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雑誌『庭NIWA』のコラム『2100年の日本庭園へ』。vol.257では、国指定文化財の日本庭園で活躍する技能実習生の事例を紹介。&vol.258は『Japanese Garden TV』さんとの対談。


■コラム『2100年の日本庭園へ』が掲載されている雑誌『庭NIWA』vol.257、258が発売中

庭NIWA vol.257とvol.258

まず最初にことわりがきなのですが、この『庭NIWA』vol.257は2024年秋に発売された号、vol.258は2025年年初に発売された号。ちゃんとコラムについて触れていなかったので、、、今更ながら紹介です。

創刊40周年を迎えた日本の「庭」の専門誌『庭NIWA』。2023年から続いている庭園情報サイト《おにわさん》編集者:イトウによるコラム『2100年の日本庭園へ』。2100年=次の次の世代に伝えるために、「今の自分が次の世代になにができるか」みたいな意味を込めています。

その前段に関しては以下のnoteをお読みください。

前回のvol.256は二つの歴史ある町、平戸・萩の「オープンガーデン」についてでした。

■2024年10月発売 vol.257でフォーカスしたのは『日本庭園の現場における技能実習生の事例』

日々インターネットを利用していると
『海外の方に物件が買われ続けている白馬・ニセコ』の様な話や、
『埼玉県等で物議を醸している移民』の話を目にする。

一方で、日常生活を送っていると、コンビニや飲食店の店員さんに外国籍の方が増えていることは目に見えて分かるし、工事現場などを通り掛かってもそれを実感する。

日本庭園分野でも「グローバル化」が進んでいることは、かつてのコラムで紹介したドミニク・シュミッツさん、前回の『語りかける庭』のコラムでふれたエマニュエル・マレスさん、庭園を紹介したマーク・ピーター・キーンさん等の事例で伝えてきました。そして村雨辰剛さんについては説明不要ですね。

そして、(人種で分けるような形になってしまうのは良くないのだけども、)vol.257でフォーカスしたのは『技能実習生』について。

■福岡県飯塚市「植光園」白神光仁さん

「植光園」白神光仁さん

インタビューにご協力いただいたのは、福岡県飯塚市の「植光園」白神光仁さん。庭師歴は約40年、地元・飯塚市にある国指定文化財の庭園『旧伊藤傳右エ門氏庭園』(※建築も国指定重要文化財)の維持管理(また開園にあたっての修復)に携わっておられます。炭鉱王の広大な庭園!

植光園さんでは過去数名、東南アジアからの技能実習生を受け入れ、彼らは様々な現場(街路樹や公園管理、個人邸まで)、上記の旧伊藤傳右エ門邸を含む植光園さんが入られている日本庭園の現場でも活躍中。

旧伊藤傳右エ門邸の維持管理にも携わります

技能実習生を受け入れることになった経緯やそれによって起こったこと、感じていること等をお聞きしました。

また、『造園の現場の機械化』についても。
技能実習生も、機械化も、起点は『庭師・植木屋の成り手不足』。首都圏や関西近郊などの大都市圏はまだ若い成り手がいるかもしれない。けれど、そこから離れれば離れるほど人手の確保がまず難しい。
そこで起こっているリアルを少しでもテーブルに上げたい気持ちもあり、個人的には良い記事なんじゃないかなぁと思っています。

■「日本の文化財庭園」を支えるのは日本人だけでは無くなる時代へ。

旧伊藤伝右衛門邸

《日本庭園はやっぱり美しいな、日本らしさあふれた空間だ》

そんな風に思ったりすることってあるのではないでしょうか。

でも、「日本国内の歴史ある日本庭園」も、既に「日本人だけで守っている」ものでは無くなってきている(勿論そういう現場の方がまだ多いとは思う)し、今後よりそうなっていくのではないか、と思います。

日本らしいものは日本人が守るべき(守りたい)という想いだったり、「技能実習生」という制度に対しての賛否はあるかもしれません。

が、「日本人の若者の成り手不足」からは逃れられない。日本庭園に限らず、より身近な街路樹・造園工事の現場では来日して力を貸してくれる彼ら無しでは維持できないフェーズに、徐々になっている(そしてよりなっていく)。…と肌感ではそう感じる(具体的なデータはまだ無い)。

確実に起こっていくその変化の過程…現在が何章かはわからないけれど、その途中経過を今回伝えられたならよかったかな、と思います。

■でも職人が減り過ぎて、オフィスワークよりも職人が稼げる時代になる気もする。

見出しと同じだけど、「日本人の若手の成り手不足」とは言うけれど、このまま職人が減り続ければ、きっと『オフィスワークよりも職人が稼げる時代』になるようにも思う
というか、既になっている???需要と供給ってそういうものだし。

なので、これからお庭の仕事を目指す若い方は、野心を持って取り組んで欲しいなぁ。日本庭園/Japanese Gardenの仕事はすでに世界へと通じている!日本を出て日本庭園を作る。それは特別な人だけに許されたことではない。目を向けてチャレンジするかどうかだけ。

■vol.258『メディアの立場で日本庭園を伝えていくこと』with Japanese Garden TV

庭NIWA vol.258

年始に発売されたvol.258では、YouTuber『Japanese Garden TV』さんとの対談。人の話を聞く、というより、自分の話をする回でした。話してることはだいたいnoteに書いたりSNSでつぶやいたり、あとはJGTVさんとのポッドキャストで話していたことなので特記することはないかな…(笑)

▼ラジオについてはこちら。

ただ、この対談の中でも「日本人の庭師が、海外で活躍すること」について話をしています。ぜひご一読ください。また近く、この春に発売になるvol.259についての記事をアップします!


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