「映像が脳をつくる📺️」 ―テレビと距離を置いた30年―


いつか言ってみたいと思っていた事があります。 死後ではムリになってしまう、言うとなれば早くとも10年後か15年後か、、 あとどれくらいで見ておこうか?等と18歳ころから考えていました。

10代は、こんな事考えてるの俺だけ?と地元で不安に襲われた事もあります。 でも、全くそういう訳でもないらしい。

20代で地元を離れて新しい環境で、縁あってお会いする人達の中には、同じような境遇に身を置く人も結構いるな、と思うようになりました。

男40才を数えて数年、差し当たって困る事は少ないものの私は18才から自宅でテレビを見ていません。 当時になぜそうしたかは、“何となく”。 しかしこの年になり、立ち止まってふと何気なく“あながち間違いでもなかったな”と僕の場合は思います。 いくつかあった自分の好きな番組は抜きにしても、本音の部分では“家に帰ってヒマ潰しにまずテレビ点けるって、普通やけどすごく変”だと。 

他の人はあまりそうでないみたいだ、ともその後に気付きましたが、ムリにテレビの話題に合わすのも面倒なのでもうええわ、といった感じでした。

特に、見たいと思ってもおらずたまたま見てしまったつまらない番組の後には虚無感しかありませんでした。

やけに癇に障る有名人の本音の見えないコメントやらリアクションに、苛立ちややるせなさに駆られる瞬間は、私をテレビ画面から自然と遠ざけました。

20代半頃にはDVDを見るタイミングにのみテレビを使うくらいでした。

今になって思うのは、2000年以前に、あまりにも影響力を持ちすぎていたテレビ業界が嫌だったのかな、と。

瞬間的に嫌になって、理由があとから徐々に分かっていくあの感じ。

だんだんと、“ディスプレイに映していいのは見たくて流した映像のみ!”という方向へシフトしました。 

後に分かっていくのは、戦後にGHQが日本を相手に行った3S政策のScreenや、神経生理学者ジャコモ・リゾラッティらが発見したミラーニューロン効果も軽視せず考えるなら、映像を通して見たものは、ヒトの脳へ無意識下(潜在意識)、意識下(顕在意識)に少なからず影響を残すということ。 ミラーニューロン(Mirror Neuron)はパルマ大学で研究された脳神経細胞で、ある映像(経験も含む)を見たとすれば、同じ感情を持ったり行動を起こすミラーシステム(Mirror System)という働きをします。

ミラーシステムとは、ミラーニューロンが通称“モノマネ細胞”とも呼ばれているように、ムダを省いて言うなら見たものは良いものも悪いものも何でも真似してしまう、という作用の事です。

少年の私がこんな事は知りませんでしたが、受けたくもない影響は受けたくなかったし、面白くない番組なのにだらだらまてしまい休日をムダにした時の虚無感や、興味もないCMの情報量にも疲れていた気がします。 そしてミラーニューロンや3S政策を知る以前に、サブリミナル効果の存在を知った20歳ころから何故か脳や意識を守ろう、というような気持ちではあったと思います。

遡って1995年のIT革命から10年ほどでWEBが日本にも普及し始め、mixiやFacebookといったSNSが生まれ、YouTubeがテレビ需要を分散させていきました。

2015年頃からはスマートフォンの普及、Netflixなどネットコンテンツの登場で視聴者分散は加速化し、Z世代のテレビ需要は減少し続けています。

テレビ新聞ラジオのみが情報源だった時代は過ぎて、インターネットを通した独立機関や個人の発信する情報もキャッチ出来るようになった現代。 

1000年規模で考えるだけでも、マスメディアはこの100年で急激に加速した成長分野ですが、情報に飢えた100年前の逆転減少が起きていると思います。

言わば逆情報難民状態、とでも申しましょうか。

日々、洪水の如く流されてくる情報から、自分に本当に必要な情報を選び抜いて深める力が試される時代だと思っています。

すでに深める作業に専念したいなら、情報量を制限する事も必要です。

また、発信する時は、モノを売る為なら売った先の人達は結果としてどうなるか、情報なら受け取った人達に良い影響を与えられるかに気を配る事が大事ではないかと思います。

 

 

 

 

 

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