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小説3,000作品以上読んだ人間がオススメする名作ライトノベル20選

皆さんこんにちは
今回は今まで読んだライトノベルの中で個人的にオススメの作品を紹介します。
※この記事ではamazonアソシエイト・楽天アフェリエイトリンクを利用しています。


1.化物語シリーズ

西尾維新さんの独特な言い回しや世界観、とても素晴らしかったです。
アニメなどもたしかに面白かったですがやはりここに帰ってきますね。
基本原作再現率の高いアニメだな…というのが感想ですが、行間というか、アニメではカットされているセリフや場面などもあり、アニメではこうなったのはこういう理由があったからかぁ…というものもあって面白かったです。
読むのはもう何回目なのかというほど読んでいるはずなのに面白い。

この作品の良さは、何と言っても味わい深い個性あふれるキャラ同士の会話です。
とにかく会話がこれだけ面白く表現されている小説というのはなかなかないと思います。
良い意味でインパクトがあってとても楽しい作品です。

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2.本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません

タイトルに「本好きの」とあるように、主人公マインの本への情熱が感じ取れるのがいい。
「性格が悪い」と酷評されているようですが、これも本に飢え、読みたいという情熱のあまり他のことが目に入らなくなってると思えば納得いきます。「ないなら紙から自分で自作してみせる」という執念おそれいりました。
好きであるがゆえの愚直なまでのこだわりが見どころでしょう。
キャラクターもかわいい。5才の不自由な体でよく頑張ってると思います。

主人公が緑の髪に違和感を感じたように、物知りだったとしてもファンタジーだとすると現実世界の常識が通用するとは限りません。
子どものように知らない事実を発見してゆく新鮮さも面白い。

この作品は随所のリアルな時代考証に基づいた描写が光っている。
活版印刷の前は手書きで高価とか、門番の事情、識字率、羊皮紙、パピルス、石版とか・・・ 
時代考証ではなくても、作るものひとつひとつがリアルさを持っている。「小説家になろう」からの作品のようですが、よく考えられている作品で感心します。
貧しい中でも1から手作りという原始生活(中世ですが)からの「下剋上」楽しみです!

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3.イリヤの空、UFOの夏

舞台はごく普通の中学校。
でも「6月24日は全世界的にUFOの日」という、ちょっと変わった新聞部部長の一言から、物語は動き始めます。
主人公・浅羽直之は、どこにでもいるような中学2年生。彼の夏休みは、裏山でUFOを張り込むという“バカバカしくて最高に楽しい”計画から始まります。

でもその最後の夜、浅羽は忘れられない出会いをします。夜のプールに忍び込んだ彼の前に現れたのは、手に金属球を埋め込まれた謎の少女・伊里野可奈。
彼女の存在が、浅羽の“普通の夏”を大きく変えていくんです。

この1巻では、まだすべての謎は明かされません。
可奈の正体、彼女が抱える秘密、そしてUFOの真実——それらがほんのりと匂わされる程度。
でも、だからこそ想像が膨らむ。夏の夜の虫の声や、蝉の鳴き声、学校のプールの匂いまでもが鮮やかに蘇るような描写に引き込まれ、「あの頃の夏」に心がタイムスリップしてしまいます。

そして何よりも素敵なのは、この物語を通して、「今ここにある日常がどれだけ貴重か」に気づかされること。
何気ない毎日の中に、奇跡のような出会いがあったり、忘れられない瞬間がひっそり潜んでいたりする。
そんな前向きな感覚を、そっと胸に届けてくれる作品です。

読み終えたあとには、「ああ、明日ももう少しだけ、ちゃんと生きてみようかな」って思える。
難しい理屈じゃなくて、感情で響いてくる。そんな一冊です。

もしあなたが、「今の毎日がちょっと退屈だな」と感じているなら——この本が、夏の夜空を見上げたくなるような、不思議なワクワクを届けてくれるかもしれません。

4.タイム・リープ

本作は、一週間の中で意識が不規則に入れ替わる「タイムリープ」を題材にしています。
最大の見どころは、過去を変えないように行動を制限される中で、バラバラになった日常を理詰めで再構築していくパズル的な完成度です。
こうした「既成事実を守るための制約」という設定は、後に登場する『STEINS;GATE』とも多くの共通点が見られ、今なお色褪せない先駆的な魅力を放っています。

非常に読みやすく、優しい日本語で書かれている点も世間的な高評価の理由です。
その平易さゆえに「大人向けではない」という評価を受けることもありますが、これほど複雑なロジックを淀みなく読ませる技術は、むしろ唯一無二の凄みと言えるでしょう。

伏線がすべて回収されるカタルシスを、ぜひ多くの方に味わってほしい名作です。

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5.紫色のクオリア

題材とストーリーの組み合わせが秀逸です。
平行世界、時空間の移動、人とロボット、クオリア、さらには魔法少女まで、SFやファンタジーの定番ネタをふんだんに盛り込んでいます。
これほど大量のネタをよくまとめることができたなあ、と感嘆しました。
しかも展開を予想できませんでした。
平行世界という定番でありながらも難しいテーマを使い、怒涛のストーリーを成立させた作者の腕前は見事です。

6.狼と香辛料

本作は「ラノベ」と分類されていますが、読めば解りますがちゃんとした小説で、むしろ経済学を駆使した推理アドベンチャー&ファンタジーとでも言った趣です。

物語途中で行った商談が、物語の後半で大きな意味を持つ、といったからくり、更に言ってしまうと全巻を通してあの巻でおこった事件がここに影響とか、かなり綿密な伏線と回収がなされるのも楽しめる要素です。

お金と物の流れ、商談や取引が重要な要素を占めるので、その辺が不安であれば、先ずアニメを見てみるのが良いかも知れません。
ホロのイタズラ好きで気まぐれな性格が可愛いと思えば、小説も気に入ると思います。

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7.涼宮ハルヒの憂鬱

なぜこれほどハルヒが有名になったのか!
それは単純に引き込まれるような面白さ!これに尽きます。
ハルヒが発端となった謎や不思議を、凡人たるキョンが奔走して解決に導きます。
キョンを中心として物語が語られている為、ものすごくめんどくさい言い回しや、謎の例え、心の中の言葉かと思えば会話していたりと多少のクセがあります。
例えば「目を輝かせた俺をみた」が「銀河系の星を宇宙から見渡したかのような輝く瞳で俺を見た」のような、作中からの引用ではありませんが独特の言い回しがあります。

最後に、このシリーズを読みすすめていくと七夕と9月1日に特別な思い入れを持ってしまいます。
七夕の夜、近所の小学校や公園を思い出しては読み返したくなるのです。

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8.ブギーポップは笑わない

この作品の特徴は、学園に起こる事件を語り手や時系列を変えながら描き、読み進めていく内にその全貌が明らかになっていく手法。
同じ場面でも立場が違えば、その意味合いは大きく異なってくる。
普通に見える行動の裏側で、実は思いもよらないことが進んでいたり、その反対もあったり、視点が変わる面白さを堪能できる。
まさにゲーム小説大賞にふさわしいと感じた。

事件自体はとてもシンプル。学園に棲む“人を喰うもの”を巡る戦い。
中盤から少しずつ盛り上がってきて、伏線が回収されて決着する部分はもちろん面白い。
ただ、それ以上にそれぞれの登場人物の心理描写が見どころになっている。普通の学生だけど皆何かしら歪なものを抱えていて、それについて悩んだり、どうにかしようともがいたり、それでもどうにもならなかったり、そういうとても個人的な戦いこそ、この物語のテーマなんだと思う。

『ブギーポップは笑わない』というタイトルの意味を知って、物語を読み終わってから、もう一度第一話を読み返すと感慨深いものがある。
最初にして本質が書かれた話で、読み直した時にエピローグにもなるような形で書かれているのは絶妙。

そして、世界の存亡をかけた戦いの中心にあったのが、実は恋心であったり、人間の在り方だったというのが憎い演出だなと思う。
ぼくたちが生きる現実でも、誰かにやさしくすること、笑いかけること、それが世界を救うことに繋がるのかもしれないよなと考えるのも楽しい。

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9.バッカーノ! The Rolling Bootlegs

ライトノベルの持つ萌えや厨二な雰囲気は一切なく、それどころか少年漫画誌だったら載せらんないようなバイオレンスもある。
なんなんだこれは。
視点がコロコロ変わるから話も中々見えてこない。
疑問を抱えたまま読み進めていくと、徐々にページをめくる手が止まらなくなる。
なんの繋がりもないような事柄が一気に収束し、爽快に終わるのだ。見事としか言えない。

話としてはこの第一巻がもっともコンパクトかつわかりやすくまとまっており、次の鈍行&急行編もまたセットでまとまりがいい。
もしこの巻を読んで良さを感じられたのなら、次の2巻3巻もぜひとも読んでもらいたいところ。

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10.冴えない彼女の育てかた

冴えないオタク主人公がヒロイン属性皆無の冴えないヒロインを最高のヒロインにすべくギャルゲーを作ろうと奮闘するお話です。
そのためにオタクの非凡な情熱と恵まれた人的環境がなんともライトノベルらしいです。
有名なライトノベル作家に有名な同人誌作家、今はまだ埋もれているが実力があるアニソンバンドのボーカル(すべて女子)などが仲間として加わり青春を謳歌しながらギャルゲーを作っていきます。
集まった仲間が生半可じゃありませんから周囲の期待もうなぎ上り。
主人公も何故かストイックだったりします。
それでハーレムまで入って恋愛やらが渦巻いて多くの壁が立ちはだかったり、ライバルが出現したりするわけです。
そう言った中、彼らは無事にギャルゲーを作り冬コミで伝説を作れるのか!
みたいな感じです。
サクセスストーリーが好きな方にはおすすめできるかと。

11.猫の地球儀

猫と美少女ロボットが主役でありながら、ライトノベルというより完全なハードSF。
舞台は地球を周回する衛星コロニー。
人間が滅亡したあとの衛星コロニーには、高度に進化した猫と人間の残したロボットばかりが生活していた。
人類はコロニーを見捨てたのか、それともコロニーで滅びたのか。

人類が月にあこがれたように、人工衛星に住む猫は地球にあこがれます。
しかしその航路が、飛びたって向かうものではなく落下して到達するものであることと呼応するかのように、物語は暗い色調を帯びていきます。

だからこそ、この物語には科学者の業が描かれているのです。
科学者にとって科学は、役に立つから、人々の生活をよりよくするから、未来に希望をもたらすから、行うものではないのです。
それは、まだ知らないことを知りたい、まだ不可能なことを可能にしたいとう、どうしようもない、体の内からわきあがるような欲望なのです。
それが我が身を滅ぼす技であろうとも、科学者はそれを狂ったように求めます。

その狂おしい思いに突き動かされ、代々滅びていくスカイウオーカーと呼ばれる猫たちの物語は、進化するということの歪みを、人間が人間である宿命を綺麗に写しとった姿として見事に描いているのです。

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12銀河英雄伝説

スペースオペラの傑作だ。
時代背景の描写と二人の天才が邂逅する黎明が1巻目だ。
本作は、魅力的な登場人物が数多く登場し、物語そのものの面白さに色を添えているが、それ以上に感じるのが、スターウォーズのように共和国=善、帝国=悪という勧善懲悪ではなく、二人の価値観が揺れ動きながらも、人生の糸に時に翻弄されながら、時には絡み合いながら物語が展開していくことの妙だ。
また、政治形態も一概に専制と民主制の善悪を問うのではなく、そ
れぞれの持つ問題を炙り出すことに成功しており、物語に厚みを加
えている。

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13.横浜駅SF

早く結末を知りたくなるのと同時に、読み終わるのが惜しい本でした。

高度文明を衰退させた「冬戦争」を境に横浜駅が増殖し始めて200年余りが経過し、本州の99%が横浜駅化(!)した未来の日本が舞台です。
この奇想天外なアイデアは、大正14年に誕生して以来、一度も工事が終わったことが無い横浜駅は"「常に工事が行われている状態」こそが完成形"(本書あとがき)であり、それは人類が"肉体の維持のために日々食事をしている"のと同じことだという「横浜駅生命体理論」に基づいています。

下記のような馴染み深い言葉たちが登場するため、日常に引き寄せて読み取れる部分が多く、何より見え見えのパロディに笑えます。
「横浜駅」「甲府」「Suica」「ICoCar(イコカ)」「JR(Japan Ruler)」「18きっぷ」「スカイネット(ターミネー◯ー)」ならぬ「スイカネット」

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14.誰が勇者を殺したか

魔王が討たれた後、勇者は殺された――。
この事実をめぐって、登場人物たちが語る「真実」はそれぞれ異なります。彼らの視点を通して、勇者とは何か、そしてなぜ死ななければならなかったのかが少しずつ浮かび上がってくる構成が秀逸でした。

戦闘シーンは少なく、むしろミステリーを読んでいるような感覚に近いです。派手なバトルを期待していると肩透かしかもしれませんが、物語の深みや心情の描写が丁寧で、読後にはじんわりと余韻が残ります。

最後に一言、「ちゃんと幸せになってくれ」と願わずにはいられませんでした。

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15.傭兵と小説家

想像以上の厚さに怯みながら、冒頭がスロースタートだったので「雰囲気を楽しむ感じかな」と勝手な先入観で読み始めました。
しかし、とある手記が登場した辺りから、ページを捲る手が止まらなくなり、ヒロインの過去のエピソードを読み終えた辺りで「これはただの雰囲気小説ではない」と気づき始めました。
終盤に差し掛かり、とあるページまで到達したとき、私の先入観は打ち砕かれました。
物語が根本からひっくり返ったかと思うと、まったく新たな物語が目の前に現れ、その強烈なカタルシスに思わず鼻の奥が熱くなりました。かと思えば、そこからまるでジェットコースターのように全ての謎が解き明かされていき、気付けば私は最後のページにたどり着いてしまっていました。
800ページもあった筈なのに。
謎にワクワクし、人物の境遇に胸が詰まり、どんでん返しに驚き、残り少なくなったページに寂しさを覚える…この作品には、そんなシンプルな「読書の楽しさ」が凄い熱量で詰まっていると思います。
これはたしかに、帯のカルロ氏の推薦文通り、読み終えたあとに無性に誰かに勧めたくなる本でした。
何よりこの作品のテーマは、小説を愛する人ほどグッとくると思います。

16.ヴァイオレット・エヴァーガーデン

私は、よく本を読みます。
通勤時、休憩時、就寝前。とにかく暇を見つけては読むのが好きです。
ジャンルは気にせず、毎年沢山の本を読み、一冊一冊を噛み締めています。

いつもは一気に読むのに、これは章が終わるごとに休憩を挟み、余韻に浸り、言葉の意味を考え、ヴァイオレットの優しさと不器用で幼い愛を感じることが出来ました。

軽く読めると開いたものの、丁寧で美しい物語に、ひとつひとつの話に込められたそれぞれの愛を感じました。
二巻じゃたりない。もっと読みたい。そう思えます。

大袈裟と言われてしまえばそれまでです。
所詮は物語、フィクションです。
沢山存在する物語の中のたった二冊です。
愛とは言ってもお話の中の愛です。
それでも、是非とも実際に手にとって頂きたいと思います。

17.幼女戦記

舞台は大戦前のヨーロッパ(ドイツ)をモデルとした世界で
現実と異なるのは魔導師が存在する世界であること。
イメージ的には魔法少女リリカルなのはStrikerSの空戦みたいな感じ
(名刺サイズのデバイスを活用して飛翔する)
魔導師の役目は敵観測による味方の砲撃支援等(レーダーの代わり?)

なんとなくイメージ的に萌えを想像するかもしれないが
恐ろしく現実的な物語であり、読んでいるうちに人が生身で飛翔することすら現実的に感じてくる程生々しくて恐れ入る。

現実主義の行き着いた先の現代人という概念を前にして
大戦前の人間が何を感じ、何に恐れ、何に違和感を覚えるのか
物語の先の展開が気になって仕方ない1冊

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18.Re:ゼロから始める異世界生活

極力ネタバレに触れない形にすると、この作品は縁・繋がり・絆・愛情というものが物語の核となっていて、
作者の愛に関する思想があるというより、作者の人生経験から掴んだ何かしらの愛に関する一種の確信をファンタジーという舞台で表現しようとしているのがこのリゼロという作品なのではないかな、と自分は感じました。

死に戻りという不死身に加えて事実上の未来視という無敵に近い力があっても、自分ひとりでは誰一人守る事が出来ない弱い存在のスバルが絶望から立ち上がる事が出来たのは紛れもなく誰かの手が、言葉が、愛が常にそこにあったからで、
その愛は元を辿れば消えた過去の初回の死に戻りでエミリアが見せてくれた無条件の優しさだった。
その恩を返そうとスバルが命を懸けて戦うプロセスで気付かぬうちに様々な人を助け、今度は恩を返される側になり、それはいつの間にか大きく広がった絆になり、個々人の力では不可能だった事さえ結束の力で成し遂げられるようになる。

話の表層だけで言えば異世界転移・ループ・王道ファンタジーですが、自分はその奥に確かな形で息づく作者なりの愛に関する暖かな確信をこの話からいつも感じます。

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19.オーバーロード

主人公は現実世界の一般社会人(営業サラリーマン)である。
自身が趣味とするオンラインゲームのサービス終了時に自身と所属ギルド(基地、NPC含む)がまるごと異世界に転移してしまい、主人公もログアウトできなくなる。

そんな主人公他ギルドのNPC達が基地の防衛の為、何も知らない異世界の情報収集をしたり、成行きながらも世界征服の為に異世界の村や国を支配していくというストーリーになる。

本作が面白いと思わせてくれたのは主人公とその僕の非道っぷり(これは巻を追うごとに強調されてる気がします。)ですね。
この作品、というか主人公の変わった点は共感出来るのか出来ないのかよくわからないというところ。
主人公は容赦なく人間を犠牲にします。
救うのも、利益損失を上回るときだけ。
僕に至っては悪でもない人間をsawばりの拷問にかける始末ですし。
主人公はそれらのことについて殆ど葛藤しません。元人間であるにも関わらず。
説明は「アンデットの自分とは種族が違うから」だけです。
それとは裏腹に一部の同胞達には我が子に向けるような愛情をもって接しています。彼の代わりに葛藤するのは読者です。
是非読んでみて、自分の暗い喜びと道徳の間で葛藤してみてください。

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20.空の境界

月姫やFateと違って、一本道としての小説として書かれた『空の境界』は、まさに伝奇活劇小説としての1つの終着点ともいえる出来である。
美少女ゲームという要素を取っ払っているため、最も「奈須きのこらしい」といえる作品となっている。

文章は大仰に描写するところがあるわりに、さらっと触れられるだけでふとすると見落としてしまいそうな描写があったりと、意図的だと思いますが油断できません。

この物語はかなり徹底された構造美のようなものがあります。
魔術・魔法とか、哲学的な問答などの世界観もですが、とくにキャラクターの立ち位置の対比がしっかりされているように思います。
メインキャラ2人が「普通」と「異常」の対極の強さですし、ヒロインとその敵となるキャラの間にも明確な対称軸のようなものが存在します。
この構造は相当考えてあるように思います。
そうして生まれるドラマ性に加えて、不可思議な事件の謎解きエッセンスが絡められ、最後はかっちょいい戦闘で締める、みたいな感じです。
ざっくりすぎかもしれませんが。

伝奇と新本格の融合という奈須氏のコンセプトがものの見事にはまっている。
戦闘シーンの描写はもちろん、豊富な薀蓄や凝りに凝った設定、巧みな伏線、最終章で明かされる謎……
どれもこれも素晴らしい。
伝奇小説の金字塔ともいえる名作である!

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おわりに

いかがでしたでしょうか?
どの本もオススメなので良ければご一読ください。

他の書籍も紹介しております。
宜しければご覧ください。


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