『 ワンオペ育児 』 は、時代を変えていく言葉かもしれない
「ワンオペ育児」って言葉が生まれる前って、
たぶん、ワンオペは
“そういうもの”として扱われてたんだと思う。
私たちの親世代。
一人で育児するのは当たり前。
大変でも、
その気持ちは飲み込むものだった。
でもここ最近、
「ワンオペ育児」って言葉が広まってきて、
「一人で育児するのって、大変だよね」
「一人で子どもを見るのは普通にきつくない?」
そんなふうに、
口に出しやすくなっている気がする。
もちろん、時折、批判されることもあるけれど。
正直、
言葉ができたからって
現実が急に楽になるわけじゃない。
ワンオペ育児がなくなるわけじゃない。
それでも、
「ワンオペ育児で大変だ!」
って訴えられるようになったのは、
実はかなり大きい変化なんじゃないか
と思ってる。

ちょっと話は飛ぶけど、
昔、女性には参政権がなかった。
1946年4月10日まで。
今から80年くらい前まで、
女性は選挙に参加できなかった。
今、その話を聞くと、
「いやいや、ありえなくない?」
「なんでそんなことになってたの?」
って思うと思う。
でも当時は、
「女性に政治は無理」
「女性はそういう役割じゃない」
そんな理由で反対されてた。
それが今では、
女性が選挙に行くことに
反対する人なんて、ほとんどいない。
特別な主張じゃなくて、
“当たり前のこと”になってる。
昔はおかしいって言われてたことが、
時間をかけて
「それ普通だよね」に変わっていく。
参政権って、
まさにその例だと思う。

同じように、
当たり前に変わってきたことがある。
たとえば、介護。
昔は「個人の問題」ってされてたことが、
「社会で支えるもの」に変わってきた。
一人で介護してるって聞いたら、
「それは大変だ!誰か頼れない?」
「サービスを使ったら?」
って言われることが多いはず。
介護は、
一人で抱えるものじゃないって
社会が少しずつ理解してきたからだと思う。

じゃあ、
育児はどうなんだろう。
育児だって、
社会みんなで担うものって考え方が
あってもいいはず。
いつか、
「ワンオペで育児してるの!?
それは大変すぎるよ。ありえない!」
って、
当たり前に言われる社会になってほしい。
「ワンオペ育児がつらい」って言葉が、
否定されずに、
「そりゃそうだよね」って
受け止められる。
そんな世の中になったらいいなと
思ってる。
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