【2027年度(令和9年度)最新】北九州市立大学文学部の編入試験を徹底解説|比較文化学科・人間関係学科の募集人員・試験科目・配点・小論文・面接・倍率実績まで完全網羅
北九州市立大学文学部への編入を考えているあなたへ。この記事では、2027(令和9)年度 編入学(学士入学を含む)学生募集要項をもとに、比較文化学科・人間関係学科の2学科の違い、出願・試験の日程、試験科目(小論文・面接)と学科ごとに異なる配点、編入年次、出願資格、検定料・入学料、そして大学が公表している編入の志願者数・受験者数・合格者数(倍率実績)までを、初めての方にもわかるように整理しました。「何が問われるのか」「英語(TOEIC)は必要なのか」「そもそも何年次に入るのか」が、この1記事でつかめます。
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ネット上には編入の解説記事があふれていますが、数字の出どころがあいまいなものも少なくありません。この記事では、北九州市立大学が募集要項および入試結果(総括表)のなかで自ら公表している事実をベースに、対策と難易度のリアルをお伝えします。
【30秒サマリー|文学部の編入(2027年度/令和9年度)】
対象:比較文化学科と人間関係学科の2学科。募集人員は両学科とも若干名
編入年次が学科で違う:比較文化学科=3年次/人間関係学科=原則として2年次
選抜:小論文(90分)+面接(入学希望理由書を含む)。配点は学科でちがう——比較文化学科=小論文170点+面接30点=200点/人間関係学科=小論文140点+面接60点=200点
英語スコアの提出は不要(文学部は経済学部・法学部と違い、TOEIC/TOEFLの提出書類がありません)
2027年度の日程:出願登録・検定料支払 2026年7月22日〜8月4日16:00/出願書類 7月29日〜8月4日必着/試験 2026年9月6日(日)/合格発表 9月11日(金)
検定料:17,000円(別途サービス利用料900円)。出願はインターネット出願+書類郵送の2ステップ
倍率は公表されています(受験者数まで公表):比較文化学科は毎年2名前後の合格者、人間関係学科は年により合格者が出ない年もあり
入学料は市内居住者と市外居住者で異なる(市内 282,000円/市外 423,000円)
出願書類の作成に生成AI(ChatGPTなど)の使用は禁止(入学希望理由書は自筆)
この記事を書いた人|オンライン編入学院
大学編入試験専門予備校のオンライン編入学院が監修・執筆しています。募集人員・試験科目・配点・日程・倍率は、各大学が公表する募集要項・入学者選抜実施結果を確認したうえで、合格者から寄せられた体験談など編入指導で蓄積した知見もふまえて記載しています。大学が公表していない項目は、推測で補わず「非公表」と明記しています。
北九州市立大学文学部の編入はどんな試験?
北九州市立大学文学部は、比較文化学科と人間関係学科の2学科で編入生を募集しています。キャンパスは北九州市小倉南区の北方(きたがた)キャンパスです。
編入の選抜は、どちらの学科も 小論文(筆記)+面接 という組み合わせで、当日の試験の流れ(小論文→面接)は2学科で共通です。ただし、文学部の編入には、他学部にはない「学科ごとの違い」が2つあります。ここを最初に押さえておくと、準備の設計が大きく変わります。
編入年次が学科で違う:比較文化学科は3年次編入、人間関係学科は原則として2年次編入です。「編入=3年次」と思い込んでいると、卒業までの年数の見立てがずれます。
小論文と面接の配点が学科で違う:どちらも合計200点ですが、比較文化学科は小論文の比重が高く(170点)、人間関係学科は面接の比重がやや高め(60点)です。
そしてもう一つ、文学部ならではの大事な特徴があります。
英語スコア(TOEIC/TOEFL)の提出は不要です。同じ北九州市立大学でも、経済学部・法学部・外国語学部国際関係学科は出願時に英語スコアの提出を求められますが、文学部(比較文化学科・人間関係学科)はTOEIC/TOEFLの提出書類がありません。つまり文学部の勝負は、小論文と面接(入学希望理由書)に集中します。
2027年度は「夏に出願、9月に試験」——動き出しはかなり早い
2027(令和9)年度編入の出願書類提出は 2026年7月29日(水)〜8月4日(火)必着、試験日は 2026年9月6日(日) です。インターネットでの出願登録・検定料支払いは 2026年7月22日(水)から 始まります。「編入=秋から冬の試験」というイメージで準備を進めると完全に乗り遅れるので、まずこの日程を頭に入れてください。
① 学科の違い(比較文化学科と人間関係学科)
文学部の編入は、比較文化学科か人間関係学科のいずれかへの編入です。まずは2学科がどう違うのかを、初心者向けに整理します。
学びの軸:比較文化学科 言語・文学・歴史・思想・地域文化など「文化」を比較の視点で学ぶ / 人間関係学科 心理・社会・教育など「人と人・人と社会の関わり」を学ぶ
編入年次:比較文化学科 3年次 / 人間関係学科 原則として2年次
当日の試験:比較文化学科 小論文(90分)+面接 / 人間関係学科 小論文(90分)+面接
募集人員:比較文化学科 若干名 / 人間関係学科 若干名
配点:比較文化学科 小論文170点+面接30点=200点 / 人間関係学科 小論文140点+面接60点=200点
同じ文学部でも、編入年次と配点が学科でちがうのが最大のポイントです。比較文化学科は3年次からのスタートで、小論文の配点が170点と非常に大きい(合計の85%)。一方、人間関係学科は原則2年次からのスタートで、面接(入学希望理由書を含む)が60点と、比較文化学科より面接の比重が高めに設計されています。
「入学後に学びたいのは文化の比較なのか、人と社会の関わりなのか」で学科を選ぶのが王道ですが、選んだ学科によって『小論文をどこまで仕上げるべきか』『面接・志望理由書にどれだけ力を割くべきか』の重心が変わる——この点を最初に意識しておきましょう。
「小論文」で何が出るかは、まず過去問で確認を
募集要項では試験科目が「小論文」とだけ示され、出題テーマの範囲までは公表されていません。だからこそ、大学の窓口で閲覧できる過去問(後述)で、実際にどんなテーマ・文字数・形式が問われているかを自分の目で確認することが対策の第一歩になります。憶測で範囲を決め打ちせず、まずは事実を見にいきましょう。
💡 学科選びは「入りやすさ」ではなく「学びたい内容」で決めるのが王道です。文学部の編入は志願者・合格者ともに少人数で、年によって倍率が動きます(③参照)。倍率の数字で学科を選ぶより、面接で一貫した志望動機を語れるほうの学科を選ぶことが、結果的に合格に近づきます。
② 募集人員と日程(2027年度・公式)
2027(令和9)年度の日程・募集人員は次のとおりです。
募集人員:比較文化学科:若干名/人間関係学科:若干名
編入年次:比較文化学科:3年次/人間関係学科:原則として2年次
出願登録・検定料支払:2026年7月22日(水)〜8月4日(火)16:00(インターネット出願サイト)
出願書類の提出:2026年7月29日(水)〜8月4日(火)必着(速達・簡易書留で郵送)
受験票印刷可能期間:2026年8月24日(月)〜2027年1月22日(金)
集合時刻:9:30までに試験室に集合
試験日:2026年9月6日(日)(小論文 10:00〜11:30/面接 13:00〜)
試験会場:北九州市立大学 北方キャンパス本館
合格発表:2026年9月11日(金) 10時頃
入学手続期間:2027年1月19日(火)〜1月22日(金)
検定料:17,000円(別途サービス利用料900円)
出願は「登録+支払い」と「書類郵送」の2段構え。ここに落とし穴
北九州市立大学の編入は、①インターネットで出願登録+検定料の支払い(7/22〜8/4 16:00)→ ②出願書類を郵送で提出(7/29〜8/4必着) という2ステップです。ここが要注意で、登録期間内でも7/22〜7/28に届いた書類は受理されません。書類は「7月29日以降に到着」かつ「8月4日必着」というピンポイントな窓に合わせて発送する必要があります(8月3日以前の消印がある速達・簡易書留なら、8月5日以降の到着でも受理される例外はあります)。最終日8月4日のみ、9:00〜17:00に窓口持参も可能です。
「若干名」とは?
「若干名(じゃっかんめい)」は、あらかじめ合格者の人数を決めず、その年の状況に応じて少数を合格させるという意味です。「何人取る」と公表されないため、定員から倍率を逆算することはできません。要項にも「試験の成績によっては合格者がいない場合もあります」と明記されています。だからこそ「小論文でしっかり得点し、面接で確実に印象を残す」ことがそのまま合否を分けます。
③ 倍率と難易度の「正しい見方」(公式データあり)
北九州市立大学は、入試結果の総括表のなかで「編入学(学士入学含む)」の志願者数・受験者数・合格者数・入学者数を公表しています。編入の実績を、しかも受験者数まで公表する大学はそう多くないので、ここは受験生にとって貴重な判断材料です。文学部の直近4年分は次のとおりです(大学公表の総括表「編入学(学士入学含む)」より)。
比較文化学科(編入学・学士入学含む)
2023年度:志願者 14 / 受験者 13 / 合格者 2
2024年度:志願者 7 / 受験者 7 / 合格者 3
2025年度:志願者 9 / 受験者 8 / 合格者 2
2026年度:志願者 9 / 受験者 7 / 合格者 2
人間関係学科(編入学・学士入学含む)
2023年度:志願者 2 / 受験者 2 / 合格者 0
2024年度:志願者 0 / 受験者 0 / 合格者 0
2025年度:志願者 2 / 受験者 2 / 合格者 1
2026年度:志願者 6 / 受験者 6 / 合格者 2
※実質倍率は大学公表の「受験者数÷合格者数」です。
この公式データから読み取れることを、初心者向けに噛みくだきます。
文学部の編入は、志願者・受験者ともに少人数。どちらの学科も毎年0〜14名の受験者数で、大人数がひしめく試験ではありません。
比較文化学科は、毎年安定して合格者が出ている。直近4年とも合格者2〜3名で、受験者に対して一定数を合格させています。実質倍率は年によって2.3〜6.5倍と振れ幅がありますが、「基準を満たせば合格が出る」学科という読み方ができます。
人間関係学科は、年によって合格者が出ない年もある。2023年度は受験2名で合格0、2024年度は志願者そのものが0でした。一方で2025・2026年度は合格者が出ています。要項の「試験の成績によっては合格者がいない場合もあります」という文言のとおり、基準に達しなければ枠があっても合格を出さない運用だと考えるのが自然です。
倍率の数字は当てにしにくい。受験者が数名の試験では、1人の増減で倍率が大きく振れます。「去年◯倍だったから」という読み方はできないため、倍率より「基準点を超える答案・面接をつくれるか」に意識を向けるのが正解です。
少人数だからこそ「相対評価」より「絶対評価」で考える
受験者が数名の試験では、周りとの比較(相対)で合否が決まるというより、「大学が求める水準に達しているか(絶対)」で判断される色が濃くなります。小論文で論理的に書き切り、面接で志望動機を一貫して語れるか——ここを一定水準まで引き上げることが、そのまま合格ラインに乗ることを意味します。倍率の低さを「入りやすさ」と取り違えないようにしましょう。
④ 出願資格(社会人・在学中・高専・短大でも受けられる?)
2027年度の出願資格は、次のいずれかに当てはまる人です(いずれも2027年3月までの卒業・修了・修得見込みを含みます)。
修業年限4年以上の大学に2年以上在学し、所定の課程を修了した人(=四年制大学の2年次を修了した人/見込み含む)
短期大学を卒業した人
高等専門学校を卒業した人
専修学校の専門課程(修業年限2年以上・かつ総授業時数1700時間以上または62単位以上)を修了した人
本学または修業年限4年以上の大学を卒業した人(学び直しの社会人もここ)
学士の学位を持つ人(または2027年3月31日までに授与される見込みの人)
そのほか、外国での学校教育(14年の課程修了など)や、高等学校専攻科の課程修了など、法令で認められる資格を持つ人
文学部(比較文化学科・人間関係学科)は、経済学部・法学部と違い、英語の公的資格(TOEIC/TOEFL)は出願の要件になっていません。 つまり、上記のいずれかの資格を満たせば、英語スコアなしで出願できます。
ポイントを噛みくだくと——
高専卒・短大卒からの編入はもちろん対象です。
四年制大学の2年生からでも、2年次を修了(見込み)していれば出願できます。
すでに大学を卒業した社会人の学び直しも、卒業または学士の学位があれば対象です。
💡 「学士入学を含む」という要項名のとおり、この選抜は編入学と学士入学(すでに学位を持つ人の入学)を同じ枠組みで扱っています。自分がどの資格に当てはまるかで、出願書類(卒業証明書・学位授与証明書など)の中身が変わるので、要項の「出願資格」欄で自分の番号(①〜⑩)を必ず確認しましょう。
⑤ 試験科目と配点(ここが一番大事)
文学部の選抜は、小論文(筆記)+面接の2要素を点数化し、合計で判定します。配点は学科でちがうので、ここは自分の志望学科の数字を正確に押さえてください。
比較文化学科
小論文:配点 170点 / 時間・中身 90分(10:00〜11:30)。テーマの詳細範囲は非公表(過去問で確認)
面接:配点 30点 / 時間・中身 13:00〜。入学希望理由書の内容を含めて評価
合計:配点 200点 / 時間・中身 —
人間関係学科
小論文:配点 140点 / 時間・中身 90分(10:00〜11:30)。テーマの詳細範囲は非公表(過去問で確認)
面接:配点 60点 / 時間・中身 13:00〜。入学希望理由書の内容を含めて評価
合計:配点 200点 / 時間・中身 —
判定の考え方は、要項に「個別テスト(小論文)と面接をそれぞれ点数化し、合計点をもとに総合的に判断して合否を判定する」と明記されています。入学希望理由書は面接の際の参考資料として使われます。
ここで、初心者が誤解しやすいポイントを3つ整理します。
(1) 英語の試験・スコア提出はない
文学部では、当日に英語の筆記試験もなく、出願時にTOEIC/TOEFLのスコアを提出する必要もありません。経済学部・法学部・外国語学部国際関係学科では英語スコアの提出が求められますが、比較文化学科・人間関係学科は英語スコア不要です。そのぶん、対策の時間を小論文と面接(入学希望理由書)にまるごと注げるのが文学部の特徴です。
(2) 学科によって「小論文の重み」が違う
比較文化学科は小論文が170点(合計の85%)を占めます。ほぼ小論文で決まると言ってよい配点で、論述力を仕上げることが最優先です。人間関係学科は小論文140点・面接60点なので、小論文を軸にしつつ、面接・志望理由書も一定以上に仕上げるバランスが求められます。
(3) 面接・入学希望理由書は「おまけ」ではない
面接は、比較文化学科で30点、人間関係学科で60点。とくに人間関係学科では面接が合計の3割を占めるため、事前提出の入学希望理由書と面接の受け答えが、そのまま合否を左右します。
注意:小論文の設問ごとの配点内訳(どのテーマが何点か)は公式に明示されていません。確実なのは「比較文化学科=小論文170+面接30/人間関係学科=小論文140+面接60(いずれも合計200点)」という枠組みと、入学希望理由書を含めた総合判定であることです。
⑥ 科目別・対策のポイント(合格に直結する具体策)
【対策の核】まず過去問を閲覧する
文学部の編入対策で、最初にやってほしいのが過去問の閲覧です。
北九州市立大学では、過去の試験問題を、土・日・祝を除く平日に、入試・研究支援課の窓口で閲覧できます(閲覧には運転免許証・学生証などの身分証明書が必要)。また、2026年度入学試験からは一部の試験問題が大学ホームページでも公表されています。まずは公表分に目を通し、さらに窓口で過去問を確認して、「小論文でどんなテーマが、どのくらいの分量で問われるのか」を自分の目で確かめるところから始めましょう。
💡 過去問は「最後の腕試し」ではなく「最初の地図」として使うのがコツです。早い段階で出題形式を知っておくと、どんな知識・書き方を身につければいいかの見通しが一気にクリアになります。窓口閲覧はコピー不可なので、閲覧時にテーマ・字数・時間・設問構成をメモしておくと、後の演習に活かせます。
小論文(論理的に「書き切る」練習を)
小論文は、知識の暗記だけでなく 「与えられたテーマに対して、筋道立てて自分の考えを書き切る力」 が問われます。学科ごとに、素地となる関心分野を固めておきましょう。
比較文化学科志望:言語・文学・歴史・思想・地域文化などのテーマや、文化を「比較の視点」で捉える論点に触れておく。「異なる文化・時代・地域をどう比べ、そこから何を読み取るか」を自分の言葉で説明できる状態を目指す。小論文が170点と重いぶん、論述の完成度が合否を分けます。
人間関係学科志望:心理・社会・教育・コミュニケーションなど「人と人・人と社会の関わり」に関する論点を押さえる。「人や社会の課題をどう捉え、どう考えるか」を組み立てる練習を。
共通のやり方:新聞・新書などで時事・社会・文化に関するインプットを増やしつつ、「序論(問題設定)→本論(根拠・具体例)→結論」の型で、時間内に書き切る演習を繰り返す。書いた小論文は、第三者に読んでもらい論理の飛躍や根拠の弱さを指摘してもらうと、伸びが早まります。
💡 小論文は「うまい表現」よりも「論理の一貫性」で評価されます。難しい言葉を使う必要はありません。主張→理由→具体例→結論が一本の線でつながっているか、時間を計って書いたうえで自分で読み返す習慣をつけましょう。90分という時間配分(構想→執筆→見直し)を体に覚えさせておくことも大切です。
面接・入学希望理由書(人間関係学科はとくに重い)
面接は比較文化学科で30点、人間関係学科で60点。入学希望理由書は所定様式に志願者本人が自筆で記入し、その内容が面接評価に含まれます。
「現状 → 将来像 → そのギャップを埋めるのが北九州市立大学文学部」という一貫したストーリーで書く・話す。
「なぜ比較文化学科(人間関係学科)なのか」「そこで何を学び、どう活かしたいのか」を、具体的なテーマ(関心のある文化・地域/心理・社会の分野)まで踏み込んで語れるようにする。
読みやすさ・論理の整合性も評価のうちと考え、早めに骨子を作り、複数回の添削と模擬面接で「書いた内容をその場で自分の言葉で語れる」状態まで仕上げましょう。
出願書類に生成AIは使わない
北九州市立大学は、出願書類の作成にあたり生成AI(ChatGPTなど)の使用を禁止しており、入学希望理由書は志願者本人が自筆で記入することが求められています。テンプレ的・借り物の文章は面接でかえって不利になります。自分の経験と関心に根ざした言葉で、具体的に書きましょう。
⑦ 「学科で編入年次が違う」という特徴(卒業までの年数に注意)
文学部の編入で、他学部と違う大事なポイントが編入年次が学科で分かれることです。北九州市立大学では、編入年次が学部・学科で異なり、文学部は次のように定められています。
比較文化学科:3年次
人間関係学科:原則として2年次
さらに、既修得単位(=これまでに取得した単位)の認定結果によっては、2年間ないし3年間で卒業できない場合もあると要項に明記されています。つまり——
比較文化学科は3年次スタートが原則で、標準的には残り2年での卒業を見込めます。
人間関係学科は原則2年次スタートのため、3年次編入をイメージしている人は「卒業までの期間・必要単位」の見立てを修正しておく必要があります。
認定される単位数によって、入学後に追加で履修する量(=卒業までの負担)が変わります。自分のケースで何年次・何単位からのスタートになるかは、合格後に大学へ直接確認するのが確実です。
受給中の奨学金も、編入後に継続して受給できない場合があるとされています。奨学金を利用している人は、この点もあわせて確認しておきましょう。
💡 「編入して2年で卒業」を前提に受験校・学科を選んでいる人は、ここで一度立ち止まってください。人間関係学科は原則2年次編入なので、単位認定の結果次第では卒業まで2〜3年かかる可能性があります。時間・学費の計画に直結する部分なので、出願前に自分の想定と要項をすり合わせておくことが大切です。
⑧ 入学料・授業料(市内・市外で入学料が違う)
合格後にかかるお金も、編入を決めるうえで大事な情報です。北九州市立大学は公立大学なので、入学料が「市内居住者」と「市外居住者」で異なります。
入学料(市内居住者):282,000円
入学料(市外居住者):423,000円
授業料(年額):535,800円(市内・市外とも同額)
※金額は現行のもので、入学時に変更となることがあります。学士入学を除き、要件を満たせば高等教育の修学支援新制度(授業料・入学金の減免、給付型奨学金)の対象となる場合があります。
「市内居住者」とは?
ここでいう「市内」は、入学前年度における北九州市民税の納税義務者(または非課税者)で、入学金納入時まで市内に住所を有する場合などを指します(詳しい判定基準は要項に定めがあります)。市内に該当すると入学料が約14万円安くなるため、自分がどちらに当たるかは早めに確認しておきましょう。授業料は居住地に関係なく同額です。
💡 入学検定料(受験料)は17,000円です(2027年度)。インターネット出願サイトでの支払いには、別途サービス利用料900円がかかります。支払いは出願登録期間(2026年7月22日〜8月4日16:00)内に済ませる必要があり、支払いが完了しないと出願書類を送っても受理されません。
⑨ 合格発表・入学手続き・成績開示
合格発表:2026年9月11日(金) 10時頃
入学手続期間:2027年1月19日(火)〜1月22日(金)
成績開示 受付期間:2027年5月6日(木)〜5月31日(月)(土日祝除く)
成績開示 閲覧期間:2027年6月1日(火)〜6月30日(水)(土日祝除く)
合格発表は、発表日当日の10時頃に大学ホームページに合格者の受験番号を掲載し、あわせて合格者へ簡易書留で合格通知書を発送します。合否や受験番号の問い合わせには一切応じない運用です。
北九州市立大学には、受験生本人の請求により、自分の入試成績を開示してもらえる制度があります。開示される範囲は①個別テスト(小論文)の科目別得点および合計点 ②総得点 ③出願書類です。再挑戦を考える人にとって、「次に何を伸ばせばいいか」を知る貴重な手がかりになります。
請求方法:所定の開示請求書、返信用封筒(長形3号・切手460円分)、本人を証明するもの(写真付き証明書または本学受験票)を揃えて、窓口または郵送で申請します。
通知方法:試験結果は返信用封筒で簡易書留により送付(1か月程度)、出願書類は窓口での閲覧のみ(コピー不可)。
請求できるのは受験生本人のみです。
💡 成績開示は「小論文の得点と合計点」まで返ってくるので、「小論文で何点だったか」「面接・総合でどこが足りなかったか」の距離感をつかめます。再挑戦する人は、開示結果をもとに「小論文の論述力」「志望理由書・面接」のどこに時間を配分するかを早めに組み立て直しましょう。受付期間は約1か月と短いので、日程を逃さないよう注意してください。
⑩ 合格までのスケジュール例(2027年度・9月6日の本番から逆算)
2027年度は 試験日が2026年9月6日(日)。ここから逆算すると、標準的なモデルはこうなります。
〜2026年1月ごろ(本番の約8か月前):受ける学科を確定(比較文化=3年次・小論文重視/人間関係=原則2年次・面接も重視)。小論文の素地づくり(比較文化=言語・文学・歴史・文化/人間関係=心理・社会・教育)を開始
〜2026年4月(約4〜5か月前):大学窓口で過去問を閲覧し、小論文の傾向を把握。時間を計った小論文演習を開始。入学希望理由書の下書きにも着手
2026年5〜6月:小論文の添削を重ね、論述力を仕上げる。卒業(見込)証明書・成績証明書などの発行を依頼(発行に日数がかかるため最優先)
2026年7月上旬〜中旬:入学希望理由書を自筆で清書。模擬面接を開始し、書いた内容を自分の言葉で語れるようにする
2026年7月22日〜8月4日16:00:インターネットで出願登録+検定料17,000円の支払い
2026年7月29日〜8月4日必着:出願書類を速達・簡易書留で郵送(到着日の窓に注意)
2026年9月6日(日):本番(小論文+面接)
2026年9月11日(金):合格発表
💡 文学部は英語スコアの提出がないぶん、準備の時間を小論文と面接(入学希望理由書)にまるごと使えるのが強みです。とくに比較文化学科は小論文170点。「時間内に論理的に書き切る」演習を、早い時期から量をこなすことが、そのまま合格ラインに近づく最短ルートになります。
よくある質問(FAQ)
Q. 文学部の編入は何年次に入りますか?
A. 学科でちがいます。 比較文化学科は3年次、人間関係学科は原則として2年次です。既修得単位の認定結果によっては、卒業まで2〜3年かかる場合もあるため、卒業までの計画は合格後に大学へ確認するのが確実です。
Q. 試験科目は何ですか?
A. 小論文(90分)と面接の合計200点です。配点は学科でちがい、比較文化学科=小論文170点+面接30点、人間関係学科=小論文140点+面接60点です。面接では事前提出の入学希望理由書の内容も評価に含まれます。
Q. 英語(TOEIC/TOEFL)は必要ですか?
A. 文学部は不要です。 当日の英語試験もなく、出願時のTOEIC/TOEFLスコア提出も求められません。英語スコアが必要なのは、同じ北九州市立大学でも経済学部・法学部・外国語学部国際関係学科です。
Q. 倍率はどのくらいですか?
A. 大学が公表しています(受験者数まで)。 比較文化学科は直近4年(2023〜2026年度)で受験7〜13名・合格2〜3名(実質2.3〜6.5倍)、人間関係学科は受験0〜6名で、合格者が出ない年(2023・2024年度)もありました。受験者が少ないぶん倍率の振れ幅が大きく、前年の数字はあてになりません。「基準を超える答案・面接をつくれるか」に集中するのが賢明です。
Q. 小論文はどんなテーマが出ますか?
A. 募集要項では試験科目が「小論文」とだけ示され、テーマの範囲は公表されていません。大学窓口で過去問を閲覧(身分証明書が必要・コピー不可)できるほか、2026年度入試からは一部の問題が大学ホームページでも公表されています。まずは実物を確認して傾向をつかんでください。
Q. 高専卒・短大卒でも受けられますか?
A. 受けられます。高等専門学校卒業者、短期大学卒業者は出願資格の対象です。四年制大学の2年次修了者(見込み含む)や、専修学校専門課程(2年以上・1700時間以上または62単位以上)修了者、学士の学位を持つ人なども対象です。
Q. 出願書類の作成にAIを使ってもいいですか?
A. いいえ。北九州市立大学は出願書類の作成における生成AI(ChatGPTなど)の使用を禁止しています。入学希望理由書は志願者本人が自筆で記入してください。
Q. 学費はいくらですか?
A. 入学料は市内居住者282,000円・市外居住者423,000円、授業料は年額535,800円(市内・市外とも同額)です。金額は入学時に変更となることがあります。
Q. 不合格だった場合、自分の点数は分かりますか?
A. 本人の請求で、個別テスト(小論文)の科目別得点・合計点・総得点、出願書類を開示してもらえます。2027年度分の受付は2027年5月6日〜5月31日で、返信用封筒(長形3号・切手460円分)と本人確認書類を揃えて申請します。再挑戦の指針づくりに役立ちます。
Q. 比較文化学科と人間関係学科、どちらを選べばいいですか?
A. 「入学後に学びたい内容」で選ぶのが王道です。言語・文学・歴史・思想・地域文化を「比較の視点」で学びたいなら比較文化学科、心理・社会・教育など「人と人・人と社会の関わり」を学びたいなら人間関係学科、という選び方が一つの目安です。ただし編入年次(比較文化=3年次/人間関係=原則2年次)と配点(小論文の重み)が違うので、卒業までの計画と得意分野もあわせて考えましょう。
まとめ|文学部の編入は「小論文で書き切り、面接で一貫性を出す」で届く
北九州市立大学文学部の編入は、小論文+面接=200点、英語スコアの提出なし、編入年次と配点は学科でちがうというのが基本構造です。だからこそ、戦い方は明確です。
比較文化学科は小論文170点(合計の85%)が主戦場——過去問を窓口で確認し、傾向に合わせて「時間内に論理的に書き切る」演習を早い時期から積む。3年次編入なので卒業計画も立てやすい。
人間関係学科は小論文140点+面接60点——小論文を軸にしつつ、面接・入学希望理由書も一定以上に仕上げる。原則2年次編入なので、卒業までの年数・単位を確認しておく。
英語スコアが不要なぶん、準備の時間を小論文と面接準備にフルベットできるのが文学部の強み。
入学希望理由書は自筆・自分の言葉で(生成AIは禁止)。学科の学びと自分の関心を結びつけ、一貫した志望動機をつくる。
そして文学部の編入は、「大学が編入の入試結果(志願者・受験者・合格者)を公表している」という、判断材料の得やすさがあります。受験者が少人数の試験だからこそ、周りとの比較より、大学が求める水準に自分の答案と面接を届かせることに集中するのが最短ルートです。
「小論文をどう対策すればいい?」「入学希望理由書を見てほしい」「自分は何年次からのスタートになる?」——そんなときは、オンライン編入学院の無料相談をご利用ください。あなたの状況に合わせて、2026年9月の本番までの最短ルートを一緒に設計します。煽るつもりはありません。まずは気軽に、現状と疑問を聞かせてください。
この記事を書いた人
オンライン編入学院(大学編入情報局)
この記事は、大学編入試験専門予備校のオンライン編入学院が監修・執筆しています。
大学編入は、募集する学科も試験科目も出願資格も大学ごとにばらばらで、しかも年度によって変わります。だからこそ、記事に載せる募集人員・試験科目・配点・日程・倍率は各大学が公表する募集要項および入学者選抜実施結果で必ず確認し、そのうえで合格者から寄せられた体験談など、編入指導で蓄積した知見もふまえて記載しています。大学が公表していない項目は、推測で補わず「非公表」とそのまま明記しています。
*※本記事の制度・日程・科目・配点・出願資格・検定料・入学料・入試結果は、「2027(令和9)年度 編入学(学士入学を含む)学生募集要項」(外国語学部・経済学部・文学部・法学部)および北九州市立大学の公式入試情報にもとづきます。募集人員・試験科目・配点・日程などは年度により変わることがあります。倍率(志願者・受験者・合格者・入学者)は大学公表の「入試結果(学部)」総括表にある「編入学(学士入学含む)」の数値です。入学料・授業料は現行の金額で、入学時に変更となることがあります。出願前には必ず最新の公式募集要項でご確認ください。*
*出典:北九州市立大学 2027年度 編入学(学士入学を含む)学生募集要項(PDF)、北九州市立大学 学生募集要項・出願、北九州市立大学 文学部、北九州市立大学 入試結果(学部・大学院)、2026年度 入試結果総括表(学部・PDF)、北九州市立大学 過去の入試問題等、北九州市立大学 授業料・入学金*
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