【2027年度(令和9年度)最新】京都女子大学文学部の編入試験を徹底解説|3学科別の試験科目・配点・過去問の中身・難易度まで完全網羅
京都女子大学文学部への3年次編入を考えているあなたへ。この記事では、大学が公表している2027年度(令和9年度)入学の入試情報をもとに、日本語日本文学科(旧・国文学科)/英語文化コミュニケーション学科/歴史学科(旧・史学科)の3学科それぞれについて、試験科目と配点、実際の出題内容、日程、出願資格、難易度の見方を整理しました。
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文学部の編入は、学科ごとに試験の形がまったく違います。1科目だけの学科もあれば、口述試験まである学科もあり、辞書を使える学科と使えない学科も分かれます。「文学部の編入」とひとくくりにして準備を始めると、確実に遠回りになります。この記事で、自分が受ける学科の輪郭をはっきりさせてください。
【30秒サマリー|2027年度(令和9年度)】
出願できるのは女子のみ(京都女子大学の一般編入学試験は、出願資格が「次の各号のいずれかに該当する女子」と定められています)
対象:日本語日本文学科(旧・国文学科)/英語文化コミュニケーション学科/歴史学科(旧・史学科)の3年次編入。募集人員はいずれも若干名
日本語日本文学科:筆答試験100点のみ(国語・国文学、漢文を含む)
英語文化コミュニケーション学科:筆答試験100点のみ(英文読解および英語表現)
歴史学科:筆答試験100点+口述試験100点=200点。日本史/東洋史/西洋史のコースを出願時に選ぶ
英和辞書が使えるのは歴史学科の西洋史コースのみ(電子辞書は不可)
日程(2027年度):出願 2026年9月16日〜10月1日(郵送のみ)→ 試験 2026年10月24日 13:00〜 → 合格発表 2026年10月30日
入学検定料 35,000円。試験会場は京都女子大学(京都市東山区)
この記事の日付の読み方: 具体的な日付は、断りのない限り2027年度(令和9年度)入学の入試日程にもとづきます。「2026年度」「2025年度」等とあるものは前年度以前の実施内容・実績です。編入試験は例年ほぼ同じ時期に実施されますが、日程・実施の有無は年度で変わるため、出願前に必ず当年の募集要項でご確認ください。なお、2027年度一般編入学試験学生募集要項は8月中に公開予定とされており、この記事では大学サイトに掲載された2027年度の入試日程・選考方法と、2026年度の募集要項・実際の出題を突き合わせて整理しています。
この記事を書いた人|オンライン編入学院
大学編入試験専門予備校のオンライン編入学院が監修・執筆しています。募集人員・試験科目・配点・日程・倍率は、各大学が公表する募集要項・入試結果を確認したうえで、合格者から寄せられた体験談など編入指導で蓄積した知見もふまえて記載しています。大学が公表していない項目は、推測で補わず「非公表」と明記しています。
① 学科名の変更について(先に整理しておきます)
京都女子大学文学部では、令和8年度(2026年4月)入学生から学科名が変わりました。
国文学科:日本語日本文学科
史学科:歴史学科
英語文化コミュニケーション学科:(変更なし)
一方で、編入学試験の要項類(募集人員及び選考方法等、2027年度の入試ガイド抜粋)では、現在も「国文学科」「史学科」の表記が使われています。また、入試結果の一覧表では英語文化コミュニケーション学科が「英文学科」と表記されている箇所もあります。
この記事では、学びの内容を説明するときは現在の学科名を、要項の記載を引用するときは要項どおりの表記を使い分けています。出願票や志望理由書に書く学科名は、8月中公開予定の2027年度募集要項の表記に合わせるのが安全です。迷ったら入試広報課に確認しましょう。
② 募集人員と日程(2027年度)
募集学科:日本語日本文学科/英語文化コミュニケーション学科/歴史学科(第3年次編入)
募集人員:いずれも若干名
出願期間:2026年9月16日(水)〜10月1日(木)(10月2日消印有効)郵送のみ
試験日:2026年10月24日(土)13:00〜
試験会場:京都女子大学(京都市東山区今熊野北日吉町35)
合格発表日:2026年10月30日(金)
入学手続(第1次):2026年11月2日(月)〜11月10日(火)
入学手続(第2次):2027年1月6日(水)〜1月19日(火)
入学検定料:35,000円
試験当日のタイムテーブル(2026年度の実施内容)
2027年度の詳細な時間割は8月中公開予定の募集要項で確定しますが、2026年度は次のように実施されました。
国文学科(現・日本語日本文学科):筆答試験 13:00〜14:30 / 口述試験 なし
英語文化コミュニケーション学科:筆答試験 13:00〜14:30 / 口述試験 なし
史学科(現・歴史学科):筆答試験 13:00〜14:30 / 口述試験 14:40〜
集合時間は12時40分(厳守)でした。
遅刻は20分まで。それを過ぎると入室できません
2026年度の募集要項には、「試験開始時間に遅刻した場合、試験開始後20分以内に限り受験を認めます。それ以上の遅刻は入室を認めません。また試験時間の延長も行いません」と明記されていました。午前中には京都に入っておくくらいの余裕を持ちましょう。
電子辞書・スマートウォッチは使えません
同じく2026年度の募集要項では、携帯電話・スマートフォン・ウェアラブル端末(スマートウォッチ等)・タブレットは時計代わりの使用も禁止、電卓・電子辞書・定規・耳栓も使用不可とされていました。電池式の腕時計を1つ用意しておきましょう。
出願は郵送のみ。インターネット出願はありません
2026年度の募集要項では、書類を封筒に入れて「出願書類提出用宛名ラベル」を貼り、簡易書留速達で入試広報課へ提出するよう指定されていました。締切の数日前に投函できるよう逆算しましょう。
③ 学科別の試験科目と配点(ここが一番大事)
日本語日本文学科(要項表記:国文学科):選考方法 筆答試験 / 配点 100点 / 内容 国語・国文学(漢文を含む)に関する筆答試験
英語文化コミュニケーション学科:選考方法 筆答試験 / 配点 100点 / 内容 英文読解および英語表現に関する筆答試験
歴史学科(要項表記:史学科):選考方法 筆答試験 / 配点 100点 / 内容 各コースに関する学科試験・文献読解(西洋史コースは英和辞書使用可)
同上:選考方法 口述試験 / 配点 100点 / 内容 専門科目に関する口述試験・面接
ここで、初心者が誤解しやすいポイントを3つ整理します。
(1) 日本語日本文学科・英語文化コミュニケーション学科は「筆記1本勝負」
この2学科には面接も口述試験もありません。100点満点の筆答試験だけで合否が決まります。志望理由書は出願書類として提出しますが、当日に自分の言葉で挽回する場面がないということです。だからこそ、筆記の完成度がそのまま結果になります。
(2) 歴史学科だけが2段階(筆答+口述)で、配点は半々
歴史学科は筆答100点+口述100点の計200点。口述試験が合否の半分を握ります。専門科目についてその場で問われるため、「書ければいい」では届きません。
(3) 辞書が使えるのは歴史学科の西洋史コースだけ
英語文化コミュニケーション学科は英和辞書の使用が認められていません(選考方法欄に記載がありません)。「英語の試験だから辞書が使えるはず」と思い込まないでください。2026年度の募集要項の「受験上の注意」で英和辞書の持参が案内されていたのも、文学部では史学科西洋史コースのみでした。なお電子辞書は不可です。
歴史学科はコースを出願時に選びます
2026年度の募集要項では、史学科を受験する場合、志願票と受験票に日本史コース・東洋史コース・西洋史コースのうち選択するコース名まで記入するよう指示されていました。出願の時点でコースが確定するので、志望理由書の内容もコースに合わせて練っておく必要があります。
④ 実際に何が出たのか(2026年度の出題内容)
京都女子大学は、編入学試験の過去問を試験問題・解答例・出題のねらいまで公開しています。ここが対策の出発点です。以下は2026年度に実際に出題された内容です(著作権の関係で本文の一部は黒塗り処理がされています)。
日本語日本文学科(要項表記:国文学科)|2026年度
試験時間90分・全3題という構成でした。
一:出題分野 古文+漢文+文学史 / 実際に問われたこと 敬語の現代語訳、旧国名(「駿河の国」は今の何県か)、和歌の空欄補充、和歌の修辞技巧(枕詞・縁語など)、季節の判別、漢詩の返り点・書き下し文、作品のジャンル名と主人公名
二:出題分野 現代文(評論) / 実際に問われたこと 漢字の読み・書き、旧字体を新字体に直す、現代仮名遣い、比喩の分析、傍線部の説明記述、近代文学史(作品名から同一作者の作品を選ぶ)
三:出題分野 国語学(日本語学) / 実際に問われたこと 4つの設問から1つ選んで論述(江戸時代の日本語を知る資料/漢語の用いられ方/助動詞「た」の意味/日本語の音韻体系の変化)+短歌の品詞分解
大問一では『伊勢物語』『文選』の古詩十九首、契沖『勢語臆断』といった文献が扱われ、大問二では近代文学の作品名(「桜の樹の下には」「堕落論」「斜陽」「地獄変」「山椒魚」「白痴」)から作者を判別させる設問が出ています。大問三の品詞分解では会津八一『鹿鳴集』の短歌が題材でした。
大学が公表している出題のねらいは次のとおりです。「古典(古文・漢文)、現代文、国語学について、3回生編入に必要な基礎知識や能力が備わっているかを確認する。古典は、古文重要単語、古典文法、和歌の修辞技巧、古典常識、古典文学史の知識と、現代語訳や読解の能力、及び比較的易しい漢文の訓読、現代語訳の能力などを見る。現代文は、漢字(読み方、書き方、字体)、語彙、近代文学史に関する基礎知識と、比較的長文の読解力、説明のための文章を書く能力などを見る。国語学は、主要分野(音韻・文法・語彙、及び資料から選択)の問題を論述させることで、重要かつ基礎的な知識の定着を見る。また、品詞分解を通じて、基本的な古典文法の知識を確認する。」
💡 ここから読み取れる対策の優先順位。 ①古文(単語・文法・修辞・古典常識・文学史)、②漢文(訓読と現代語訳。「比較的易しい」と明記されています)、③現代文(漢字・語彙・近代文学史・記述)、④国語学の4本柱です。特に国語学(日本語学)を独立した大問として出すのは大きな特徴で、一般的な入試の国語対策だけでは手が届きません。音韻・文法・語彙・日本語史の入門書を1冊、論述できるレベルまで読み込んでおきましょう。
英語文化コミュニケーション学科|2026年度
大問3題の構成でした。
Ⅰ:形式 英文の下線部(1)〜(5)を日本語に訳す / 素材(2026年度) 米国の大学でテイラー・スウィフトの歌詞を英文学の授業に用いる取り組みを報じたニュース記事
Ⅱ:形式 英文を読んで和訳2問+内容説明3問 / 素材(2026年度) 英語学の専門書(英語の訛りと方言に関する概説書)
Ⅲ:形式 日本語文の下線部(1)〜(3)を英語に訳す / 素材(2026年度) 映画と原作小説の関係を論じた日本語の評論
大学が公表している出題のねらいでは、「大学3回生に編入出来る程度の、中級レベル以上の英語力を有しているかどうかを測るもの」とされ、大問Ⅰは「文脈を理解しながら、正確にそれらの意味を把握すること」、大問Ⅱは「英語学関連の専門書から引用されており、代名詞や語句の説明が求められている」、大問Ⅲは「英作文で、しっかりとした基礎的な英語力が身に付いているかどうかが問われる」と説明されています。そして「3つの大問とも非常に高度というほどではないが、やや専門的な英文や日本語文である」とも明記されています。
💡 ここから読み取れる対策の優先順位。 全問が記述で、しかも和訳・説明・英作文の3方向です。選択式の読解演習だけでは形式が噛み合いません。①構文を取って正確に訳す訓練、②代名詞や指示語が何を指すかを日本語で説明する訓練、③日本語の評論文を英語に直す訓練を、それぞれ別メニューとして組んでください。素材は「時事的な英語記事」と「英語学・英文学の入門書レベルの英文」の両方に触れておくのが安全です。そして辞書は使えません。語彙は自力で乗り切る前提で積み上げましょう。
歴史学科(要項表記:史学科)|2026年度
歴史学科については、過去問ページに「2026年度は受験者不在により、出題がありません」と記載されています。そのため2026年度の出題は公開されていません。
対策の手がかりは、選考方法の記載そのものにあります。「各コースに関する学科試験・文献読解(西洋史コースは英和辞書使用可)」——つまり、①志望コース(日本史・東洋史・西洋史)の通史と専門知識、②史料・文献を読む力の2本立てです。西洋史コースで英和辞書の使用が認められているのは、英語の文献(一次史料や研究書)を読ませる出題があり得ることの裏返しと考えられます。日本史コースなら古文書・漢文の史料、東洋史コースなら漢文史料を読む力が土台になります。
口述試験(100点)は「専門科目に関する口述試験・面接」と定義されています。専門知識を口頭で問われることが明記されている点が、他の2学科との決定的な違いです。
⑤ 倍率と難易度の「正しい見方」
京都女子大学は一般編入学試験の入試結果を公表しています。文学部の直近2年は次のとおりです。
国文学科(現・日本語日本文学科):2025年度(志願/合格) 2人/0人 / 2026年度(志願/合格) 1人/1人
英文学科(現・英語文化コミュニケーション学科):2025年度(志願/合格) 2人/2人 / 2026年度(志願/合格) 2人/1人
史学科(現・歴史学科):2025年度(志願/合格) 0人/0人 / 2026年度(志願/合格) 記載なし(志願者なし)
2025年度は大学公表の2025年度 一般編入学試験 入試結果、2026年度は2027年度の入試ガイド抜粋に掲載された「2026年度編入学試験結果(総括表)」にもとづきます。学科名は各資料の表記どおりです。
2026年度の総括表に史学科の行はなく、過去問ページでも「2026年度は受験者不在」と明記されています。
大学は倍率そのものを公表していません。上の人数から計算すると2026年度の英語文化コミュニケーション学科は2人中1人が合格、日本語日本文学科は1人中1人が合格ですが、母数が1〜2人なので、これを「倍率」として一般化するのは適切ではありません。
💡 この数字の本当の読み方は「倍率」ではなく「合格者が出ない年がある」という一点です。2025年度の国文学科は志願者2人に対して合格者0人。2026年度は家政学部生活造形学科が志願者1人・合格者0人でした。募集人員は「若干名」ですが、基準に届かなければ枠が空いていても合格にはなりません。
裏を返せば、準備を仕上げた人が1人いれば、その人が通る構造でもあります。ライバルの数を心配するより、過去問と出題のねらいから逆算した完成度にすべての時間を使ってください。それがこの試験でいちばん効きます。
⑥ 出願資格(社会人・短大生・専門学校生は受けられる?)
京都女子大学の一般編入学試験の出願資格は、「次の各号のいずれかに該当する女子」と定められています。男性は出願できません。
そのうえで、次のいずれかに当てはまることが必要です(2027年度)。
⑴ 大学に2年以上在学し62単位以上修得した人(2027年3月修得見込を含む)← 四年制大学2年生からの編入ルート
⑵ 短期大学を卒業した人(2027年3月卒業見込を含む)
⑶ 高等専門学校を卒業した人(2027年3月卒業見込を含む)
⑷ 専修学校の専門課程(修業年限2年以上・文部科学大臣の定める基準を満たすもの)を修了した人(2027年3月修了見込を含む。ただし学校教育法第90条に規定する大学入学資格を有する人に限る)← 専門学校からのルート
⑸ 高等学校等の専攻科の課程(修業年限2年以上・同基準を満たすもの)を修了した人(2027年3月修了見込を含む)
出願書類は、出願票・志望理由書(大学所定の用紙)/卒業証明書または卒業見込証明書/成績証明書が基本です。専修学校の専門課程を修了(見込)の人は、出願資格⑷を証明する書類も必要になります。
すでに大学を卒業した社会人はどうなる?
上記⑴〜⑸は「在学」「卒業」を軸にした書き方で、大学卒業者について明示的な号が置かれていません。自分がどの号に当たるかは、出願前に入試広報課へ確認するのが確実です。外国の短大等を修了(見込)の方も、2026年度の募集要項で「事前に本学にお問い合わせください」と案内されていました。
複数学科への出願はできません
文学部の中であっても、1学科しか出願できません。日本語日本文学科と歴史学科の併願、といった組み方はできない仕組みです。
在籍中の大学は退学が必要です
2026年度の募集要項では、受験時に他大学に在籍している人は編入学後すみやかに『退学証明書』を提出すること、大学を退学しない場合は編入学できないことが明記されていました。二重在籍は認められません。
⑦ 学科別・対策のポイント
日本語日本文学科(要項表記:国文学科)
90分で3題。古典・現代文・国語学をすべて回す必要があるため、1題あたり30分の感覚を体に入れておきます。
文学史は「作品名 ↔ 作者」で覚える。2026年度は作品名の一覧から同一作者の作品を選ばせる形式が出ました。近代文学史は特に手を抜けません。
漢文を捨てない。選考方法に「漢文を含む」と明記され、出題のねらいでも「比較的易しい漢文の訓読、現代語訳」と示されています。易しいからこそ落とせない領域です。
国語学は「論述できる」まで。音韻・文法・語彙・日本語史の各分野を、具体例を挙げて説明する練習を。2026年度は4問から1問を選ぶ選択制だったので、得意分野を2つ作っておくと安定します。
品詞分解は手を動かす。品詞名・活用の種類・活用形・助動詞の意味・助詞の種類まで書かせる形式でした。短歌や古文の一節で毎日1本、実際に書いて練習しましょう。
英語文化コミュニケーション学科
辞書なし・全問記述。この2点が対策設計の前提です。語彙は引かずに読める水準まで積み上げます。
和訳の精度を上げる。構文(関係詞・分詞構文・比較・仮定法など)を取り違えないこと。訳した日本語が日本語として自然かまで見直します。
内容説明の練習を別枠で。「this / the issue / this experience が指す内容を簡潔に説明しなさい」という形式が出ています。指示語をたどって日本語でまとめる訓練は、和訳とは別のスキルです。
和文英訳を毎日少しずつ。評論調の日本語を英語に直す練習を。難しい構文を狙わず、確実に伝わる英語で書き切る方針が有効です。
素材の幅を持つ。時事的な英語ニュースと、英語学・英文学の入門書レベルの英文の両方に触れておきましょう。
歴史学科(要項表記:史学科)
コース選択を早く決める。出願票にコース名まで書くため、志望理由書と口述試験の内容もコースに紐づきます。迷っている時間は対策時間の損失です。
通史を1周し、そのうえで得意な時代・地域を作る。学科試験は「各コースに関する学科試験」なので、まずは志望コースの通史。そのうえで、口述で深掘りされても答えられる軸となるテーマを1つ持ちましょう。
文献読解を訓練する。日本史なら古文書・古記録、東洋史なら漢文史料、西洋史なら英語文献。西洋史コースは英和辞書使用可なので、紙の辞書を引きながら時間内に読み切る練習をしておきます。
口述試験は「対話」。専門科目の質疑に加え、志望動機や編入後に取り組みたい研究テーマが問われる想定で準備します。自分の関心と、京都女子大学で学べる内容を結びつけて話せることが重要です。
💡 学びの内容を調べるときは、学科ページの実際の取り組みまで見ておくと、志望理由書と口述試験の説得力が変わります。歴史学科では、教員引率のもと文献史料・絵図・古地図をたよりに京都の史跡を現地調査し、成果をポスター発表する学びや、古文書を集中的に学ぶ授業、ラテン語・ドイツ語・フランス語・漢文・現代中国語・コリア語などの語学科目、学芸員課程の博物館実習(1泊2日の研修旅行)などが紹介されています。日本語日本文学科では古典和歌関係の貴重書を用いた学修やくずし字の修得、能楽鑑賞会や狂言の実演授業が、英語文化コミュニケーション学科では京都文化観光プログラム、英語ミュージカルに取り組む演劇ゼミ、2年次後期の学科独自留学プログラム(サセックス大学・西オーストラリア大学・アルバータ大学)などが挙げられています。「この授業を受けたい」と1つ名指しできる状態にしておきましょう。
⑧ 合格までのスケジュール例(10月本番から逆算)
〜前年12月(約10か月前):志望学科・志望コースを確定。過去問と「出題のねらい」を入手して、何が問われるかを紙に書き出す。基礎教材を1〜2冊決める。
1〜4月:基礎固め。日本語日本文学科なら古文単語・古典文法・漢文句法・文学史・国語学の入門書。英語文化コミュニケーション学科なら語彙・構文・和訳。歴史学科なら志望コースの通史。
5〜7月:過去問を実際に解く。時間を計り、記述は必ず書き切る。弱点が見えたら基礎に戻る。志望理由書の骨子を作成。
8月:2027年度募集要項を入手(8月中公開予定)。学科名・日程・時間割・持ち物を最新版で確認。歴史学科は口述試験の想定問答づくりを開始。
9月16日〜10月1日:出願(郵送のみ・簡易書留速達)。書類は締切の数日前に発送。
10月:過去問の反復と記述の精度上げ。本番10月24日(土)13:00〜、集合は12時40分。
10月30日:合格発表 → 11月2日〜10日に第1次入学手続。
よくある質問(FAQ)
Q. 男性でも受験できますか?
A. できません。京都女子大学の一般編入学試験は、出願資格が「次の各号のいずれかに該当する女子」と定められています。
Q. 日本語日本文学科と英語文化コミュニケーション学科には面接がないのですか?
A. 選考方法は筆答試験100点のみで、口述試験・面接は設定されていません。志望理由書は出願書類として提出します。
Q. 英語文化コミュニケーション学科で辞書は使えますか?
A. 選考方法に「英和辞書使用可」の記載はありません。文学部で辞書の使用が明記されているのは歴史学科の西洋史コースのみです。なお電子辞書はどの学科でも使用できません。持ち物は募集要項と受験票で必ず確認してください。
Q. 歴史学科のコースはいつ決めますか?
A. 出願時です。2026年度の募集要項では、志願票と受験票に日本史・東洋史・西洋史のうち選択するコース名まで記入するよう指示されていました。
Q. 過去問はどこで見られますか?
A. 大学の編入学試験の過去問ページで、試験問題・解答例・出題のねらいが公開されています(著作権の関係で本文の一部は黒塗り、小論文の解答例は非掲載)。歴史学科(史学科)は2026年度が受験者不在のため出題がありません。過去問の請求方法も同ページに案内があります。
Q. 併願はできますか?
A. 複数学科への出願はできません。文学部内であっても1学科のみです。他大学との併願は可能ですが、試験日の重なりは年度によって変わるため、必ず当年の要項どうしで日程を照合してください。
Q. 編入後は2年で卒業できますか?
A. 大学は「編入学者は卒業必要単位修得に2年以上を要します」と案内しています。特に教育職員免許状などの諸資格は2年間での取得が困難な場合があると明記されているため、教職を考えている場合は事前に確認しましょう。
Q. 前の学校で取った単位はどうなりますか?
A. 2026年度の募集要項では、編入前に在学していた学校で修得した授業科目と単位数の一部または全部を、京都女子大学の授業科目・単位数として換算し認定する、と定められています。加えて、大学が特に教育上有益と認めた場合にも単位が認定されることがあります。
Q. 学費はどのくらいですか?
A. 2026年度の募集要項に掲載された初年度納付金は、国文学科1,420,000円、英語文化コミュニケーション学科1,440,000円、史学科1,420,000円でした(京都女子大学短期大学部の卒業者はそれぞれ1,295,000円/1,315,000円/1,295,000円)。年度によって改定されることがあるため、最新の金額は募集要項でご確認ください。
まとめ|「学科ごとに別の試験」だと理解した人から仕上がる
京都女子大学文学部の編入は、女子のみが出願でき、学科によって試験の形がまったく違うのが最大の特徴です。
日本語日本文学科:筆答100点のみ。古文・漢文・現代文・国語学の4分野を90分で回す。国語学の論述と品詞分解は特に対策が必要
英語文化コミュニケーション学科:筆答100点のみ。辞書なし・全問記述で、和訳・内容説明・和文英訳の3方向
歴史学科:筆答100点+口述100点。出願時にコースを確定。西洋史コースのみ英和辞書使用可
日程は9月中旬出願・10月下旬受験。出願は郵送のみで、インターネット出願はありません
公表資料上、合格者が出なかった年もある試験です。倍率よりも完成度が結果を決めます
そして何より、この大学は過去問・解答例・出題のねらいを自ら公開しています。ここに書かれていることが、そのまま出題者からのメッセージです。まずこれを読み込むことが、いちばん効率の良い第一歩になります。
「自分の学歴だとどの出願資格に当たる?」「国語学って何から手をつければ?」「英作文を添削してほしい」「歴史学科のコース選びで迷っている」——そんなときは、オンライン編入学院の無料相談をご利用ください。あなたの状況に合わせて、10月本番までの最短ルートを一緒に設計します。まずは気軽に、現状と疑問を聞かせてください。
この記事を書いた人
オンライン編入学院(大学編入情報局)
この記事は、大学編入試験専門予備校のオンライン編入学院が監修・執筆しています。
大学編入は、募集する学科も試験科目も出願資格も大学ごとにばらばらで、しかも年度によって変わります。だからこそ、記事に載せる募集人員・試験科目・配点・日程・倍率は各大学が公表する募集要項および入試結果で必ず確認し、そのうえで合格者から寄せられた体験談など、編入指導で蓄積した知見もふまえて記載しています。大学が公表していない項目は、推測で補わず「非公表」とそのまま明記しています。
※本記事は、京都女子大学が公表する2027年度一般編入学試験の入試日程・出願資格・募集人員及び選考方法等、2026年度一般編入学試験学生募集要項、および大学が公開する2026年度編入学試験の過去問・出題のねらいにもとづきます。2027年度一般編入学試験学生募集要項は8月中に公開予定とされています。試験時間・持ち物・学費・単位認定に関する記述は2026年度募集要項の内容です。募集人員・試験科目・日程・配点・会場・学科名の表記は年度により変わることがあります。出願前に必ず最新の公式募集要項でご確認ください。
出典:京都女子大学 一般編入学試験、一般編入学試験 募集人員及び選考方法等、2025年度 一般編入学試験 入試結果、編入学試験 過去問、2027年度 一般編入学試験(入試ガイド抜粋・PDF)、2026年度 一般編入学試験学生募集要項(PDF)、京都女子大学 文学部、日本語日本文学科、英語文化コミュニケーション学科、歴史学科、令和8年度入学生からの国文学科の名称変更について、令和8年度入学生からの史学科の名称変更について
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