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【2027年度(令和9年度)最新】名古屋大学文学部(人文学科)の3年次編入を徹底解説|募集人員・試験科目・小論文・口述試験・外国語外部試験まで完全網羅

名古屋大学文学部への編入を考えているあなたへ。この記事では、2027年度(令和9年度)入学の公式募集要項をもとに、募集人員・出願資格・選抜方法(小論文と口述試験)・日程・そして「2027年度から始まる外国語外部試験(=TOEICなどのスコア提出方式)」までを、初めての方にもわかるように整理しました。「外国語はもう当日試験じゃないの?」「小論文と口述って何を見られるの?」「倍率はどれくらい?」が、この1記事でつかめます。


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名古屋大学文学部の編入は、人文学科の1学科へ、第3年次(=3年生)として途中入学する制度です。文学・歴史・哲学・言語学・心理学・社会学・地理学など、人文系の幅広い専門から自分の学びたい分野を選んで出願する形になっています。そして2027年度入試からは、外国語試験の方式が大きく変わりました。ここは準備の順番に直結するので、最初にくわしくお伝えします。

【30秒サマリー|2027年度(令和9年度)】

  • 対象:文学部 人文学科への 第3年次編入(入学後の修業年限は2年)

  • 募集人員:10名(言語文化・英語文化・文献思想・歴史文化・環境行動の5学繋あわせて)

  • 選抜:第1次(外国語外部試験スコア+小論文)→ 第2次(口述試験) の2段階

  • 外国語は2027年度から「外部試験スコア提出」に変更(当日の外国語筆記はなし。英語ならTOEIC・TOEFL・IELTS・英検などから選択)

  • 当日の筆記は小論文のみ(2026年8月27日 10:00〜11:30)

  • 口述試験(面接):2026年9月24日/合格発表:2026年10月6日

  • 出願期間:2026年7月21日(火)〜7月24日(金)16時(簡易書留の郵送のみ)

  • 検定料:30,000円/試験会場:名古屋大学文学部

  • 倍率は大学非公表(志願者数・合格者数は公表されていません)

  • 入学後に分野・専門は変更できない(出願時に選んだ専門で学ぶ)

この記事を書いた人|オンライン編入学院
大学編入試験専門予備校のオンライン編入学院が監修・執筆しています。募集人員・選抜方法・日程・出願資格は、名古屋大学文学部が公表する募集要項を確認したうえで、合格者から寄せられた体験談など編入指導で蓄積した知見もふまえて記載しています。大学が公表していない項目(倍率など)は、推測で補わず「非公表」と明記しています。


名古屋大学文学部の編入はどんな試験?

名古屋大学文学部の第3年次編入は、ひとことで言えば 「外国語外部試験のスコア」と「小論文」で第1次を突破し、「口述試験(=面接に近い口頭試問)」で最終的に合否が決まる試験 です。数学のような理系科目はなく、人文系の思考力・語学力・専門への理解が問われます。

まず押さえておきたいのが、名古屋大学文学部は 人文学科の1学科制だということです。ただし、その中に 5つの「学繋(がっけい=関連する専門分野をまとめたグループ)」 があり、さらにその下に多くの「分野・専門」が並んでいます。出願のときに、この中から自分が学びたい分野・専門を1つ選んで出願します。

そしてもう一つ、この記事で最初に強調しておきたい大きな変更点があります。2027年度入試から、外国語が「当日の筆記試験」ではなく「外部試験のスコア提出」に変わったことです。従来は試験当日に英語・ドイツ語・フランス語・中国語のうち1言語を筆記で解く方式でしたが、2027年度からはTOEICやTOEFL、IELTS、英検などの外部試験のスコアをあらかじめ取得して提出する形になりました。これは対策の設計を根本から変えるポイントなので、③でくわしく解説します。


① 学科・学繋・分野の構成(自分の「専門」を選んで出願する)

名古屋大学文学部の編入は 人文学科への編入です。学科は1つですが、その中は次の5つの学繋(がっけい)に分かれ、それぞれに多くの分野・専門があります。出願時にこの中から1つを選び、入学後はその専門で学びます(入学後の変更は不可)

  • 言語文化:言語学、日本語学

  • 英語文化:英語学、英米文学

  • 文献思想:ドイツ語ドイツ文学、ドイツ語圏文化学、フランス語フランス文学、日本文学、中国語中国文学、哲学、西洋古典学、中国哲学、インド哲学

  • 歴史文化:日本史学、東洋史学、西洋史学、美学美術史学、考古学、文化人類学

  • 環境行動:社会学、心理学、地理学

募集人員は、これら5学繋・全分野をあわせて「10名」です。分野ごとに定員が細かく割り振られているわけではなく、人文学科全体で10名という枠になっています。

「入学後に分野・専門は変更できない」=出願段階の選択が重い
名古屋大学文学部の編入は、出願時に選んだ分野・専門で入学後も学ぶのが原則で、募集要項にも「入学後に分野・専門を変更することはできません」と明記されています。つまり「とりあえず入ってから決める」はできません。志望理由書(志願理由書)や口述試験でも「なぜその分野なのか」が問われるので、自分がどの専門で学びたいかを、出願前にはっきりさせておくことがスタートラインになります。


② 募集人員と日程(2027年度・公式)

2027年度(令和9年度入学)の主な日程は次のとおりです。外国語が外部試験スコア提出に変わったため、当日の筆記は小論文だけになっている点に注目してください。

  • 募集人員10名(人文学科・5学繋あわせて)

  • 編入時期・年次2027年4月/第3年次に編入

  • 出願期間2026年7月21日(火)〜7月24日(金) 16時必着(簡易書留の郵送のみ)

  • 検定料払込開始:2026年7月13日(月)以降(コンビニ払込)

  • 第1次選抜(小論文)2026年8月27日(木) 10:00〜11:30(外国語は外部試験スコアで評価)

  • 第1次選抜の結果発表:2026年9月2日(水) 10時頃(予定)

  • 第2次選抜(口述試験)2026年9月24日(木) 9:30〜

  • 合格発表2026年10月6日(火) 10時頃(予定)

  • 試験会場名古屋大学文学部(名古屋市千種区不老町)

  • 検定料30,000円

出願は「7月下旬」。夏休み前には仕上げる意識で
名古屋大学文学部の出願は7月21日〜24日と、他大学の編入(9月出願が多い)に比べてかなり早めです。しかも外国語が外部試験スコア提出になったため、TOEICなどのスコアを出願(7月下旬)までに取り切っておく必要があります。スコアシートが手元に届くまでには時間がかかるので、春のうちに外部試験を受け終えておく逆算が欠かせません(後述のスケジュール例を参照)。


③ 【2027年度の最大の変更点】外国語が「外部試験スコア提出」に

ここが2027年度入試でもっとも大きく変わったところです。外国語は、試験当日に筆記で解くのではなく、あらかじめ受けた外部試験のスコアを出願時に提出して評価される方式になりました。募集要項にも「第一次選抜のうち、外国語については、筆記試験を実施せず、外国語外部試験スコアで評価します」と明記されています。

対象となる外国語は、従来どおり 英語・ドイツ語・フランス語・中国語のうち1言語です。それぞれ使える外部試験が指定されています。

英語で受ける場合に使える外部試験

  • TOEIC L&R 公開テスト:公式認定証の原本(デジタル公式認定証を印刷したものも可)。団体特別受験制度(IP)のスコアは不可

  • TOEFL-iBT(Home Edition含む):公式スコアの大学直送手続きが必要(名古屋大学のInstitution Code等を指定)。ITP(団体向け)は不可、「MyBest®スコア」は採用しない

  • IELTS:成績証明書(Test Report Form)の原本を実施機関から大学へ送付。「One Skill Retake」のスコアは利用不可

  • 実用英語技能検定(英検):合格証明書(和文または英文)の原本を提出

ドイツ語・フランス語・中国語で受ける場合も、それぞれ以下のような検定が指定されています。

  • ドイツ語:Goethe-Zertifikat(ゲーテ)/ÖSD/独検(ドイツ語技能検定)

  • フランス語:DELF/DALF/仏検(実用フランス語技能検定)

  • 中国語:中国語検定試験/HSK(漢語水平考試)

スコアの「有効期間」に要注意:2024年8月1日以降のもの
TOEIC・TOEFL・IELTSのスコアは2年間有効という扱いなので、2027年度入試では2024年8月1日以降に受験したスコアのみ有効です(英検やドイツ語検定など「合格」で示す試験は受験日を問わず有効)。それより前のスコアは使えないため、手持ちの古いスコアに頼らず、あらためて受験しておくのが安全です。スコアシートの発送にも時間がかかるので、出願(7月下旬)から逆算して早めに受験しましょう。

💡 外部試験化の意味は「英語を出願前に“終わらせる”科目にできる」ということです。当日に語学の問題を解く必要がなくなったぶん、試験直前期は小論文と口述(=専門)に集中できます。逆に言えば、外部試験のスコアづくりを後回しにすると出願そのものができないので、準備の一番手として取りかかるのが鉄則です。


④ 倍率と難易度の「正しい見方」

難易度について、最初に正直にお伝えします。名古屋大学文学部は、編入試験の志願者数・合格者数・倍率を公式には公表していません(非公表)。文学部の編入案内ページにも、これらの入試結果データは掲載されていません。

そのため、この記事では憶測の倍率は載せません。ネット上にはさまざまな倍率の数字が出回っていますが、出どころが公式でないものは、この記事では扱わない方針です。

その代わり、公表されている事実から難易度の“構造”を読み解くことはできます。

  1. 募集人員は10名。編入としては一定の枠がありますが、5学繋・全分野あわせての10名なので、人気分野には応募が集中しやすい構造です。

  2. 2段階選抜。第1次(外部試験スコア+小論文)を通過した人だけが第2次(口述試験)に進みます。小論文で足切りがあり、口述で最終判断という流れです。

  3. 専門への理解が問われる。数学のような一律の科目ではなく、選んだ分野・専門についての知識と考え方が小論文・口述の両方で見られます。これは「対策すべき範囲が自分の専門に絞られる」という意味でもあります。

難易度は「専門の深さ」で決まる
名古屋大学文学部の編入は、共通の筆記科目で機械的に点数化される試験ではありません。小論文と口述試験を通して、選んだ分野への理解・問題意識・研究への適性が総合的に評価されます。つまり「どれだけ幅広く暗記したか」より、「自分の専門について、どれだけ深く考え、言葉にできるか」が勝負どころ。倍率の数字に一喜一憂するより、専門の準備の質を上げることが合格に直結します。


⑤ 出願資格(社会人・在学中・高専・短大・専門学校でも受けられる?)

2027年度の出願資格は、次のいずれかに当てはまる人です(2027年3月末までの卒業・修了・取得見込みを含む)。

  • 学士の学位を持つ人(すでに大学を卒業した社会人の学び直しもここ)

  • 同一の大学に2年以上在学し、62単位以上(卒業要件となる単位)を取得した人(休学期間は除く。本学在学者は除く)

  • 短期大学を卒業した人

  • 高等専門学校を卒業した人

  • 外国の短期大学を卒業した人、または文部科学大臣が指定する外国短大相当課程を日本国内で修了した人

  • 外国において学校教育14年以上の課程を修了した人

  • 専修学校の専門課程(修業年限2年以上・総授業時数1,700時間以上)を修了した人

  • 高等学校の専攻科の課程(修業年限2年以上等の基準を満たすもの)を修了した人

ポイントを噛みくだくと——

  • 高専卒・短大卒・専門学校卒からの編入も対象です。人文系に進みたい人にとって、名古屋大学という選択肢が開かれています。

  • 四年制大学の2年生からでも、「同一大学に2年以上在学+62単位以上」を満たせば出願できます(見込み可)。

  • すでに大学を卒業した社会人も、学士の学位があれば対象です。

外国の学校教育で出願する人は「事前審査」に注意
上記のうち「外国において学校教育14年以上の課程を修了」で出願しようとする人は、出願資格の有無の事前審査が必要です。2027年度では、必要書類を2026年6月18日(木)16時必着で文学部の入試担当あてに提出することとされていました。海外の学歴で受ける人は、出願本番よりさらに1か月以上早い締切があるので、早めに確認しましょう。


⑥ 試験科目と選抜の流れ(ここが一番大事)

名古屋大学文学部の選抜は、第1次選抜(書類審査及び筆記試験)→ 第2次選抜(口述試験) の2段階です。それぞれの中身を整理します。

第1次選抜:外国語外部試験スコア + 小論文

  • 外国語:扱い 外部試験スコアで評価 / 中身 英・独・仏・中のうち1言語(当日の筆記試験はなし。③参照)

  • 小論文:扱い 当日筆記(2026年8月27日 10:00〜11:30) / 中身 人文系の思考力・記述力を問う

  • 書類審査:扱い 志願理由書・成績証明書など / 中身 出願書類も評価の対象

第1次選抜を通過した人だけが、第2次選抜(口述試験)に進めます。第1次の結果は2026年9月2日(水)に発表されます。

第2次選抜:口述試験(=口頭試問)

第1次合格者に対して、2026年9月24日(木)9:30〜、口述試験が行われます。口述試験は、いわゆる圧迫面接のような場ではなく、選んだ分野・専門についての理解や研究への関心を口頭で確認する場です。「なぜこの分野を学びたいのか」「どんなテーマに関心があるのか」「これまで何を読んできたか」といった、専門に踏み込んだやりとりが想定されます。

配点は公表されていません(非公表)
名古屋大学文学部は、小論文・口述試験・外国語スコアの具体的な配点比率を公表していません。確実に言えるのは、「外国語スコアと小論文で第1次を選抜し、口述試験を含めて最終合否を決める」という枠組みです。数字での配点が示されていない以上、どれか1つに賭けるのではなく、外国語・小論文・口述のすべてを穴なく仕上げるのが安全策になります。

💡 「筆記1本で決まる試験」ではなく「書類+小論文+口述の総合評価」であることは、名古屋大学文学部編入の大きな特徴です。とくに口述試験があるぶん、志望理由書に書いた内容を自分の言葉で語れる状態にしておくことが重要になります(⑧で解説します)。


⑦ 科目別・対策のポイント(合格に直結する具体策)

【対策の核】公式が過去問(問題文の削除版)を公開している

名古屋大学文学部は、編入学試験の過去問を公式サイトで公開しています。ただし著作権の関係で、公開版は問題文そのものが削除された形式(設問の構成や出題形式がわかる版)のPDFです。2024・2025・2026年度分が文学部の編入学試験ページからダウンロードできます。

  • 使い方:まず公開版で「どんな形式・分量の小論文が出るか」の枠組みをつかみます。問題文そのものは削除されていますが、設問の立て方や解答欄の構成は準備の指針になります。

  • 全文を見たい場合:問題文を含む全文は、名古屋大学の文系教務課の窓口で予約のうえ閲覧できます(コピー・撮影は不可の運用)。本気で対策する人は、早めに窓口閲覧の段取りを確認しておくとよいでしょう。

小論文(人文系の記述力・論理構成力)

小論文は、課題文や資料をふまえて自分の考えを筋道立てて書く力が問われる形式が中心です。人文系の編入小論文では、次のような準備が効きます。

  • 選んだ分野の基本書を読み込む:自分の専門(例:社会学なら社会学の入門書、日本史学なら通史・史学概論など)の基礎を固め、キーワードを自分の言葉で説明できる状態にする。

  • 「読んで→要約して→意見を書く」練習:課題文型の小論文に備え、新書や学術的な文章を要約し、それに対する自分の立場を書く訓練を繰り返す。

  • 時間内に書き切る練習:本番は10:00〜11:30の90分。制限時間内に構成を立て、結論まで書き切る時間感覚を、過去問形式で身につける。

口述試験(志望分野への理解と研究適性)

口述試験は、志望理由書に書いた内容を軸に、選んだ分野への理解を口頭で確認する場です。

  • 志望理由書と一貫性を持たせる:口述では志望理由書の内容が深掘りされます。書いたことは全部自分で説明できるようにしておく。

  • 関心テーマを1つ深める:「この分野で何を研究したいか」を、具体的なテーマ・読んだ文献まで含めて語れるようにする。

  • 想定問答を用意する:「なぜ編入か」「なぜ名古屋大学か」「なぜこの分野か」「卒業後どうしたいか」への答えを、あらかじめ言語化しておく。

外国語(外部試験|出願までに仕上げる)

  • 外国語は外部試験スコア提出型なので、出願(2026年7月下旬)までに目標スコアを取り切るのが鉄則です。英語ならTOEIC・TOEFL・IELTS・英検などから選べます。

  • 有効期間(2024年8月1日以降のスコア)と、IP・団体向けテストは不可という条件を必ず確認しましょう。スコアシートが届くまでの時間も見込んで、早めに受験しておくのが安全です。

💡 名古屋大学文学部の対策は「専門を1つに絞れる」のが利点です。共通の広い試験範囲を追うのではなく、自分が選んだ分野の小論文と口述に集中できるぶん、深く準備すれば手が届きます。まずは志望分野を決め、その分野の基本書と過去問の形式確認からスタートしましょう。


⑧ 志望理由書(志願理由書)で差をつける

名古屋大学文学部の編入は、志願理由書が第1次の書類審査でも、第2次の口述試験でも効いてくる重要書類です。所定の用紙を文学部ホームページからダウンロードして作成します。

  • 「なぜこの分野・専門なのか」を具体的に:出願時に選んだ分野(例:西洋史学、心理学、哲学など)について、「何に関心があり、名古屋大学で何を学びたいか」を、抽象論ではなく具体的なテーマまで踏み込んで書く。

  • これまでの学び・経験とのつながり:現在の在籍先・これまでの勉強や経験が、志望分野にどうつながるかを示すと説得力が増す。

  • 口述での深掘りに耐える内容に:口述試験では志願理由書が土台になります。書いたことは全部、自分の言葉で語れる状態にしておく。

出願書類を生成AIで作成するのは不可
2027年度の募集要項には、「出願書類として求められる文章等を生成AIにより作成することは認めません」と明記されています。志願理由書は自分の言葉で書くことが前提です。口述試験でも深掘りされるため、そもそも借り物の文章では乗り切れません。時間をかけて、自分の関心と将来像を言語化しましょう。

💡 面接(口述)がある編入では、「書面(志願理由書)」と「口頭(口述試験)」の一貫性が合否を分けます。志望理由書は早めに骨子を作り、複数回の添削を受けるのがおすすめ。教員名や研究分野など“事実関係”は必ず自分の目で確認し、思い込みで断定しないようにしましょう。


⑨ 合格までのスケジュール例(7月出願・8月小論文から逆算)

出願は7月下旬、小論文は8月下旬、口述は9月下旬。ここから逆算すると、標準的なモデルはこうなります。

  • 〜春(1〜4月):受験と志望分野を決める。外国語外部試験(TOEIC等)を集中対策して目標スコアを確保。並行して志望分野の基本書を読み始める。

  • 春〜初夏(4〜6月):小論文対策を本格化(課題文の要約+意見記述の反復)。外部試験スコアを取り切る(出願に間に合わせる/有効期間=2024年8月1日以降に注意)。志願理由書の骨子を作り、添削を受ける。※海外学歴での出願は6月中旬の事前審査締切に注意。

  • 7月(出願)出願(2027年度は7月21日〜24日)。外部試験スコア・志願理由書・成績証明書などをそろえて簡易書留で郵送。

  • 8月(第1次)小論文(8月27日)。志望分野の過去問形式で最終調整。第1次結果は9月2日発表。

  • 9月(第2次):第1次通過後、口述試験(9月24日)。想定問答を練り、志願理由書の内容を語れる状態に。合格発表は10月6日

💡 名古屋大学文学部で最も多い失敗は「外部試験スコアの準備が間に合わず、7月下旬の出願に届かない」ことです。外国語(外部試験)は最初に着手して春のうちに終わらせ、小論文と口述に最後まで時間を残す——この順番を、最初にスケジュールへ刻んでおきましょう。


⑩ 出願の実務・費用のポイント

出願方法・提出書類(2027年度)

  • 出願期間:2026年7月21日(火)〜7月24日(金) 16時必着

  • 提出方法簡易書留郵便のみ(封筒表に「文学部編入学出願書類在中」と朱書=赤字で明記)

  • 送付先:〒464-8601 名古屋市千種区不老町 B4-4(700) 名古屋大学文学部 入試担当

  • 主な提出書類:入学志願票・受験票・写真票/志願理由書/卒業(見込)・在学等の証明書/学業成績証明書/外国語外部試験スコア/検定料支払の証明/返信用封筒 など

書類はいずれも所定様式をA4片面印刷で作成します。志願理由書と志願票は文学部ホームページからダウンロードします。

費用(2027年度・予定額)

  • 検定料30,000円(コンビニ払込・払込開始2026年7月13日〜)

  • 入学料282,000円

  • 授業料(年額)535,800円(半期267,900円・春/秋の2期分納)

※入学料・授業料は予定額です。在学中に改定された場合は改定後の額が適用されます。金額は入学手続時に必ず最新の案内で確認してください。

検定料は「コンビニ払込」→ 証明書を郵送
2027年度の検定料30,000円は、コンビニエンスストア(日本国内のみ)で払い込み、受領した「取扱明細書」または「振込受領証」の原本を出願書類として郵送します。振込方式ではなくコンビニ払込である点、証明書の原本提出が必要な点に注意しましょう。


よくある質問(FAQ)

Q. 外国語は当日試験ですか?
A. いいえ。2027年度から外国語は「外部試験スコアの提出」に変わりました。英語ならTOEIC・TOEFL・IELTS・英検などから選び、あらかじめ受験したスコアを出願時に提出します。当日の外国語筆記試験はありません。

Q. どの外国語で受けられますか?
A. 英語・ドイツ語・フランス語・中国語のうち1言語です。それぞれ使える外部試験が指定されています(英語=TOEIC L&R公開テスト・TOEFL-iBT・IELTS・英検など)。

Q. 古いTOEICスコアは使えますか?
A. TOEIC・TOEFL・IELTSは2年間有効の扱いで、2027年度入試では2024年8月1日以降に受験したスコアのみ有効です。英検などの検定は受験日を問わず有効とされています。IP(団体特別受験)やTOEFL ITPなど、指定外の受験形態は使えません。

Q. 当日の筆記試験は何がありますか?
A. 小論文のみです(2027年度は2026年8月27日 10:00〜11:30)。外国語は外部試験スコアで評価されるため、当日の筆記は小論文だけになりました。

Q. 面接(口述試験)はありますか?
A. あります。 第1次選抜(外部試験スコア+小論文)を通過した人に対して、第2次選抜として口述試験(口頭試問)が行われます(2027年度は2026年9月24日)。選んだ分野への理解や研究への関心が問われます。

Q. 募集人員は何名ですか?
A. 10名です。人文学科の5学繋(言語文化・英語文化・文献思想・歴史文化・環境行動)・全分野をあわせての募集人員です。

Q. 倍率はどのくらいですか?
A. 名古屋大学文学部は編入試験の志願者数・合格者数・倍率を公表していません(非公表)。この記事では、出どころが公式でない倍率の数字は扱っていません。難易度は「募集10名」「2段階選抜」「専門への深い理解が問われる」という構造から読み取ってください。

Q. 入学後に専門分野を変えられますか?
A. できません。 募集要項に「入学後に分野・専門を変更することはできません」と明記されています。出願時に選ぶ分野・専門は慎重に決めましょう。

Q. 短大・高専・専門学校からでも受けられますか?
A. はい。短期大学卒業者・高等専門学校卒業者・専修学校の専門課程(修業年限2年以上・総授業時数1,700時間以上)修了者などが出願資格に含まれます(いずれも見込み可)。

Q. 四年制大学の2年生ですが受けられますか?
A. 「同一の大学に2年以上在学+62単位以上(卒業要件となる単位)取得(見込み含む)」を満たせば出願できます。志願票の履歴欄に取得予定単位数を記入する必要があります。

Q. 社会人で、すでに大学を卒業しています。受けられますか?
A. 学士の学位があれば出願資格を満たします。外国語が外部試験スコア提出になったことで、働きながらでも自分のペースで英語(外部試験)を先に仕上げて、小論文と口述に備える設計が立てやすくなりました。

Q. 過去問は手に入りますか?
A. 文学部の公式サイトで、問題文を削除した版(設問構成がわかる版)が2024〜2026年度分公開されています。問題文を含む全文は、名古屋大学の文系教務課の窓口で予約のうえ閲覧できます(コピー・撮影は不可の運用)。

Q. 出願はいつ、どうやって行いますか?
A. 2027年度は2026年7月21日(火)〜7月24日(金)16時必着で、簡易書留郵便のみです。7月下旬と早いので、外部試験スコアを含め、余裕を持って準備してください。


まとめ|名古屋文学部は「外部試験を先に終わらせ、専門を深める」で届く

名古屋大学文学部(人文学科)の第3年次編入は、外国語外部試験スコア+小論文(第1次)→ 口述試験(第2次) の2段階選抜、募集10名というかたちです。2027年度からの外国語外部試験化を踏まえると、戦い方は明確です。

  • 外国語(外部試験)は最初に着手し、春のうちに目標スコアを取り切る——出願は7月下旬なので、ここが遅れると出願自体が危うくなります(有効期間=2024年8月1日以降に注意)。

  • 志望する分野・専門を早く決める——入学後の変更ができないぶん、出願段階の選択が重要。決めた専門の基本書を読み込む。

  • 小論文は「読んで・要約して・意見を書く」の反復で、90分で書き切る力をつける。

  • 志願理由書は早めに骨子を作り、添削を重ねる——口述試験で深掘りされるので、自分の言葉で語れる状態に。

  • 口述試験は「なぜこの分野・なぜ名古屋大学」を具体的テーマまで語れる準備を。

そして名古屋大学文学部には、「専門を1つに絞って深く準備できる」「過去問の形式が公式で確認できる」「外国語を出願前に終わらせられる」という、対策を立てやすい土台があります。出身が高専・短大・専門学校・四大・社会人かにかかわらず、正しい順番で積み上げれば十分に手が届く試験です。

「自分はどの分野で出願すべき?」「小論文をどう準備すればいい?」「志願理由書を見てほしい」——そんなときは、オンライン編入学院の無料相談をご利用ください。あなたの状況に合わせて、8月本番までの最短ルートを一緒に設計します。煽るつもりはありません。まずは気軽に、現状と疑問を聞かせてください。


この記事を書いた人

オンライン編入学院(大学編入情報局)

この記事は、大学編入試験専門予備校のオンライン編入学院が監修・執筆しています。

大学編入は、募集する学科も試験科目も出願資格も大学ごとにばらばらで、しかも年度によって変わります。だからこそ、記事に載せる募集人員・選抜方法・日程・出願資格は各大学が公表する募集要項で必ず確認し、そのうえで合格者から寄せられた体験談など、編入指導で蓄積した知見もふまえて記載しています。大学が公表していない項目(倍率など)は、推測で補わず「非公表」とそのまま明記しています。

オンライン編入学院 公式サイト


*※本記事の制度・日程・選抜方法・費用は、名古屋大学文学部「2027年度(令和9年度)名古屋大学文学部第3年次編入学学生募集要項」および同学部公表の「外国語外部試験の取扱いについて」にもとづきます。出願前には必ず公式の最新要項でご確認ください。*

*出典:名古屋大学文学部「2027年度 第3年次編入学学生募集要項」、名古屋大学文学部 編入学試験ページ(公式)2027年度 第3年次編入学学生募集要項(PDF)外国語外部試験の取扱いについて(PDF)名古屋大学 学部(3年次・2年次)編入学試験*

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