこの「若干名」枠で、定員から倍率を逆算することはできません。「何人取るか」より、論文と口頭試問で専門への理解をきちんと示せるかが勝負になります。

日程で見落としやすい2点
出願の“登録”と“書類郵送”で期間が違います。インターネットで出願情報を登録するのは9/28〜10/9、書類の郵送受付は10/5〜10/9(消印有効)です。登録だけで終わらせず、書類を10月9日までに簡易書留速達で送るところまでがワンセットです。
試験は12月上旬です。神学部・商学部(10月実施)より遅く、英語外部試験のスコアは出願(10月上旬)までに用意しておく必要があります。試験本番から逆算するのではなく、出願日から逆算して英語を仕上げましょう。


④ 出願資格(社会人・在学中・高専・短大・専門学校でも受けられる?)

第3年次転入学・編入学試験の主な出願資格は、次のいずれかに当てはまる人です(いずれも2027年3月の修了・卒業見込みを含みます)。

  • 大学の第2年次を修了した人(休学期間を除いた在学期間が2年以上の人に限る)← 四大2年生からの編入ルート

  • 短期大学を卒業した人 ← 短大からの王道ルート

  • 高等専門学校(高専)を卒業した人 ← 高専からの王道ルート

  • 専修学校の専門課程(専門学校)を修了した人(文部科学大臣の定める基準=修業年限2年以上かつ総授業時間数1700時間以上を満たすもの。文学部は対象学部)

  • 高等学校等の専攻科を修了した人(文学部は対象学部)

  • 外国で学校教育における14年(または15年)の課程を修了した人 など

ポイントを噛みくだくと——

  • 短大卒・高専卒からの編入はもちろん対象。これが想定されているメインの層です。

  • 四年制大学の2年生からでも、「第2年次修了(=休学を除く在学2年以上)」を満たせば出願できます。

  • 専門学校(専修学校専門課程)卒でも、文学部なら出願可能です(基準を満たすことが条件)。同志社の中でも専門学校卒を受け入れるのは神・文・理工の3学部だけなので、文学部は専門学校からの編入ルートが開かれている貴重な学部といえます。

  • すでに大学を卒業した社会人の学び直しも、大学・短大・高専・専門学校などの資格があれば対象になります。

見込み受験の“落とし穴”に注意
「2027年3月に卒業・修了見込み」で出願した人が、2027年3月末までに実際に卒業・修了の要件を満たせなかった場合は、合格しても入学できません(全学部共通)。四大2年生からの受験や、単位ぎりぎりの人は、卒業・退学(二重在籍の回避)の段取りを早めに固めておきましょう。

そして文学部で最重要なのが、学科によって“英語の出願条件”が加わるという点です。これは次の⑤でくわしく解説します。


⑤ 英語外部試験(英文・美・文化史・国文は「出願の関門」)

同志社大学文学部の編入は、多くの学科で「英語外部試験のスコアを持っていること」自体が出願資格になっています。つまり、基準スコアがないと出願そのものができないということ。ここが対策の最優先ポイントです。

学科別の基準は次のとおりです(上の共通資格に加えて、下のいずれか1つを満たす必要があります)。

  • 英文学科:英検 準1級以上 / TOEFL iBT 3.5以上(旧65点以上) / TOEIC L&R 650点以上

  • 美学芸術学科・文化史学科・国文学科:英検 準1級以上 / TOEFL iBT 3以上(旧55点以上) / TOEIC L&R 550点以上

  • 哲学科:英検 (英語スコアの出願要件はなし。当日「外国語文献読解」を受験)

💡 哲学科だけルールが違う——ここは大事
英文・美学芸術・文化史・国文の4学科は「出願時に英語スコアを提出」する方式です。一方哲学科は、英語外部試験のスコア提出を求めていません。そのかわり、試験当日に「外国語文献読解」(英語・ドイツ語・フランス語から1科目)を受験します。「英語資格を持っていないけれど、読解でじっくり勝負したい」という人にとって、哲学科は入口の作りが違う学科です(配点は⑥で解説します)。

英語外部試験を使う4学科の注意点も押さえておきましょう。

  • 有効期限:⒜TOEFL iBT・⒝TOEIC・⒞IELTS のスコアは、出願締切日時点で取得後2年以内のものが有効です。英検(準1級以上合格)は合格の事実で認められます。

  • 使えない種類があるTOEFL ITP、TOEFL iBT Home Edition、TOEIC L&R(IP)・TOEIC Program IPテスト(オンライン)、IELTSオンライン版(IELTS Online)、IELTS One Skill Retake は対象外です。個人で受ける公開テストを選びましょう(IELTSコンピュータ版・IELTS for UKVIのAcademic Moduleは対象になります)。

  • 提出方法:TOEIC L&Rはデジタル公式認定証(Digital Official Score Certificate)のPDFを印刷したもの、または二次元コードが印字された公式認定証(Official Score Certificate)の原本を提出します。TOEFL iBTはTest Taker Score ReportのPDF印刷と、ETSから大学へ直送されるOfficial Score Report(同志社の登録コードは7078)の両方が必要です。スコアカードのコピーでは受け付けません

この条件が「英語を前倒しで仕上げる」根拠
英語スコアは出願(10月上旬)までに“有効な状態で”手元にある必要があります。TOEICもTOEFLもIELTSも、申込→受験→スコア証明の到着まで時間がかかり、しかも「2年以内」という有効期限もあります。「編入を決めてから英語に着手」では出願に間に合わないことが多いので、英語だけは最優先で先に片付けるのが鉄則です。


⑥ 試験科目と配点(ここが一番大事|学科ごとに全部違う)

2027年度の試験は 2026年12月5日(土)・今出川キャンパスで実施されます。文学部は第1次選考はなく、この試験日1日で選抜が完結します(英語スコアは出願時に審査済み)。学科ごとの試験科目・配点・時間割は次のとおりです。

英文学科(合計150点)

  • 英作文:時間 10:00〜11:00 / 配点 50点

  • 論文:時間 11:20〜12:20 / 配点 50点

  • 口頭試問:時間 13:10〜 / 配点 50点

英語力を軸に、英作文・論文・口頭試問がバランスよく各50点の3本立てです。出願時のスコア(TOEIC650等)に加え、当日も英作文で英語運用力が問われます。

哲学科(合計400点)

  • 外国語文献読解(英・独・仏から1科目):時間 10:00〜12:00 / 配点 200点

  • 論文:時間 13:10〜14:20 / 配点 100点

  • 口頭試問:時間 14:30〜 / 配点 100点

配点400点と、文学部の中で最も大きいのが哲学科です。柱は外国語文献読解200点——哲学の原典・研究文献を外国語で正確に読み解く力が半分を占めます。英語だけでなくドイツ語・フランス語でも受験可能なのが特徴です。

美学芸術学科(合計200点)

  • ドイツ語・フランス語・漢文から1科目:時間 10:00〜11:10 / 配点 50点

  • 論文:時間 11:20〜12:20 / 配点 100点

  • 口頭試問:時間 13:10〜 / 配点 50点

論文100点が主戦場。語学(独・仏・漢文から1つ)50点と口頭試問50点が脇を固めます。美術・音楽・演劇などへの深い関心と、それを論じる文章力が問われます。

文化史学科(日本文化史:合計200点/西洋・東洋文化史:合計150点)

  • 日本文化史:科目 漢文 / 時間 10:00〜10:50 / 配点 50点

  • :科目 論文 / 時間 11:20〜12:20 / 配点 100点

  • :科目 口頭試問 / 時間 13:10〜 / 配点 50点

  • 西洋・東洋文化史:科目 論文 / 時間 11:20〜12:20 / 配点 100点

  • :科目 口頭試問 / 時間 13:10〜 / 配点 50点

文化史学科は日本文化史と西洋・東洋文化史でコースが分かれ、科目が異なります日本文化史は漢文(50点)が加わるのに対し、西洋・東洋文化史は論文と口頭試問の2科目構成です。どちらも論文100点が中心です。

国文学科(合計300点)

  • 国語:時間 10:00〜11:10 / 配点 100点

  • 論文:時間 11:20〜12:20 / 配点 100点

  • 口頭試問:時間 13:10〜 / 配点 100点

国語・論文・口頭試問が各100点ずつ、きれいに3等分された配点です。古文・漢文を含む国語の学力と、日本文学を論じる力、そして口頭試問での専門理解——3方向をまんべんなく仕上げる必要があります。

💡 持ち込みできる辞書がある(美学芸術・文化史)
美学芸術学科・文化史学科(日本文化史)で選ぶ「ドイツ語」「フランス語」「漢文」は、当該語の辞書1冊(電子辞書は不可)の持ち込みが認められています。紙の辞書を1冊用意し、使い慣れておくと本番で差がつきます。英作文・国語・論文・口頭試問では持ち込みは認められていません。

どの学科も「論文+口頭試問」が土台
5学科すべてに共通するのは、論文(小論文)と口頭試問が必ずあることです。配点を見ても、論文は50〜100点、口頭試問は50〜100点と、合否を左右する比重があります。「専門科目の勉強」だけでなく、自分の考えを文章と口頭で論理的に説明する練習が、全学科に効きます(対策は⑦へ)。


⑦ 科目別・対策のポイント(合格に直結する具体策)

論文(小論文)|全学科の共通の柱

論文は全学科で課され、配点も大きいパートです。志望学科の専門分野に関するテーマを、限られた時間で論理的にまとめる力が問われます。

  • まず“型”を作る:「問いの確認 → 自分の立場 → 根拠・具体例 → 反論への目配り → 結論」という骨格を、どんなテーマでも書けるように練習します。

  • 専門用語を正しく使う:哲学なら思想史の概念、美学芸術なら芸術理論、文化史なら史料の扱い、国文なら文学史・作品分析——その学科“らしい”語彙と視点で書けるかが評価の分かれ目です。

  • 時間を計って書く:本番は論文60分前後(学科による)。制限時間内に読める字で書き切る練習を、早い段階から積みましょう。

口頭試問|「面接」ではなく「専門の試問」

同志社文学部の口頭試問は、いわゆる志望動機面接だけではありません。志望理由・学習計画に加えて、専門分野の基礎知識や、論文で書いた内容の深掘りを問われることがあります。

  • 志望理由を“研究レベル”で語れるように:「なぜこの学科なのか」「同志社で誰の・どんな研究に触れたいのか」を、具体的なテーマや教員の研究分野まで踏み込んで言えるようにしておきます。

  • 専門の基礎を口頭で説明する練習:頭でわかっていることを声に出して筋道立てて説明できるかは、練習量で差がつきます。想定問答を作り、第三者に聞いてもらいましょう。

  • 論文とのつながりを意識:口頭試問で論文の内容を掘り下げられることを見越し、論文で書いたテーマは自分の言葉で説明し直せる状態にしておきます。

英作文(英文学科)/外国語文献読解(哲学科)

  • 英文学科の英作文:出願基準(TOEIC650・英検準1級など)を満たすだけでなく、当日に英文を書き起こす力が要ります。与えられたテーマに対し、正確な文法と論理構成で書く練習を積みましょう。

  • 哲学科の外国語文献読解(200点):配点の半分を占める最重要科目です。英語・ドイツ語・フランス語から得意な1言語を選び、哲学・思想系の文献を辞書なしで正確に和訳・要約できるレベルまで読み込みます。抽象度の高い論説文に慣れておくことが鍵です。

語学・漢文・国語(美学芸術・文化史・国文)

  • 漢文(美学芸術・文化史日本文化史・国文の国語内):訓読・書き下し・現代語訳の基礎を固めます。辞書持ち込み可の学科では、紙の漢和辞典を引き慣れておくと安心です。

  • 国語(国文学科・100点):古文・漢文・現代文の総合力が問われます。文学史の知識と作品読解を、バランスよく仕上げましょう。

  • 独語・仏語(哲学・美学芸術):選択する場合は、専門文献を読めるレベルの語彙・文法を計画的に積み上げます。

💡 オンライン編入学院では、学科ごとの「論文+口頭試問」対策を軸に指導しています。文学部の編入は「専門知識」だけでなく「それを論文と口頭で表現する力」が合否を分けます。過去の出題傾向の分析、志望理由書の添削、口頭試問の模擬——自分の志望学科に合わせて、本番までの道筋を一緒に設計します。


⑧ 出願の実務ガイド(出願書類と手続き)

出願の流れ(インターネット出願+書類郵送)

同志社の編入は、①インターネット出願サイトで出願情報を登録し検定料を納入 → ②出願書類を郵送、という2段階です。どちらか一方だけでは出願は完了しません。

  • ①出願情報の登録・検定料納入2026年9月28日(月)〜10月9日(金)

  • ②出願書類の郵送受付2026年10月5日(月)〜10月9日(金)(10月9日消印有効)

  • 郵送方法簡易書留速達(本学所定の「郵送用宛先用紙」を使用)。窓口受付は不可

  • 検定料35,000円(クレジットカード・コンビニ・銀行ペイジー等。納入後の返還なし)

主な提出書類

  • 出願確認票:インターネット出願登録後、検定料を納入すると印刷できる

  • 成績証明書:出身校(在学校)の長が証明するもの。在学中の人は履修中の科目名・単位数も記入

  • 卒業(見込)証明書:大学・短大・高専・専修学校・高校専攻科等の卒業(見込)者に必要

  • 在籍証明書(本学所定用紙):4年制大学に在学(していた)人は提出。ただし卒業(見込)証明書を出す場合は不要

  • 志望理由書(本学所定用紙)神・文・理工の志願者は提出(総合評価の材料になる重要書類)

  • 語学力を証明する書類英文・美学芸術・文化史・国文の志願者は、英語スコアの原本を提出(コピー不可)

語学スコアの提出は“原本”が原則
英語外部試験を使う4学科では、スコアカード等の原本(オリジナル)の提出が必要で、コピーでは受け付けません。原本の返却を希望する場合は「返却希望」のメモ・付箋を添えます。TOEFL iBTはETSからの直送(登録コード7078)も必要です。提出方法は種類ごとに細かく決まっているので、必ず要項の該当箇所を確認してください。

志望理由書は“合否を分ける書類”
文学部は志望理由書の提出が必須です。口頭試問でこの内容を掘り下げられることもあるため、「現状 → 学びたいテーマ → なぜ同志社文学部か」を一貫したストーリーで書き、複数回の添削を受けるのがおすすめです。教員名・研究分野などの事実関係は、思い込みで断定せず必ず自分の目で確認しましょう。


⑨ 合格発表・入学手続き・学費

  • 合格発表2026年12月11日(金)(本人に速達郵便で通知)。電話等での照会は不可

  • 第1次手続(登録料)締切2027年1月7日(木)

  • 第2次手続締切2027年3月24日(水)

学費(2027年度入学生の学生納付金)は学科によって諸会費がわずかに異なり、初年度合計はおおむね次のとおりです。

  • 英文学科:入学初年度合計 1,357,000円 / 入学手続時納入額 778,500円

  • 哲学科・美学芸術学科・文化史学科:入学初年度合計 1,356,000円 / 入学手続時納入額 778,000円

  • 国文学科:入学初年度合計 1,358,000円 / 入学手続時納入額 779,000円

※内訳の主な項目は、入学金200,000円、授業料(年額)983,000円、教育充実費(年額)165,000円などです(学内出身者=本学卒業生の入学金は2分の1)。金額は改定される可能性があるため、入学手続時に必ず最新の案内で確認してください。

💡 合格から入学までに「卒業・単位要件」を確実に
合格発表は12月、第1次手続は翌1月、第2次手続は3月です。見込みで出願した人は、2027年3月末までに卒業・修了の要件(62単位や卒業など)を確実に満たす必要があります。要件を満たせないと合格しても入学できないので、在籍校の単位・卒業スケジュールを早めに固めておきましょう。

入学後の単位認定について

編入で気になるのが「前の学校で取った単位はどうなるの?」という点です。同志社では、出身校での履修科目に対する単位認定を各学部教授会が行います。認定される単位数によっては、卒業要件を満たすために在学年数を延長しなければならない場合があるとされています。自分のケースで何単位まで認められるかは、合格後に大学(文学部)へ直接確認するのが確実です。


③ 倍率と難易度の「正しい見方」

難易度の話に入ります。ここで正直にお伝えすべきことがあります。同志社大学は、編入試験の志願者数・合格者数を、学科別・年度別で網羅的に公表しているわけではありません。 そのため、この記事では「倍率◯倍」という数字を断定しません(出所不明の数字を載せない、というオンライン編入学院の方針です)。

そのうえで、難易度を読み解くヒントを2つお伝えします。

  1. 募集は「若干名」=少数精鋭:各学科とも合格者数を公表せず「若干名」を募ります。枠が小さいぶん、論文・口頭試問での完成度がそのまま合否に直結します。

  2. 出願の“入口”が学科で違う:英文・美・文化史・国文は英語スコアという関門があり、ここを越えられる人だけが受験に進みます。哲学科は英語スコア不要のかわり、外国語文献読解200点という重い専門試験が待っています。「どの学科なら自分の強みが活きるか」を見極めることが、実質的な難易度対策になります。

💡 倍率より「完成度」で考える
「若干名」枠の編入では、倍率の数字を気にするより、論文で専門的な思考を示せるか/口頭試問で自分の関心を筋道立てて語れるかが本質です。同志社文学部は、出身が短大・高専・四大・専門学校・社会人のいずれであっても、専門への理解と表現力を積み上げれば十分に手が届く試験です。


よくある質問(FAQ)

Q. 2027年度、文学部は本当に全学科で編入を実施しますか?
A. はい。2026年6月発行の公式要項の「2027年度 転入学・編入学試験 実施状況」で、英文・哲学・美学芸術・文化史・国文の5学科すべてが「○(実施)」と公表されています。試験日は2026年12月5日(土)です。

Q. 英語(TOEICなど)は当日試験ですか?
A. 英文学科・美学芸術学科・文化史学科・国文学科は「出願時にスコアを提出」する方式で、当日の英語筆記はありません(英文学科は当日に「英作文」があります)。哲学科は英語スコアの提出は不要で、そのかわり当日に「外国語文献読解」を受験します。

Q. どの英語資格が、何点あれば出願できますか?
A. 英文学科は英検準1級以上/TOEFL iBT 3.5以上(旧65点)/TOEIC L&R 650点以上/IELTS 5.5以上のいずれか。美学芸術・文化史・国文学科は英検準1級以上/TOEFL iBT 3以上(旧55点)/TOEIC L&R 550点以上/IELTS 5.0以上のいずれかです。IP版・Home Edition・オンライン版は使えません

Q. 面接(口頭試問)はありますか?何を聞かれますか?
A. 全学科であります(配点50〜100点)。志望理由・学習計画に加えて、専門分野の基礎知識や、論文で書いた内容の深掘りを問われることがあります。志望理由書と一貫させて準備しましょう。

Q. 短大卒・高専卒・専門学校卒でも受けられますか?
A. 受けられます。短大卒・高専卒は王道ルートです。専門学校(専修学校専門課程)卒も、修業年限2年以上かつ総授業時間数1700時間以上などの基準を満たせば文学部は対象です(専門学校卒を受け入れるのは同志社では神・文・理工のみ)。

Q. 四年制大学の2年生ですが受けられますか?
A. 「大学第2年次修了(見込み含む・休学を除く在学2年以上)」を満たせば出願できます。見込み受験で3月末までに要件を満たせなかった場合は入学できない点に注意してください。

Q. 倍率はどのくらいですか?
A. 同志社大学は編入の志願者数・合格者数を学科別・年度別で網羅的には公表していません(非公表)。そのため本記事では倍率を断定しません。募集は各学科「若干名」で、論文・口頭試問の完成度が合否を分けます。

Q. 試験はどこで、いつありますか?
A. 2026年12月5日(土)、今出川キャンパス(京都市上京区)で実施されます。文学部は第1次選考がなく、この1日で選抜が完結します。

Q. 検定料はいくらですか?
A. 35,000円です(いったん納入すると返還されません)。インターネット出願で登録後、クレジットカード・コンビニ・銀行ペイジー等で納入します。

Q. 前の学校で取った単位は引き継げますか?
A. 出身校での履修科目の単位認定は各学部教授会が行います。認定結果によっては、卒業要件を満たすため在学年数の延長が必要になる場合があります。詳細は合格後に文学部へ確認してください。

Q. 2028年度以降も実施されますか?
A. 要項では「定員の充足状況等により、2028年度以降の試験を実施しない場合がある。実施の有無は2027年6月発行の入学試験要項で正式に公表する」とされています。2028年度以降を目指す人は、毎年6月に公式の最新要項で必ず確認してください。


まとめ|同志社文学部は「学科選び」と「論文・口頭試問」で決まる

同志社大学文学部の3年次編入は、2027年度も5学科すべてで実施される、同志社の文系では数少ない“門が開いている”編入です。だからこそ、戦い方は明確です。

  • まず学科を決める——英語で戦う英文、外国語文献読解200点の哲学、論文中心の美学芸術・文化史、国語+論文の国文。自分の強みが活きる学科を選ぶことが最大の戦略です。

  • 英語スコアは最優先で確保——英文・美・文化史・国文は出願の関門が英語外部試験。出願(10月上旬)までに、有効期限内・公開テストのスコアを用意しておきましょう(哲学科は不要)。

  • 論文と口頭試問を仕上げる——全学科共通の柱。専門知識を「文章」と「口頭」で論理的に表現する練習が、合否を分けます。

  • 志望理由書を早めに、添削を重ねて——口頭試問で深掘りされる前提で、一貫したストーリーに仕上げます。

同志社文学部の編入には、募集「若干名」という少数枠ゆえのシビアさがある一方で、短大・高専・四大・専門学校・社会人、どの出身からも挑戦できる入口の広さがあります。倍率の数字に振り回されるより、自分の志望学科の科目と配点に的を絞り、論文・口頭試問の完成度を上げる——これが、いちばん再現性のある勝ち方です。

「自分の場合、どの学科が向いている?」「英語はどの資格で何点を狙えばいい?」「論文と口頭試問を一緒に対策してほしい」——そんなときは、オンライン編入学院の無料相談をご利用ください。あなたの状況に合わせて、12月本番までの最短ルートを一緒に設計します。煽るつもりはありません。まずは気軽に、現状と疑問を聞かせてください。


この記事を書いた人

オンライン編入学院(大学編入情報局)

この記事は、大学編入試験専門予備校のオンライン編入学院が監修・執筆しています。

大学編入は、募集する学科も試験科目も出願資格も大学ごとにばらばらで、しかも年度によって変わります。だからこそ、記事に載せる募集人員・試験科目・配点・日程・倍率は各大学が公表する募集要項および入学者選抜実施結果で必ず確認し、そのうえで合格者から寄せられた体験談など、編入指導で蓄積した知見もふまえて記載しています。大学が公表していない項目は、推測で補わず「非公表」とそのまま明記しています。

オンライン編入学院 公式サイト


*※本記事の制度・日程・科目・配点・費用・出願資格は、同志社大学「2027年度 転入学・編入学試験要項」にもとづきます。最新・確定の情報は出願前に必ず公式の要項でご確認ください。2028年度以降の実施の有無は、2027年6月発行の入学試験要項で公表されます。*

*出典:同志社大学「2027年度 転入学・編入学試験要項」、同志社大学 転入学・編入学試験(公式)2027年度 転入学・編入学試験要項(PDF)同志社大学*

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