美味しい蕎麦との出合い
茶道のお話をしたから蕎麦のお話も
私が蕎麦と出会ったのは
東京でデザイナーをしていた頃です
半蔵門のダイヤモンドホテルの向かいに
「三城(さんじろう)」と言う店で食べた蕎麦でした
今は、松本に戻られて営業されています
三城は、snsで美術館の中で蕎麦を食べるみたい
と評されています
そこで初めて蕎麦を食べた日
入り口すぐのレジ横に
大きな木が生けてありました
名前が分からなかったので
女将さんに尋ねると「沙羅双樹だよ」
と教えてくれました
そこで私が、「祇園精舎の鐘の声ですね」と
会話した事が今でも印象的です
祖母が平家の落人村出身ですから
嬉しかったのです
実は、その店で蕎麦をたべるのに
1ヶ月かかりました
その当時の三城は、政財界を初め
医者や弁護士が殆どでした
昼時になると、黒塗りの車が店の前に
ずらりと並んでいました
私は三城を
同僚から「叔母が食べに行って美味しかった」
と聞いたので知りました
無謀にも毎日の様に
「1人ですが入れますか?」と尋ね続けました
無知とは恐ろしいもので
1ヶ月も続けた所でやっと
「あ、無理なんだ」と気づきました
当時は「一見さんお断り」と言う
言葉を知りませんでした(笑)
そして、意を決して
「いつ来たら食べられますか?」と聞いたところ
以外にも「次の土曜日の2時においで」と
返ってきました
そして喜び勇んでその時間に行くと
お客様は誰も居なくて私1人でした
女将さんが、仕方なく招いてくれたのです。
しばらく待っていて
とお酒の入ったお猪口と
野沢菜のお漬物がたっぷり入った
大きめの鉢を置いていき、待つ事20分位
待ちに待った打ち立ての蕎麦は
衝撃的に美味しくて感動しました
その後、退職するまでの間は
土曜日出勤する度に通っていました
問い合わせの電話がなく
仕事が捗るからと土曜日出勤する人が多い中
蕎麦目当てに土曜日出勤していた私です(笑笑)
懐かしい思い出です
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