【SS】露店風呂習慣 #爪毛の挑戦状
夏祭りが終わり秋の収穫祭りも終わると、祭りの時に所狭しと並んでいた露店は全くいなくなり神社に通じる道には木枯らしが吹き始めていた。
「ここ数年は商売あがったりだなぁ。今年の秋はなんとか店出せたけど、それまでの赤字の分は取り戻せそうにないなぁ」
「あぁ、大晦日から正月にかけてまた店を出すからそれまでは辛抱かなぁ」
「しかし、まだ二ヶ月もあるぞ。どうやって繋げばいいんだ。なんか良いアイデアないかなぁ」
「そうだなぁ、なんか新しい習慣でもできてくれねえかな。俺たちが店を出せるような。いっそのこと、俺たちで作っちまうか、習慣」
「おお、いいね。なんか思いついたのか」
「寒い時期といえば、ほれ、あれだよ、あれ。露天風呂」
「おお、俺たちの習慣の風呂か。いつも、露店で露天風呂入ってるな、路地裏で」
「そうよ、それを商売にしてみようぜ」
こうして、冬の名物に「露店風呂」を休み中の屋台を使って急拵えして開業した。木枯らしの中、客は来なかった。
410文字
久しぶりに爪毛の挑戦状を受けて立ちました(笑
選んだお題は、露店風呂と習慣です。露店で露天風呂って面白いけどお客さんは来ないだろうなと想像しながら書いてみました。
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