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uenomanga
🎦映画を普通に見る(98) 『ヘル・レイザー』 クライヴ・バーカー監督/1987年
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ホラーだけど、怪物みたいなのはわりと造形的に凝っているせいか(あの裁縫箱の針山みたいな顔のキャラクターはちょっとかっこいいなと思ってしまった)、それ自体にショックは受けなかったのだが、身体的な痛さの誇張と、いきなり映る虫や鼠に絶叫する人はいるかもしれない。血もそれなりに噴出する。
こうして他人事のように書いているのは、私はその瞬間を正視していないからである。そういえば、『ガメラ 大怪獣空中決戦』に戦慄したのも、怪獣がもたらす災厄ではなく、ギャオスのゲロみたいなものを、それに寄ってきた虫までリアルに表現していたからだった。
ところで、惨劇の始まりも、ある家族の崩壊も、そこらにいるおじさんが生け贄になるのも、煎じ詰めればいい大人が性欲に振り回されまくっているからああなるので、健気な娘さんが本当に気の毒だった。しかしながら娘さんの彼氏は、この時代の男性キャラクターにしては十分すぎるほど穏健だから、掃き溜めに鶴というか、唯一の救いかもしれない。
ゲロが印象的な映画
→バビロン/デイミアン・チャゼル/2022
