【2027年度(令和9年度)最新】東洋大学文学部の編入試験を徹底解説|募集学科・学科別の配点(書類選考/面接/小論文/筆記)・TOEIC要件・出願資格・実施状況まで完全網羅
東洋大学文学部(哲学科・東洋思想文化学科・日本文学文化学科・英米文学科・史学科・教育学科・国際文化コミュニケーション学科)への3年次編入を考えているあなたへ。この記事では、公開されている「2027年度(令和9年度)編入学・転入学/社会人編入学・社会人転入学 入学試験要項」をもとに、どの学科が編入生を募集しているのか・学科ごとに違う配点・試験日程・出願にTOEICが必要かどうか・出願資格・単位認定・実施状況までを、初めての方にもわかるように整理しました。
\ LINE友だち追加&無料相談で「10大特典」を無料プレゼント /

▶ いますぐ無料で特典を受け取る(LINE友だち追加はこちら)
東洋大学文学部の編入で最も大切なのは、「学科によって試験科目も配点も、満点そのものが違う」という点です。面接だけで決まる学科もあれば、ドイツ語やフランス語の筆記が課される学科、外国史の筆記が課される学科もあります。「文学部の編入対策」とひとくくりにすると、確実に的を外します。この記事では、その学科別の違いを1つずつ整理していきます。
【30秒サマリー|東洋大学文学部の編入(2027年度)】
3年次編入を募集する学科(第1部・昼):哲学科/東洋思想文化学科/日本文学文化学科/英米文学科/史学科/教育学科(人間発達専攻)/国際文化コミュニケーション学科の7学科、いずれも若干名
教育学科は「人間発達専攻」のみ募集(初等教育専攻は3年次編入の募集なし)
第2部・イブニングコース(夜)でも東洋思想文化学科・日本文学文化学科・教育学科が3年次編入を募集
配点は学科ごとに違う(100点満点の学科・200点満点の哲学科・300点満点の史学科)
哲学科はドイツ語かフランス語、史学科は日本史・東洋史・西洋史から1科目の筆記あり。英米文学科は書類選考+面接のみ
出願にTOEIC L&R 450点以上が必要(IP不可/2024年11月1日以降に受験したスコア)
日程(2027年度入学):出願 2026年10月2日(金)〜10月5日(月)(郵送・消印有効)→ 試験 11月22日(日) → 合格発表 12月1日(火)
入学検定料:35,000円/試験会場:白山キャンパス(東京都文京区)
認定単位:編入時に最大62単位。本学(通信教育課程・短期大学を含む)出身者は入学金が半額
この記事の日付の読み方: 具体的な日付は、断りのない限り2027年度(令和9年度)入学の入学試験要項にもとづきます。「2026年度実績」等とあるものは前年度以前の数字です。編入試験は例年ほぼ同じ時期に実施されますが、日程・実施の有無・募集学科は年度で変わるため、出願前に必ず当年の入学試験要項でご確認ください。
この記事を書いた人|オンライン編入学院
大学編入試験専門予備校のオンライン編入学院が監修・執筆しています。募集人員・試験科目・配点・日程・倍率は、各大学が公表する募集要項・入学者選抜実施結果を確認したうえで、合格者から寄せられた体験談など編入指導で蓄積した知見もふまえて記載しています。大学が公表していない項目は、推測で補わず「非公表」と明記しています。
東洋大学文学部の編入はどんな試験?
東洋大学文学部の3年次編入は、ひとことで言えば 「出願の入り口でTOEICスコアを求められ、そのうえで学科ごとに異なる形の選考を受ける試験」 です。
大事なポイントを最初に3つ整理します。
英語は当日には解かないが、出願にTOEIC L&R 450点以上が必要。「編入=英語の筆記」というイメージとは形が違いますが、英語が無関係というわけではありません。
選考の形は学科ごとに別物。書類選考・面接・小論文・筆記の組み合わせも、その配点も、満点そのものも学科で変わります。
募集は3年次だけ。文学部には2年次「編入学」の枠はありません(2年次は転入学のみ)。
つまり文学部の編入対策は、「まずTOEIC 450点を確保する」→「志望学科を決める」→「その学科の選考の形に合わせて仕上げる」という順番になります。学科を決めないまま対策を始めると、ドイツ語をやるべき人が小論文を書いていた、という事態になりかねません。
💡 「ゼミで読み・書き・考える」学部
文学部は、少人数のゼミナール(=演習型の授業)を軸に「読む力」「書く力」「考える力」を磨くカリキュラムです。編入後は2年間で卒業要件と専門研究を両立させることになるので、面接で「何を読み、何を書きたいのか」を語れる状態にしておくことが、そのまま入学後の走り出しにもつながります。
① どの学科が3年次編入を募集している?(学科の選び方)
2027年度に3年次編入生を募集しているのは、第1部(昼)の7学科と、第2部・イブニングコース(夜)の3学科です。募集人員はいずれも若干名です。
第1部(昼)で募集している7学科
哲学科:「哲学は驚きから始まる」。西洋哲学・倫理学を軸に、根本から問い直す力を養う
東洋思想文化学科:インド・中国・日本の思想と文化。仏教・東洋思想を通して世界の中の自分を見る
日本文学文化学科:日本の文学・言語・文化を深く読み解き、世界を見渡す眼を磨く
英米文学科:英語の4技能を磨き、英語を通して英米の文学・言語・異文化を理解する
史学科:史料と向き合い、日本史・東洋史・西洋史から過去と現在をつなぐ
教育学科(人間発達専攻):人の成長・発達と教育を、理論と現場の両面から考える
国際文化コミュニケーション学科:「自ら」と「他者」を結ぶ。言語・文化・コミュニケーションを横断的に
教育学科は「人間発達専攻」のみが3年次編入の募集対象です。初等教育専攻は3年次編入の募集がありません(小学校教員養成を目的とした専攻のため、募集学科一覧に含まれていません)。ここは志望先を間違えやすいポイントなので、最初に確認しておきましょう。
第2部・イブニングコース(夜)では、東洋思想文化学科・日本文学文化学科・教育学科が3年次編入を募集しています。働きながら学びたい人は、こちらの選択肢もあります。
文学部には2年次の「編入学」枠はありません。2年次は「転入学」(他大学に在学中の人が対象)のみです。
学科選びは「小論文・面接の核」になる
編入は少人数枠で、書類・面接の比重が大きい試験です。「文学部で学びたい」だけでなく、「史学科で近代日本の地域史を、史料に即して読み解きたい」「東洋思想文化学科で仏教思想の受容過程を追いたい」のように、学科・テーマまで踏み込んで語れると説得力が一段上がります。ここが曖昧だと、面接で深掘りされたときに弱くなります。
出願後に学科は変えられません
要項には「出願後の志望学部・学科(専攻)、第1部(昼)・第2部(夜)、および入試方式の変更はできません」と明記されています。哲学科の外国語、史学科の外国史の科目選択も出願時に確定し、あとから変更できません。
② 学科別の試験科目と配点(ここが一番大事)
東洋大学文学部の編入で、最も見落とされやすいのがここです。同じ文学部でも、学科によって課される試験も配点も満点も違います。2027年度の要項に示された配点は次のとおりです。
第1部(昼)3年次編入学・転入学
哲学科:試験科目[配点] 書類選考20/面接80/筆記100(ドイツ語・フランス語から1科目選択) / 合計 200点
東洋思想文化学科:試験科目[配点] 書類選考20/面接40/小論文40 / 合計 100点
日本文学文化学科:試験科目[配点] 書類選考20/面接40/小論文40 / 合計 100点
英米文学科:試験科目[配点] 書類選考50/面接50(小論文・筆記なし) / 合計 100点
史学科:試験科目[配点] 書類選考100/面接100/筆記100(日本史・東洋史・西洋史から1科目選択) / 合計 300点
教育学科(人間発達専攻):試験科目[配点] 書類選考20/面接40/小論文40 / 合計 100点
国際文化コミュニケーション学科:試験科目[配点] 書類選考20/面接40/小論文40 / 合計 100点
第2部・イブニングコース(夜)3年次編入学・転入学
東洋思想文化学科:試験科目[配点] 書類選考20/面接40/小論文40 / 合計 100点
日本文学文化学科:試験科目[配点] 書類選考20/面接40/小論文40 / 合計 100点
教育学科:試験科目[配点] 書類選考20/面接40/小論文40 / 合計 100点
ここから読み取れる、学科別の“戦い方の違い”を整理します。
(1) 哲学科:面接80点+外国語の筆記100点=“語学が半分”
哲学科だけ、小論文がなくドイツ語かフランス語の筆記(100点)が課されます。しかも面接が80点と、他学科(40点)の倍。200点満点のうち、語学100点・面接80点で9割を占める構成です。ドイツ語・フランス語のどちらを選ぶかは出願時に確定し、あとから変更できません。哲学科を志望するなら、語学の学習をいつ始めるかが合否を分けます。
(2) 史学科:300点満点で、書類選考が100点
史学科は文学部のなかで唯一の300点満点。書類選考が100点(他学科は20点か50点)と、書類の比重が突出して重いのが特徴です。さらに日本史・東洋史・西洋史から1科目を選ぶ外国史・日本史の筆記(100点)が課されます。「書類で3分の1が決まる」試験だと考えて、志望理由の作り込みに時間をかけてください。
(3) 英米文学科:小論文も筆記もなく、書類50+面接50
英米文学科は当日の筆記・小論文がありません。選考は書類選考50点+面接50点=100点満点。つまり「書類と面接だけで決まる」学科です。当日の時間割も他学科と異なり、説明のあと9:20から面接という流れになります。書ける・話せる準備がそのまま得点になるので、志望理由と面接の完成度が全てだと考えましょう。
(4) その他4学科(東洋思想文化・日本文学文化・教育・国際文化コミュニケーション):書類20+面接40+小論文40
100点満点で、面接と小論文が各40点=合わせて8割を占めます。小論文は当日9:20〜10:20の60分、面接は10:40〜という流れです。小論文と面接の“どちらも穴を作らない”のが王道です。
💡 合格最低点は非公表です。配点は学科ごとに公表されていますが、「何点で受かるか」という合格ラインを大学は示していません。だからこそ、自分の志望学科の配点構成を正しく把握し、点が大きいところから仕上げる——これが最も確実な戦略になります。
③ 試験日程と当日の流れ(2027年度入学・確定)
2027年度(令和9年度)の入学試験要項が公開され、日程が確定しています。東洋大学の編入は全学部共通日程で、秋に出願・試験、冬に合格発表という流れです。
出願期間:2026年10月2日(金)〜10月5日(月)(郵送・出願期間内消印有効)
受験票印刷可能予定日:2026年11月2日(月)〜(マイページから各自印刷)
試験日:2026年11月22日(日)
合格発表:2026年12月1日(火)(マイページで確認)
入学手続締切:2026年12月11日(金)[第2次手続締切 2027年3月5日(金)]
当日の時間割は、英米文学科だけ他学科と違います。
英米文学科を除く文学部の学科(第1部)
集合 9:00/説明 9:00〜9:20
小論文・筆記 9:20〜10:20(60分)
面接 10:40〜(終了時刻は面接の順番により異なります)
英米文学科
集合 9:00/説明 9:00〜9:20
面接 9:20〜(筆記・小論文なし)
第2部・イブニングコース(夜)の文学部
集合 9:00/説明 9:00〜9:20/小論文・筆記 9:20〜10:20/面接 10:40〜
試験会場は白山キャンパス(東京都文京区白山5-28-20/都営三田線「白山」駅A3出口 徒歩5分ほか)で、開門は8:10です。
出願期間がわずか4日間(10/2〜10/5)と短く、しかも郵送なので、書類は9月中に完成させておくのが安全です。とくにTOEICのスコア証明書は手元に用意しておく必要があります。
合格発表はマイページ(大学ウェブサイト)で確認する方式です。受験番号とログイン情報を大切に保管しましょう。
④ 出願資格とTOEIC要件(社会人・在学中・短大卒は受けられる?)
文学部の3年次編入学は、出願資格①と出願資格②の両方を満たす必要があります。
出願資格①(学歴の要件)
2027年3月31日までに、次のいずれかに該当する人です。
短期大学を卒業した人(卒業見込みを含む)← 短大からの王道ルート
四年制大学を卒業した人(卒業見込みを含む)← 四大卒・社会人の学び直し
高等専門学校を卒業した人(卒業見込みを含む)← 高専からのルート
出願資格②(英語外部試験スコア)
上の①に加えて、TOEIC L&R 450点以上のスコアが必要です。
有効なスコア:TOEIC L&R の Official Score Certificate(公式認定証)。団体特別受験制度(IP)など、公開テスト以外の結果は不可です。
受験時期の条件:2024年11月1日以降に受験したスコアが有効です。
デジタル版を使う場合:PDF版をダウンロードして印刷し、Score Descriptors・ABILITIES MEASURED を含む証明書の全面を提出します。
外部試験スコアの証明書は、編入学・転入学試験の志願者は全員が必ず提出する書類として要項に位置づけられています。
「編入学」と「転入学」の違い
3年次編入学:短大・高専・四大を卒業した(見込みを含む)人が対象。
3年次転入学:他大学(短期大学を除く)に2年以上在学し62単位以上修得した(見込みを含む)人が対象。こちらもTOEIC L&R 450点以上が必要です。なお、教育学科(人間発達専攻)は3年次転入学の募集がありません(2年次転入学のみ)。
「卒業見込み・修得見込み」で受ける人の注意
見込みで受験して合格しても、入学時までに要件を満たせなかった場合は入学できません。要項には「出願資格または大学入学資格を取得見込で受験し、入学時までに要件を満たせなかった場合……入学することはできません」と明記されています。卒業・単位修得の段取りは早めに固めておきましょう。
社会人の方へ:文学部にも「社会人編入学」の枠があります
文学部では、第1部(昼)は東洋思想文化学科、第2部(夜)は東洋思想文化学科・日本文学文化学科・教育学科が社会人編入学(3年次)の対象です。出願資格は「2024年3月31日までに短大・四大・高専を卒業した人」で、この社会人枠にはTOEICの要件がありません。配点は第1部東洋思想文化学科が書類20・面接40・小論文40、第2部の教育学科は書類10・面接30・小論文60と、一般の編入とは異なる部分もあります。卒業から一定期間が経っている人は、こちらの区分も併せて検討する価値があります。
⑤ 学科ごとの“提出物の違い”に注意(見落とすと不利になる)
文学部は、学科によって出願時に用意するものが微妙に違います。ここは要項の細かい注記に書かれているため、見落としがちなポイントです。
日本文学文化学科の志願者:履歴書の「志願理由」の項目を、別紙に1,000字以内で記入します(専用の書式を使用)。つまり実質的に「1,000字の志望理由書」を書くことになります。書類選考20点+面接40点の土台になるので、他学科より早めに書き始めましょう。
英米文学科の志願者:出願資格(TOEICスコア)以外に英語能力を客観的に証明できる資料がある場合、任意で提出できます(例:実用英語技能検定の合格証書のコピー)。書類選考が50点=満点の半分を占める学科なので、提出できる材料があるなら積極的に添えたいところです。
史学科に入学する場合:入学時に学会費が別途必要です(3年次編入・転入の場合は3,000円)。
全学科共通:修得済み・履修中の科目について、履修要覧や講義要項(コピー可)の提出を求められる場合があると要項に明記されています。出身校の資料は出願前にそろえておくと安心です。
⑥ 実施状況(公式「結果表」で見る本当の規模感)
多くの私立大学の編入は志願者数・合格者数を公表しませんが、東洋大学は前年度の「編入学・転入学/社会人編入学・社会人転入学試験 結果表」を要項の巻末に載せています。2027年度要項に掲載された2026年度(令和8年度)の実施結果を、文学部について正直にお伝えします。
なお、この結果表の「3年次」の欄は編入学と転入学を合算した人数です。以下も「3年次編入学・転入学の合算」として読んでください。
2026年度 東洋大学 文学部 第1部(昼)実施結果(公式・結果表より)
哲学科:志願者0名
東洋思想文化学科:志願者0名
日本文学文化学科:3年次 志願者1名/合格者0名(ほかに2年次転入学 志願者1名)
英米文学科:3年次 志願者4名/合格者0名
史学科:3年次 志願者1名/合格者0名(ほかに2年次転入学 志願者1名)
教育学科(人間発達専攻):3年次 志願者3名/合格者1名(ほかに2年次転入学 志願者2名)
国際文化コミュニケーション学科:3年次 志願者1名/合格者0名
第2部(夜)では、東洋思想文化学科の社会人編入学・転入学で志願者3名・合格者2名、日本文学文化学科の社会人編入学・転入学で志願者1名・合格者0名でした。
この数字から読み取れる確かな事実は次のとおりです。
応募者そのものがごく少数。文学部の編入は、毎年何百人が押し寄せるような試験ではなく、各学科が一桁のごく静かな枠です。学科によっては志願者ゼロの年もあります。
合格者数は学科・年度で大きく振れる。2026年度は教育学科(人間発達専攻)で合格者が出た一方、英米文学科は志願4名で合格0名でした。これは「まず受からない試験」という意味ではなく、母数が極端に小さい単年データであり、若干名枠は「基準を満たせば通り、満たさなければ0」という総合評価だからです。
だからこそ倍率という指標は当てになりません。「◯倍だから難しい/易しい」と数字に一喜一憂するより、自分の志望学科の配点構成に合わせて合格水準に引き上げることが、そのまま合否に直結します。
💡 少人数枠は「準備の質」がそのまま結果になる
応募が少ないからといって「誰でも受かる」わけではありません(現に合格0の学科もあります)。逆に「まず無理」でもありません。総合評価で、基準に届いた人が通る——それが若干名枠の実像です。大人数と競う試験ではなく、自分の完成度と向き合う試験だと捉えると、対策の方向が定まります。
⑦ 科目別・対策のポイント(合格に直結する具体策)
TOEIC L&R(450点以上|全学科共通の関門)
まず最初に確保したいのが、出願要件のTOEIC L&R 450点以上です。
450点はTOEICのなかでは“土台のライン”ですが、2024年11月1日以降に受験した公開テストのスコアが必要で、団体受験(IP)は使えません。「手元にある古いスコア」や「学校で受けたIP」が使えないケースがあるので、改めて公開テストを受けておくのが安全です。
申込から結果通知まで時間がかかるため、遅くとも夏(8月ごろ)までに取り切る逆算を。出願は10月上旬、しかも証明書の準備も要ります。
教材は王道で十分。単語帳+公式問題集を軸に、文法・パート別対策を重ねれば450点は十分に射程です。
哲学科:ドイツ語かフランス語の筆記(100点)
出願時に1科目を選択し、あとから変更できません。まずは「どちらで受けるか」を早い段階で決めてください。ゼロから始めるなら、遅くとも本番の1年前には学習を始めたいところです。
対策の軸は文法の基礎+辞書を引きながら哲学的な文章を読むこと。入門文法書を1冊やり切り、初級の講読教材で「読んで訳す」練習に移るのが王道です。
面接80点も他学科の倍の比重です。哲学の基本的な概念(存在・認識・倫理など)について、自分の言葉で説明できる状態にしておきましょう。
史学科:日本史・東洋史・西洋史から1科目の筆記(100点)+書類選考100点
筆記の科目も出願時に確定します。自分がこれまで積み上げてきた分野で選ぶのが原則です。
対策の軸は通史の骨格を固める → 主要な論点・史料に触れるの順。用語の暗記だけでなく、「なぜそうなったのか」を筋道立てて説明できる状態を目指します。
書類選考100点は文学部で最も重い配点です。「どの時代・地域・テーマを、どんな史料で研究したいのか」まで書き込めるかどうかで、大きく差がつきます。
英米文学科:書類選考50点+面接50点(当日は面接のみ)
当日は面接だけ。裏を返せば、準備の全てが書類と面接の完成度に集約されます。
「英語の4技能を磨き、英語を通して異文化を理解する」という学科の方向性に合わせ、英語で何を読み、何を研究したいのか(英米文学・英語学・英語教育・異文化理解など)を具体化しましょう。
英語能力を証明できる資料の任意提出が認められています。TOEIC以外に提出できるもの(実用英語技能検定の合格証書のコピーなど)があれば、活用を検討してください。
東洋思想文化・日本文学文化・教育(人間発達)・国際文化コミュニケーション:小論文40点+面接40点
小論文は60分。志望分野に関するテーマについて、課題を正確に読み取り、自分の考えを筋道立てて書く力が問われます。
序論・本論・結論の三段構成を“型”にする:主張→理由→具体例→結論の流れを、60分で安定して書けるまで反復。
専門の基礎概念を“自分の言葉で”言えるようにする:難しい理論の暗記より、「その概念は何を説明するためのものか」を短く説明できる状態に。
学科に応じて重心を変える:東洋思想文化学科なら思想・宗教・文化の視点を、日本文学文化学科なら日本の文学・言語・文化を、教育学科(人間発達専攻)なら発達と教育の視点を、国際文化コミュニケーション学科なら言語・文化・異文化間コミュニケーションの視点を意識して準備すると、面接での語りにも厚みが出ます。
第三者に読んでもらう:知識量より「筋の通し方」で差がつきます。遅くとも試験の2〜3か月前には書き始め、読んでもらって直すサイクルを回してください。
面接と志望理由(全学科共通・比重が大きい)
すべての学科で面接が課され、しかも配点の重みが大きい試験です。
志望理由と面接の一貫性を作る:出願書類に書いた内容を、面接でさらに深掘りして答えられるよう、具体的なエピソードや根拠を用意する。とくに日本文学文化学科は別紙1,000字の志願理由が土台になります。
「読みたい対象」を1つ挙げられるようにする:文学部は「何を読み、何を考えたいか」の学部です。作品でも思想家でも史料でも教育現場でも構いません。具体名を1つ持っている人は強いです。
東洋大学“ならでは”の理由を用意する:学科のカリキュラムや教員の研究分野を調べ、「このテーマを、この視点で学びたい」まで具体化できると、志望度の高さが一気に伝わります。
声に出して練習する:模擬面接を繰り返し、想定質問への回答を実際に話して整える。頭の中だけで完結させないことが大切です。
⑧ 出願のしくみ・入学後のこと(単位認定・学費)
出願のしくみ
出願方法:インターネット出願登録 → 出願書類を印刷し、郵送(出願期間内の消印有効)
入学検定料:35,000円(コンビニ/ペイジー/ネットバンキング/クレジットカード。別途手数料)
主な提出書類:志願票、履歴書(本学所定用紙)、卒業(見込)証明書、成績証明書、履修証明書(履修中の科目がある場合)、外部試験スコアの証明書
試験会場:白山キャンパス(東京都文京区白山5-28-20/都営三田線「白山」駅A3出口 徒歩5分ほか/開門8:10)
出願は「ネット登録して終わり」ではない
東洋大学の編入は、まずインターネットで出願登録をし、そのあと志願票などをA4用紙に印刷して郵送する必要があります(出願期間内の消印有効)。入学検定料35,000円の支払いも出願期間内に必要で、書類が届いても検定料が未納なら受験できません。逆に検定料を払っても消印が期間を過ぎていれば受験できません。3つのステップ(登録・支払い・郵送)を、10月2〜5日の4日間で確実に終える段取りを組んでください。
既修得単位の認定は「最大62単位」
3年次への編入学・転入学では、入学前に修得した単位のうち62単位を上限に認定します。
文学部は原則「一括認定」です。全学基盤教育科目・全学共通教育科目・文学部横断科目(外国語科目を除く)等で修得したものとしてまとめて認定されます。
個別認定を希望する科目がある場合のみ、対応するシラバスのコピー(実際に受講した年度のもの)を提出します。特に希望がなければシラバスの提出は不要です。ここは、全科目のシラバス提出が必要な学部(理工学部・総合情報学部など)とは扱いが違うので、覚えておくと準備がラクになります。
ただし、個別認定された科目は本学在学中にその科目を履修・単位修得できなくなる点には注意が必要です。
卒業要件は124単位で、編入後は62単位以上を修得する必要があります。単位認定の状況によっては、入学後2年間で卒業要件を満たせず卒業が延びる場合があります。
納付金(2027年度・文学部)
入学金:250,000円(本学出身者は半額の125,000円)
授業料(年額):790,000円
その他(一般施設設備資金・甫水会費):220,000円+5,000円
初年度納付金合計:1,265,000円(本学出身者 1,140,000円)
※入学手続時に必要な額は「入学金+学費(入学金以外)の1/2+その他の費用」で、760,000円(本学出身者は635,000円)です。史学科に入学する場合は学会費が別途必要(3年次編入・転入は3,000円)です。金額は改定される可能性があるため、最終的には入学手続時の最新案内で確認してください。
💡 本学(通信教育課程・短期大学を含む)出身者は入学金が半額(125,000円)になります。該当する人は要項の納付金ページで条件を確認しましょう。
⑨ 合格までのスケジュール例(本番から逆算)
2027年度入学は、出願が2026年10月2日〜5日、試験が11月22日。出願期間が短く、しかもTOEICの取得が前提なので、早め早めで動くのが鉄則です。
〜本番の約1年前:志望学科を決める。哲学科志望ならドイツ語かフランス語の学習をここから開始、史学科志望なら選択する史(日本史・東洋史・西洋史)を決めて通史の学習を開始。
〜本番の約8か月前(春):TOEIC対策を開始し、450点以上の確保に着手。並行して志望学科の基本書・概説書で専門の土台を作る。志望理由のドラフトを作り、「なぜこの学科か」を言語化。
〜約4か月前(夏):TOEIC 450点以上を夏までに取り切る(証明書を手元に確保)。小論文が課される学科は演習を本格化。哲学科は講読、史学科は論点整理へ。志望理由を推敲し、第三者の意見をもらう。模擬面接を開始。
9月(書類完成):出願書類(志願票・履歴書・卒業/成績証明書・TOEICスコア証明書など)を9月中に完成。日本文学文化学科志望者は別紙1,000字の志願理由を仕上げる。英米文学科志望者は任意提出できる英語資格の証明書を用意。
10〜11月(仕上げ):小論文・筆記を時間内に解き切る実戦練習を反復。面接で深掘りされても答えられる状態に。白山キャンパスへのアクセス(都営三田線「白山」駅A3出口 徒歩5分ほか/開門8:10)も事前に確認。
11月22日(本番)→ 12月1日(合格発表):発表はマイページで確認。合格後は12月11日の入学手続へ。
💡 文学部の編入は、学科によって「早く始めるべきもの」が違います。哲学科の外国語と史学科の史学は、数か月では仕上がりません。逆に英米文学科は当日の筆記がないぶん、書類と面接に全力を注げます。まず学科を決める。それが最短ルートの第一歩です。
よくある質問(FAQ)
Q. 英語(TOEIC)のスコア提出は必要ですか?
A. 必要です。 文学部の3年次編入・転入は、出願要件としてTOEIC L&R 450点以上のスコア提出が必須です。2024年11月1日以降に受験した公開テストのスコアで、団体特別受験(IP)は使えません。当日の英語筆記試験はありませんが、出願の入り口で英語スコアが求められます。
Q. どの学科が編入を募集していますか?教育学科の初等教育専攻は?
A. 第1部(昼)は哲学科・東洋思想文化学科・日本文学文化学科・英米文学科・史学科・教育学科(人間発達専攻)・国際文化コミュニケーション学科の7学科です。教育学科は人間発達専攻のみで、初等教育専攻は3年次編入の募集がありません。第2部(夜)は東洋思想文化学科・日本文学文化学科・教育学科が募集しています。
Q. 配点は学科で違うのですか?
A. 違います。 100点満点の学科(東洋思想文化・日本文学文化・英米文・教育(人間発達)・国際文化コミュニケーション)、200点満点の哲学科、300点満点の史学科があります。詳しくは「② 学科別の試験科目と配点」の表をご覧ください。なお合格最低点は非公表です。
Q. 小論文はどの学科でも課されますか?
A. いいえ。哲学科は小論文がなく外国語(ドイツ語・フランス語から1科目)の筆記、史学科は小論文がなく日本史・東洋史・西洋史から1科目の筆記、英米文学科は小論文も筆記もなく書類選考と面接のみです。小論文があるのは東洋思想文化学科・日本文学文化学科・教育学科(人間発達専攻)・国際文化コミュニケーション学科です。
Q. 哲学科の外国語や史学科の科目選択は、あとから変えられますか?
A. 変えられません。 インターネット出願時に選択し、出願後の科目変更はできません。志望学部・学科の変更も同様に不可です。
Q. 英米文学科は本当に当日は面接だけですか?
A. はい。英米文学科の試験科目は書類選考50点+面接50点=100点満点で、小論文・筆記はありません。当日の時間割も、集合9:00・説明9:00〜9:20のあと、9:20から面接という流れです。
Q. 募集人員「若干名」は実際に何人くらい?倍率は?
A. 大学は募集人員を「若干名」としか示していません。ただし2027年度要項の巻末「結果表」で前年度の実数が公開されており、2026年度(第1部・3年次編入学と転入学の合算)は英米文学科 志願4名・合格0名、教育学科(人間発達専攻)志願3名・合格1名、日本文学文化学科と史学科と国際文化コミュニケーション学科が各志願1名・合格0名、哲学科と東洋思想文化学科は志願0名でした。母数がごく小さい少人数枠なので、倍率は難易度の指標になりません。
Q. 社会人で、すでに大学を卒業しています。受けられますか?
A. 四年制大学の卒業者は一般の3年次編入学に出願できます(短大・高専卒業者も対象。TOEIC 450点以上が必要)。加えて文学部では、第1部は東洋思想文化学科、第2部は東洋思想文化学科・日本文学文化学科・教育学科が社会人編入学の対象で、こちらは2024年3月31日までに卒業した人が対象、TOEICの要件はありません。
Q. いま四年制大学に在学中です。卒業前に移れますか?
A. その場合は「編入学」ではなく「3年次転入学」の区分になります。他大学(短期大学を除く)に2年以上在学し62単位以上修得(見込みを含む)が要件で、TOEIC L&R 450点以上も必要です。ただし教育学科(人間発達専攻)は3年次転入学の募集がありません(2年次転入学のみ)。
Q. 前の学校で取った単位は引き継げますか?
A. 3年次編入では最大62単位まで認定されます。文学部は原則一括認定で、個別認定を希望する科目がある場合のみシラバスのコピーを提出します(希望がなければ提出不要)。卒業要件は124単位で、編入後は62単位以上の修得が必要です。
Q. 日本文学文化学科だけ提出物が違うと聞きました。
A. はい。日本文学文化学科の志願者は、履歴書の「志願理由」を別紙に1,000字以内で記入します(専用の書式を使用)。実質的な志望理由書になるので、早めに書き始めましょう。
Q. 試験はどこで受けますか?
A. 文学部は白山キャンパス(東京都文京区白山5-28-20)で実施されます。開門は8:10。試験会場の詳細は最新要項で確定するので、出願前に必ず確認してください。
まとめ|「TOEIC 450点」→「学科を決める」→「その学科の形で仕上げる」
東洋大学文学部の3年次編入は、出願にTOEIC L&R 450点以上が必要で、選考は学科ごとに科目も配点も満点も違う試験です。だからこそ、順番を間違えないことが最短ルートになります。
TOEIC(全学科共通の関門):450点以上を夏までに確保(2024年11月1日以降の公開テストL&R/IP不可)。ここを越えないと出願できません。
学科を早く決める:哲学科なら独語か仏語、史学科なら日本史・東洋史・西洋史のどれか、英米文学科なら書類と面接に全振り、その他4学科なら小論文と面接——始めるべきことが学科で変わります。
書類と面接は全学科で効く:史学科は書類だけで100点、英米文学科は書類50+面接50が全て。志望理由は「学科 × 学びたいテーマ × 将来像」まで踏み込みましょう。
募集人員が「若干名」でも、準備の質がそのまま結果に直結する試験です。2027年度は出願が2026年10月2〜5日と短いので、要項が出そろった今から動き出すのが最短ルートです。
「自分はどの学科が合っている?」「哲学科の外国語は今から間に合う?」「志望理由を見てほしい」——そんなときは、オンライン編入学院の無料相談をご利用ください。あなたの状況に合わせて、本番までの最短ルートを一緒に設計します。煽るつもりはありません。まずは気軽に、現状と疑問を聞かせてください。
この記事を書いた人
オンライン編入学院(大学編入情報局)
この記事は、大学編入試験専門予備校のオンライン編入学院が監修・執筆しています。
大学編入は、募集する学科も試験科目も出願資格も大学ごとにばらばらで、しかも年度によって変わります。だからこそ、記事に載せる募集人員・試験科目・配点・日程・倍率は各大学が公表する募集要項および入学者選抜実施結果で必ず確認し、そのうえで合格者から寄せられた体験談など、編入指導で蓄積した知見もふまえて記載しています。大学が公表していない項目は、推測で補わず「非公表」とそのまま明記しています。
※本記事は、東洋大学「2027年度(令和9年度)編入学・転入学/社会人編入学・社会人転入学 入学試験要項」にもとづきます。募集学科・募集人員・選考方法・配点・日程・検定料・会場・提出書類・出願資格・単位認定・実施結果・学費は年度により変わることがあり、合格最低点は大学が公表していません。出願前に必ず最新の公式入学試験要項でご確認ください。
出典:東洋大学「2027年度 編入学・転入学/社会人編入学・社会人転入学 入学試験要項(PDF)」、東洋大学 入試情報「編入学・転入学 入学試験要項(その他の特別入試)」、東洋大学 文学部
\ LINE友だち追加&無料相談で「10大特典」を無料プレゼント /

